エリザベート・トゥルシンバエワ
エリザベート・バイタコヴナ・トゥルシンバエワ(ロシア語: Элизабет Байтаковна Турсынбаева[1]、2000年2月14日 - )は、ロシア出身、カザフスタン代表の元フィギュアスケート選手(女子シングル)。 人物モスクワ生まれだが、父親はカザフスタン、母親はキルギス出身。兄もスケートの国内チャンピオン。フィギュアスケートの他にもヴァイオリンはプロ級の腕前で、ピアノも弾く事が出来る。 2019年の世界選手権において、シニアの女子選手として初めて四回転ジャンプを成功させた[2]。 経歴2015-2016シーズン、シニアデビュー2013年、コーチをブライアン・オーサー、トレイシー・ウィルソンとし、カナダを拠点に活動する。 チャレンジャーシリーズにおいて、USクラシック、ゴールデンスピン、タリントロフィーに出場し次々好成績を収める。グランプリシリーズのスケートアメリカ(4位)、スケートカナダ(7位)に出場。リレハンメルユースオリンピックでは銅メダルを獲得。 世界ジュニア選手権では、SPで14位FS4位、総合5位で終えた。 世界選手権で、SP12位FS10位、総合12位で終えた。 2016-2017シーズン![]() チャレンジシリーズのオータムクラシックで銅メダルを獲得。2年目のグランプリシリーズは2戦出場し、5位と8位。初出場の四大陸選手権はSPを3位で折り返すもFSで振るわず8位に終わる。世界選手権ではSP10位FS8位、総合9位となり次年に開催される平昌オリンピック及び世界選手権のカザフスタンの女子シングルの出場枠を2獲得した。 2017-2018シーズンチャレンジシリーズではオータムクラシックで、銅メダルを2年連続で獲得。アイススターでは金メダルを獲得。3年目のグランプリシリーズのフランス杯でFSを3位で終え、自己ベストの200.98点で5位。ロステレコム杯では8位。四大陸選手権では12位。平昌オリンピックでは12位。世界選手権では11位。 2018-2019シーズン![]() コーチをブライアン・オーサー、トレイシー・ウィルソンから、再びエテリ・トゥトベリーゼに変更し、練習拠点をロシア・モスクワに戻した[3]。チャレンジシリーズではオンドレイネペラトロフィーならびにフィンランディア杯で銀メダルを獲得し、チャレンジシリーズにおけるメダル獲得数を9に伸ばした。 四大陸選手権ではSPで6位と出遅れるも、FSで4回転サルコウに初挑戦(失敗)するなど積極的な滑りを見せ3位、総合で2位。カザフスタンの女子選手としては史上初めてISUチャンピオンシップスのメダルを手にした。 ユニバーシアードでも4回転サルコウに挑戦し(失敗)2位となった。 世界選手権では、SPでほぼ完ぺきな演技をして3位につける。FSでは4回転サルコウに初成功し、FSの得点は4位だったものの、総合で2位、銀メダルを獲得。カザフスタンの女子として、史上初めて世界選手権の表彰台に立った[2]。 2019-2020シーズン怪我(腰痛・背面痛)のため2019年ロンバルディアトロフィーを欠場。その後の上海トロフィーに出場し2位に入るも、グランプリシリーズは2019年スケートアメリカ、2019年資生堂中国杯ともに欠場した。 2020-2021シーズンから引退まで2020/2021シーズンは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行拡大した影響で各大会が軒並み中止となり、活動目標そのものが無くなってしまう。さらに以前からの腰痛・背面痛が慢性化して克服が難しくなり、翌2021年9月をもって現役引退を表明した[4]。今後は、祖国カザフスタンのフィギュアスケート発展に助力する旨を伝えている。 主な戦績
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脚注
参考文献外部リンク
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