博多駅中央街
概要福岡市の都心部とされる中央区天神の東約2キロメートル、博多区のやや北西側に位置する。北東及び東で空港通り及び竹下通りを挟んで博多駅東と、南東で筑紫通りを挟んで博多駅南と、南西、西及び北西で筑紫通り、住吉通り及び空港通りを挟んで博多駅前と隣接する。現代における博多地区の中心エリアである。 町内の中心には、新幹線、在来線、公営の地下鉄の複数の路線が乗り入れる博多駅があり、バスターミナル、タクシースタンドなどの交通に関する施設が駅構内の自由通路やペデストリアンデッキなどの回遊性の高い通路により相互に連結され、福岡市の主要な交通結節点の一つを形成している。さらに、隣接する地区と同様に交通結節点の機能を補完するホテルが集積している。また、駅ビルや周辺のオフィスビルの中に大型の商業施設が集まり、博多口の交通広場の下には博多駅地下街があり、隣接する博多駅前のオフィスビルの地下階にある商店街とも直結し、繁華街を形成している。地形については、標高が3から4メートル程度と低いため[7]、御笠川の氾濫により度重なる洪水が発生しており、1999年6月29日(火曜日)に発生した6.29豪雨災害などでは地下への大規模な浸水被害も生じている。 都市計画博多駅中央街を含む周辺地域の都市計画における位置づけについては、2012年12月21日に策定された『第9次福岡市基本計画』[8][注釈 1]の「都市空間構想図」において、「都心部」に含まれている。都心部のなかでも特に天神・渡辺通、博多駅周辺、ウォーターフロント(博多ふ頭及び中央ふ頭)の3地区が都心部の核とされており、これらについてそれぞれの都市機能を高めるとともに、回遊性の向上を図り、地区間相互の連携を高めるとされている。2014年5月策定の『福岡市都市計画マスタープラン』においては、都心核としての博多駅は西日本の中枢となる業務が集まる核として、商業機能や文化機能が充実し、回遊性が高いまちが将来像とされており、交通結節機能の強化などがまちづくりの視点とされている[10]。用途地域については、町内の全域が商業地域である[11]。また、町内全域について地区計画[12]が定められ、歩行者空間の確保や回遊性の向上を図るために、用途地域等の規制に加えて、さらに建築物等の用途、容積率の最高限度、建築物の敷地面積の最低限度、壁面の位置の制限などが加えられている。 歴史
町域の変遷現在の地名は、1969年(昭和44年)における住居表示の実施に伴う地名変更によって定められたものであり、その実施前後の地名は次表のとおりである[4]。
人口博多駅中央街の人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[1]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。
施設商業施設以下は行政区画(町丁)としての博多駅中央街にある代表的な商業施設である。商業地としては周辺の博多駅前、博多駅東、博多駅南などの地域と一体性があるため、別のページ博多駅#駅周辺を参照のこと。 駅ビル駅ナカ駅の構内にある商業施設である駅ナカとしてコンビニエンスストアや複数の飲食店などがある。 その他の商業施設
業務施設、ホテル等(博多駅のページを参照のこと) 公共・公益施設
学校町内に学校は存在しないが、校区については、小学校区、中学校区についてそれぞれ次の学校の校区に属する[17]。 交通交通に関しては、町内に複数の鉄道路線やバスターミナルがあり、福岡市の主要な交通結節点の一つを形成している。 道路主な幹線道路は次の通り[18]。 国道県道
市道鉄道鉄道については、次の路線があり、相互に連結している。
バスバスについては、西日本鉄道株式会社が運営する西鉄バスが運行しており、次の停留所等がある[19]。 脚注注釈
出典
関連項目 |
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