太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-
『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』(たいへいようのきせき フォックスとよばれたおとこ)は、ドン・ジョーンズの長編実録小説『タッポーチョ「敵ながら天晴」大場隊の勇戦512日』を原作とした 2011年2月11日公開の日本映画。 厚生労働省社会保障審議会が推薦する児童福祉文化財の1つに選ばれている[2]。 概要太平洋戦争において激戦が繰り広げられたサイパン島で、わずか47人の兵で45,000人もの米軍を巧みな戦略で翻弄し、米兵らから畏敬の念を込めて「フォックス」と呼ばれた実在の大場栄・陸軍大尉。タッポーチョ山を拠点とした大場とその部隊が、1945年8月のポツダム宣言受諾以降も、その事実を知らずに戦い続けた実話を日米双方から描く(詳細はサイパンの戦いを参照)。 全国300スクリーンで公開され、2011年2月12、13日土日2日間で興収は2億5,510万700円、動員は21万6,495人(初日からの3日間では興収は3億9,044万8,500円、動員は33万1,967人)になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となった[3]。イギリス、アイルランド、ドイツ、オーストリア、スイスの5カ国での配給が決定しているほか、ほかの国でも配給交渉が行なわれている。 また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第1位と50代を中心に世代に高評価されている。 ストーリー昭和19年7月、サイパンの戦いにおいて、圧倒的な数のアメリカ軍に斬り込む総攻撃に生き残った日本陸軍の大場栄大尉。生き残りの兵士たちとジャングルに後退した彼は「玉砕」のみを考えていたが、次第に民間人や残された兵士のため、生き残って最後まで戦おうと決意する[注釈 1]。
キャスト
スタッフ
作品解説撮影は平山秀幸監督率いる日本ユニットとチェリン・グラック監督率いる米国ユニット、尾上克郎監督率いる特撮ユニットの3隊で進められ、両軍それぞれの目線で描かれる[4]。 ロケ地ロケ地はタイで2010年5月20日に撮入。なお、タイ南部だけでなく、サイパン島でもロケ撮影が行なわれた[4]。 プロモーション初期のTVCMでは、音楽を担当した加古隆が作曲した『パリは燃えているか』(NHKスペシャル「映像の世紀」メインテーマ曲、1995年)が使用されていた。 書籍原作
ノベライズ
逸話
テレビ放送
脚注注釈
出典
参考文献関連項目
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia