アクオス
![]() アクオス (AQUOS) は、シャープの液晶テレビ、スマートフォン、タブレットを中心とした映像関連機器のブランド・シリーズ。 概要アクオス (AQUOS) ブランドは2001年1月にシャープの液晶テレビ20V型 (LC-20C1)、15V型 (LC-15C1)、13V型 (LC-13C1) の発売時に液晶テレビのシリーズ愛称として採用された[1]。ラテン語の"Aqua(水)"と英語の"Quality(品質)"を合成した造語で、液晶 (Liquid Crystal) の持つイメージを表現するネーミングである[1]。 他社とは異なり、テレビ以外の製品(BDレコーダー、携帯電話、サウンドバー等)にもAQUOSブランドを使用しており、2008年6月にアクオスブランドの携帯電話が発売された[1]。 日本国内に続いてアメリカ合衆国でもブランド展開されたが、アメリカ合衆国では液晶テレビの発売に先駆けて2000年のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー (CES) で3から300型までの液晶映像商品が展示された[1]。ヨーロッパでは2001年8月のマルチメディア展示会IFA2001で本格的にアクオス製品がデビューした[1]。生産体制としては2003年にメキシコのSEMEXにおいてアクオス製品の生産が開始された[1]。2000年代後半には中国をはじめとするアジア・新興諸国にも積極的に展開している。 アクオスの発売後は、薄型テレビについては長らく液晶テレビのみを発売していたが、2020年に有機ELテレビを発売したことで、この時点で有機ELテレビを発売していない大手メーカーはサムスンのみとなった。後にサムスンはQD-OLEDを採用した有機ELテレビを発売しており、シャープも日本国内ではソニーに続いてQD-OLEDを採用した有機ELテレビを発売している。 アクオス全機種(液晶テレビ・BDレコーダー)に付属されているリモコンは「アルカリ乾電池の使用」が推奨されている(ただしシャープは乾電池自社生産より撤退したため、製品に同梱されるリモコン用お試し乾電池はパナソニックなどの他社より供給)。4K・8Kチューナー内蔵機種は従来型着脱式B-CASカードに代わり「ACASチップ」を本体に内蔵しており、デジタル放送視聴時に必須となる「B-CASまたはmini B-CASカード」を紛失・損傷する心配が解消されている。 液晶テレビ概歴1999年に一般家庭用としては国内初の中型(20V)以上の液晶テレビとしてシリーズ展開した「液晶ウィンドウ[注釈 1]」の後継シリーズにあたる。 2001年1月1日、液晶ウィンドウと入れ替わり[注釈 2] に「アクオス」として発売開始。殆どの機種の外観上のデザインは、プロダクトデザイナーの喜多俊之の設計によるものである。 2000年12月末の予告から現在までTVCMなど広告媒体のキャラクターに吉永小百合を起用しており、主な購買者層であるミドルエイジ層(F2層・M2層)への訴求を行う。最初期のTVCMは原由子と桑田佳祐が歌唱する「いつでも夢を(東京タムレ及びハラッド収録)」が使われた。当初から2004年頃まで時折キャッチコピーとして使われた「21世紀に持って行くもの」は液晶ウィンドウを踏襲している。 「液晶はシャープ」のイメージが強い一方で、最初期の2001年にPDPモデルを発売していた(「PZ-50BD3」と「PZ-43BD3」の2機種で、いずれもAQUOSブランドは使用せず)。この頃は「大画面も液晶」を貫いている現在とは異なり、パナソニック等と同じく「30インチ台までは液晶、40インチ台以上はプラズマ」という方針を採っていた[2]。後に液晶画面の大型化が進み、同社からPDPの新製品が出ることは無かった。 2003年以前に発売されたBS・110度CSデジタル放送チューナー搭載で地デジチューナー未搭載の機種には、専用のチューナーユニット(AN-DU1)が用意されている。他のメーカーの多くは地上・BS・110°CSデジタル放送対応または、地上デジタル放送のみ対応のコンポジット、S端子接続のSD画質で、このようなHD画質で地デジのみの製品は出していない。これとは別に、単体のデジタルチューナーとしてTU-HD200(2006年発売)があり、リモコンはAQUOSと共通のデザインとなっている(2003年発売の「TU-HD100」は、パナソニック製TU-MHD500のOEM)。 ![]() 2000年代中盤以降、大画面・高級機種は液晶ディスプレイを主力とする堺工場と亀山工場で、液晶ディスプレイの生産からテレビの組み立てまでを国内で行なっている(2009年以降のエントリーモデル系統はマレーシアと中国の工場で生産)。堺工場・亀山工場で製造された製品には、電器店での店頭で「亀山産」や「亀山モデル」といった産地表示が貼付され、カタログでは「世界の亀山ブランド」と記載され、工場名に一種のブランドイメージを持たせることに成功した。このような表示のきっかけは「工場の指名買い」があったためだという[3]。しかしその後の堺・亀山工場は経営が悪化し二転三転することとなった。 液晶パネルは、シャープが開発したASV液晶を採用しているが、映像エンジンは一部他社(提携を交わした東芝など)から供給を受ける。画面サイズの展開が業界で最も多く、2012年4月現在では70/60/52/46/40/32/26/24/22/20/19/16V型の計11種類をラインナップしている。