内浜
内浜(うちはま)は、福岡県福岡市西区の町名。現行の行政地名は、内浜一丁目及び二丁目である[1]。面積は41.2ヘクタール[2]。2022年9月末現在の人口は6,206人[3]。郵便番号は819-0005[4]。 地理福岡市の都心部とされる中央区天神等の西方約7.5キロメートル、西区の北東部に位置する。北で市道姪の浜駅南線を挟んで小戸及び姪の浜と、東で姪浜大通りを挟んで姪浜駅南と、南で石丸及び大町団地と、西で下山門及び小戸と隣接する。内浜は、姪浜駅の周辺にあり、区役所、市民センターなどの公共施設や、商業施設などが集積し、地域の拠点として発展している。また、その利便性を活かして、商業・業務施設や中高層住宅の立地が進んでいる。 河川内浜のほぼ中央には次の河川が横断している[5]。
都市計画内浜の都市計画に関しては、「福岡市都市計画マスタープラン」[6]において定められた方針には次のとおりである。内浜は、姪浜駅の周辺にあり、賑いのある古くからのまちと新たに生まれたまちが調和した、利便性が高く魅力的な街並みを持った「地域拠点」に位置付けられ、多様な行政サービス機能や商業機能などの適正な誘導などがまちづくりの視点とされている。現状では、主に内浜の東側で区役所、市民センターなどの公共施設や、商業施設などが集積している。交通ネットワークとして都市の骨格となる下山門通りの沿道や幹線道路である愛宕通り及び姪浜大通りの沿道が、商業、業務、サービス施設や中高層住宅などが連続した「沿道軸」に位置付けられている。名柄川の河川沿いが散策・憩いの場となるとともに、緑と広がりのある景観が連続したゆとりと潤いのある水辺空間として「河川緑地軸」に位置付けられている。 土地利用については、戸建住宅などの低層住宅が大部分を占めるが、一部中層住宅などが立地する「低中層住宅ゾーン」と位置付けられており、良好な住環境の保全・形成、緑化の推進、低層住宅と中層住宅の調和などがまちづくりの視点とされている。また、名柄川の西側は、古くからの集落が形成されているため、幅員4メートル未満の狭隘道路が多く、築30年以上の木造建築物も多く立地しているため、災害時における安全性などの課題がある。用途地域については、姪の浜駅南線の北側のうち内浜の東端から約180メートルの範囲が商業地域に、姪浜大通り、内浜3856号線とに挟まれた範囲、愛宕通りの道路境界線から概ね50メートルの範囲及び下山門通りと内浜341号線、内浜342号線とに挟まれた範囲が第二種住居地域に、これら以外の範囲は、内浜一丁目及び内浜二丁目のうち姪の浜駅南線の北側が第一種住居地域に、内浜二丁目のうち姪の浜駅南線の南側が第一種中高層住居専用地域に指定されている。地区計画については、内浜一丁目のうち姪浜駅に近い東側は隣接する姪浜駅南の地区と合わせた約53.8ヘクタールが「都市計画姪浜駅南地区地区計画」[7]が定められ、地域の核づくりを推進するために、用途地域の規制に加えて、さらに建築物等に関する制限が加えられている。建築協定については、内浜二丁目の一部において「内浜2丁目8、9、10組建築協定」[注釈 1]が定められ、住宅地としての環境を高度に維持促進することについて協定が締結されており、通常の用途地域の規制に加えて、さらに建築物の高さ等に関する制限が加えられている[8]。
歴史もとは(旧)姪浜町の一部であり、1986年(昭和61年)に住居表示が実施された。
人口内浜一丁目及び内浜二丁目を合わせた人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[3]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。
交通道路主な幹線道路は次の通り。 都市高速道路都市高速道路としては、町内に福岡高速道路の福岡高速環状線が通っており、町外ではあるが、最寄りの出入り口は次のとおりである。 県道
市道福岡市が管理する市道の主要なものは次のとおりである。
鉄道鉄道については、九州旅客鉄道(JR九州)が運営する鉄道の筑肥線が北側に通っており、次の駅がある。 なお、隣の駅については、西側の駅(筑肥線)が 下山門駅[注釈 5]、東側の駅(福岡市地下鉄空港線)が室見駅である。 バスバスについては、西日本鉄道株式会社が運営するバスが運行しており、最寄りの停留所は次の通り[9]。
施設公共・公益施設
公園・緑地等
教育施設小学校については町内には存在しないが、校区については、次の学校の校区に属する[16]。
中学校については次の通り。
商業施設
脚注注釈
出典
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