エマヌエル・クラセ
エマヌエル・クラセ(Emmanuel Clase,[注 1] 1998年3月18日 - )は、ドミニカ共和国マリア・トリニダー・サンチェス州リオ・サンフアン出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのクリーブランド・ガーディアンズ所属。 経歴プロ入りとパドレス傘下時代2015年2月11日にインターナショナル・フリーエージェントでサンディエゴ・パドレスと契約金12.5万ドルで契約を結んだ。6月4日にパドレス傘下のマイナーチームであるルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・パドレスで救援登板しプロデビュー。このシーズンは同チームに専属し、13試合(先発10試合)に登板し、54.1回を投げて、防御率1.99を記録した。 2016年はルーキー級アリゾナリーグ・パドレスに転属し、シーズンを専属した。シーズン成績は8試合(先発2試合)に登板し、24.2回を投げて、防御率4.01を記録した。 2017年はルーキー級アリゾナリーグ・パドレスとA-級トリシティ・ダストデビルズに2チームに所属。シーズン成績は10試合(先発6試合)に登板し、39.0回を投げて、防御率6.00を記録した。 レンジャーズ時代2018年5月7日にブレット・ニコラスとのトレードで、テキサス・レンジャーズへ移籍となり、傘下のA-級スポーケン・インディアンスに配属された[3]。2018年シーズンはA-級スポーケンに専属し、シーズン成績は22試合に登板し、28.1回を投げて、防御率0.64を記録した。 2019年はA-級スポーケンで開幕を迎え[4]、4月23日にAA級フリスコ・ラフライダーズに昇格[5][6] 。7月末までに2チーム合計で39試合(先発1試合)に登板し、44.2回を投げて、防御率2.82を記録。8月2日にメジャー昇格し[7][8]、8月4日のデトロイト・タイガース戦で救援登板しメジャーデビュー。この試合では1.2回を投げて無失点だった[9]。8月20日のロサンゼルス・エンゼルス戦でメジャー初勝利。8月28日のエンゼルス戦でオープナーとしてメジャー初先発。8月30日のシアトル・マリナーズ戦でメジャー初セーブを記録。このシーズンはメジャーで21試合(先発1試合)に登板して2勝3敗1セーブ、防御率2.31を記録した。 インディアンス時代2019年12月15日にコーリー・クルーバーとのトレードで、デライノ・デシールズ・ジュニアと共にクリーブランド・インディアンスへ移籍することが決まった[10]。 2020年5月1日、ボルデノンの陽性反応で80試合の出場停止処分を受けた[11]。この年のメジャー登板は無かった。 2021年は2年ぶりにメジャーで登板し、9月2日に8月度のリリーバー・オブ・ザ・マンスを受賞した[12]。最終的には71試合に登板して、24セーブ、防御率1.29の好成績を残した。 2022年は、7月11日に自身初となるオールスターゲームに選出された[13]。オールスターゲームでは、アメリカン・リーグ1点リードの9回に登板し、ギャレット・クーパー、カイル・シュワーバー、ジェイク・クロネンワースから3者連続三振を奪って、セーブを記録した[14]。最終的には、ブルージェイズのアダム・シンバーと共に両リーグトップの77試合に登板し[15]、42セーブを記録し、ア・リーグのセーブ王に輝いた。 オフの12月5日にはファーストチームの中継ぎ投手の1人として自身初となるオールMLBチームに選出された[16]。12月6日にア・リーグの最優秀救援投手賞(マリアノ・リベラAL最優秀救援投手賞)を初受賞した[15]。 2023年7月2日に選手間投票で通算2度目となるオールスターゲームに選出されたが[17]、7月7日に妻の出産に立ち会うため辞退した[18]。8月5日のホワイトソックス戦の6回にホセ・ラミレスとティム・アンダーソンが乱闘を行ったが、クラセもこれに関わったとして退場処分を受けた[19]。 選手としての特徴
最速102.6mph(約165.1km/h)[21]、平均100mph近く出るカッター[注 2]が投球の約6割を占め、残り約4割が平均92mphのスライダーとなっている。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
タイトル
表彰
記録
背番号
脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
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