マーキーズ・デショーン・クリス （Marquese De'Shawn Chriss, 1997年7月2日 - ）は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州サクラメント出身のプロバスケットボール選手。CBAの山東高速麒麟倶楽部に所属している。ポジションはセンター。
来歴
エルクブローブの高校時代は野球やアメリカンフットボールでも活躍する万能アスリートとして知られた[1]。しかし、フットボールで肩を痛めたことを期にバスケットボールに専念[2]。最終学年は平均21.9得点を記録した。大学はワシントン大学に進学。1年生の2015-16シーズンは平均13,7得点5,4リバウンド1.6ブロックショットを記録し、Pac-12のフレッシュマン賞候補にも挙げられた。
クリスはディジョンテ・マレーと共に1年間プレーしただけで2016年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明した[3][4]。
フェニックス・サンズ
2016年のNBAドラフト全体8位でサクラメント・キングスから指名された後、フェニックス・サンズに交渉権が移動[5]。NBAサマーリーグを経てサンズと契約した[6]。ルーキーシーズンの2016-17シーズンは、ルーキーながらチームで只一人全82試合にフル出場し、シーズンの終わりに、彼はNBAオールルーキーセカンドチームに指名された。オールルーキーと名付けられるフランチャイズ史上14番目のプレーヤーにった[7]。
ヒューストン・ロケッツ
2018年8月31日に、ブランドン・ナイトと共に、ライアン・アンダーソンとデアンソニー・メルトンと交換でヒューストン・ロケッツにトレードされた[8]。
2018年10月30日、左足首の捻挫でシーズンの最初の5試合を欠場した後、ロケッツでデビューし、ポートランドトレイルブレイザーズに104-85で破れたゲームで4ポイントと2リバウンドを記録した[9]。
ロケッツは、クリスの新人契約で2019-20シーズンの400万ドルのチームオプションを拒否し、クリスはシーズンの終わりにフリーエージェントになった[10]。
クリーブランド・キャバリアーズ
2019年2月7日、クリスはロケッツとサクラメント・キングス、クリーブランド・キャバリアーズが関与する3チーム間トレードでキャバリアーズに放出された[11]。
ゴールデンステート・ウォリアーズ
2019年10月1日にゴールデンステート・ウォリアーズと契約した[12]。2019-20シーズンの残りの期間に保証された契約を与えられたツーウェイ契約のデイミオン・リーのためのキャップスペースを空けるために、2020年1月7日にウォリアーズから解雇されたが[13]、1月15日に、ウォリアーズはクリスを2ウェイ契約に再署名し、後に2年間の残りのシーズン契約に変更された[14][15]。
2020年12月26日、クリスは右足を骨折し、シーズンの残りを全て欠場することが決定した[16]。その後、2021年3月25日サンアントニオ・スパーズに放出され、3日後に解雇された。
ダラス・マーベリックス
12月21日にダラス・マーベリックスとの10日間契約に合意し[17]、同月31日に2度目の10日間契約に合意した[18]。2022年1月10日に3度目の10日間契約に合意し[19]、5日後にマーベリックスとのツーウェイ契約に合意した[20]。
6月24日にクリスチャン・ウッドとのトレードで、ボバン・マリヤノヴィッチ、トレイ・バーク、スターリング・ブラウン、ウェンデル・ムーア・ジュニアのドラフト交渉権と共にヒューストン・ロケッツへ放出された[21]。また、9月30日にデリック・フェイバーズ、タイ・ジェローム、モーリス・ハークレス、テオ・マレドン、将来のドラフト2巡目指名権とのトレードで、トレイ・バーク、スターリング・ブラウン、デビッド・ヌワバと共にオクラホマシティ・サンダーへ放出されたが[22]、10月17日にサンダーから解雇された[23]。
ウィスコンシン・ハード
2024年2月1日にNBAGリーグのウィスコンシン・ハードへ加入した[24]。
山東高速麒麟倶楽部
8月24日にCBAの山東高速麒麟倶楽部との契約に合意した[25]。
個人成績
NBA
レギュラーシーズン
| シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
| 2016–17
|
PHX
|
82* |
75 |
21.3 |
.449 |
.321 |
.624 |
4.2 |
.7 |
.8 |
.9 |
9.2
|
| 2017–18
|
72 |
49 |
21.2 |
.423 |
.295 |
.608 |
5.5 |
1.2 |
.7 |
1.0 |
7.7
|
| 2018–19
|
HOU
|
16 |
0 |
6.5 |
.324 |
.067 |
.857 |
1.8 |
.4 |
.1 |
.3 |
1.8
|
| CLE
|
27 |
2 |
14.6 |
.384 |
.263 |
.684 |
4.2 |
.6 |
.6 |
.3 |
5.7
|
| 2019–20
|
GSW
|
59 |
21 |
20.3 |
.545 |
.205 |
.769 |
6.2 |
1.9 |
.7 |
1.1 |
9.3
|
| 2020–21
|
2 |
0 |
13.5 |
.357 |
.200 |
.500 |
6.5 |
1.0 |
.0 |
1.0 |
6.5
|
| 2021–22
|
DAL
|
34 |
0 |
10.2 |
.463 |
.320 |
.667 |
3.0 |
.5 |
.4 |
.4 |
4.5
|
| 通算
|
292 |
147 |
18.3 |
.456 |
.290 |
.667 |
4.7 |
1.0 |
.6 |
.8 |
7.6
|
プレーオフ
| シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
| 2022
|
DAL
|
8 |
0 |
3.8 |
.500 |
.500 |
.833 |
1.1 |
.0 |
.0 |
.0 |
1.8
|
| 通算
|
8 |
0 |
3.8 |
.500 |
.500 |
.833 |
1.1 |
.0 |
.0 |
.0 |
1.8
|
カレッジ
| シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
| 2015–16