60/52/46/40/22Vの現行製品はすべてフルHDモデルである。また65インチも販売していた(2010年当時、実売価格が最も安い65V型で24万円前後)。 2006年には地上波アナログチューナーのみ搭載した地デジ非対応モデル(20V型以下)の生産・発売を終了。ただし、地デジ非対応のブラウン管テレビの生産は2008年頭まで続けていた。 2007年にはそれまで発売していたDVDレコーダーとは別に、AQUOSを冠名称としたBlu-ray Discドライブ搭載の「#AQUOSブルーレイ」を発売開始。こちらのキャラクターには2008年より香取慎吾(当時SMAP)を起用。2008年にはBDレコーダーをテレビに内蔵したブルーレイ一体型テレビ、AQUOS(テレビ)DR / DXシリーズを発売[4]。テレビ側の吉永とレコーダー側の香取が寄り添う広告が制作された。BDレコーダー一体型アクオスは2011年発売「R5シリーズ」を最後に生産終了となり、2025年現在BDレコーダー一体型アクオスは販売されていない。またアクオスファミリンクメニューで「音声をシアターから出す」を選んだ場合・本体ヘッドホン端子より音声が出力されないので、ヘッドホンの音を聴きたい場合は「音声をテレビから出す」を選ぶ。 2015年6月から「AQUOS 4K」の2015年モデル(XU30ライン・US30ライン・U30ライン)発売に伴うプロモーションを実施するにあたり、新たにきゃりーぱみゅぱみゅが起用された[5]。 シャープはかつて衛星アンテナを自社生産していたが、「AQUOS」登場以前にアンテナ自社生産より撤退。現在シャープフレンドショップへ供給されるアンテナは(マスプロ電工・日本アンテナ・DXアンテナなどの)他社製品に変わっている[注釈 3]。さらにポータブルテレビは発足当初から生産していないので、シャープフレンドショップには(パナソニック「プライベートビエラ」などの)他社製品が供給されている。またアクオスに「シャープフレンドショップ(系列店)限定モデル」は発売当初から今日まで一切設定されていない。 日立グローバルライフソリューションズが「Wooo」の国内販売を2018年限りで終了したため、アクオスは「日立チェーンストール」へも供給されるようになった。また三菱電機も2021年9月限りで量販店とネット通販会社へのテレビ「リアル」出荷を終え、系列店「三菱電機ストアー」へのテレビ出荷も2024年3月限りで終了し、これを以てテレビ生産より撤退。2019年までに発売された機種が「リアル」最終モデルとなり「全機種在庫品限り」のため、三菱電機ストアーへもアクオスが供給され始めている。 4K非対応モデルの現行機種は2025年発売「2T-C43GE2(43V型)」と「2T-C32/C24/C19GE1(32V/24V/19V型)」・および2024年発売「2T-C43GF2(43V型)」と「2T-C32/C24GF1(32V/24V型)」のみで、これら機種に付属のB-CASカードはフルサイズではなく、切手・SDカード大の「mini B-CASカード」を本体側面の「mini B-CASスロット」へ差し込む方式なので、カードの紛失・誤飲に十二分注意が必要。40V型以上の4K非搭載機種は2T-C43GE2を最後に生産終了となり、今後の4K非搭載機種は32V型以下のパーソナルモデルのみとなる。42V型モデルは2024年限りで生産終了となり、2019年発売「2T-C42BE1」が最終モデルとなった。 アナログAV入力端子は2023年以降製造機種よりミニジャックへ変わり、市販の「ピンプラグ - AVミニ端子変換ケーブル」が別途必要。D入力端子は廃止された。 シャープ純正テレビ台(アンプ・スピーカー付き「ラックシアター」も含む)の生産はブラウン管テレビ終焉と共に終了したため、シャープ製品取扱店ではハヤミ工産(「TIMEZ」ブランド)・朝日木材加工などの他社製テレビ台を仕入れている。 国内シェア海外ではシェアを喪失したが、国内では「液晶はシャープ」のイメージが強く、AQUOSが大きなシェアを占めて2008年度の液晶テレビの日本国内シェアは42%前後で1位。2021年3月に東芝TVS REGZAに抜かれるまで16年にわたってトップシェアを維持した[6]。 年表
液晶モデル一覧現行モデル(2025年7月現在)数字は型(インチ)。Vは「ヴィジュアルサイズ」の略で、実際の画面サイズ換算(ブラウン管比では+2型相当)となる。すべて地上デジタルテレビジョン放送・BSデジタル放送・110度CSデジタル放送チューナー内蔵。 現行モデルのほとんどは「AQUOSファミリンク」に対応する(ファミリンクメニューで「音声をシアターから出す」を選んだ場合・本体ヘッドホン端子からは音声が出力されないので、本体ヘッドホンの音を聴きたい場合は「音声をテレビから出す」を選ぶ)。 型番は発売当初から長らく"LC-"から始められていたが、2018年発売モデルで型番が一新され、8K UHDモデルは"8T-"から、4K UHDモデルは"4T-"から、フルハイビジョン/ハイビジョンモデルは"2T-"からそれぞれ始まるようになった。
