2025年のオールスターゲーム は、2025年 7月に開催された日本プロ野球 のオールスターゲーム 。
概要
2017年 から引き続き、マイナビ の特別協賛により「マイナビオールスターゲーム2025 」として開催される。
今年も2試合の開催。また両試合とも指名打者 制を採用。第1戦がパ・リーグ主催、第2戦がセ・リーグ主催で開催される[ 1] 。
第1戦の行われる7月23日には横浜スタジアム周辺にて「マイナビオールスターゲーム THE FESTIVAL 2025 in YOKOHAMA 」を実施。OB選手の一打席対決や生解説を交えた第1戦のライブビューイング などが行われた[ 2] 。また第2戦の試合前には横浜BUNTAI にて「マイナビオールスターゲーム2025 スペシャルステージ supported by 勘定奉行クラウド 」が行われ、出場選手のトークショーやマスコット・チアステージ、第2戦のライブビューイングが行われた[ 3] 。両イベントはオールスターゲームと異なり、横浜DeNA球団主催・NPB共催・他11球団協力という形で行われている。
日程
本年度は第1戦がオール・パシフィック のホーム扱いで一塁側、第2戦がオール・セントラル のホーム扱いで一塁側(2試合ともビジターは三塁側)。
7月25日が第2戦の雨天予備日として設定されていた。
アトラクション
第1戦[ 4]
岩瀬仁紀 、掛布雅之 、友寄正人 (富澤宏哉 の代理)
第2戦[ 4]
ホームランダービー
キャッチボールクラシック
ファーストピッチ・セレモニー
入江陵介
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
佐々木主浩 (投手)、谷繁元信 (捕手)
出場者
太字 はファン投票による出場、※印は選手間投票による出場、☆印はプラスワン投票による出場、▲は出場辞退選手発生による補充選手、他は監督推薦による出場。
数字は選抜回数。カッコ内数字は上記回数中故障等のため不出場の回数。
なお、辞退選手は野球協約86条により球宴終了後の後半戦開始から10試合、選手登録が出来ない。ただし、登録抹消中の選手は抹消期間中の試合数を10試合から差し引かれる。
^ 右尺骨肘頭疲労骨折のため。代わりに藤嶋を選出[ 6] 。
^ 右上腕部神経障害のため。代わりに伊勢を選出[ 6] 。
^ 左内腹斜筋肉離れのため。代わりに大西を選出[ 6] 。
^ 右膝蓋腱炎のため。代わりに佐野を選出[ 6] 。
^ 右肩関節内インピンジメント症候群のため。代わりに野村を選出[ 7] 。
^ 左足関節外側靱帯損傷・左足関節三角靱帯損傷のため。代わりに藤原を選出[ 6] 。
試合結果
試合
日付
ビジター球団(先攻)
スコア
ホーム球団(後攻)
MVP
開催球場
第1戦
7月23日
セントラル・リーグ
1 - 5
パシフィック・リーグ
頓宮裕真
京セラドーム大阪
第2戦
7月24日
パシフィック・リーグ
10 - 7
セントラル・リーグ
清宮幸太郎
横浜スタジアム
第1戦
スコア
出場選手
セ・リーグ
打 順
守 備
選 手
打 数
安 打
本 塁 打
打 点
得 点
三 振
四 死 球
犠 打
盗 塁
1
[中]
近本光司
3
1
0
0
0
0
0
0
0
打中
上林誠知
1
0
0
0
0
0
0
0
0
2
[二]
牧秀悟
3
0
0
0
0
0
0
0
0
二
中野拓夢
1
0
0
0
0
0
0
0
0
3
[右]
森下翔太
4
1
0
0
0
0
0
0
0
4
[三]
佐藤輝明
3
0
0
0
0
0
0
0
0
遊
泉口友汰
0
0
0
0
0
0
0
0
0
打
坂倉将吾
1
0
0
0
0
0
0
0
0
5
[一]
大山悠輔
4
1
0
0
0
0
0
0
0
6
[指]
ファビアン
3
0
0
0
0
0
0
0
0
7
[捕]
甲斐拓也
2
0
0
0
0
0
0
0
0
打捕
坂本誠志郎
1
0
0
0
0
0
0
0
0
8
[左]
岡林勇希
3
2
0
0
1
0
