宮城県道2号石巻鮎川線
宮城県道2号石巻鮎川線(みやぎけんどう2ごう いしのまきあゆかわせん)は、宮城県石巻市内を通る県道(主要地方道)である。 概要石巻市中心部を起点に旧牡鹿町の中心・鮎川地区を結ぶ[1]道路で、牡鹿半島の西側を南北につなぐ。起点から渡波町(国道398号、宮城県道193号渡波停車場線交点)までは国道398号と重複しており、実質的には渡波と鮎川を結ぶ路線となっている。沿線住民の生活道路と、仙台方面から牡鹿半島、金華山方面への観光道路になっている。 三陸海岸を仙台湾(石巻湾)に沿って通っており、北上山地最南部の山道と太平洋に面した海浜とを行き来しながら進み、終点では宮城県道220号牡鹿半島公園線に連続する。 2011年に発生した東日本大震災からの復興住宅地として起点の渡波町と終点の鮎川浜の中間の給分浜から小渕浜にかけて大規模団地が造成されている。 金華山へは、終点から海へ向かう道を進むと船着場がある。伊達政宗が建造したとされるサン・ファン・バウティスタ号復元船が係留されてある宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)へは、この県道がアクセス道路となっている[2]。 全線にわたって概ね藩政時代の金華山道を継承する。 現在は桃浦漁港周辺で風越Ⅲ期工区としてトンネル掘削を含む道路改良事業が進められている。[3] 路線データ
歴史
路線状況単独区間はほぼ全区間においてワインディングロードが続く線形で、牡鹿半島に入って最初の峠となる風越峠と、半島の中程にある小積峠はトンネルで抜ける。 国道398号から分岐して間もなく、万石橋で万石浦の湾口を跨ぎ牡鹿半島へ入る。牡鹿半島では終点の鮎川まで他のリアス式海岸の幹線道路と同様に、低地の漁村と小高い山を交互に越えるルートをとる。沿線の各漁港は東日本大震災の津波で本路線ともどもいずれも壊滅的な被害を受け、各所で本道路の付け替えや防潮堤の整備、漁村集落の高台移転を含む復興事業が施工された。 トンネル地理![]() 通過する自治体交差する道路![]() ![]() 国道398号重複区間
単独区間
沿線
脚注
関連項目 |
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