2017年世界フィギュアスケート選手権
2017年世界フィギュアスケート選手権(2017ねんせかいフィギュアスケートせんしゅけん、英語: World Figure Skating Championships 2017)は2017年にフィンランドで行われるフィギュアスケートの国際競技会。 概要2016-2017年シーズン開催の世界フィギュアスケート選手権。シニアクラスの男女シングル、ペア、アイスダンス種目が2017年3月29日から4月2日まで、フィンランド・ヘルシンキで開催され今回で107回目を迎える。フィンランドでの開催は1999年大会以来18年ぶりとなる。 本大会で平昌オリンピックおよび2018年世界選手権の出場枠が決定する。 男子シングルでは、羽生結弦がSP5位と大きく出遅れるが、フリーで自身の持つ歴代最高得点を更新し、2014年大会以来3年ぶりに世界王者に返り咲いた。更に世界選手権2度目の出場となった宇野昌磨がSP、FSともに自己ベストを大きく更新し、銀メダルを獲得、2014年大会以来となる日本勢のワンツーフィニッシュとなり、国外開催の大会では女子シングルも含め初の快挙となった。これにより、男子シングルで日本代表は3大会連続でオリンピックの最大出場枠3を獲得した。銅メダルは前回と同じく金博洋が獲得した。前回、世界選手権連覇のハビエル・フェルナンデスはSPで自己ベストを更新し首位に立つが、フリーで失速、トータルスコアは300点を越えたものの4位となり、表彰台を逃した。 女子シングルでは、エフゲニア・メドベージェワがFS、トータルスコアで自身の持つ歴代最高得点を更新し連覇、2位にはケイトリン・オズモンド、3位にはガブリエル・デールマンが入り、両者とも自身初の世界選手権のメダルを獲得した。世界選手権の女子シングルにおけるカナダ代表のメダル獲得は、2009年大会のジョアニー・ロシェット以来である。日本勢は今大会直前に宮原知子が怪我のため出場を辞退、本郷理華が代理で出場し三原舞依、樋口新葉とともにオリンピック出場枠3を狙ったが、最終的に上位2選手の順位合計が16となり、ソルトレークシティオリンピック以来4大会ぶりにオリンピック出場枠が2枠となった。 ペアは隋文静/韓聰組が初優勝、2010年大会以来となる中国組の優勝となった。アリオナ・サフチェンコ/ブリュノ・マッソ組が銀メダルを獲得。サフチェンコはイリーナ・ロドニナに並ぶ史上最多10個目のメダルを手にした。 アイスダンスでは4年ぶりの出場となったテッサ・ヴァーチュ/スコット・モイア組がSD、トータルスコアで歴代最高得点を叩き出し、3度目の優勝を果たした。2015年、2016年大会組優勝のガブリエラ・パパダキス/ギヨーム・シゼロンは2位となり、3連覇を逃したが、FDでは歴代最高得点を更新。今大会はペアを除くすべての種目で歴代最高得点が記録された。 出場選手枠前回大会の結果を受け、今大会において複数出場枠が与えられた国(地域)は、以下の通りである。
→出場選手枠の詳細については「世界フィギュアスケート選手権 § 各国(地域)別の大会出場枠について」を参照
最低技術点出場のために最低技術点が設定されており、当該シーズンと前シーズンの国際スケート連盟の主催する大会で、ショートプログラム(ショートダンス)とフリースケーティング(フリーダンス)の両方でクリアしていなければ出場ができない。
競技結果各国メダル数
詳細男子シングル![]()
女子シングル![]()
ペア![]()
アイスダンス
脚注出典 |
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