胸さわぎの放課後『胸さわぎの放課後』(むなさわぎのほうかご)は、1981年から1983年まで『週刊少年マガジン』に連載された村生ミオの漫画作品。映画化、テレビドラマ化もなされた。 概要
映画
1982年4月17日公開。配給は東映[2][3]。公開当時、ジャニーズ事務所に所属したひかる一平主演の学園ドラマ[4][5]。併映は真田広之主演の『龍の忍者』。 キャスト
スタッフ主題歌
製作製作が公表された1981年夏は[5]、1982年の東映正月映画に決定と報じられたが[5]、正月枠は『セーラー服と機関銃』『燃える勇者』の二本立てに変更になった。他にも松田聖子と沖田浩之のそれぞれの主演映画二枚立てとする報道もあったが[6]、本作は1982年の春休み東映まんがまつり後の公開となった。 主演のひかる一平は公開当時、人気が急上昇中[5]。相手となる沢田知佳役はオーディションで坂上とし恵が選ばれた[2][3]。坂上はまだ歌手デビュー前で、『レッツゴーヤング』(NHK)のサンデーズのレギュラーではあったが、ほぼ無名だった[3]。 二人とも実際に高校在学中で、"二人がいつも胸騒ぎしている状態をエイトビートのリズムに乗せて描く"と告知された[5]。 監督の石山昭信は、北海道旭川東高校卒業後、地元の国策パルプ工業に勤務し、その後東京の誠文堂新光社の編集部に在籍[4]。10年会社勤めをした後、映画が好きでシナリオ研究所に通い、藤田敏八の勧めでフリーの助監督として映画界入りした異色の経歴[4]。藤田監督の『野良猫ロック ワイルド・ジャンボ』『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』『赤ちょうちん』や、黒木和雄監督の『祭りの準備』、山田典吾監督の『はだしのゲン』などに助監として就き[3][4]、長谷川和彦監督の『青春の殺人者』ではチーフの助監督を務め[3][4]、本作が映画デビュー作[4]。 古田求による脚本も軽妙なヤング用語を全編に散りばめ、作品の面白さを醸し出す[3]。音楽は当時は沢田研二の編曲者として知られた[3]伊藤銀次が担当し、ひかる一平の主題歌「胸さわぎの放課後」(フォーライフレコード)の作詞を松本隆、作曲を原田真二が担当しており[3]、ポップス映画とも呼べそうなフィーリングを持つ映画となっている[2][3]。 備考容易には視聴ができない映画の一本とされる[7]。 テレビドラマ
フジテレビの『月曜ドラマランド』において、1983年に2作が放送された。主演は少年隊。 キャストスタッフ放送日
脚注
外部リンク |
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