0
0
1
9
[遊三]
矢野雅哉
3
0
0
0
0
2
0
0
0
パ・リーグ
打 順
守 備
選 手
打 数
安 打
本 塁 打
打 点
得 点
三 振
四 死 球
犠 打
盗 塁
1
[右]
藤原恭大
3
1
0
0
1
1
0
0
0
打右
山本大斗
1
0
0
0
0
0
0
0
0
2
[一]
頓宮裕真
4
1
1
3
1
1
0
0
0
二
滝澤夏央
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3
[三]
村林一輝
3
1
0
0
0
0
0
0
0
打三
清宮幸太郎
1
0
0
0
0
0
0
0
0
4
[指]
レイエス
3
1
0
0
1
1
0
0
0
打指
万波中正
1
0
0
0
0
0
0
0
0
5
[左]
渡部聖弥
3
1
0
0
0
0
0
0
0
左
柳町達
1
0
0
0
0
1
0
0
0
6
[遊]
野村勇
2
0
0
0
0
0
0
0
0
打遊
宗山塁
1
0
0
0
0
1
0
0
0
7
[中]
周東佑京
3
2
0
1
0
0
0
0
2
中
西川愛也
0
0
0
0
0
0
0
0
0
8
[捕]
若月健矢
3
1
1
1
1
1
0
0
0
捕
寺地隆成
0
0
0
0
0
0
0
0
0
9
[二一]
太田椋
3
1
0
0
1
1
0
0
0
セ・リーグ
選 手
投 球 回
投 球 数
打 者
被 安 打
被 本 塁 打
奪 三 振
与 四 死 球
失 点
自 責 点
マルティネス
1
6
3
0
0
0
0
0
0
敗
松葉貴大
2
24
11
6
1
0
0
4
4
清水達也
1
15
4
1
0
1
0
0
0
森浦大輔
1
12
4
1
0
3
0
0
0
藤嶋健人
1
10
3
0
0
1
0
0
0
島内颯太郎
1
10
4
1
1
1
0
1
1
石井大智
1
14
3
0
0
1
0
0
0
パ・リーグ
選 手
投 球 回
投 球 数
打 者
被 安 打
被 本 塁 打
奪 三 振
与 四 死 球
失 点
自 責 点
勝
宮城大弥
2
22
8
2
0
0
0
0
0
モイネロ
2
20
7
1
0
1
0
0
0
西口直人
1
11
4
1
0
0
0
1
0
北山亘基
2
20
6
0
0
0
0
0
0
甲斐野央
1
24
4
1
0
1
0
0
0
杉山一樹
1
9
3
0
0
0
0
0
0
パ・リーグの打順は、小久保裕紀監督が予め選手とポジションを選び、新庄剛志監督の発案により、打順をガラポン 抽選で決定し、赤玉(4番)をレイエスが引き当てた[ 9] 。
表彰選手
MVP
頓宮裕真(オリックス)
3回に松葉から3ランを放ち、2度目の出場で初本塁打を記録。オリックスの選手のMVP受賞は1988年 第1戦のブーマー (阪急ブレーブス)以来37年ぶりで、オリックス・バファローズの選手としては史上初[ 10] 。
敢闘選手賞
北山亘基(日本ハム)
6回から2イニングに登板し、自己最速タイとなる157キロをマークするなど打者6人をパーフェクトに抑えた。
周東佑京(ソフトバンク)
2回に松葉から先制適時打を放ち、4回にも安打で出塁すると元チームメイトの甲斐から二盗、三盗を成功させた。オールスターでの1イニング2盗塁は史上11人目[ 11] 。
岡林勇希(中日)
全セで唯一のマルチ安打で、5回に西口から三塁打を打った際には、相手の悪送球も重なり一気に本塁に生還した。
マイナビドリーム賞
周東佑京(ソフトバンク)
第2戦
スコア
7月24日 横浜スタジアム 33,558人
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
H
E
パ・リーグ
3
3
1
1
1
0
0
0
1
10
15
0
セ・リーグ
0
1
0
0
2
0
3
1
0
7
16
2
