1995年の世界ラリー選手権(1995 World Rally Championship season)は、FIA世界ラリー選手権の第23回大会となる。1月22日のラリー・モンテカルロで開幕し、11月19日の最終戦ラリー・グレートブリテンまで全8戦で争われた。ドライバーズタイトルはスバルのコリン・マクレーが獲得した[1]。マニファクチャラーズ・タイトルはスバルが獲得した[2]。
トヨタがラリー・カタルーニャで不正なリストリクターを使用していたことが発覚(※詳細は該当項目を参照)し、FIAは同チームのポイントを剥奪、翌シーズンの出場停止を決定した。FIA会長のマックス・モズレーは不正リストリクターについて「過去30年のモータースポーツにおいて私が見た最も巧妙な装置だ。」と語った。チームと同様にトヨタ所属の3名のドライバー、ユハ・カンクネン、ディディエ・オリオール、アルミン・シュヴァルツも選手権ポイントを剥奪された。カンクネンはタイトルを争える位置にあった。モズレーは「ドライバーは何が行われていたか気づいてはいなかった。」と語った[3]。
参加チームとドライバー
チーム
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コンストラクター
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車両
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タイヤ
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車番
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ドライバー
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参戦ラウンド
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トヨタ・カストロール・チーム
|
トヨタ
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トヨタ・セリカ GT-Four ST205
|
M
|
1
|
ディディエ・オリオール
|
全戦
|
2
|
ユハ・カンクネン
|
全戦
|
3
|
アルミン・シュヴァルツ
|
全戦
|
14
|
トーマス・ラドストローム
|
2
|
藤本吉郎
|
5-6, 8
|
15
|
トーマス・ヤンソン
|
2
|
16
|
ニール・ベイツ
|
6
|
スバル・ワールドラリーチーム
|
スバル
|
インプレッサ 555
|
P
|
4
|
コリン・マクレー
|
全戦
|
5
|
カルロス・サインツ
|
全戦
|
6
|
ピエロ・リアッティ
|
1, 4, 7
|
マッツ・ヨンソン
|
2
|
リチャード・バーンズ
|
3, 8
|
ポッサム・ボーン
|
5-6
|
14
|
リチャード・バーンズ
|
5
|
R.A.S. フォード
|
フォード
|
エスコートRSコスワース
|
M
|
7
|
フランソワ・デルクール
|
全戦
|
8
|
ブルーノ・ティリー
|
全戦
|
9
|
スティグ・ブロンクビスト
|
2
|
アレックス・フィオリオ
|
3
|
パトリック・ベルナルディーニ
|
4
|
ニール・オールポート
|
5
|
マルコム・ウィルソン
|
8
|
チーム三菱・ラリーアート
|
三菱
|
ランサー・エボ2 ランサー・エボ3
|
M
|
10
|
ケネス・エリクソン
|
2, 5-6, 8
|
イゾルデ・ホルデリート
|
3-4
|
11
|
トミ・マキネン
|
1-2, 4-8
|
ホルヘ・リカルデ
|
3
|
12
|
アンドレア・アギーニ
|
1, 4, 7
|
ケネス・バックランド
|
2
|
ルイ・マディラ
|
3, 8
|
エド・オーディンスキー
|
5-6
|
14
|
ルイ・マディラ
|
1, 4-7
|
15
|
ホルヘ・リカルデ
|
4-6
|
26
|
イゾルデ・ホルデリート
|
1, 5-8
|
イベント
1995年の世界ラリー選手権 イベントマップ
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黒 = ターマック
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茶 = グラベル
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青 = アイス/スノー
|
赤 = 混合
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レース結果とランキング
ドライバーズ・チャンピオンシップ
マニュファクチャラーズ・チャンピオンシップ
順位
|
マニファクチャラー
|
MON
|
SWE
|
POR
|
FRA
|
NZL
|
AUS
|
ESP
|
GBR
|
総ポイント
|
1
|
スバル
|
46 |
- |
60 |
39 |
48 |
29 |
64 |
64
|
350
|
2
|
三菱
|
36 |
64 |
32 |
36 |
31 |
56 |
33 |
19
|
307
|
3
|
フォード
|
47 |
28 |
26 |
42 |
26 |
15 |
21 |
18
|
223
|
DQ
|
トヨタ
|
25 |
46 |
50 |
42 |
54 |
43 |
- |
-
|
260
|
参照
外部リンク