1976年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月9日に開幕した。ナショナルリーグの第8回リーグチャンピオンシップシリーズ(英語: 8th National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、同日から12日にかけて計3試合が開催された。その結果、シンシナティ・レッズ(西地区)がフィラデルフィア・フィリーズ(東地区)を3勝0敗で下し、2年連続8回目のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。
レギュラーシーズンで100勝以上を挙げた球団どうしがリーグ優勝決定戦で対戦するのは、1971年のアメリカンリーグ優勝決定戦以来5年ぶり2度目[1]。この年のレギュラーシーズンでは両球団は12試合対戦し、フィリーズが7勝5敗と勝ち越していた[2]。この年のペンシルベニア州フィラデルフィアは、同市での13植民地によるアメリカ独立宣言から200周年の節目の年であったことや、フィリーズが1950年のワールドシリーズ以来26年ぶりにポストシーズンへ進出したことなどから盛り上がっていたが、レッズはフィリーズに1勝もさせなかった[3]。このあとレッズは、ワールドシリーズでもアメリカンリーグ王者ニューヨーク・ヤンキースを4勝0敗で下し、2年連続4度目の優勝を成し遂げた。リーグ優勝決定戦が導入された1969年以降、ポストシーズン全勝優勝は今回のレッズが初であり[4]、2025年現在も史上唯一である。
試合結果
1976年のナショナルリーグ優勝決定戦は10月9日に開幕し、途中に移動日を挟んで4日間で3試合が行われた。日程・結果は以下の通り。
日付 |
試合 |
ビジター球団(先攻) |
スコア |
ホーム球団(後攻) |
開催球場
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10月09日(土) |
第1戦 |
シンシナティ・レッズ |
6-3 |
フィラデルフィア・フィリーズ |
ベテランズ・スタジアム |
|
10月10日(日) |
第2戦 |
シンシナティ・レッズ |
6-2 |
フィラデルフィア・フィリーズ
|
10月11日(月) |
|
移動日 |
|
10月12日(火) |
第3戦 |
フィラデルフィア・フィリーズ |
6-7x |
シンシナティ・レッズ |
リバーフロント・スタジアム
|
優勝:シンシナティ・レッズ(3勝0敗 / 2年連続8度目)
|
第1戦 10月9日
第2戦 10月10日
第3戦 10月12日
脚注
- ^ David Barron, "In Astros vs. Red Sox, it’s a matchup of the best and brightest," HoustonChronicle.com, October 12, 2018. 2020年12月19日閲覧。
- ^ "1976 Philadelphia Phillies Schedule," Baseball-Reference.com. 2020年12月19日閲覧。
- ^ Jim Salisbury, INQUIRER STAFF WRITER, "The ’76 Phils were the start of something big," Inquirer.com, March 29, 2009. 2020年12月19日閲覧。
- ^ Alaa Abdeldaiem, "Has an MLB Team Ever Swept the Postseason?," SI.com, October 4, 2018. 2020年12月19日閲覧。
外部リンク
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球団 | |
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歴代本拠地 | |
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永久欠番 | |
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レッズ球団殿堂 | |
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ワールドシリーズ敗退(4回) | |
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リーグ優勝(9回) | |
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できごと | |
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傘下マイナーチーム | |
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球団 | |
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文化 | |
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