ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会〜桃神祭〜『ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会〜桃神祭〜』(ももクロなつのバカさわぎ にせんじゅうよん にっさんスタジアムたいかい とうじんさい)は、2014年7月26日と27日に開催されたライブ。Blu-ray & DVDとして発売されている。 概要テーマは「日本の祭り」であり、ステージ中央には約5億円をかけて制作された20mの巨大神社がお目見えし、その左右には太鼓橋や縁日の屋台が設けられた[1]。巫女や天女などの衣装を纏ったメンバーはライブ中に屋台へ立ち寄り、かき氷に焼きそば、スイカ、綿あめを手に取りながら歌うシーンもあり、神輿や巨大な山車に乗って会場内を移動した。 〝日本一の夏祭りを作る〟というコンセプトに沿って、全国各地のお祭り団体から総勢630名が集結し、ももクロの楽曲に合わせた踊りを披露した[2]。さらに、メンバーが衣装替えをする幕間では盆踊りや阿波踊り、よさこいなどの伝統芸能をステージや花道で展開した。
バックの生演奏は恒例の「ダウンタウンももクロバンド」に加え、太鼓奏者のヒダノ修一率いる和楽器バンド「ヒダノ修一社中」も参加。太鼓・三味線・尺八・篠笛といった和楽器の演奏が取り入れられた。 グループの大規模ライブでは初めて着席指定席が導入された。高齢のファンも来場していることを知ったリーダーの百田夏菜子は、「いろんな世代の方が集まって一緒にバカ騒ぎしてるのが楽しくて。何歳になってもバカやってたいなって。いくつになってもいろんな世代の方がいろんな場所から集まってもらえる環境を作っていきたいね」と語った[3]。 前年に同じ日産スタジアムでライブを行った際は、中央の芝生エリアに観客を入れなかったが、今回は座席を設置した。外周通路などを設けたため観客席の増加は期待ほどでは無かったものの[4]、初日に6万1989人、2日目に6万2632人を動員した[1]。また、前年まで夏のライブは「サマーダイブ(SUMMER DIVE)」という名称で行われていたが、この年から新しい名称とコンセプトに衣替えされた。 ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会〜桃神祭〜 Day1
ゲストなお客席には高城れにの出身小学校の生徒たちが招待された。 セットリスト
特典映像(Blu-ray & DVD)
ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会〜桃神祭〜 Day2
「天手力男」の奇跡開場前から大雨となり、落雷の危険性があったため、ライブ開始は当初予定より1時間遅れとなった。会場は夜の21時までしか音が出せないこともあり、初日と同様の構成でライブを行うことが困難となり、雨の影響で動作確認がとれていないリフト類の使用が中止され、移動フォーメーションや振り付け、衣装替えなどに急遽変更が加わった[5]。 開演直後は雨が降り続いており、3曲目の「天手力男」の歌い出しでは百田夏菜子が“この雨絶対止むぞー! お前らの力で晴れにしようぜー!”と観客を鼓舞。するとその後、天候は急激に回復。曲中には雨が止み、太陽が顔をのぞかせた。なお、この際に歌っていた「天手力男」(アメノタヂカラオ)とは日本古来の神様のひとりであり、神話の中では岩戸に隠れていた「天照大神」(あまてらすおおみかみ)を引きずり出し、世界に明るさを取り戻したとされる。「日本の祭り」をテーマにした今回のライブで、奇しくもこの神話が再現される形となった。 5曲目を歌い終わる頃には空に美しい虹が架かり、ファンとともにメンバーは喜びを分かち合い、「モノノフはストーリーを作る」などと口にした[3]。玉井詩織はライブの終盤で「ももクロには今までなかったトラブルもあったけど、それを含めてバカ騒ぎだった」と述べている[3]。 様々な演出の修正が功を奏し、当初予定していた曲目からのカットはGOUNNとタキシードミラージュの2曲にとどまった[5]。 セットリスト
特典映像(Blu-ray & DVD)
サポートメンバー「ダウンタウンももクロバンド」と呼ばれるバンドによる生演奏が行われた。
ライブビューイング両日の公演は、『直送ももクロvol.16 平面革命「ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会〜桃神祭〜」』として、全国の映画館とライブハウスにてライブビューイングが行われた。
出典
外部リンク
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