4K 8Kテレビ放送(BS8K/BS4K/110度CS4K)の受信に対応した8K/4Kチューナー搭載した8K UHDモデル。2023年4月時点におけるAQUOSのフラッグシップモデルに位置付けられる。4Kチューナーは2基搭載されており、別売りの外付けハードディスクへ録画中に別チャンネルのBS4K/110度CS4K放送の視聴が可能である。BS8K放送はシャープ純正の外付けハードディスク(8R-C80A1)を組み合わせることで録画も可能である。音響パワー体積密度補正を行う「Eilex PRISM」と「VIR Filter」も採用された。 DX1ラインは液晶と有機ELそれぞれの利点を兼ね備えた映像技術「XLED(エックスレッド)」を採用。バックライトに使用するLEDがmini LEDとして高密度化され、微細なエリア毎に映像と連動させて分割駆動することで高輝度映像の再現を可能にする「アクティブmini LED駆動」や近接するエリアの輝度解析を行い液晶とLEDの駆動の制御を最適化する独自回路「フレアブライトネス」を搭載。「リッチカラーテクノロジー」はナノサイズの半導体粒子で光波長変換を行う量子ドットを採用した「量子ドットリッチカラー」に、画像処理エンジンは映像本来の質感や輪部を映像信号からリアルタイムに復元する「オブジェクト プロファイリング」、入力フォーマットに応じて明暗描写を最適化させる「スマートアクティブコントラスト」、輝度信号を解析して映像本来の明るさを推測して復元させる「輝き復元」などを備えた「Medalist Z2X」へ進化。サウンドシステムはハイトミッドレンジを追加して8スピーカーに増強した「AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS(アラウンド スピーカー システム プラス)」となり、音楽番組や音楽ライブ配信などに対応した「音楽ライブ」モードも搭載された。リモコンはCX1ラインではNETFLIX・Prime Videoを下部に、YouTubeを中央に分散して配置されていた「アプリダイレクト」ボタンを上部に移して1ヶ所に集約し、種類もU-NEXT・hulu・ABEMA・Paraviを加えた7つに拡充。録画番組操作ボタンを中央から下部に移動し、スリム化・軽量化も図られた新型となった。音声操作は後述するDW1ライン・DN1ライン同様にリモコン操作だけでなくハンズフリー操作にも対応した(本体スイッチでマイクの無効化も可能)。フレームは0.2cmの狭額縁金属製を採用した「フローティングディスプレイ」となった。本ラインは「AQUOS XLED」を名乗る。
液晶と有機ELそれぞれのメリットを兼ね備えた映像技術「XLED(エックスレッド)」を搭載した4K UHDモデル。8K UHDモデルのDX1ライン同様、「AQUOS XLED」を名乗る。 GP1ラインは、既存の「N-Blackパネル」が量子ドット技術の採用によって視聴位置による色変化を軽減させた「N-Black Wideパネル」へ、画像処理エンジンは「AI超解像」と「アニメ・ネットクリア」の2つの機能が追加されにてネット動画に対応、「環境センシング」が部屋の色温度の検知による調整が可能となり、音質も自動調整が可能となった改良型「AIオート」を備えた「Medalist S5X」を採用。HDR規格の一つである「ドルビービジョン」は部屋の明るさに応じて画質を自動で最適化させる「Dolby Vision IQ」に対応した。ハイトスピーカーに備わっている金属製のパンチングネットは開口率を向上させるため六角形に変更された。リモコンに備わっている「アプリダイレクトボタン」はParaviがFODへ変更、YouTubeとDisney+を5段目へ移動され、4段目にNet-VISIONとTVerを追加して10個に拡充された。放送波同士(4K放送同士を除く)または放送波+HDMIを左右2画面に表示可能で、大小の画面の組み合わせも可能な「ズーム2画面」も搭載された。4K 144Hz VRR入力やWi-Fi 6Eにも対応した。サイズは75V型・65V型・55V型の3サイズに集約された。 GP2ラインは、液晶パネルがEP1ラインと同じ「N-Blackパネル」が採用され、「4Kスポーツビュー」を非搭載化。サウンドシステムがハイトスピーカー(ミッドレンジスピーカー+ツィーター)なし・ミッドレンジスピーカーを2つに減らした「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」となり、ハンズフリー音声操作が非対応、HDMI入力端子が4K 120Hz入力対応へグレードダウンされる。サイズは50V型と43V型の2サイズが設定される。 HP1/HP2ラインは、画像処理エンジンが「Medalist S6X」に変更され、既存の「AIオート」に遠近感(精細感・明暗)を自動補正する「空間認識AI」を追加。「Sleipnir TV ウェブブラウザ」や「ESET SMART TV SECURITY」が搭載され、テレビの画面上でのサイトの閲覧やセキュリティ対策が可能となった(利用の際はダウンローダーアプリからインストールし、利用規約やプライバシーポリシーへの同意が必要)。ゲーム機能では、リモコンのカーソルキーで画面サイズを25%~70%の10段階で縮小したり、画面の表示位置を9か所から選べる「リサイズ機能」を追加。リモコンの「クイック」ボタンから利用頻度が高い設定の項目を表示し、編集も可能な「クイックメニュー」を追加。USBハードディスクに録画された番組の再生機能が強化され、「早見・早聞き再生」は音質モードで「AIオート」設定時に人の声を聞きやすく自動調整されるようになり、再生の際にリモコンの十字ボタンを押して緊急情報の情報表示部分をL字型にカットして全画面で再生する「L字カット再生」を追加。番組表も改良され、ビジュアル表示がなくなる代わりに登録ワードにヒットした番組のみをハイライト表示する「マイセレクト」を搭載した。
