向井地美音 >
向井地美音ソロコンサート 〜大声でいま伝えたいことがある〜
『向井地美音ソロコンサート 〜大声でいま伝えたいことがある〜』(むかいちみおんソロコンサート おおごえでいまつたえたいことがある)は、2017年(平成29年)1月19日に東京ドームシティホール(ミーツポート内)で開催された、AKB48メンバー・向井地美音のソロコンサートである。
2017年8月4日に当コンサートを収録したDVD・Blu-ray Discがリリースされた。
背景
向井地美音は1歳時からの子役活動を経て、2013年にアイドルグループ・AKB48に加入。第15期研究生からチーム4を経てチームK(公演当時)に異動した後、2016年6月1日発売のシングル「翼はいらない」でセンターに抜擢されるまでに成長した[1]。
当コンサートの開催概要は、2016年12月18日にインテックス大阪で行われた「ハイテンション」劇場盤発売記念大握手会にて発表された[2][3]。AKB48グループは2017年1月14日と15日に『新春!チーム8祭り』[3]、同16日に『AKB48 13期生公演』、同18日に『AKB48 16期生コンサート』が東京ドームシティホールにて開催されており[4]、当コンサートはその5日目として位置づけられた。
なお、開催日は、向井地がAKB48のオーディションに合格して4周年となる記念日でもある[1][5]。
内容
会場となった東京ドームシティホール
当コンサートで歌われた楽曲は計23曲で、セットリストは先輩の柏木由紀に相談しながら決めたとのこと[6]。
特にダンスがあまり得意ではなかったという向井地のために[7]、12名の女性ダンサーがサポートメンバーとして参加[5]。また、かつてのAKB48の先輩メンバーの映像をバックに歌う楽曲も編成されており[2][5]、訪れたファン曰く「神が見守ってるみたい」と驚きの声が上がった[6]。
衣装は新たに5着が茅野しのぶ(オサレカンパニー)によって制作[6]。それらを紹介するためにDVDでは“テイクアウトライブカード”という衣装紹介動画が収められており、これはAKB48グループ史上初の事である[6]。
本編最後では、「4年間、早いようで長いようであっという間だった」とAKB48加入からの4年間を振り返り[2]、
私は、これからはもう、いい子ちゃんでいるのはやめようと思います。
AKB48の先頭に立って、グループを引っ張る存在になりたい。でもどこか遠慮してしまう自分がいるのも事実です。「私がやらなきゃ誰がやるんだ!?」と…。
私はAKB48の20周年(2025年)まで居続けたいと本気で思っています。それだけ私はAKB48が大好きだし、AKB48愛は本気なので、これからもそんな私を支え続けてくれたら嬉しいです。
皆さん、あと9年“オタ卒”できないけどいいですか?
と高らかに宣言した[2][5]。事実、向井地は当コンサート開催から2年3か月後の2019年4月1日より、横山由依からAKB48グループの第3代目総監督を引き継いでいる。
リリース
当コンサートのDVD・BDは2枚組となっており、Disc2には当日までのメイキング映像や、向井地によるコメンタリー集を収録。また特典として先述のテイクアウトライブカードや、公演時の生写真、イベント抽選券が封入されていた。
販売形態
規格 |
発売日 |
レーベル |
品番
|
DVD
|
2017年8月4日 (2017-08-04) |
AKS |
AKB-D 2354
|
Blu-ray Disc
|
AKB-D 2355
|
セットリスト
- Overture
- 向井地が生まれた頃からの秘蔵写真や、AKB48加入時以降の映像を編集したものが流れる[5]。
- 天使のしっぽ
- 自身がAKB48の劇場公演で初めて歌った楽曲の一つ[1]。当コンサートではバックダンサーと共に純白の衣装で歌い踊る。
- 憧れのポップスター
- ダンサーがヘアメイクやカメラマンなどに扮して向井地を取り囲む。
- 彼女になれますか?
- 曲の途中で向井地が「あの…、私をあなたの彼女にしてくれますか?」と告白する演出がある。
- Dear My Teacher
- 自身が好きな楽曲の一つ[7]。歌唱後の挨拶では「会場中がみーおんのうちわでいっぱい!」と大興奮だった[2]。
- ガラスのI LOVE YOU
- ここからの3曲は「LOVEメドレー」として構成。向井地の15秒の早着替えをダンサー達によって行った後、AKB48のロゴ入りトロッコに乗って歌唱する[7]。
- ハート型ウイルス
- LOVE修行
- テニス部に入っていた向井地が「30秒で30球のサインボールをテニスラケットで客席に打つ」という荒技に挑んだが[5]、あまりにも限られた時間内で打てなかったため、残ったボールはそのまま素手で投げていた[2][7]。MCの後には向井地がAKB48劇場内で行われたインタビュー映像が流れ、グループに入るきっかけや特別な存在となったメンバー等の思い出を語った[2][7]。
- 制服レジスタンス(with板野友美)
- ここからレジェンドメンバーの歌唱映像をバックに向井地が歌唱。
- Bird(with高橋みなみ)
- バックダンサーが黒い衣装で踊る。
- 黒い天使(with前田敦子)
- ALIVE
- 当コンサートで色んな一面を知ってもらいたいという意向から、急遽セットリストに加えたダンスナンバー[5][7]。
- 翼はいらない
- 向井地の初センター曲。MVと同様ギターを弾きながら歌唱した[1]。使用したギターは、2016年12月15日の『AKB48紅白対抗歌合戦』(当コンサートと同じ東京ドームシティホールにて開催)で横山由依が「365日の紙飛行機」を歌った際に使用したものである[8]。
- 渚のCHERRY
- 前田敦子から受け継がれる黄色い衣装で歌ったが、衣装は当コンサートのために新規制作されたものである[6]。この曲ではスタンドから登場してキャンディーを配る演出も[2]。
- 未来の果実
- ポニーテールとシュシュ
- Everyday、カチューシャ
- 真夏のSounds good !
- 希望的リフレイン
- この曲の後に先述する「20周年まで居続けたい」発言が出る。
- 桜の木になろう
アンコール
- AKB参上!
- 大声ダイヤモンド
- LALALAメッセージ
- 曲の途中でメンバーや元メンバーからのメッセージ映像が流れ、最後に紹介された小嶋陽菜は自身のキャッチフレーズである「埼玉県から来ました~」を継承してほしいとお願いした。その結果「埼玉県から来ました、みーおんこと向井地美音です!」と宣言し、公約を達成した[5][7]。
- ヘビーローテーション
- 大島優子からセンターを引き継いだ名曲[1]。歌唱後は当日出演した12名の女性ダンサーを紹介し、最後に向井地が「最高の日になりました!」と叫んでコンサートは終了した[5]。
脚注
外部リンク
- AKB48公式サイト
|
---|
センター曲 | |
---|
映像作品 | |
---|
テレビドラマ | |
---|
テレビ番組 | |
---|
ラジオ番組 | |
---|
映画 | |
---|
舞台
| |
---|
関連項目 | |
---|
関連人物 | |
---|
|