『タカトシ温水の路線バスで!』(タカトシぬくみずのろせんバスで!)は、2008年3月2日よりフジテレビで放送されている旅バラエティ番組。
かつては『タカトシ・温水が行く沿線の旅』として、主に祝日や日曜日の午後に年間3 - 4回程度不定期放送していた。不定期放送時代では、主に東京都内の鉄道沿線を食べ歩く3人の珍道中を放送。2012年9月から2015年3月までは、土曜日12:00 - 13:30(2013年3月まで12:30 - 13:30)『ぶらぶらサタデー』枠で『有吉くんの正直さんぽ』と交互に放送されていた。その後、2015年4月から2016年3月まで『ぶらぶらサタデー』の枠が当番組のみの冠となり(定時の放送枠として廃止)放送時間が変更され、土曜の午前もしくは日曜の夕方に月1 - 2回の放送となっていた。
2016年4月から1年ぶりに『ぶらぶらサタデー』が放送枠として土曜日12:00 - 13:30に復活。そのため『タカトシ温水の路線バスで!』はこの時間帯に戻った。
内容
- 不定期放送時代は『タカトシ・温水が行く』が通称で、タカアンドトシと温水洋一が、主に東京都内の鉄道沿線の商店街を食べ歩くオールロケの旅番組であった。毎回変わるゲストとともに、ラーメン屋、居酒屋、その土地の珍しいものを1日かけて食べ歩くが、支払いは必ず温水がやらされることが定番になっていた[1]。
- 2013年4月6日から同年9月28日までは三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)がレギュラー出演していた。この期間のみ、一時的に沿線食べ歩き企画が復活していた。
- 番組内では、1970〜1980年代のフォークソング・歌謡曲を中心としたBGMが流れる[2]。
- 2013年10月以降は路線バスの旅に変更され、現在も路線バスの旅として放送されている。
- 『路線バスで!』においては、画面右上のテロップに、今回のゴールでの料理・食材の名前が表示される。
- 番組冒頭から、または途中からゲストが加わる形になっている。途中から加わるゲストは、旅の途中で偶然タカアンドトシ・温水に出会った体で「いつものアレですか?」と聞いてから合流するのがお約束。また、番組冒頭からのゲストは、仕事や撮影の都合などの体で途中離脱するのもお約束(よって、冒頭から登場して最後まで旅を続け、ゴールの料理にありつけるゲストはいなかった)だったが、2015年8月以降は番組冒頭からのゲストが終盤まで出演するようになった。2017年3月11日「群馬驚きのフルーツトマト」・25日放送「そして神戸 異人館〜有馬温泉まで」では、旅の途中でゲストが交代した。
- ゲストは必ずと言っていいほど1回以上は、途中のバス停で勝手に降車ボタンを押し、実際に降車して気になったものや場所を訪れるため、予定どおりに旅が進まないことが定番となっている。
- 食事などで長居してしまい、バスに間に合わない恐れがありバス停まで走ることが多く、その際にはBGMに『Runner』(爆風スランプ)が流れる。
- 2016年1月17日放送の「仙台~松島 日本三景で贅沢カキ三昧」ではバスの乗り継ぎが遅延により行えず、「特別措置」とナレーションで注釈を入れた上で、乗り逃した路線バスを追いかける形でロケバスを利用した。
- 2015年3月 - 2016年3月は『ぶらぶらサタデー』が土曜12:00 - 13:30枠での放送が終了することになったため、当番組は放送時間を変更すると同時に『ぶらぶらサタデー タカトシ&温水の路線バスで!』として月1 - 2回放送することになった(変更第1回目は、2015年4月25日のチャンネル∑枠で放送)。
- 2015年6月のみ放送がなかったが、翌7月は月2回放送された。同年9月は19日と26日の土曜9:55 - 11:25枠(26日は11:40まで)で月2回放送すると同時に2週連続での放送になった。同年10月は18日の日曜16:00 - 17:25の『日曜スペシャル』枠での放送のため『ぶらサタ』の冠が外れ『タカトシ&温水の路線バスで!』として放送された。同年11月は7日と21日に土曜9:55 - 11:40枠のチャンネル∑枠で月2回放送された。2016年1月17日は、日曜16:00 - 17:25の『日曜スペシャル』枠での放送のため『タカトシ温水の路線バスで!』として放送された。
- これより、番組内で使用しているBGMの曲名を左上に表示するようになった。(2015年4月25日放送「天城山・最高級・真妻わさび」のみの仕様)
- 2016年4月23日放送「勝浦・旬まつり」から、トシが目的地決め、タカが金庫番、温水がタイムキーパーの役割を担当するようになった。
新型コロナウイルスによる、当番組への影響
他の旅番組同様に、2020年4月からは新型コロナウイルスの影響を受けることとなったが、当番組では特に影響が顕著で、2020年3月以前同様の形式に戻ったのは3年半以上が経過した2023年12月16日放送であった。
- 2020年4月から2022年4月9日までの間は新規のロケを見合わせていたため、過去の放送回(毎回数回程度)をまとめた傑作選の放送が続いていた。『有吉くんの正直さんぽ』、同じくタカアンドトシが出演・路線バスなどの旅を行う『帰れマンデー見っけ隊!!』(テレビ朝日)については、一部期間を除いて2020年内にロケ再開しているが、『タカトシ温水の路線バスで!』は2021年以降も新規ロケを引き続き見合わせている状況が続いていた。
- 過去に取り上げた飲食店などは、新型コロナウイルスの影響により長期営業休止している場合や、中には既に閉店している店舗が紹介されることもある。例として、2022年2月26日放送(常陸国総集編)では、2022年当時既に閉店していた水戸藩らーめんの店舗が紹介されていた。
- 2022年3月22日から新規ロケが再開され、2022年4月23日の放送からおよそ2年ぶりに新作が放送された。ただし、2022年9月は再び傑作選の放送で、2022年10月から12月までは月2回(12月のみ月3回)の放送のうち、1回(12月のみ月2回)が新作、1回が傑作選となっていた。その新作放送再開分からはしばらくの間、事前に行くお店にアポを取っており、バスも貸し切りにする形態がとられていた。
