2025年の台風
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軌跡の地図
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最初の熱帯低気圧発生
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2月11日
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最初の台風発生
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6月11日
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最も強かった 台風
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4号(ダナス) – 970 hPa, 65 kt
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熱帯低気圧の総数
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13
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台風の総数
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9
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タイフーンの総数
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4
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スーパータイフーンの総数
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-
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超大型台風の総数
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0
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総死亡者数
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7
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総被害額
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0,000ドル (2025 USD)
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年別台風 2023, 2024, 2025, 2026, 2027
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2025年の台風(2025ねんのたいふう、太平洋北西部および南シナ海[注 1]で発生した熱帯低気圧)のデータ。データは基本的に日本の気象庁の情報に基づき、気象庁が熱帯低気圧としていない一部のものについては、合同台風警報センター (JTWC) のみに準拠する
月別の台風発生数
1月
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2月
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3月
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4月
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5月
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6月
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7月
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8月
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9月
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10月
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11月
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12月
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年間
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2
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7
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9
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各熱帯低気圧の活動時期
各台風の活動時期
台風1号(ウーティップ)
202501・01W
シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
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カテゴリー1 タイフーン (SSHWS)
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発生期間
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6月11日 – 6月15日
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ピーク時の強さ
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60 kt (10分間平均) 980 hPa
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6月11日午前9時、気象庁は台風1号が南シナ海上で発生したと報道した[1]。これは、統計史上5番目に遅い台風1号発生となる[2]。
JTWCは6月14日9時ごろに、台風1号(ウーティップ)がカテゴリー1の台風に昇格したと発表した。
台風はその後、同日15時頃に広東省湛江市付近に上陸し、翌日3時に熱帯低気圧に降格した[3]。
台風2号(セーパット)
202502・02W
トロピカル・ストーム (JMA)