4Kダブルチューナー搭載4K UHDフラッグシップ・ハイグレードモデル。 GN1/GN2ラインは画像処理エンジンに改良型「AIオート」を備えた「Medalist S5」が採用され、HDR規格の一つである「ドルビービジョン」は「Dolby Vision IQ」に対応。「ズーム2画面」も搭載され、Wi-Fi 6Eにも対応した。C75GN1はGP1ラインと同じ「N-Black Wideパネル」が採用され、HDMI入力端子が4K 144Hz VRR対応となる。
4Kダブルチューナー搭載4K UHDモデル。 GL1ラインは画像処理エンジンに「4K超解像コンバート」と「ネット動画クリア補正」で構成された「Medalist L1」が採用され、「音楽ライブ」モード・「ビジュアル番組表」・「AQUOSスクリーンタイム」を非搭載化。「Eilex PRISM」・「VIR Filter」・「AQUOSファミリンク」を非対応としたスタンダードモデルへ位置づけを変更。サイズラインナップは55V型と75V型が復活、42V型は43V型に差し替えたことで、EL1ラインと同じ5サイズとなった。
4Kダブルチューナーを搭載し、ネットワーク関連の機能を省いた4K UHDシンプルモデル。 バスレフ型スピーカーボックスが採用されており、50V型には「フロントリフレクター」、60V型には「FRONT OPEN SOUND SYSTEM」が搭載されている。リモコンはテレビ視聴とUSB外付けハードディスクの録画・再生に特化してボタンの数を少なくした「シンプルリモコン」となる。 CH1ラインでは、サイズラインナップが一部変更となり、40V型が設定されない替わりに、55V型が設定された。BH1ラインでは60V型に搭載されていた「FRONT OPEN SOUND SYSTEM」は50V型と55V型に搭載(65V型は非搭載となる)。曜日ごとに細かく設定可能なプログラムタイマー式の「おはようタイマー」が搭載された。
中・小型のスマートハイビジョンモデル。 GF1/GF2ラインは液晶パネルに低反射処理が施され、4K UHDモデルのGL1ラインに搭載されている画像処理エンジン「Medalist L1」をハイビジョンモデル用に「4K超解像コンバート」を「精細感復元」に変更して搭載。リモコンの「アプリダイレクトボタン」はParaviをFODに置き換え、Net-VisionとTVerを追加して10個に拡充。EF1ラインでは非対応だった「COCORO VISION」や「COCORO HOME」に対応した。GF1ラインはスピーカー開口部にリフレクター構造が採用される。GF2はフルハイビジョン仕様の43V型のみの設定となる。
中・小型のスタンダードハイビジョンモデル。 GE1/GE2ラインはGF1/GF2ライン同様に液晶パネルに低反射処理が施されるほか、GE1ラインはGF1ライン同様にスピーカー開口部にリフレクター構造が採用され、19V型と24V型はヘッドフォン端子を前面に搭載した。BE1ラインで搭載されていたおまかせオートチャプター機能やDLNAプレーヤー(ホームネットワーク)機能は非搭載、AQUOSファミリンクは非対応となった。サイズラインナップはGE1ラインは後述するDEシリーズのハイビジョンモデルを引き継ぎ32V型・24V型・19V型の3サイズを設定、GE2ラインはBE1ラインを引き継ぐ43V型のみとなる。
法人向けモデル
広色域技術「リッチカラーテクノロジー」や「AQUOS 4K-Master Engine PRO II」を備え、インターネットやホームネットワーク機能に対応した4K UHDモデル。別売の壁掛け金具を用いた壁掛け設置を想定したモデルとなっており、スタンドはオプション対応となる。
VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス(TSUTAYA TV・ひかりTV・アクトビラ・クランクイン!ビデオ・DMM.com等)をLAN配信経由で利用可能なインターネット機能や直下型LEDバックライトを搭載した中型スタンダードモデル。 CB1ラインはAB1ラインでは2系統だったHDMI入力端子を3系統に増強されている。
過去に発売されたモデルX1系8K UHDモデル(8K/4Kチューナー搭載)。
W1系8K UHDモデル(8KチューナーはDW1ラインのみ搭載)。
P1系4Kダブルチューナー・XLED技術搭載4K UHDモデル。
L1系4Kダブルチューナー搭載4K UHDハイグレードモデル。
N1/N2系4Kダブルチューナー搭載4K UHDモデル。
H1系4Kダブルチューナー搭載4K UHDシンプルモデル。
U1系Uシリーズ後継の4K UHDモデル。AU1ラインは4Kチューナー非搭載だったが、EU1ラインは4Kダブルチューナーが搭載された。
M1系4K UHDハイグレードモデル(4Kチューナー非搭載)。
J1系4K UHDスタンダードモデル。AJ1ラインは4Kチューナー非搭載だったが、BJ1ライン以降は4Kダブルチューナー搭載となった。
K1系法人向け4K UHDモデル。
F1系中・小型スマートハイビジョンモデル。
E1系中・大型スタンダードモデル。
B1系法人向け中型スタンダードモデル。
DEシリーズ中・小型パーソナルモデル(インターネット機能非対応)。フルハイビジョン・22V型は本機が最終モデルとなった。