- バスは貸し切りにしているが、実際の路線バスの路線通りのルートに準じている。そのため、目的地の目の前までバスが送迎する形ではなく、あくまで「路線バスのルートをなぞった形で運行」のため、実際の路線バスのバス停で乗車・下車している。
- 実際の路線バスを使用していないことや、事前に行くお店にはアポをとっているため、「主にゲストが、途中のバス停で勝手に降車ボタンを押して下車する」「バスに間に合わない恐れがありバス停まで走る(『Runner』を流す)」といったお約束は事実上凍結されていた。
- 事前に行くお店にはアポをとっているが、アポを取っていない店に行く時のみ、ゲストが撮影交渉を行う。
- 2023年12月16日放送でようやく2020年3月以前同様の形式に戻り、通常運行している路線バスへ乗車する形式に戻った。
- この回では食事で長居してしまった箇所があり、その際にバス停まで走って、BGMに『Runner』を流すお約束も久々に行われた。
出演者
レギュラー
過去の出演者
- 三田友梨佳(フジテレビアナウンサー、2013年4月6日 - 2013年9月28日)
- 山﨑夕貴(フジテレビアナウンサー)(2013年4月13日、三田代理)
- 西山喜久恵(フジテレビアナウンサー)(2013年8月3日、三田代理)
- 戸部洋子(フジテレビアナウンサー)(2013年9月21日、三田代理)
放送リスト
単発放送
2008年
回 |
放送日 |
サブタイトル |
ゲスト |
備考
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1
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3月2日 |
タカトシ&温水が行く井の頭線小さな旅 |
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2
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8月2日 |
タカトシ&温水のゆりかもめ沿線小さな旅 |
DAIGO |
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3
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12月28日 |
タカトシ&温水が行く池上線小さな旅 |
上原美優 |
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2009年
回 |
放送日 |
サブタイトル |
ゲスト |
備考
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4
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5月9日 |
タカトシ・温水が行く荒川線ウマい店食べまくりの旅 |
はるな愛 |
[3]
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5
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10月18日 |
タカトシ・温水が行く京都嵐山路面電車ウマい旅 |
DAIGO |
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6
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12月27日 |
タカトシ・温水の世田谷線路地裏食べまくり旅 |
清水圭 はるな愛 |
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2010年
回 |
放送日 |
サブタイトル |
ゲスト |
備考
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7
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5月2日 |
タカトシ・温水の京王線食い倒れ旅 |
はるな愛 |
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8
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8月14日 |
タカトシ・温水が行く真夏の江ノ電食べまくりの旅 |
はるな愛 魅川憲一郎 |
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9
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11月21日 |
タカトシ・温水が行く大井町線千円握って食べまくり!! |
はるな愛 JOY |
[4]
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10
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12月26日 |
タカトシ・温水が行く! 好評第2弾 都電荒川線 千円握って食べまくり!! |
柳原可奈子 清水圭 国分太一 森泉 有吉弘行 |
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2011年
回 |
放送日 |
サブタイトル |
ゲスト |
備考
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11