パ:○今井 (1回2/3)、隅田 (1回1/3)、九里 (1回)、中森 (1回)、田中 (1回)、平良 (1回)、S達 (2回) - 寺地、若月 セ:●村上 (2回)、山﨑 (1回)、グリフィン (1回)、大西 (1回)、及川 (1回)、大勢 (1回)、ジャクソン (1回)、伊勢 (1回) - 坂倉 、甲斐、坂本 勝利 :今井(1勝) セーブ :達(1S) 敗戦 :村上(1敗) 本塁打 パ:清宮幸 1号(4回ソロ・グリフィン)、頓宮2号(9回ソロ・伊勢) セ:吉川 1号(5回ソロ・中森)、佐藤輝 1号(5回ソロ・中森)、近本 1号(8回ソロ・達)審判 [球審]牧田 [塁審]笠原(1B)、土山(2B)、山口(3B) [外審]市川(LL)、青木(RL)試合開始:18時38分 試合時間:2時間43分[ 12]
出場選手
パ・リーグ
打 順
守 備
選 手
打 数
安 打
本 塁 打
打 点
得 点
三 振
四 死 球
犠 打
盗 塁
1
[遊]
宗山塁
3
2
0
1
2
0
0
0
0
打遊
村林一輝
2
0
0
0
0
0
0
0
0
2
[三]
清宮幸太郎
5
3
1
2
3
0
0
0
0
3
[一]
山川穂高
2
1
0
1
0
0
0
0
0
一
太田椋
2
1
0
0
0
0
0
0
0
打一
頓宮裕真
1
1
1
1
1
0
0
0
0
4
[指]
山本大斗
2
1
0
2
1
1
1
0
0
打指
レイエス
2
1
0
0
0
1
0
0
0
5
[中]
西川愛也
2
1
0
1
1
1
0
0
0
打中
周東佑京
1
0
0
0
0
0
0
0
0
打中
藤原恭大
1
0
0
0
0
0
0
0
0
6
[左]
柳町達
3
1
0
0
1
0
0
0
0
左
渡部聖弥
2
0
0
0
0
0
0
0
0
7
[捕]
寺地隆成
4
1
0
1
0
0
0
0
0
捕
若月健矢
1
0
0
0
0
0
0
0
0
8
[二]
滝澤夏央
3
1
0
1
0
0
0
0
0
打二
野村勇
1
0
0
0
0
0
0
0
0
9
[右]
万波中正
4
1
0
0
1
2
0
0
0
セ・リーグ
打 順
守 備
選 手
打 数
安 打
本 塁 打
打 点
得 点
三 振
四 死 球
犠 打
盗 塁
1
[中]
上林誠知
3
1
0
0
0
0
0
0
1
中
近本光司
2
2
1
1
2
0
0
0
0
2
[二]
吉川尚輝
4
3
1
1
2
0
1
0
0
3
[右]
森下翔太
5
2
0
2
1
1
0
0
0
4
[三]
佐藤輝明
5
2
1
1
1
2
0
0
0
5
[指]
牧秀悟
2
1
0
0
1
0
0
0
0
打指
大山悠輔
3
1
0
0
0
0
0
0
0
6
[一]
佐野恵太
5
1
0
1
0
1
0
0
0
7
[左]
ファビアン
2
1
0
0
0
0
0
0
0
左
岡林勇希
2
0
0
0
0
0
0
0
0
打
中野拓夢
1
0
0
0
0
0
0
0
0
8
[捕]
坂倉将吾
2
0
0
0
0
2
1
0
0
捕
甲斐拓也
0
0
0
0
0
0
0
0
0
打遊
矢野雅哉
1
0
0
0
0
1
0
0
0
9
[遊]
泉口友汰
4
2
0
1
0
0
0
0
0
捕
坂本誠志郎
0
0
0
0
0
0
0
0
0
パ・リーグ
選 手
投 球 回
投 球 数
打 者
被 安 打
被 本 塁 打
奪 三 振
与 四 死 球
失 点
自 責 点
勝
今井達也
1.2
34
8
3
0
3
1
1
0
隅田知一郎
1.1
16
6
2
0
0
0
0
0
九里亜蓮
1
20
5
1
0
0
1
0
0
中森俊介
1
20
5
1
2
1
0
2
2
田中正義
1
9
3
0
0
1
0
0
0
平良海馬
1
27
7
4
0
0
0
3
3
S
達孝太
2
21
9
4
1
2
0
1
1
セ・リーグ
選 手
投 球 回
投 球 数
打 者
被 安 打
被 本 塁 打
奪 三 振
与 四 死 球
失 点
自 責 点
敗
村上頌樹
2
34
12
7
0
0
0
6
5
山﨑伊織
1
19
5
2
0
1
0
1
1
グリフィン
1
21
6
2
1
2
1
1
1
大西広樹