|
ワシントン
|
34 |
34 |
24.9 |
.530 |
.350 |
.682 |
5.4 |
.8 |
.9 |
1.6 |
13.7
|
脚注
- ^ 5 Things to Know about Suns Rookie Marquese Chriss
- ^ Marquese Chriss finds his comfort zone with basketball and at UW
- ^ Marquese Chriss, Dejounte Murray are one-and-done at Washington
- ^ Washington’s Dejounte Murray and Marquese Chriss declare for NBA draft
- ^ Suns Acquire Marquese Chriss in Draft-Day Trade with Kings
- ^ Suns Sign Dragan Bender, Marquese Chriss and Tyler Ulis
- ^ 2016-17 Phoenix Suns Roster and Stats
- ^ “Rockets Complete Four Player Trade with Suns”. NBA.com (2018年8月31日). 2018年8月31日閲覧。
- ^ “Lillard, Nurkic score 22 each as Blazers rout Rockets 104-85”. ESPN.com (2018年10月30日). 2018年10月30日閲覧。 “F Marquese Chriss, who has been inactive all season because of a sprained left ankle, had four points and two rebounds.”
- ^ “Rockets' Marquese Chriss has option declined, will be UFA in July”. ESPN.com (2018年10月31日). 2020年1月8日閲覧。
- ^ “Cavs Acquire Brandon Knight, Marquese Chriss Plus Picks in Three-Team Trade”. NBA.com (2019年2月7日). 2019年2月7日閲覧。
- ^ “Warriors Sign Free Agent Forward Marquese Chriss”. NBA.com (2019年10月1日). 2020年1月8日閲覧。
- ^ “Warriors waive forward Marquese Chriss”. sports.yahoo.com (2020年1月7日). 2020年1月8日閲覧。
- ^ “Warriors Sign Marquese Chriss To Two-Way Contract”. NBA.com (2020年1月15日). 2020年1月16日閲覧。
- ^ “Warriors sign Chriss, reportedly on two-year NBA contract”. NBCS Bay Area (2020年2月7日). 2020年3月9日閲覧。
- ^ “Warriors center Marquese Chriss has suffered a broken right leg (fibula) and will miss remainder of the season”. Twitter (2020年12月26日). 2020年12月27日閲覧。
- ^ Mavs PR [@MavsPR] (21 December 2021). “The Dallas Mavericks have signed forward Marquese Chriss to a 10-day contract under the COVID-related hardship allowance. Chriss will wear #32 for the Mavericks”. X（旧Twitter）より2021年12月21日閲覧.
- ^ Rader, Doyle (2021年12月31日). “Mavericks sign Theo Pinson and Marquese Chriss to second 10-day contracts”. MavsMoneyball.com. 2021年12月31日閲覧。
- ^ Sefko, Eddie (2022年1月10日). “Mavericks keep Pinson, Chriss; waive McLaughlin”. Mavs.com. 2022年1月10日閲覧。
- ^ Bowe, Josh (2022年1月15日). “Mavericks waive Willie Cauley-Stein, sign Marquese Chriss”. MavsMoneyball.com. 2022年1月15日閲覧。
- ^ Sefko, Eddie (2022年6月24日). “Mavericks' trade for center Christian Wood is official”. Mavs.com. 2022年6月24日閲覧。
- ^ “Thunder Acquires Sterling Brown, Trey Burke, Marquese Chriss, David Nwaba and Generates Two Trade Exceptions”. NBA.com (2022年9月30日). 2022年10月1日閲覧。
- ^ Almanza, Clemente (2022年10月17日). “OKC Thunder news: David Nwaba, Trey Burke, Marquese Chriss waived”. USA Today. 2022年12月18日閲覧。
- ^ “WISCONSIN HERD ADDS MARQUESE CHRISS”. NBA.com (2024年2月1日). 2024年2月1日閲覧。
- ^ “【官方公告】” (Chinese). Weibo.com. Zhejiang Golden Bulls (2024年8月24日). 2024年8月25日閲覧。
外部リンク
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