AP/AFシリーズ2018年発売のモニター部とチューナー部が分離したポータブルモデル。APシリーズはモニター部がタッチパネルとなり、チューナー部に500GBのハードディスクを搭載。AFシリーズは視聴に特化したシンプルモデルとなる。2021年3月限りで生産終了となり、これを以てシャープはポータブルテレビ生産から完全撤退。現在は据置19V型がアクオス最小モデルとなり、現行アクオスポータブルオプションは「他社製テレビも操作可能な防水リモコン(別売単4アルカリ乾電池2本使用)」のみとなった。
ADシリーズUSB外付けハードディスクによる裏番組録画に対応した小型パーソナルモデル。
BKシリーズインターネット機能を搭載した法人向け小型スタンダードモデル。BK40ラインはK40ラインがベースで、カラーはブラックのみの設定。裏番組録画専用チューナーを追加したダブルチューナーとなった。
Uシリーズ4K UHDモデル。
Xシリーズ薄型スタイリッシュモデル。XF・X5ラインは「クアトロン」と「UV2A技術」を搭載し、「AQUOSクアトロン」を名乗る。X5ラインは「THX 3D 認定ディスプレイ規格」を取得(THX映画モード(メニューではAVポジション[映画THX])搭載)。XLラインはXF・X5ラインと同じ「AQUOSクアトロン」を名乗るが、「モスアイパネル」を搭載する。XUライン・XGライン・XDラインは4K UHDモデル。X500ラインは8K UHDモデルとなる。
Rシリーズ当初はシリーズ中のフラッグシップモデルに位置付けられ、フルスペックハイビジョン機として世界で初めて120Hz倍速技術を搭載。大型機を中心に展開ていた。一旦はシリーズ名が途絶えていたが、その後、Blu-ray Discドライブを搭載したR5ラインの設定によりシリーズ名が復活し、録画モデルに移行した。
Tシリーズ液晶テレビとして世界初のTHX認証モデル(受注生産品)。RX1Wシリーズがベース。
Zシリーズ高速応答液晶パネル「ハイスピードUV2A」を搭載した「AQUOSクアトロン3D」の外付けUSBハードディスク録画対応モデル。Z9ラインでは2番組同時録画・裏番組録画・バッファロー製ハードディスク「レコロング」による長時間録画も可能である。
Lシリーズ新開発の「UV2A」技術を搭載したハイスペックモデル。LX1は「LED AQUOS」の愛称だが、LX3・LV3・LB3は4原色技術「クアトロン」が追加され、愛称も「AQUOSクアトロン」となる。「THX 認定ディスプレイ規格(LBラインは「THX 3D 認定ディスプレイ規格」)」を取得している。THX映画モード(メニューではAVポジション[映画THX])搭載。
Qシリーズ4原色技術「クアトロン」と「UV2A技術」を採用し、LEDバックライトを搭載したことで高画質と省エネを両立。さらに、外付けUSBハードディスク録画に対応するとともに、ダブルチューナー搭載により視聴中に裏番組の録画ができる(2番組同時録画は不可)。
Gシリーズシリーズ中のハイエンドモデル。中・大型機を中心に展開していた。
W/BWシリーズ「UV2A技術」液晶パネルを搭載するとともに、地上デジタルダブルチューナーの搭載により外付けUSBハードディスク(W5ライン以外はバッファロー製長時間録画ハードディスクを含む)と接続して裏番組録画ができる大画面スタンダードモデル。W9ライン・W10ライン・W20ライン・W25ライン・W30ラインはMHL対応スマートフォン連携対応。BWシリーズはWシリーズをベースにした法人向けモデルである。
Fシリーズチューナー部とディスプレイ部を分離し、ワイヤレス接続することで設置性を高めたセパレート式モデル。FE1ラインは電源がない場所でも使えるバッテリー内蔵型。
SシリーズSCライン・SEラインは「UV2A技術」とLEDバックライトを搭載した"LED AQUOS"の普及モデル。テレビから離れた時やテレビの前で寝てしまった時など、画面の前の人の動きを感知して自動的に節電するムーブセンサーを搭載。その後、Hシリーズ後継のスタンダードモデルとしてS5ラインが設定された。
Pシリーズ中・小型パーソナルモデル。
Vシリーズ外付けUSBハードディスク録画対応のスタンダードモデル。V7ラインは業界初となるバッファロー製長時間録画ハードディスク「レコロング」に対応
Dシリーズ中~小型のラインナップが中心だが、DXライン・DZラインでは大型モデルもラインナップされていた。
BシリーズAシリーズの後継として発売された普及モデル。後に60v型のスタンダードモデルが発売されていた。
Aシリーズ
Jシリーズ外付けUSBハードディスク(バッファロー製長時間録画ハードディスクを含む)やMHL対応スマートフォン連携に対応した「スラントデザイン」採用スタイリッシュモデル。
Eシリーズ
H/BHシリーズ中型サイズが中心の外付けUSBハードディスク録画(バッファロー製長時間録画ハードディスク「レコロング」を含む)対応スタンダードモデル。H9ライン・H10ライン・H11ライン・H20ラインはMHL対応スマートフォン連携に対応。BHシリーズはHシリーズをベースにした法人向けモデルである。
K/BKシリーズ小型パーソナルモデル。K5ライン以降のモデルは外付けUSBハードディスク録画(K9ライン以降のモデルはバッファロー製長時間録画ハードディスク「レコロング」を含む)に対応、K9ライン以降のモデルはMHL対応スマートフォン連携にも対応。BKシリーズはKシリーズをベースにした法人向けモデルである。
