ラグビーワールドカップ2015はラグビーユニオンの国際大会であり、2015年9月18日から10月31日にかけてイングランドおよびウェールズにおいて開催された。20のナショナルチームが参加し、各チームは31名の代表スコッドを選出した。この大会はワールドラグビーの運営であり、各チームは2015年8月31日の締切までに最終スコッドを確定し、ワールドラグビーにメンバーを提出した。この項目は、各チームのラグビーワールドカップ2015の代表スコッドを示したものである。
なお各チームの代表スコッドについて、医療上の理由あるいは道義上やむを得ない事情が発生した場合には、登録選手の交替をすることができる。ただし交替により登録を外れた選手は、同大会においてチームに復帰することはできない。また交替によってチームに加わった選手については、48時間の強制待機期間を経過しなければ試合に出場することはできない。
各チームの代表スコッドの名簿(後述)について、名前の後ろに記号「
」が付与されている者は、当該チームにおけるキャプテンであることを表す。名簿上に示されている代表キャップ数や年齢などの詳細情報はすべて、2015年9月18日の大会初日時点のものである。
概略
スコッド
プールA
オーストラリア
8月21日、オーストラリアは代表スコッド31名を発表した[1]。
1 ウィル・スケルトンとウィクリフ・パールーがウルグアイ戦で負傷し、9月29日にジェームス・ハンソンとサム・カーターが追加招集された[2]。
ヘッドコーチ:
マイケル・チャイカ
イングランド
8月27日、イングランドは代表スコッド31名を発表した[3]。
1 ビリー・ヴニポラがウェールズ戦で負傷し、9月28日にニック・イースターが追加招集された[4]。
ヘッドコーチ:
スチュアート・ランカスター(英語版)
フィジー
8月21日、フィジーは代表スコッド31名を発表した[5]。
1 ワイセア・ナヤザレヴがオーストラリア戦で負傷し、9月25日にティモジ・ナグサが追加招集された[6]。
2 イセイ・ゾラティがオーストラリア戦で負傷し、9月27日にタニエラ・コロイが追加招集された[7]。
ヘッドコーチ:
ジョン・ミッキー(英語版)
ウルグアイ
8月30日、ウルグアイは代表スコッド31名を発表した[8]。
ヘッドコーチ:
パブロ・レモイネ(英語版)
ウェールズ
8月31日、ウェールズは代表スコッド31名を発表した[9]
リース・ウェッブ・リー・ハーフペニーがウォームアップゲームのイタリア戦で負傷し、マイク・フィリップス・エリ・ウォーカーが追加招集された[10]
9月14日、エリ・ウォーカーが負傷し、ロス・モリアーティが追加召集された[11]
1 コリー・アレンが開幕戦ウルグアイ戦で負傷し、9月21日にタイラー・モーガンが追加招集された[12]。
2 ハラム・エイモス・スコット・ウィリアムズがイングランド戦で負傷し、9月28日にギャレス・アンスコム・ジェームズ・フックが追加招集された[13]。
3 リアム・ウィリアムズがオーストラリア戦で負傷し、10月11日にエリ・ウォーカーが再び追加招集された[14]。
ヘッドコーチ:
ウォーレン・ガットランド
プールB
日本
8月31日、日本は代表スコッド31名を発表した[15]。
ヘッドコーチ:
エディー・ジョーンズ
サモア
8月11日、サモアは代表スコッド31名を発表した[16]
ファアティンガ・レマルが負傷し、8月24日にファイフィリ・レヴァヴェが追加招集された[17]。
ローゴービー・マリポラーが負傷し、9月11日にセンスス・ジョンストンが追加招集された[18]。
ヘッドコーチ:
スティーブン・ベイサム(英語版)
スコットランド
9月1日、スコットランドは代表スコッド31名を発表した[19]
スチュアート・マッキナリーが負傷し、9月14日にケビン・ブライスが追加招集された[20]。
1 グラント・ギルクリストが負傷し、9月29日にブレア・カーワンが追加招集された[21]。
2 ライアン・グラントが負傷し、10月17日にローリー・サザーランドが追加招集された[22]