1
15
5
2
0
1
0
1
1
及川雅貴
1
10
3
0
0
1
0
0
0
大勢
1
8
3
0
0
0
0
0
0
ジャクソン
1
7
3
0
0
0
0
0
0
伊勢大夢
1
17
6
2
1
0
0
1
1
第1戦同様、パ・リーグの打順はガラポン抽選で決定した。
表彰選手
MVP
清宮幸太郎(日本ハム)
1回に左前打、2回に適時二塁打、4回にソロ本塁打で、サイクルヒットに王手をかけた3安打2打点の活躍。自身2度目のオールスター出場にして、2022年 第1戦以来の2度目のMVP受賞[ 13] 。
敢闘選手賞
宗山塁(楽天)
抽選の結果1番に入り、1回に中前打で出塁してその後に先制の本塁を踏む。2回に適時打を打ち、2安打1打点の活躍[ 14] 。
近本光司(阪神)
6回の守備から途中出場も、8回の右翼ポール直撃の本塁打を含む、2打数2安打の活躍[ 15] 。
吉川尚輝(巨人)
5回にオールスター初本塁打を記録するなど3安打の活躍[ 16] 。
マイナビドリーム賞
牧秀悟(DeNA)
記録
第1戦
第2戦
1試合最多連続イニング得点:パ・リーグ、5イニング(タイ記録、2度目)[ 18]
全般
2試合シリーズ最多二塁打:森下翔太 、3(タイ記録、3度目)
やっちゃえ日産 ホームランダービー
1回戦
準決勝
決勝
第1試合(7/23)
佐藤輝明
5
第3試合(7/23)
頓宮裕真
3
佐藤輝明
6
第2試合(7/23)
清宮幸太郎
7
森下翔太
1
第7試合(7/24)
清宮幸太郎
2
清宮幸太郎
6
第4試合(7/24)
牧秀悟
7
牧秀悟
4
第6試合(7/24)
F.レイエス
2
牧秀悟
7
第5試合(7/24)
万波中正
6
上林誠知
2
万波中正
3
優勝
牧秀悟(DeNA)[ 19]
テレビ中継
中継中においては、出場中の選手がマイクを付けて中継の放送席と会話する試みがなされた[ 20] 。NPBでの同様の試みは1983年3月25日の大洋ホエールズ 対ロッテオリオンズ のオープン戦 で行われた事がある[ 21] 。また2025年のMLBオールスターゲーム でも同様の試みがなされた[ 22] 。
第2戦
テレビ朝日(EX)≪テレビ朝日系列≫[ 23]
放送時間:18:30 - 21:00(延長オプションなし)
BS朝日[ 24]
放送時間:17:30 - 18:30(ホームランダービー)
放送時間:21:00 - 試合終了(リレー中継)
テレ朝チャンネル2≪有料CS≫[ 25]
視聴率
今大会のテレビ中継における平均視聴率については以下の通り[ 26] [ 27] (いずれもビデオリサーチ調べ)
関東地区(テレビ朝日)
第1戦:世帯:8.2%、個人:4.9%
第2戦:世帯:7.6%、個人:4.5%
関西地区(朝日放送テレビ )
第1戦:世帯:13.6%、個人:8.4%
第2戦:世帯:12.7%、個人:7.5%
名古屋地区(メ〜テレ )
第1戦:世帯:10.9%、個人:6.4%
第2戦:世帯:9.3%、個人:5.2%
広島地区(広島ホームテレビ )
第1戦:世帯:16.8%、個人:11.1%
第2戦:世帯:14.4%、個人:8.4%
札幌地区(北海道テレビ )
第1戦:世帯:17.7%、個人:11.9%
第2戦:世帯:17.3%、個人:11.3%
仙台地区(東日本放送 )
第1戦:世帯:10.5%、個人:6.9%
第2戦:世帯:9.2%、個人:6.8%
北部九州地区(九州朝日放送 )
第1戦:世帯:15.3%、個人:9.3%
第2戦:世帯:16.7%、個人:10.8%
ラジオ中継
第1戦
第2戦
ニッポン放送 (LF)≪NRN…木曜ナイターネット局≫
文化放送(QR)≪非NRN扱い…HBC・CBC・ABC・RKB≫
インターネット配信
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
1950年代 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代