第三京浜道路
![]() 玉川ICから玉川料金所方向を望む 第三京浜道路(だいさんけいひんどうろ、英語: DAISAN-KEIHIN[1])は、国道466号のうち、東京都世田谷区の玉川インターチェンジから神奈川県横浜市神奈川区の保土ヶ谷インターチェンジまでの区間で、東日本高速道路(NEXCO東日本)が維持と管理を行っている自動車専用の一般有料道路である。また、地域高規格道路の計画路線にも指定されている。 高速道路ナンバリングによる路線番号は、横浜新道とともに「E83」が割り振られている[2]。 略称で第三京浜、第三、三京などと呼ばれることも多い。 概要
歴史国道15号第一京浜と国道1号第二京浜に続いての東京と横浜を結ぶ京浜道路として、第三京浜道路が計画された。 元々の計画は、1929年(昭和4年)5月に鎌倉急行電気鉄道が、渋谷駅から藤沢駅を通り鎌倉坂ノ下まで[3]の鉄道事業免許を取得し、その後、自動車専用道路に計画を変更したことが始まりである。また、1954年(昭和29年)3月に東京急行電鉄(東急)が、渋谷 - 江ノ島間に「東急ターンパイク」の建設を計画したが、建設省による整備が決まったことにより、代案として田園都市線の計画に変更することになる。 1964年(昭和39年)10月6日に一部区間が開通し、1965年(昭和40年)12月19日に全線が開通した。開通当初は「一般都県道東京野川横浜線」とされ、国道に指定されていなかった。これは、当時の法令などにより国道指定が困難であったため、都道府県道とされたものである[4]。しかし、道路の長さを伸ばすことが重視されていた時代において、破格なまでの幅員で建設された第三京浜道路は、日本初の6車線の自動車専用道路となった[5]。また、自動車専用道路として初めて全線に水銀灯の道路照明灯も設置されることとなった。 年表
路線状況![]() 車線・最高速度
道路施設多摩川橋東京都世田谷区と神奈川県川崎市高津区の間を流れる多摩川を越える、第三京浜道路の橋である。 →詳細は「多摩川橋 (第三京浜道路)」を参照
所管警察東京都部分も含め、神奈川県警察高速道路交通警察隊港北分駐所の管轄である[8]。 地理![]() 通過する自治体インターチェンジなど
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交通量24時間交通量(台)道路交通センサス
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成) その他料金各料金所にはETCシステムが設置されているが、ETCマイレージサービスを除くETC割引制度は適用されない。 全線通行時の料金 通行券について
ハイウェイラジオ
路線バス数系統の路線バスが運行している。ただし、現在運行中の路線はバス停留所を第三京浜道路内に設置していない。(注: IC = インターチェンジ) 運行路線廃止路線
第二東海自動車道第二東海自動車道の基本計画上の起点は、国土交通省の資料[15]によると玉川インターチェンジとなっており、さらに東京外かく環状道路に接続とされている。第三京浜道路の玉川インターチェンジも国土交通省の図表[16]では東京外かく環状道路に接続する予定となっている。国土交通省の資料だけで比較すると第三京浜道路を第二東海自動車道に転用するかのように見える。しかし、国土交通省が第三京浜道路を第二東海自動車道に転用する計画を持っているかどうかに関しては資料が存在しないため不明のままである。日本高速道路保有・債務返済機構の資料[17]では東名高速道路と横浜新道及び第三京浜道路の概ね中間を通り、東京都内にて東京外かく環状道路に接続するように記載されているが、具体的に中間を通ると決まっているわけではない。 ギャラリー
脚注
参考文献
関連項目
京浜国道外部リンク |
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