山梨県立富士湧水の里水族館
山梨県立富士湧水の里水族館(やまなしけんりつふじゆうすいのさとすいぞくかん)は、山梨県南都留郡忍野村にある、淡水魚専門の水族館[2]。富士山の麓の標高934mに位置し、海に面しない内陸県である山梨県で唯一の水族館である。内水面漁業の振興が設立目的の1つとされているため、山梨県内で養殖されている魚類の展示が多い[2](マス類など)。 通称・愛称は「森の中の水族館。」[2]。これは、指定管理者である株式会社桔梗屋による名乗りで、正式名称と違うと県庁から物言いがつくことも想定して、説明文であるようにも句点「。」を付している[2]。 概要2001年に県内初の水族館として開業。山梨県内で養殖されている淡水魚を中心に、河川や湖沼に生息する淡水魚や水生生物を飼育・展示している。また、周辺地域の生息分布調査やホトケドジョウ等の希少淡水生物の繁殖試験などの活動も行っている。 館内には、階段の周囲を取り囲んでいる二重回遊水槽があり、内側は小型魚(マスの稚魚など)、外側はニジマス、イトウといった大型魚が泳いでいる[2]。「川の魚水槽」では、河口がない山梨県の地形に合わせて、河川の源流から中流までを再現している[2]。2階には二重回遊水槽内の水中カメラを操作する端末や、山梨県の水産業に焦点を当てた「おいしい水族館」などがあり、寿司屋の店頭を模した展示「すし処湧水」もある。 外にはニジマスやチョウザメ等が泳ぐ池があり、その池と館内の境目がガラス張りになっているため、池の中を泳ぐ魚を館内からベンチに座って観察できる構造になっている。 指定管理者である桔梗屋は、1990年代から自社の工場見学を受け入れており、そのノウハウを水族館運営に生かしている[2]。 沿革
施設一覧
水族館の特徴館内の大型水槽は、飼育水に透明度の高い富士山の湧き水を使用しており、魚が空中に浮遊しているかのように見える。山梨県に生息している淡水生物を中心に展示されており、淡水魚以外にもマミズクラゲやカヤネズミといった生物も見られる。 利用状況開館時間9:00~18:00 休館日入館料金
交通アクセス
脚注
参考文献関連項目外部リンク座標: 北緯35度27分19.96秒 東経138度49分26.14秒 / 北緯35.4555444度 東経138.8239278度 |
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