ダニロ・ペトルッチ
ダニーロ・カルロ・ペトルッチ (Danilo Carlo Petrucci, 1990年10月24日 - ) は、イタリアのオートバイレーサー。2012年にイオダ・レーシングプロジェクトからMotoGPクラスにデビューした[1]。 経歴イタリア・ウンブリア州、ローマとリミニの間に位置するテルニ出身。8歳からミニバイクに乗り始め、1999年にイタリア国内で開催されたミニバイク選手権でチャンピオンを獲得すると、2002年から3年間、ミニクロス地域選手権を連覇。 2006年からイタリア選手権ストック600クラスへの参戦を始め、2008年からはスーパーバイク世界選手権の併催大会、ヨーロッパ・ストック600選手権にも挑戦。2010年からは、カテゴリーを上げて、イタリア選手権スーパーバイククラスとFIMカップ・スーパーストック1000選手権にダブル参戦。2年目に総合1位と総合2位を獲得。 ![]() 2012年、イオダ・レーシングプロジェクトのチームオーナー、ジャンピエロ・サッキからマルコ・メランドリに匹敵する才能の持ち主と評価を受けて、アプリリア製のエンジンを搭載したチーム開発のオリジナルマシンに乗り込み、クラス最年少の21歳でMotoGPクラス参戦を開始。1年目総合19位、2年目総合17位、3年目は総合20位。 参戦4年目の2015年は、プラマック・レーシングから参戦。通算62戦目となった第12戦イギリスGPで自己最高位の2位、ドゥカティのサテライトチームとしては、2008年第13戦サンマリノGP以来7年振りとなる表彰台を獲得。全18戦中16戦でポイント圏内に入り、総合10位に進出。 2016年は、ドゥカティから供給されたデスモセディチGP14.2に素早く順応。フィリップ・アイランドで開催されたオフィシャルテスト1日目にはトップタイムをマークしたが、3日目に転倒を喫して右手を骨折したことから序盤4戦を欠場。第5戦フランスGPで復帰してからは、安定してポイント圏内に進出して総合14位まで挽回。 2017年からは、ドゥカティ・コルセから実戦におけるテストライダーに指名され、ファクトリーマシンのデスモセディチGP17、2018年はデスモセディチGP18が供給されると、2年連続で総合8位となった。 ![]() 2018年6月6日、ドゥカティ・コルセとの契約を1年更新し、サテライトチームからファクトリーチームへの昇格が決定。参戦8年目となる2019年はミッション・ウィノウ・ドゥカティから参戦する。ホームレースとなる第6戦イタリアGPでマルク・マルケスとチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾとの接戦を制し、GP参戦8年目・124戦目でついに初優勝。関係者に祝福され、男泣きした。年間ランキングは6位となり、ファクトリーチームとの契約を1年延長した。 2022年のシーズンのシートを失い、ダカール・ラリーに参戦。ステージ2で戦線離脱となったが、ステージ5で勝利を果たした。第17戦タイGPにジョアン・ミルの代役としてスズキ・MotoGPから電撃参戦した。 2023年よりスーパーバイク世界選手権に参戦。2024年第9戦イタリアラウンド・レース1で初優勝し、MotoGP、モトアメリカ、ダカール・ラリー、SBKで優勝した史上初のライダーとなった[2]。 戦績シーズン別
ロードレース世界選手権シーズン
クラス
年
スーパーバイク世界選手権
* シーズン進行中 参照
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