MXシリーズスマートフォンとの連携に重点を置いた"スマホライフAQUOS"。外付けUSBハードディスク録画(バッファロー製長時間録画ハードディスク「レコロング」を含む)・Miracast・Bluetooth対応。カラーはスピーカーネットの色が異なる3色を設定する。
NEシリーズパーソナルハイビジョンモデル。本体カラーは4色から選べ、本体同色のリモコンが付属される。
その他ワイドモデル
4:3モデル(デジタル放送対応)
4:3モデル(デジタル放送非対応)
有機ELモデル一覧2020年5月に発売された有機ELモデルは、2021年発売モデルで愛称を「4K有機EL」から「AQUOS OLED」へ改められ、「AQUOS」ブランドとして位置づけられることとなった。
4Kダブルチューナー搭載4K UHD有機EL・ハイグレードモデル。 GS1ラインは既存の「クライマックスドライブ」回路にパネル特性に関する独自のデータベースを加えた「クライマックスドライブ2.0」回路へ強化され、画像処理エンジンは「AQUOS XLED」のGP1/GP2ラインと同じ「Medalist S5X」となった。「AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS」はハイトスピーカー保護用の金属製パンチングネットの開口部を丸形から六角形に変えたことで開口率を向上した広開口タイプとなり、無線LANは6GHz帯を使用するWi-Fi 6Eに対応。「ズーム2画面」が搭載され、4K/144Hz VRR入力に対応した。 HS1ラインは粒子ドット有機EL(QD-OLED)パネルの発光層が最新世代となり、それに伴って「クライマックスドライブ3.0」回路へ強化。画僧処理エンジンは「AQUOS XLED」のHP1/HP2ラインと同じ「Medalist S6X」となった。「Sleipnir TV ウェブブラウザ」と「ESET SMART TV SECURITY」の搭載、「リサイズ機能」「クイックメニュー」「L字カット再生」の追加、「早見・早聞き再生」や番組表の改良も行われた。
4Kダブルチューナー搭載4K UHD有機EL・スタンダードモデル。「4K有機EL」の愛称で発売されていたCQ1ラインの後継となる。 GQ1/GQ2ラインは画像処理エンジンがGN1/GN2ラインと同じ「Medalist S5」となり、GS1ライン同様に「ズーム2画面」が搭載され、Wi-Fi 6Eに対応。GQ1ラインはGS1ライン同様に4K/144Hz VRR入力に対応した。新設のGQ3ラインは画像処理エンジンをFQ1ラインと同じ「Medalist S4」とし、音質面はEQ1/EQ2ラインと同じ「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を搭載。無線LANはWi-Fi 6対応となり、「ズーム2画面」は非搭載となる。 HQ1/HQ2ラインは画像処理エンジンが「Medalist S6」となり、HS1ライン同様に「空間認識AI」を追加。HS1ライン同様に「Sleipnir TV ウェブブラウザ」と「ESET SMART TV SECURITY」の搭載、「リサイズ機能」「クイックメニュー」「L字カット再生」の追加、「早見・早聞き再生」や番組表の改良も行われた。HQ2ラインは「スパークリングドライブ」回路が新たに搭載された一方、音質面はEQ3ラインと同じ「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」へグレードダウン。55V型と65V型を追加して4サイズとなった。
過去に発売されたモデルS1系4Kダブルチューナー搭載4K UHD有機EL・ハイグレードモデル。
Q1/Q2系4Kダブルチューナー搭載4K UHD有機EL・スタンダードモデル。
携帯電話(フィーチャーフォン)・スマートフォン・タブレットスマートフォンとタブレットは、2014年4月以降に発売されたモデルから「AQUOS」ブランドに統一された[12]。 概要かつてはスマートフォンを「AQUOS PHONE」、タブレットを「AQUOS PAD」と名乗っていたが、2014年4月以降全ての機種において「AQUOS」ブランドに統一されることとなった。 2017年から、これまでキャリアごとに別だったモデル名称が統一され、夏発売のハイエンドモデルは「AQUOS R」、冬発売のスタンダードモデルは「AQUOS sense」となった[13][14]。「R」には「Reality(臨場感のある映像美)」「Response(なめらかで俊敏なレスポンス)」「Robotics(人工知能がかしこくサポート)」「Reliability(長く使える信頼性)」の意味が込められている。 2018年現在スマホの国内出荷台数のシェアで、シャープはアップルに次ぐ2位となっている[15]。 モデル名称機種の特徴を端的に表すアルファベット数文字のサブネームが付いており、以下のシリーズがある。 現在
過去
フィーチャーフォンである「AQUOSケータイ」「AQUOS K」は、AQUOSケータイで記載する。 液晶科学技術振興機構が開発し、シャープが量産化した「IGZO」を搭載している[16] が、一部モデルでは「S-CGシリコン液晶」を搭載している。 解像度はフィーチャーフォンを除きHD/フルHDで、フィーチャーフォンを除く全ての機種に全面フルタッチパネルを搭載。 2018年冬モデルで登場した「AQUOS zero」シリーズは自社製の有機ELが搭載されている[17]。シャープは堺市の工場に投資を行い、自社でスマホ向けの有機EL生産を開始していた[15]。 モデル
