ヤング・フランケンシュタイン
『ヤング・フランケンシュタイン』(原題: Young Frankenstein)は、1974年に製作されたアメリカ合衆国のコメディ映画。 ストーリートランシルヴァニアのビューフォート・フランケンシュタインは、息子のヴィクターが怪物を造りだし家名を汚したことで遺産を息子ではなく曽孫に譲るという遺言書を遺した。その曾孫のフレデリック(ジーン・ワイルダー)はボルティモアの有名な脳外科医であり医大講師を勤めていた。なおフレデリックも祖先の行為を快く思っておらず、フランケンシュタインと呼ばれることを嫌っており、自身の名字は英語読みのフロンコンスティンであるとむきになって訂正する。 フランケンシュタイン家の使者がボルティモアへやって来て、フレデリックに曽祖父の遺言と家督を継がねばならないことを告げる。フレデリックにはエリザベス(マデリーン・カーン)という恋人がいるためボルティモアに留まりたかったが、説得されてトランシルヴァニアに行くことになった。トランシルヴァニアの屋敷でフレデリックは、祖父のヴィクターが死体を甦らせる実験をした時の記録を発見し、この実験を引き継ぐことを決心する。ついにはヴィクター同様、絞首刑となった死体を掘り返してきてモンスター(ピーター・ボイル)を造り上げてしまう。ところが、助手のアイゴール(マーティ・フェルドマン)が持ってきた脳は精神異常者の(原語は「Abby Normal's (A. B. Normal, abnormal)」)ものだった。 モンスターは屋敷を飛び出して彷徨い歩き、孤独な盲目の男(ジーン・ハックマン)の家に入り込んでしまう。盲目の男は相手がモンスターだとは判らずに親切にするが、モンスターはその家を飛び出す。一方、かつてヴィクターの恋人だった老家政婦ブルッハー(クロリス・リーチマン)からモンスターはバイオリンで弾く子守唄が好きであることを聞いたフレデリックは、バイオリンでモンスターをおびきだし実験室に閉じ込め、手なずけることに成功する。 フレデリックはモンスター創造の実験の成果を学界に発表するため、ある劇場に多数の学者たちを集めてミュージカルを発表する。発表は無事に終わったが、余興にタップダンスを踊らせていた時にライトがショートして放電したことに驚いたモンスターが暴れだした。モンスターは警官に捕らえられ留置場につながれたが、警官の首を絞めて脱走。フレデリックに会うためにトランシルヴァニアを訪れていたエリザベスを誘拐し、森の中に逃げ込む。 キャスト
賞歴元ネタ
ミュージカルメル・ブルックスの作詞・作曲・脚本で、2007年にブロードウェイ・ミュージカル化された。演出・振付はスーザン・ストローマン。共同脚本はトーマス・ミーハン。 2007年10月11日からのプレビュー公演を経て、同年11月8日から2009年1月4日までフォックスウッズ・シアターで上演。トニー賞3部門ノミネート。 オリジナル・キャスト
日本での公演『ヤングフランケンシュタイン』のタイトルで、2017年8月1日ー9月3日(東京国際フォーラム)・7日ー10日(オリックス劇場)に日本版が上演。演出・日本語版脚本は福田雄一、主演は小栗旬で本作がミュージカル初主演となる[1]。 キャスト(日本版)スタッフ(日本版)その他
出典
外部リンク |
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