プロ野球ファミリースタジアム (MSX2)
『プロ野球ファミリースタジアム ペナントレース』(プロやきゅうファミリースタジアム ペナントレース)は、ナムコ(後のバンダイナムコゲームス)のファミコン用野球ゲーム『プロ野球ファミリースタジアム』をMSX2へ移植・改良したゲームソフトである。発売はファミコン版と同様にナムコであるが、本作においてはコンパイルが開発を担当した。 本項では『ペナントレース』のデモンストレーション版として先行発売された『プロ野球ファミリースタジアム ホームランコンテスト』についても解説する。 プロ野球ファミリースタジアム ペナントレース1989年11月21日にナムコより発売。一部の資料では「ペナントレース版」と記載されている場合があるが、タイトルに「版」が付くのは1988年にゲームアーツが発売したPC-88VA版のこと。 ハード機能の制約により左右スクロールができないため飛球が画面の端まで飛ぶと一旦レフト/ライト側に画面が切り替わる方式になっているが、MSX2+で起動した場合はスクロール対応となる。なお、本作と同時期に発売された『激突ペナントレース2』ではハードがMSX2+でなくともソフトウェアで横スクロールに対応させるように改良が施されている。 なお、PCエンジン版『プロ野球ワールドスタジアム』や『プロ野球ファミリースタジアム'88』で導入されているフライやライナーの落球(エラー)は、本作では導入されていない。 ペナントレースメインのペナントレースは、18球団からプレイヤーが任意で選択した6球団(球団別にマニュアル操作とCPU操作を選択可能)で5〜200試合を争い優勝を目指すモード。継続はパスワード方式だが、3.5インチFDドライブを搭載または外部接続している場合はFDにデータを保存することができる。 登場する球団プレイヤーが最初から選べるのはジャパン・リーグの1リーグ18球団[1]。 NPB加盟チームをモデルとする球団以下は日本野球機構(NPB)の加盟球団をモデルとする球団である(カッコ内は発売当時の名称)。レイルウェイズやフーズフーズのような連合チームは、本作では編成されていない。
その他のプレイヤーが使用可能な球団
エディットチーム
スペシャルチーム以下は、1Pモードで他の17チームに勝利すると登場するCPU専用の隠しチームである。
球場以下の2種類が選べる。どちらも人工芝グラウンドで、グラウンドの広さなどの相違は存在しない。この両球場は、ゲームアーツ版の1作目に登場する球場と全く同じである。
ホームランコンテスト
ファミスタのMSX2版発売は1988年から発表されていたが、開発の大幅な遅延によりデモンストレーションを兼ねる形で1989年4月29日に『プロ野球ファミリースタジアム ホームランコンテスト』が発売された。いわゆる本塁打競争ではなく、打者となって全球団の投手から本塁打を打つか投手となって全球団の打者からアウトを取るかを競うミニゲーム的な内容である。 ソフトは3.5インチFDを採用している。このため、(FDディスクドライブを搭載または外部接続している場合に限ってではあるが)ROMカートリッジのMSX2版「プロ野球ファミリースタジアム ペナントレース」との併用が可能になり、併用した場合はチームデータおよび選手データが強化される、という演出が施された。 ゲームモード
備考登場する選手は打者・投手とも30名の合計60名であるが、ナムコスターズの選手は登場していない。また、ひめざんすからは製品版と異なり打者が「あいどる」、投手が「ひめ」と言う架空の選手がエントリーされている。その他、製品版ではオールドボーイズ所属となっている選手が本作では以下のように元の所属チームで分類されている。 また、ブラボーズとホーネッツの新ユニフォームは反映されておらず、それぞれ1988年までの阪急・南海時代のユニフォームを基にしたデザインが使用されている。 関連項目脚注
外部リンク |
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