日本歴代興行成績上位の映画一覧(にほんれきだいこうぎょうせいせきじょういのえいがいちらん)では、日本で公開された邦画・洋画の興行成績、興行収入と観客動員数の上位ランキングおよび一覧を記載する。
なお、本項目では、日本国内の興行成績のみを取り扱う(国外の興行成績や映像ソフトの売上、視聴率などは取り扱わない)。
日本歴代興行収入ランキング
日本で公開された邦・洋画の興行収入上位100作品のランキングおよび洋画興行収入上位ランキングを以下に示す。ランキングのデータは、興行通信社が発表する「歴代興収ベスト100」[1]のデータに基づき興行収入及び順位を示している。なお、興行通信社の発表と興行収入の値が異なる出典がある場合は、その旨を脚注で記載している。また、配給収入の値は、興行通信社の歴代配収ベスト50[2]と日本映画製作者連盟の日本映画産業統計・過去配給収入上位作品[3]を参考にしている。
背景が緑色になっている作品は、現在上映中の作品である。
総合ランキング
2025年5月6日時点
邦画ランキング
洋画ランキング
※トップ100位以内掲載[17][18][3][1][2]
非英語洋画ランキング
ハリウッド以外のアニメーション洋画ランキング
日本歴代観客動員数上位の映画一覧
日本で公開された邦画・洋画のうち歴代観客動員数上位(動員数1000万人以上の映画)の映画一覧を記載する。ただし、観客動員数を公表していない映画が多いため、以下は正確なランキングではないことに注意されたい。
また、上映中の作品については上映が終了し、観客動員総数が確定するまで除外している。
備考
- 観客動員数は推定値や公称が多いため、やや正確性に欠けるとされる。
- 公開当時、日本映画の配給収入新記録と報じられた『八甲田山』(1977)『影武者』(1980)など、動員数非公表のため、上記に含まれていないものもある。
映画シリーズの興行成績
興行収入
観客動員数
年間最高興行収入
1999年とそれ以前は配給収入が用いられていたが、2000年以降は興行収入が用いられている(配給収入は興行収入より数値が少なく算出される)。
また、12月公開作品に関しては、その翌年の公開作品の扱いとなる。
※box office mojo、日本映画連盟、キネマ旬報調べ。
興行収入の日本記録を更新した映画一覧
![[icon]](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1c/Wiki_letter_w_cropped.svg/20px-Wiki_letter_w_cropped.svg.png) | この節の 加筆が望まれています。 主に: 『ジョーズ』の公開以前に日本歴代興行収入記録を更新した映画と、その映画が日本記録を更新したことを示す出典 (2021年1月) |
日本歴代興行収入記録を更新した映画を時系列順に列挙する。ただし、2000年以前の作品については配給収入記録を更新した映画を記している。洋画については日本における公開年を記載する。
太字の映画は、現在記録を保持している映画である。
邦画の日本記録を更新した映画一覧
洋画の日本記録を更新した映画一覧
オープニング興行記録
オープニング週末興行収入
以下では、オープニング週末興行収入を集計期間別のランキング形式で示す。なお、各集計期間における成績が発表されている作品のみのランキングである[注 48]。また、オープニング興行収入との比較のために、最終興行収入も記載している[1][3]。
3日間のオープニング週末興行収入
公開初週末(金・土・日)3日間の累計興行収入が15億円以上を記録したオープニング週末興行収入の上位ランキングを以下に示す。なお、公開前の先行上映分は週末成績に含まれないが、最速上映や前夜祭の成績が含まれている場合は、備考欄に記す。また全て金曜公開作品となっている。
2日間のオープニング週末興行収入
公開初週末(土・日)2日間の累計興行収入が10億円以上を記録したオープニング週末興行収入の上位ランキングを以下に示す。なお、公開前の先行上映分は週末成績に含まれないが、最速上映や前夜祭の成績が含まれている場合は、備考欄に記す。
以下の表は土曜日公開の作品だが先行上映を含む週末2日間の成績しか公表されていない作品のランキングを示している。
その他のオープニング興行収入
日曜日から木曜日までの間に公開された作品のうち、公開初日から公開初週日曜日までの累計興行収入が30億円以上を記録した作品の一覧である。作品によって集計期間が異なることから順位を付けていない。
オープニング週末興行収入記録を更新した映画一覧
週末(金・土・日)3日間の週末興行収入記録を更新した映画の一覧を時系列順に列挙する。
週末(土・日)2日間の週末興行収入記録を更新した映画の一覧を時系列順に列挙する。
初日興行収入
初日興行収入8億円以上を記録した作品の興行収入上位ランキングを以下に示す。なお、成績が発表されている作品のみのランキングである。
初日興行収入記録を更新した映画一覧
初日興行収入記録を更新した映画の一覧を時系列順に列挙する。
先行上映興行収入
先行上映で5億円以上を記録した作品の興行収入上位ランキングを以下に示す。ただし、先行上映の成績が公表されていない作品があることから順位を付けていない。
様々な興行記録
様々な興行記録の首位作品一覧