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トロピカル・ストーム (SSHWS)
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発生期間
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6月23日 – 6月25日
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ピーク時の強さ
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35 kt (10分間平均) 1004 hPa
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6月23日9時、気象庁は台風2号が小笠原近海で発生したと報道した。
シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
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トロピカル・ストーム (SSHWS)
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発生期間
|
7月3日 – 7月8日
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ピーク時の強さ
|
55 kt (10分間平均) 990 hPa
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台風3号(ムーン)
202503・04W
気象庁は、7月3日3時頃南シナ海上で、台風3号が発生したと発表した。[4]
タイフーン (JMA)
|
カテゴリー3 タイフーン (SSHWS)
|
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発生期間
|
7月5日 – 7月10日
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ピーク時の強さ
|
65 kt (10分間平均) 970 hPa
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台風4号(ダナス)
202504・05W
気象庁は、7月5日3時頃南シナ海上で、台風4号が発生したと発表した。[5]その後台風は急速に発達していき7月6日の午前9時には、暴風域を伴い同日15時には、強い勢力に達した。その勢力のまま南シナ海上を北上し、台湾中部に上陸した。[6]
台風5号(ナーリー)
202505・06W
シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
|
トロピカル・ストーム (SSHWS)
|
|
発生期間
|
7月13日 – 7月16日
|
ピーク時の強さ
|
55 kt (10分間平均) 985 hPa
|
気象庁は、7月13日3時頃小笠原近海で、台風5号が発生したと発表した。[7]気象庁によると、台風5号は、7月15日午前2時北海道襟裳岬付近に上陸した。[8]同日午前9時頃、オホーツク海にて温帯低気圧になった[9]。
台風6号(ウィパー)
202506・09W
シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
|
カテゴリー1 タイフーン (SSHWS)
|
|
発生期間
|
7月18日 – 7月23日
|
ピーク時の強さ
|
60 kt (10分間平均) 970 hPa
|
気象庁は、7月18日午前3時頃、フィリピン東海上で、台風6号が発生したと発表した。[10]
台風7号(フランシスコ)
202507・10W
トロピカル・ストーム (JMA)
|
トロピカル・ストーム (SSHWS)
|
|
発生期間
|
7月23日 – 現在
|
ピーク時の強さ
|
40 kt (10分間平均) 994 hPa
|
気象庁は、7月23日午前9時頃、フィリピン東海上で、台風7号が発生したと発表した。[11]
台風8号(コメイ)
202508・11W
シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
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カテゴリー1 タイフーン (SSHWS)
|
|
発生期間
|
7月23日 – 現在
|
ピーク時の強さ
|
60 kt (10分間平均) 985 hPa
|
気象庁は、7月23日午後9時頃、南シナ海上で、台風8号が発生したと発表した。[12]
台風9号(クローサ)
202509・12W
トロピカル・ストーム (JMA)
|
トロピカル・ストーム (SSHWS)
|
|
発生期間
|
7月23日 – 現在
|
ピーク時の強さ
|
35 kt (10分間平均) 1002 hPa
|
気象庁は、7月24日正午頃、南シナ海上で、台風9号が発生したと発表した。[13]
気象庁が台風と分類しなかった熱帯低気圧
TD03W
6月24日に気象庁の天気図に記載された。JTWCはこの熱帯低気圧に対して、6月25日の午後3時に熱帯低気圧番号を付与した。
[14]
SD07W
7月11日ごろに、気象庁の天気図に記された。もともと、気象庁の天気図は上では台風4号と同じ低圧部のまとまりとして記されていたが、台風4号が台湾の西側を北上する過程で、低圧部が2つに分離して、低圧部の東側の半分が別の熱帯低気圧となった。JTWCは7月13日に、該当する熱帯低気圧を亜熱帯低気圧(=Sub Tropical Depression)と定義して発表した。7月14日午前6時に九州南部に上陸した。
TS08W
JTWCが、7月14日0時に小笠原諸島の上空に熱帯低気圧が発生したと発表した。その6時間後には、トロピカル・ストームの勢力へ至ったと発表した。
各熱帯低気圧の影響
台風・
熱帯低気圧
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名称
|
期間
|
大きさ・
強さ
|
階級
|
最大風速
|
最低気圧
|
影響地域
|
被害額(百万ドル)
|
死者・行方不明者数(人)
|
出典
|
TD
|
-
|
2/11 - 2/17
|
-
|
TD
|
-
|
1006hPa
|
(ベトナム)
|
-
|
-
|
|
台風1号・01W
|
ウーティップ
|
6/11 - 6月15日
|
-
|
STS
|
30m/s(60kt)
|
980hPa
|
中国、ベトナム、カンボジア、ラオス、フィリピン
|
軽微
|
-
|
[15]
|
TY
|
35m/s(65kt)
|
979hPa
|
TD
|
(オーリング)
|
6/11 - 6/13
|
-
|
TD
|
13m/s(25kt)
|
1002hPa
|
-
|
-
|
-
|
[15]
|
TD
|
13m/s(25kt)
|
1004hPa
|
台風2号・02W
|
セーパット
|
6/22 - 6/25
|
-
|
TS
|
18m/s(35kt)
|
1004hPa