ドコモ スマートフォン「AQUOS R」「AQUOS sense」「AQUOS ZETA」「AQUOS EVER」「AQUOS Compact」
Lシリーズ/Vシリーズ「AQUOS zero」「AQUOS R」「AQUOS sense」「AQUOS SERIE」「AQUOS SERIE mini」「AQUOS U」
Gシリーズ「AQUOS zero」「AQUOS R」「AQUOS sense」
UQ mobile(KDDI・沖縄セルラー電話)スマートフォン「AQUOS sense」「AQUOS L」
SoftBank(ソフトバンク)SoftBank スマートフォン「AQUOS zero」「AQUOS R」「AQUOS sense」「AQUOS ea」「AQUOS Xx」「AQUOS CRYSTAL」
スマートフォン「AQUOS sense」「AQUOS Xx」「AQUOS CRYSTAL」
Rakten Mobile(楽天モバイル)スマートフォン「AQUOS R」「AQUOS sense」
J:COM MOBILE(ジュピターテレコム)
SIMフリー端末
「AQUOS Crystal」
インドネシア向けモデル「AQUOS Crystal SH825Wi」
「AQUOS Phone」
その他「AQUOS Phone」
インターネット AQUOSAQUOSには「インターネット AQUOS」と呼ばれる、地上波アナログ/地上波デジタル/BS・CS110度デジタル衛星チューナーを搭載したパーソナルコンピュータをセットにしたモデルも存在する。かつてシャープのテレビ事業部が発売していたX1やX68000の再来と評価する向きもある[要出典]。実際、十数年ぶりに「パソコンテレビ」の名称が復活している。カラーリングも初代X1を彷彿とさせるレッド・ホワイトが追加されている。パソコン側にデジタルチューナーが搭載されていないモデルもある。ブロードバンド環境でインターネット AQUOSを設置する場合、テレビモニター側とパソコン双方にLAN接続用端子があるため、ハブなどの装置が必要である。マウスは付属せず、ノートパソコンと同様のタッチパッドを専用キーボードの右端に備える。市販のUSBマウスやキーボードを組み合わせれば一般的なデスクトップと同じようになる。リモコンにもタッチパッドが付いており、リモコンだけでテレビとパソコンの両方を操作できるようになっている。2007年以降、販売は行ってはいるものの新製品は出ていない。 ラインナップ全機種Windows Vista搭載である。
AQUOSハイビジョンレコーダーアナログ時代、初代地上デジタルチューナー搭載レコーダー「DV-HRD2/20/200」は「D-combo」ブランドで展開していたが、デジタルチューナー搭載モデルでは2005年より液晶テレビと同じ「AQUOS」ブランドで展開している。 2002年に世界で初めてBSデジタルチューナーを搭載した機種を発売し、2004年には業界初の地デジ内蔵モデルを発売した。現行モデルでは基本的な利用方法をアニメーションで解説する「おたすけ博士」を用意している。 i.LINK端子の搭載にも積極的で、2004年以降発売のデジタルチューナーモデルのうち、DV-AC32/AC34/ACV32を除く全機種でTS入出力対応のi.LINK端子を搭載している。(ただし、DV-AC52/55/ACV52ではDV/HDVに非対応でTSのみの対応のためビデオカメラとの接続は不可能。) 大手メーカーのDVD/BDレコーダーの中で唯一、番組連動データ放送をデジタルチューナー搭載全モデルでHDDもしくはBDに録画/再生することが可能となっている。2008年2月までに発売されたモデルはDRモードのみの対応のためDVDへは不可。2008年7月発売のBDレコーダー、BD-HDW22/25/30以降の機種ではAVCトランスコーダ搭載により圧縮後もデータ放送の記録が可能。 DVD-RW陣営であり、現在でもDVD-RAMは再生のみの対応を貫いている。イメージキャラクターは香取慎吾を起用していた。 ダビング10は2007年2月以降に発売されたモデルで対応している [1]。 ラインアップ2005年発売モデル
2006年発売モデル
2007年発売モデル
2008年発売モデル
AQUOSブルーレイシャープは2004年にもBlu-ray Discレコーダーを発売したことがあるが、2007年以降に本格的に投入されたBlu-ray機器にはAQUOSブランドを冠して展開している。AQUOSファミリンクに対応。 HDD非搭載などユニークな商品をラインナップしたが、売れ筋のHDD搭載機が発売延期を繰り返した影響があり、2008年春まではソニー・パナソニックに後れを取っていた。同年夏の北京オリンピック商戦では両社と対抗しうる新機種を発売して巻き返し、それ以降は3社が互角のシェア争いをしている。 2011年のアナログ放送停波までに全てのレコーダーのBlu-ray Disc化を完了。全メーカー中のBlu-ray Discレコーダーとしては、近年に発売されたモデルまで(2014年発売モデルまで)D端子を搭載していた(2011年発売モデルと2015年発売モデル以降の全モデルを除く)。シングルチューナーモデルの生産は2018年限りで終了し、現行モデルは上位機種がトリプルチューナーを、下位機種でもWチューナーをそれぞれ搭載している。