興行収入100億円到達日数ランキング
興行収入200億円到達日数ランキング
興行収入300億円到達日数ランキング
興行収入400億円到達日数ランキング
脚注
注釈
- ^ 日本歴代興行収入1位。
- ^ 2020年まで日本歴代興行収入1位。
- ^ a b リバイバル上映(再上映)を含まない場合の興行収入は304億円[76][77]。2016年のリバイバル上映により合計308億円に[78]、2020年のリバイバル上映により合計316億8,000万円になった[7]。2020年12月15日以降は合計金額の316億8,000万円を正式な興行収入記録としている[1]。
- ^ 2001年まで日本歴代興行収入1位。洋画及び日本歴代実写映画の興行収入1位。
- ^ a b 再上映を含まない場合の興行収入は262.0億円。
- ^ 興行収入254.7億円とする出典もある[4]。
- ^ アニメ洋画興行収入1位。
- ^ 再上映を含まない場合の興行収入は250.3億円[5]。
- ^ a b 再上映を含まない場合の興行収入は197.1億円[6]。
- ^ 再上映を含まない場合の興行収入は193億円[7]、配給収入は113億円[7]。
- ^ 1997年まで日本歴代興行収入1位。
- ^ 単純に四捨五入しただけかもしれないが、興行収入174億円とする出典もある[8]。
- ^ 実写邦画興行収入1位。
- ^ 興行収入175億円とする出典もある[9]。
- ^ 再上映を含まない場合の興行収入は157.3億円[10]。2024年1月23日実施の1日限定復活上映まで含めた興行収入は158.7億円[11]。更に同年8月13日から9月1日まで実施された大規模復活上映を含めた興行収入は164.6億円に至った[12]。2025年4月14日以降、CINEMAランキング通信の歴代ランキングにおける興行収入は164.8億円に修正されている。
- ^ 再上映を含まない場合の興行収入は148.6億円。
- ^ a b c 再上映を含まない場合の興行収入は141.9億円[5]。
- ^ 日本映画製作者連盟による2023年1月の発表では興行収入135.7億円[13]。
- ^ 日本映画製作者連盟による2019年の発表では興行収入131.0億円[14]、『キネマ旬報 2020年3月下旬特別号』63頁の記載では興行収入131億1,026万円。
- ^ 『E.T.』は1986年の再上映時の興行収入も含む。興行収入150億円とする出典もある[15]。
- ^ 1997年まで日本歴代興行収入1位。
- ^ 〔単純に四捨五入しただけかもしれないが〕興行収入129億円とする出典もある[15]。
- ^ 日本国内は旧日本ヘラルド映画が配給したが、海外には東宝が配給した[16]。
- ^ 1997年まで邦画歴代興行収入1位。
- ^ a b c 再上映前の最終興収は92億9283万4050円[64]。
- ^ 〔単純に四捨五入しただけかもしれないが〕興行収入97億円とする出典もある[15]。
- ^ 配給収入51.5億円とする出典もある[9]。
- ^ 興行収入104億円とする出典もある[15]。
- ^ 1983年まで日本歴代興行収入1位。
- ^ 再上映を含まない場合の興行収入は76.9億円。なお、〔単純に四捨五入しただけかもしれないが〕興行収入77億円とする出典もある[8]。
- ^ マイナスカラー(モノクロ版)を含む。
- ^ 興行収入70億円の記載あり[19]。
- ^ 2001年の初上映時および2016年の再上映時までの合計観客動員数。初上映時のみの観客動員数は2350万人[22]。
- ^ 『東京オリンピック』の観客動員数には、小中学生対象の「映画教室」の動員数(1180万人)を含む[22]。
- ^ a b c d e f g 再上映除く。
- ^ 1986年のUIP配給による再映も含めると観客動員数は1200万人になる。
- ^ 他作品とのコラボ作である2013年の『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』を含めた累計興行収入は1389.8億円、2021年と2023年に実施された特別編集版を含めた累計興行収入は1366.9億円、コラボ作と特別編集版も全て含めた累計興行収入は1409.5億円となる。
- ^ 旧ドラえもんを含めれば1980年以降だが、1999年以前は配給収入、2000年以降は興行収入と統計方法が異なり、全体の累計興収の算出が不可能なため、リニューアル後シリーズのみの累計興収。
- ^ 2019年にもテレビアニメの先行上映を実施しているが、累計興収が未発表(10億円未満)なので除外。
- ^ THE ODORU LEGEND CONTINUESを含めると、487.6億円になる。
- ^ 昭和ゴジラシリーズについてはデータがなく、平成ゴジラシリーズは配給収入を用いているため、1999年作品以降の総興行収入。
- ^ 第17作(1996年)までは配給収入が用いられているため、第18作(2013年)以降の総興行収入。第17作までの総配給収入は185億2000万円。
- ^ 2023年作品の興行収入は最終興行収入ではなく、映連発表時点のもの。
- ^ 2022年作品の興行収入は最終興行収入ではなく、映連発表時点のもの。
- ^ 2024年にも『最終章』を上映しているが、累計興収が未発表(10億円未満)のため除外。