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6月18日 |
タカトシ・温水が行く! 2011東武伊勢崎線1000円握って食べまくり旅 |
はるな愛 楽しんご 佐藤かよ |
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12
|
8月24日 |
タカトシ・温水の1000円握って食べまくり旅名作アンコールSP |
はるな愛 楽しんご 佐藤かよ |
[5]
|
13
|
9月24日 |
タカトシ・温水が行く丸の内線路地裏さんぽ |
具志堅用高 はるな愛 あき竹城 |
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14
|
11月27日 |
好評第2弾! タカトシ・温水のそうだ! 井の頭線駅前食堂へ行こう! |
高橋真麻 |
[6]
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2012年
回 |
放送日 |
サブタイトル |
ゲスト |
備考
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15
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3月18日 |
タカトシ・温水の京急線宿場町の路地うら散歩 |
IKKO |
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16
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7月29日 |
タカトシ・温水が行くスッピン鎌倉 夏の江ノ電 |
AKIRA はるな愛 |
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ぶらぶらサタデー枠
スタッフ
- ナレーター:市川展丈、伊藤修子(2012年10月 - 2013年3月)
- 編成企画(フジテレビ):濱潤(単発時代)、林英美(ぶらぶらサタデー)、 細貝康介(ぶらぶらサタデー)、 赤池洋文 、武田誠司 、橋本英司(7月16日放送〜)
- CAM:江沢崇、中祖信也、三好陽人(2015年4月25日)
- VE:安田聡、谷口健二(2015年4月25日)
- MA:山下淳、伊藤慎吾(2015年4月25日)
- AUD:松橋利行
- 音効:奥山徹
- 技術協力:Zeta、映像通信、スウィッシュ・ジャパン(2015年4月25日〜)、ザ・チューブ(2015年4月25日〜)
- 編集:小松騎士、岩成伸(2015年4月25日)
- AD:小松加津高、朽網理、小山啓太、岡田萌、中村翔、佐藤祥子
- ディレクター:植木善晴、諏訪陽介、坂本裕一、馬庭広明、森義久
- 演出プロデューサー:挾間忠行
- 制作プロデューサー:立石憲一郎、西村圭二
- 制作:フジテレビ
- 著作制作:ジャパンプロデュース
現在の主なスタッフ「ぶらぶらサタデー・タカトシ温水の路線バスで!」(2016年4月9日から放送)
土曜日12:00から13:30枠に復帰
- 〈編成企画〉武田誠司(フジテレビ)、 橋本英司(フジテレビ)(7月16日放送〜)、渡辺恒也(フジテレビ)
- 〈ディレクター〉坂本裕一(固定)、 森義久(2016年6月4日・7月2日・7月30日・8月27日・9月24日・10月22日・11月19日…)
- 〈AD〉中村翔
- 〈AP〉佐藤祥子、水谷まなみ
- 〈制作プロデューサー〉西村圭二
- 〈演出プロデューサー〉挾間忠行
注:スタッフは時期や放送回により多少異なる。
過去の主なスタッフ(時期別)
「単発時代(タカトシ&温水の沿線の旅)」 2008年から2012年まで放送
- 〈企画〉濱潤(フジテレビ)
- 〈AP〉荒井亜紀
- 〈ディレクター〉立石憲一郎
「ぶらぶらサタデー・タカトシ&温水の明日行ける!小さな旅」 2012年9月8日から放送
- 〈編成企画〉林英美(フジテレビ)
- 〈ディレクター〉立石憲一郎 坂本裕一
「ぶらぶらサタデー・タカトシ&温水の明日行ける!小さな旅」
- 〈企画〉細貝康介(フジテレビ)
- 〈スタッフ協力〉SpiceFactory
- 〈AP〉西村圭二
- 〈AD〉馬庭広明
- 〈ディレクター〉諏訪洋介 坂本裕一
- 〈制作プロデューサー〉立石憲一郎
2013年は以下の放送で「SpiceFactory」が〈スタッフ協力〉
- 「神田川から大海原へ」11月放送
- 「房総 ご当地グルメの旅」9月放送
- 「湘南の地魚・地野菜」8月放送
- 「外房・古民家に住もう」7月放送
- 「初夏の穴場 江戸の老舗 醤油の町野田」6月放送
「ぶらぶらサタデー・タカトシ&温水の明日行ける!小さな旅」
- 〈企画〉細貝康介(フジテレビ)
- 〈ディレクター〉坂本裕一 馬庭広明
- 〈制作プロデューサー〉立石憲一郎 西村圭二
「ぶらぶらサタデー・タカトシ温水の路線バスで!」
- 〈編成企画〉赤池洋文(フジテレビ)
- 〈ディレクター〉坂本裕一 馬庭広明
- 〈制作プロデューサー〉西村圭二
「ぶらぶらサタデー・タカトシ温水の路線バスで!」
(チャンネル∑枠・日曜スペシャルとして月1回の放送※2回の場合もあり)枠放送 2015年4月25日から放送
- 〈編成企画〉武田誠司(フジテレビ)
- 〈ディレクター〉坂本裕一 馬庭広明
2015年はチャンネル∑枠・日曜スペシャル枠の放送で「Bdash」スタッフが〈制作協力〉として加わる
- 〈ディレクター〉岡田秀行 児玉光生、〈AD〉中村梨那 「秋の南房総秘境隠れ屋敷」11月放送
- 〈ディレクター〉岡田秀行 児玉光生、〈AD〉中村梨那 「コロッケとものまね旅」8月放送
- 〈ディレクター〉松田裕士 児玉光生、〈AD〉宮原和音 「夏の白川郷合掌造りで食す飛騨牛ステーキ」7月放送
ネット局
- 過去のネット局
脚注
外部リンク
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