500GB容量HDD搭載機種は2022年発売「2B-C05EW1」を最後に生産終了となり、(4Kチューナー非搭載の)他機種と4Kチューナー内蔵全機種は下位モデルでも1TB容量HDDを搭載している。 4Kチューナー搭載モデルは「ACASチップ」を本体に内蔵しているためB-CASカード不要。4Kチューナー非搭載モデルに付属のB-CASカードはフルサイズカードを用いる。 全機種「同軸アンテナ線」が1本付属されているが径が細いため、「付属アンテナ線は地デジ専用としてBDレコーダー・アクオス相互間の地デジアンテナ入出力端子をつなぐためだけに用い、BDレコーダーとアクオス相互間をつなぐBS・110度CSアンテナ線と・壁面アンテナコンセントと本機をつなぐアンテナ線およびBS/地デジ分波器については、4K/8K対応の市販品を別途用意する」よう指示(アンテナ線接続器具は「外れにくく外来ノイズや振動にも強い金属製のF型接栓またはプラグ」を推奨。アナログ時代の樹脂製アンテナプラグは外来ノイズや振動に弱く外れやすいため、画面や音声が途切れる場合あり)。HDMIケーブルは全機種別売りで・シャープはその自社生産をしていないため、「4K/8K対応ハイスピードタイプの市販品を別途用意する」よう指示されている。 2020年以降発売機種は上位モデルを中心にアナログAV入力端子の廃止が進み、年式が進むにつれ従来型アナログ再生機器からのダビングが可能な機種は大幅に減少。2022年秋冬以降のモデルは(Wチューナーモデルも含め)全機種アナログAV入力端子を廃止した。またヘッドホン端子は全機種非搭載なので、ヘッドホンはTV受像機やアンプなどを経由してつなぐ形となる。光デジタル出力端子は2016年以降発売機種より全廃されたため・デジタルコードレスサラウンドヘッドホンとの組み合わせはできなくなり、ホームシアター(アクオスオーディオ)とはHDMI接続のみ可。 2024年以降モデルより本体はパナソニック「DIGA」と共通デザインに変更され、取説内容もディーガと共通化されている(リモコンはアクオス独自デザイン)。BDレンズクリーナーはパナソニック「DIGA」用の「RP-CL720A」も使用可能。 4Kチューナー非搭載機種の現行モデルは、2024年発売のトリプルチューナーモデル「2B-C20GT1」と・Wチューナーモデル「2B-C20/C10GW1」のみとなっており、2025年以降は4Kチューナー搭載機種へ一本化される予定。 再生専用機(BD/DVDプレーヤー)の生産は据置・ポータブル共に2011年限りで終了。現行モデルは録再機(BDレコーダー)のみとなっており、現在シャープは国内大手メーカーで唯一BD/DVDプレーヤーを販売していない。 ラインアップ2007年発売モデル
2008年発売モデル
2009年発売モデル
2010年発売モデル
2011年発売モデル
2012年発売モデル
2013年発売モデル
2014年発売モデル
2015年発売モデル
2016年発売モデル
2017年発売モデル
2018年発売モデル
2019年発売モデル
2020年発売モデル
2021年発売モデル
2022年発売モデル
2024年発売モデル
AQUOS 4Kレコーダー4K放送対応レコーダー。2014年6月発売の初代モデルと2018年11月発売の2代目モデル以降では仕様が全く異なり、型番も異なっている。
AQUOSオーディオAQUOSファミリンク対応のシアターラックシステムは「AQUOSオーディオ」と呼ばれている。シャープの特徴である「1ビット再生」を生かし、AQUOSファミリンク対応のAQUOSおよびAQUOSハイビジョンレコーダー/AQUOSブルーレイとの連携で簡単操作やサウンドモード自動切換えができるのも特徴である。 登場初期は「AQUOSサラウンド」という名称であったが、2世代目からは「AQUOSオーディオ」という名称になっている。2010年以降製造の機種は「ARC(オーディオリターンチャンネル)」に対応しており、アクオス2010年以降モデルと組み合わせる場合に限り光デジタルケーブル接続が不要となり、HDMIケーブル1本のみでシアターからテレビの音を出せるようになった。4Kアクオスブルーレイと4K・8Kアクオスとを組み合わせる場合、シアターが4Kパススルー非対応機種の場合はテレビ・BDレコーダー双方を直接HDMI接続し、シアターは別系統で独立させて4K・8KアクオスのARC対応HDMI端子へつなぐ。 ラックシアター(アンプ・スピーカー付きテレビ台)の生産は2017年までに終了し、現行モデルはシアターバータイプのみとなっている(アクオスカタログには「斡旋共用テレビ台および壁掛け金具」として朝日木材加工製品を掲載)。 AQUOSフォトプレーヤーデジタルカメラや携帯電話で撮った写真をテレビにつないでハイビジョン画質で見ることができるAQUOSファミリンク対応のフォトプレーヤー。スライドショー機能やプリント機能も搭載。2008年現在3モデルが発売中。 AQUOSファミリンクAQUOSとAQUOSハイビジョンレコーダーおよびAQUOSオーディオ/サラウンドをHDMIで接続し、一つの操作系(リモコン等)で全ての機器を制御可能とする機能である。2006年より採用が始まっている。 →詳細は「AQUOSファミリンク」を参照
競合他社製品薄型テレビ
DVD/BDレコーダー
脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク |
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