|
(日本)
|
-
|
-
|
|
TS
|
20m/s(40kt)
|
1000hPa
|
TD・03W
|
-
|
6/24 - 6/26
|
-
|
TD
|
-
|
1004hPa
|
(中国)
|
-
|
-
|
|
TD
|
-
|
1004hPa
|
台風3号・04W
|
ムーン
|
7/3 - 7/7
|
-
|
STS
|
25m/s(50kt)
|
990hPa
|
(小笠原諸島)
|
-
|
-
|
|
TS
|
25m/s(50kt)
|
982hPa
|
台風4号・05W
|
ダナス
|
7/5 - 7/11
|
強い
|
TY
|
35m/s(65kt)
|
970hPa
|
台湾・中国本土
|
>10万ドル
|
7人
|
|
TY
|
45m/s(100kt)
|
954hPa
|
台風5号・06W
|
ナーリー
|
7/12 - 7/15
|
-
|
STS
|
25m/s(35kt)
|
985hPa
|
小笠原諸島・日本
|
-
|
-
|
|
TS
|
25m/s(35kt)
|
983hPa
|
SD・07W
|
-
|
7/12 - 7/14
|
-
|
TD
|
-
|
992hPa
|
日本
|
-
|
-
|
|
SD
|
15m/s(30kt)
|
993hPa
|
TS08W
|
-
|
7/14 - 7/17
|
-
|
-
|
-
|
-
|
(日本)
|
-
|
-
|
|
TS
|
20m/s(40kt)
|
1000hPa
|
台風6号・09W
|
ウィパー
|
7/18 - 7/23
|
-
|
STS
|
30m/s(60kt)
|
970hPa
|
海南島
|
軽微
|
不明
|
|
TY
|
35m/s(65kt)
|
970hPa
|
台風7号・10W
|
フランシスコ
|
7/23 - 現在
|
-
|
TS
|
18m/s(35kt)
|
996hPa
|
-
|
不明
|
不明
|
|
TD
|
15m/s(30kt)
|
997hPa
|
11W
|
-
|
7/23 - 現在
|
-
|
TDS
|
13m/s(25kt)
|
1000hPa
|
-
|
-
|
不明
|
|
TD
|
13m/s(25kt)
|
997hPa
|
12W
|
-
|
7/24 - 現在
|
-
|
TDS
|
-m/s(-kt)
|
1008hPa
|
-
|
-
|
不明
|
|
TD
|
13m/s(25kt)
|
1007hPa
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
- 「期間」は熱帯低気圧として存命した期間を表す。台風が熱帯低気圧に変わった場合、熱低化から消滅までの期間も含む。
- 「階級」は気象庁が示す国際分類で、TD=トロピカル・デプレッション、TS=トロピカル・ストーム、STS=シビア・トロピカル・ストーム、TY=タイフーンである。STY=スーパータイフーンは、合同台風警報センター(JTWC)の分類で、タイフーンのうち最大風速が130kt(約65m/s、1分間平均)以上のもの。
- 合同台風警報センター(JTWC)の表記のうち、MD=モンスーン・ディプレッション(モンスーン型の熱帯低気圧)、WV=トロピカル・ウェーブ(高気圧の縁に出来る熱帯の波)、DB=トロピカル・ディスターバンス(熱帯擾乱)、DS=ディスィペインティング(散逸擾乱)、IN=インランド(地形性低気圧)、SD=サブ・トロピカル・ディプレッション(亜熱帯低気圧)、SS=サブ・トロピカル・ストーム(亜熱帯性台風)、EX=エクストラ・トロピカル・システムズ(温帯低気圧またはそれに準ずるもの)をそれぞれ表す。このうちWV,DBはLPA(低圧部)に属し、MD、SDは熱帯低気圧に属する。
- なお、米軍の2025年の最終事後解析は2026年8月31日に公開される予定の資料を出典にて明記する。
- 上段は気象庁の情報、下段はJTWCの情報である。
日本に上陸または通過した台風の影響
台風・
熱帯低気圧
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名称
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期間
|
警報レベル
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暴風
|
波浪
|
高潮
|
大雨
|
影響地域
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台風5号
|
ナーリー
|
7/12 - 現在
|
レベル3
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注意報
|
注意報
|
警報
|
警報
|
北海道南部
|
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脚注
注釈
- ^ 気象庁の観測対象範囲である東経100度から180度までの北半球。
出典
- ^ “News dig”. TBS (2025年6月11日). 2025年6月11日閲覧。
- ^ “デジタル台風:2025年台風1号(ウーティップ|WUTIP)”. デジタル台風. 2024年6月15日閲覧。
- ^ “台風1号 熱帯低気圧に変わりました”. tenki.jp (2025年6月15日). 2025年7月16日閲覧。
- ^ “台風3号が発生 進路予想に幅”. NHK (2025年7月3日). 2025年7月7日閲覧。
- ^ “ウェザーニュース”. ウェザニュース (2025年7月5日). 2025年7月7日閲覧。
- ^ “台風4号(だ那須)、台湾中部上陸” (2025年7月6日). 2025年7月7日閲覧。
- ^ “台風5号が発生”. NHK (2025年7月13日). 2025年7月13日閲覧。
- ^ “【速報】台風5号 午前2時ごろ北海道襟裳岬付近に上陸 気象庁”. テレビ朝日 (2025年7月15日). 2025年7月15日閲覧。
- ^ “台風5号は温帯低気圧に変わりました 午後も北海道の沿岸は高波に警戒”. tenki.jp (2025年7月15日). 2025年7月16日閲覧。
- ^ “台風6号発生”. 日本気象協会 (2025年7月22日). 2025年7月22日閲覧。
- ^ “台風7号(フランシスコ)発生 今月5つ目 沖縄に接近し荒天のおそれ”. ウェザーニュース (2025年7月23日). 2025年7月24日閲覧。
- ^ “台風8号が発生”. NHK (2025年7月24日). 2025年7月24日閲覧。
- ^ “台風9号(クローサ)発生 今週3つ目でトリプル台風に 小笠原に接近”. ウェザーニュース (2025年7月24日). 2025年7月24日閲覧。
- ^ “台風2号発生”. Yahooニュース (2025年6月23日). 2025年7月1日閲覧。
- ^ a b “【台風進路】台風1号発生か?”. Yahoo! ニュース. Yahoo! ニュース (2025年6月11日). 2025年6月11日閲覧。
外部リンク
気象庁
国立情報学研究所
合同台風警報センター
世界気象機関
フィリピン大気地球物理天文局
アメリカ海軍調査研究所