ヘッドコーチ:
バーン・コッター(英語版)
南アフリカ共和国
8月28日、南アフリカ共和国は代表スコッド31名を発表した[23]
1 主将ジャン・デヴィリアスがサモア戦で負傷し、9月27日にジャン・サーフォンテインが追加招集された[24]。
ヘッドコーチ:
ハイネケ・メイヤー(英語版)
アメリカ合衆国
9月1日、アメリカ合衆国は代表スコッド31名を発表した[25]
スコット・ラバラが練習中に負傷し、9月3日にマット・トゥルヴィルが追加招集された[26]。
ヘッドコーチ:
マイク・トルキン(英語版)
プールC
アルゼンチン
8月16日、アルゼンチンは代表スコッド31名を発表した[27]。
マティアス・ディアスが負傷し、フアン・パブロ・オルランディが追加召集された[28]。
1 ナウエル・テタス・チャパロが練習中に負傷し、10月15日にフアン・フィガロが追加招集された[29]。
2 南アフリカとの3位決定戦でアグスティン・クレービーの負傷にて代役フッカーをルーカス・ノゲラ・パスが務めた。しかしマルコス・アジェルサが練習中の怪我で参加できなくなってサンティアゴ・ガルシア・ボッタが追加召集された。そして彼がプロップで出場した[30][31]。
ヘッドコーチ:
ダニエル・ウルカデ(英語版)
ジョージア
9月1日、ジョージアは代表スコッド31名を発表した[32]。
1 ダビド・クブリアシビリがアルゼンチン戦で負傷し、9月29日にアントン・ペイクリシヴィリが追加招集された[33]。
ヘッドコーチ:
ミルトン・ヘイグ
ナミビア
8月27日、ナミビアは代表スコッド31名を発表した[34]。
ヘッドコーチ:
フィリップ・デーヴィス(英語版)
ニュージーランド
8月30日、ニュージーランドは代表スコッド31名を発表した[35]。
1 トニー・ウッドコックがトンガ戦で負傷し、10月10日にジョー・ムーディが追加招集された[36]。
2 ワイアット・クロケットがフランス戦で負傷し、10月29日にパウリアシ・マヌが追加招集された[37]。
ヘッドコーチ:
スティーブ・ハンセン
トンガ
8月31日、トンガは代表スコッド31名を発表した[38]。
ヘッドコーチ:
マナ・オタイ(英語版)
プールD
カナダ
8月25日、カナダは代表スコッド31名を発表した[39]。
ジェイソン・マーシャルが負傷し、9月10日にジェイク・イルニッキーが追加招集された[40]。
1 リアム・アンダーウッドが開幕戦アイルランド戦で負傷し、9月24日にジェームス・プリチャードが追加招集された[41]。
2 コナー・ブレイズがイタリア戦で負傷し、9月28日にパトリック・パーフリーが追加招集された[42]。
ヘッドコーチ:
キーラン・クロウリー
フランス
8月23日、フランスは代表スコッド31名を発表した[43]。
1 ヨアン・ユジェが開幕戦イタリア戦で負傷し、9月20日にレミー・グロッソが追加招集された[44]。
ヘッドコーチ:
フィリップ・サンタンドレ(英語版)
アイルランド
9月1日、アイルランドは代表スコッド31名を発表した[45]。
1 10月10日にジャレッド・ペインがルーマニア戦で負傷し、10月17日にアイザック・ボスが追加招集された[46]。
2 ピーター・オマホニーがフランス戦で膝を負傷し、10月12日にリース・ラドックが追加招集された[47]。
3 ポール・オコンネルがフランス戦で負傷し、10月13日にマイク・マッカーシーが追加招集された[48]。
ヘッドコーチ:
ジョー・シュミット
イタリア
8月24日、イタリアは代表スコッド31名を発表した[49]。
アンジェロ・エスポージトが負傷し、9月1日にシモーネ・ファバロが追加招集された[50]
ルカ・モリシが負傷し、9月10日にエンリコ・バッチンが追加招集された[51]。
1 アンドレア・マジが開幕戦フランス戦で負傷し、9月21日にミケーレ・ヴィセンティンが追加招集された[52]。
2 マルティン・カストロジョヴァンニ・ミケーレ・リッツォが負傷し、10月5日にアルベルト・デ・マルキ・アンドレア・ロボッティが追加招集された[53]。