- ^ 『男はつらいよ 寅次郎恋歌』は1971年12月29日公開とされているが、実際には1971年11月20日より東京(旧丸の内ピカデリー)と大阪(旧梅田グランド)で先行上映されているため、1971年度の映画として考慮する。
- ^ 1972年に上映された映画において、本映画の興収を上回る可能性があるのは『男はつらいよ 寅次郎夢枕』(同年12月29日公開)、『昭和残侠伝 破れ傘』(同12月30日公開)であるが、両者はともに12月公開映画であるため比較対象から除外した。
- ^ 興行通信社の週末動員ランキングは、2022年までは土日2日間の集計で発表していたが、2023年からは金土日3日間の集計での発表となったため、2023年以降は金曜日に公開された作品の土日2日間成績は基本的に公表されていない。また、初日興行収入などの初週の各日の成績も公表されないことが多い。
- ^ IMAX 先行上映分を含む成績は、動員133万1,081人、興行収入18億8,421万5,620円[67]。
- ^ 公開前日のプレミアム・ナイト前夜祭を含む週末3日間成績。
- ^ 前夜祭を含む週末3日間成績。
- ^ 先行上映の成績は、興行収入4億5,004万6,800円と公表されているので[85]、純粋な週末2日間成績は、興行収入16億483万1,550円となる。
- ^ 先行上映の成績は、興行収入が8億9,236万4,000円、観客動員数が55万5,382人と公表されているので[85]、純粋な2日間成績は、興行収入が13億3,049万550円、観客動員数が93万1,361人となる。
- ^ 先行上映の成績は、興行収入が3億6,698万円、観客動員数が27万7,152人と公表されているので[90]、純粋な2日間成績は、興行収入が13億2,716万円、観客動員数が108万2,302人となる。
- ^ 先行上映の成績は、興行収入が3億7,600万円、観客動員数が26万7,700人と公表されているので[101]、純粋な2日間成績は、興行収入が11億7,400万円、観客動員数が86万2,300人となる。
- ^ 先行上映の成績は、興行収入が3億2,928万円、観客動員数が19万9,000人と公表されているので[108]、純粋な2日間成績は、興行収入が10億2,876万2,450円、観客動員数が81万4,420人となる。
- ^ 公開初週土日2日間の興行収入は11.8億円、動員数は76.1万人。
- ^ 公開初週土日2日間の興行収入は12.07億円、動員数は92.0万人。
- ^ 先行上映における最高興収記録。尚、公開初日3日間成績を加味した6日間成績は興行収入22.79億円と観客動員数146.8万人に上る[111]。
- ^ 公開初日2日間の成績である興行収入9億9,155万600円と観客動員数73万9,961人を加味した5日間成績は、興行収入19億2,982万5,700円と観客動員数142万1,738人に上る[110]。
- ^ 公開初日2日間の成績を加味した4日間成績は興行収入22億2,285万4,550円、観客動員数148万6,743人に上る[86]。
- ^ 直接発表された数値ではなく、先行上映分を加味した週末3日間成績の興行収入17億8,796万円と観客動員数54万4,126人から、純粋な週末3日間成績の興行収入10億6,388円と観客動員数34万2,594人を差し引いた数値[124]。
- ^ 公開初日2日間の成績(速報値)を加味した4日間成績は興行収入16億461万円、観客動員数107万5,287人に上る[114]。
- ^ 直接発表された数値ではなく、先行上映分を加味した4日間の興行収入14億451万1,600円と観客動員数110万9,952人から、公開初日2日間の興行収入8億642万7,400円と観客動員数62万4,609人を差し引いた数値[116]。
- ^ 直接発表された数値ではなく、先行上映分を加味した5日間の興行収入8億8,488万4,600円から、公開初日2日間の興行収入3億3,651万6,100円を差し引いた数値[125]。
- ^ 2001年11月14日から2020年12月27日まで首位。
- ^ 1957年から2001年まで首位。
- ^ 2020年10月17日の動員数。
- ^ 2020年10月17日の興行収入。
- ^ 2020年10月16日の動員数。
- ^ 2020年10月16日の興行収入。
- ^ 公開第2週の週間動員数。
- ^ 公開第2週の週間興行収入。
- ^ 公開第1週の土日動員数。
- ^ 公開第1週の土日興行収入。
- ^ 公開第1週〜公開第12週。
- ^ 公開第1週〜公開第16週。
- ^ 公開第1週〜公開第32週。
- ^ 終映時の興行収入は100億円台だったが、再上映の興行収入が加算されて200億円を突破。
出典
参考文献
- “"Jaws" chomps into new b.o. marks at N. Zealand, Japan”. Variety (281): 33. (January 28, 1976).
- 「寅さんは死して何を残す? 大黒柱失う松竹,"次"を生む条件とは」『日経ビジネス』第855号、日経BP、1996年9月2日、130-133頁、ISSN 0029-0491、OCLC 5172970299。
関連項目
外部リンク