福岡第一高等学校
福岡第一高等学校(ふくおかだいいちこうとうがっこう)は、福岡県福岡市南区玉川町にある私立高等学校。運営母体は、学校法人都築学園。 運営母体を同じくする純粋な姉妹校である第一薬科大学付属高等学校とは100mほどしか離れておらず、一般には同校を合わせてまたは「第一」(ダイイチ)と呼ぶことが多い。(内部の人間や関係者は、外部の人間が使う「第一」ではなく「一高」という呼称を使う傾向がある。) 校風制服森英恵がデザインを手がけている(校長が元日本航空のキャビンアテンダントであったことにより森は日本航空の制服もデザインしている)。ただし冬服であるブレザーのネクタイについては姉妹校である第一薬科大学付属高等学校との所属の混同を避けるために色分けがなされている(第一高校は紺と赤のラインが交互に、工業系学科は水色地にグレーのライン、第一薬科大学付属高校は緑地にグレー、紺のラインが入る。工業系学科も色分けしている理由は、福岡第一高校内では普通系学科と工業系学科は別の扱いのため)。 沿革
学科普通系学科と工業系学科に分かれている。 普通系学科
工業系学科
教育方針入学試験一般入試の他、パラマ入試と呼ばれる入試方法が併行して実施されている。これは願書を提出した際に試験前15日前後に「パラマカード」と呼ばれる15ページほどのノートが配布され、そのノートに様々な内容を書いて提出し、英語またはIT基礎技術の試験を受験し、パラマカード内容と面接により合否を判定するものである。音楽科・デザイン科は実技試験も行われる。第一薬科大学付属高等学校も同じ方式を採っている。 校則携帯電話の持込は、許可されている。 【男子生徒】髪型は短髪とする。ヒゲは必ず剃る。目や耳にかぶさるような長髪・パーマなどの特異な髪型、脱色・染髪を禁止する。 額、眉の剃り込みや、抜き及び装飾品(ピアス・指輪・ネックレス)等の禁止。 【女子生徒】髪型は端正な髪型とする。パーマ・ウェーブ・つけ毛・脱色・染髪を禁止する。長い場合は結ぶこと。(ポニーテール・横結び不可) 眉そり・化粧・装飾品(ピアス・髪飾り・指輪・ネックレス)等の禁止。 主な部活動様々な部活動で特待生(授業料全額免除等)として優秀な生徒を国内国外問わず数多くスカウトして、運動系・文化系共に目覚ましい成績を残している。 バスケットボールバスケットボール部は2009年、2016年、2019年、2022年のインターハイで優勝、2005年、2016年に旧ウインターカップ、2018年、2019年にもウインターカップ(選手権)制覇を果たしている。2011年もウインターカップに出場したが、セネガル人留学生2人が欠場したのも響いたためか2回戦(1戦目)で敗退している[1]。 年齢詐称疑惑2004年の全国高校総合体育大会優勝時に在籍し当時留学生だったディアン・ティエルノ・セイデゥ・ヌロが来日当時に年齢詐称していた疑惑が浮上。当初はパスポートを理由に否定していたものの、2008年に虚偽の出生証明でパスポートを取得した事がセネガル当局の調査で判明した。高校総体の出場資格が年度末までに19歳以下と定められているのに対し、4年9ヶ月詐称していたディアンは来日時21歳だったため、2011年9月3日付けで2004年の全国高校総合体育大会の優勝及び2005年の同大会3位の成績が取り消される事態となった。福岡第一の都築仁子校長は都内で「何らやましいことはない。一方的な処分だ」として、法的手段に訴える意向を示した[2][3]。全国高等学校体育連盟専務理事は処分について「勝利至上主義は誤りと認識させなければならない、よってこの処置とした」と説明している。 野球部野球部は全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)に2回、選抜高等学校野球大会(春の甲子園)に1回出場している。 夏の甲子園は1974年(第56回)にて初出場、2回目の出場となった1988年(第70回)では準優勝している。 春の甲子園は1988年(第60回)に出場している。 吹奏楽部吹奏楽部は日本代表としてオーストリア・ウィーンで行われた世界大会で2度の優勝を果たし、2度目は大会の賞を独占し、翌年ウィーンから正式招待を受けて演奏旅行を行っている。また、吹奏楽連盟が主催する全日本吹奏楽コンクールで全国大会に数多く出場し、全国大会の常連校としてその名を知られているが、現在は部員数減によりソロでのコンクールなどにも力を入れている。 姉妹校・提携校
交通アクセス主な系列校
著名な出身者野球
バスケットボール
サッカー文化芸能
その他関連項目脚注など
外部リンク |
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