ヘッドコーチ:
ジャック・ブルネル(英語版)
ルーマニア
8月25日、ルーマニアは代表スコッド31名を発表した[54]。
1 オヴィデュ・トニツァがアイルランド戦で負傷し、9月29日にブラッド・ニストルが追加招集された[55]。
ヘッドコーチ:
リン・ハウェル(英語版)
統計
クラブ別の代表選手
Players |
Clubs
|
21 |
グラスゴー・ウォリアーズ, UAR
|
17 |
レンスター
|
16 |
サラセンズ
|
14 |
RCトゥーロン
|
13 |
ワラターズ
|
12 |
バース
|
11 |
クレルモン, オスプリーズ, ラシン
|
10 |
クルセイダーズ, ハリケーンズ
|
9 |
ブランビーズ, ニューカッスル・ファルコンズ, スタッド・フランセ, ティミショアラ・サラセンズ, ゼブレ
|
8 |
ベネットン・トレヴィーゾ, カーディフ・ブルーズ, エディンバラ
レスター・タイガース, ノーサンプトン・セインツ, アルスター
|
国別の代表選手
最年長選手・最年少選手
国名
|
Avg. Age
|
最年長選手
|
最年少選手
|
アルゼンチン
|
27
|
フアン・フェルナンデス・ロベ (33歳, 303日)
|
ギド・ペティ (20歳, 305日)
|
オーストラリア
|
27
|
ウィクリフ・パールー (33歳, 53日)
|
ショーン・マクマーン (21歳, 92日)
|
カナダ
|
28
|
ジェイミー・カドモア (37歳, 353日)
|
ジャスティス・シアーズ=ドゥル (21歳, 117日)
|
イングランド
|
26
|
リチャード・ウィグルスワース (32歳, 101日)
|
アンソニー・ワトソン (21歳, 204日)
|
フィジー
|
29
|
スニア・コト (35歳, 156日)
|
ペゼリ・ヤト (22歳, 244日)
|
フランス
|
28
|
ニコラ・マス (35歳, 118日)
|
ガエル・フィクー (21歳, 176日)
|
ジョージア
|
26
|
ギオルギ・チハイゼ (33歳, 56日)
|
ヴァシル・ロブジャニゼ (18歳, 339日)
|
アイルランド
|
28
|
ポール・オコンネル (35歳, 333日)
|
ロビー・ヘンショー (22歳, 98日)
|
イタリア
|
28
|
マウロ・ベルガマスコ (36歳, 140日)
|
マルセロ・ヴィオリ (21歳, 342日)
|
日本
|
29
|
大野均 (37歳, 135日)
|
藤田慶和 (21歳, 345日)
|
ナミビア
|
26
|
ヤコ・エンゲルス (34歳, 275日)
|
ダミアン・スティーブンズ (20歳, 108日)
|
ニュージーランド
|
28
|
ケヴェン・メアラム (36歳, 182日)
|
マラカイ・フェキトア (23歳, 131日)
|
ルーマニア
|
29
|
オヴィデュ・トニツァ (35歳, 74日)
|
サビン・ストラティラ (20歳, 175日)
|
サモア
|
29
|
マウリエ・ファーサヴァル (35歳, 249日)
|
ヴァヴァオ・アフェマイ (23歳, 212日)
|
スコットランド
|
27
|
ショーン・ラモント (34歳, 246日)
|
ジョニー・グレイ (21歳, 188日)
|
南アフリカ共和国
|
28
|
ヴィクター・マットフィールド (38歳, 130日)
|
ハンドレ・ポラード (21歳, 193日)
|
トンガ
|
30
|
アレキ・ルツイ (37歳, 79日)
|
ラティウメ・フォシタ (23歳, 55日)
|
アメリカ合衆国
|
27
|
マテキトンガ・モエアキオラ (37歳, 125日)
|
ティティ・ラモシテレ (20歳, 219日)
|
ウルグアイ
|
26
|
フランシスコ・ブランティ (35歳, 159日)
|
ヘルマン・ケスレル (21歳, 79日)
|
ウェールズ
|
26
|
ゲシン・ジェンキンス (34歳, 305日)
|
ハラム・エイモス (20歳, 359日)
|
代表キャップ数
過去のW杯経験
出典