2018年平昌オリンピックのフィギュアスケート競技
2018年平昌オリンピックのフィギュアスケート競技(2018ねんピョンチャンオリンピックのフィギュアスケートきょうぎ)は、2018年韓国で開催の2018年平昌オリンピックにて実施されたフィギュアスケートの国際競技会である。 概要2018年平昌オリンピックのフィギュアスケート競技は国際オリンピック委員会の統括のもとで国際スケート連盟が管理進行し、江陵市にある江陵アイスアリーナにて男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスおよび団体の5種目が実施される。 今大会が2回目の実施となった団体戦では、カナダのチームが優勝した。銀メダルは組織的ドーピング問題で個人参加となったロシアからのオリンピック選手チーム、銅メダルはアメリカのチームが獲得した。 ペアではドイツのアリオナ・サフチェンコ/ブリュノ・マッソ組が優勝した。サフチェンコは5回目の出場となった今大会で悲願の金メダル獲得となった。銀メダルは0.43点の僅差で中国の隋文静/韓聰組が、銅メダルはカナダのメーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード組が獲得した。 男子シングルでは、日本の羽生結弦が1952年オスロオリンピックのディック・バトン以来、66年ぶりの連覇を達成した。同じく日本の宇野昌磨も初出場で銀メダルを獲得し、日本フィギュア史上初のオリンピックワンツーフィニッシュの快挙を果たした。スペインのハビエル・フェルナンデスが銅メダルを獲得し、スペインでは初となるフィギュアスケートのオリンピックメダリストとなった。 アイスダンスでは、カナダのテッサ・ヴァーチュ/スコット・モイア組が歴代最高得点をマークして優勝、団体戦との2冠を達成した。フランスのガブリエラ・パパダキス/ギヨーム・シゼロン組がフリーで歴代最高得点を更新するも僅差で銀メダル、アメリカのマイア・シブタニ/アレックス・シブタニ組が銅メダルを獲得した。なお、アジア系のカップルがアイスダンスのオリンピックメダリストとなったのはこれが初めてであった。 日本の村元哉中/クリス・リード組も、2006年トリノオリンピックの渡辺心/木戸章之組に並ぶ日本歴代最高順位の15位に入った。 女子シングルではOARとして出場したロシアのアリーナ・ザギトワが金メダル、同じロシアのエフゲニア・メドベージェワが銀メダルを獲得しワンツーフィニッシュした。銅メダルはカナダのケイトリン・オズモンドが獲得した。 出場枠各種目ごと各国に対して与えられた出場枠は、2017年3月に開催された世界フィギュアスケート選手権および2017年9月に開催された2017年ネーベルホルン杯の成績、開催国枠により以下のとおりに決定する。
競技日程競技時間は韓国標準時。日本と平昌との時差はない。 競技日程は全米での放映権を持つNBCからゴールデンタイムでの生中継の希望があり、ほぼ全日程午前10時(アメリカ東部標準時(EST)午後8時)スタートという異例の事態となった。
競技結果各国メダル数
個人戦男子シングル![]() →詳細は「2018年平昌オリンピックのフィギュアスケート競技・男子シングル」を参照
女子シングル![]()
ペア![]()
アイスダンス![]()
団体戦参加10カ国が予選に参加しショートプログラム(ショートダンス)を滑走し、1位が10点、2位が9点・・・10位が1点を獲得する。4種目終了時点で合計得点の上位5カ国が決勝に進出し、フリースケーティング(フリーダンス)を滑走。予選の点数は決勝へと持ち越される。個人戦で複数枠を保持している国は予選と決勝で選手の交代が許されている。
男子シングルショートプログラム
フリースケーティング
女子シングルショートプログラム
フリースケーティング
ペアショートプログラム
フリースケーティング
アイスダンスショートダンス
フリーダンス
脚注
外部リンク |
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