忍足亜希子

おしだり あきこ
忍足 亜希子
生年月日 (1970-06-10) 1970年6月10日(55歳)
出生地 北海道千歳市
国籍 日本の旗 日本
民族 日本人
職業 女優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1999年 -
配偶者 三浦剛(2009年 - )
著名な家族 三浦大輔(義兄)
主な作品
映画
アイ・ラヴ・ユー
アイ・ラヴ・フレンズ
ぼくが生きてる、ふたつの世界
受賞
キネマ旬報ベスト・テン
助演女優賞
2025年『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
毎日映画コンクール
スポニチグランプリ新人賞
2000年アイ・ラヴ・ユー
日本映画批評家大賞
助演女優賞
2025年『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
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忍足 亜希子(おしだり あきこ、1970年〈昭和45年〉6月10日 - )は、日本の女優[1][2]北海道千歳市出身。ろう者生まれつき聞こえない)

来歴

横浜市立聾(ろう)学校(現在の横浜市立ろう特別支援学校)卒業。青葉学園短期大学卒業。神奈川県内の銀行で5年働いていたが、仲のいい手話通訳士の誘いで1997年にNHKの手話番組『ノッポさんの手話で歌おう』に出演する[3]。当時、手話を使ったドラマが流行していた事もあり、「ろう者はもっと明るい。リアルな姿を伝えたい」という思いで女優を志すようになり、1999年に公開された映画『アイ・ラヴ・ユー』で日本初のろう者先天性ろう=生まれつき聞こえない)の主演女優として、オーディションで選ばれ女優デビューする[3]。同作では、第54回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞、第16回山路ふみ子映画賞 山路ふみ子福祉賞を受賞した[4]

2019年1月より、SHOWROOMにて手話筆談でトーク番組のネット配信を開始[5]

2020年7月より、ライブコミュニケーションアプリPocochaでネット配信を開始。

人物・家族

2009年11月に演劇集団キャラメルボックスの所属俳優の三浦剛結婚(入籍)した[6][7]。三浦とは、2002年に舞台『嵐になるまで待って』での共演をきっかけに交際していたものの、当時は忍足がろう者はろう者と結婚したほうがいいとの思いが強く一時破局したが、6年後に再会し交際当時より手話が上達していた三浦からプロポーズを受けて結婚に至った[8]。三浦の兄は横浜DeNAベイスターズ監督の三浦大輔で義兄にあたる[7]

2012年3月に第1子の女児を出産した[9]

2017年には夫婦で手話教室「アイ・ラヴ・サイン」を開校した[8]

主な作品

映画

テレビ

舞台

書籍

  • 「女優志願 母と娘の歩いた道」(1999年、ひくまの出版
  • 「忍足亜希子と覚えるはじめての手話」(2000年、ナツメ社
  • 「愛、聞こえますか?」(2001年、光文社
  • 「こころのこえ、かぜのうた」(フォト&エッセイ集・2001年、バウハウス
  • 「軌跡(あしあと)」(写真集・2001年、ケイエスエス
  • 「私が私らしくあるために ソワソワ・ドキドキを育てる34の方法」(2001年、大和出版)

新聞

  • 日本講演新聞(令和7年5月26日)

受賞歴

脚注

  1. ^ “「ドラマ・映画に多くのろう者が出演する環境ができてうれしい」日本人初ろうの映画主演女優・忍足亜希子語る「女優を目指した本当の理由」”. 女性自身. 光文社. 6 October 2024. 2024年10月7日閲覧.
  2. ^ “「違う世界も面白い」日本人初ろうの映画主演女優・忍足亜希子語る“にぎやかな家庭生活”「聴者の夫とは一度破局」「娘は言葉より手話を先に覚えてくれた」”. 女性自身. 光文社. 6 October 2024. 2024年10月7日閲覧.
  3. ^ a b ろうの女優としての半生を振り返る~忍足亜希子さんに聞く~”. 讀賣新聞 (2022年11月15日). 2025年1月19日閲覧。
  4. ^ 『ぼくが生きてる、ふたつの世界』忍足亜希子さんインタビュー”. トーキョー女子映画部 (2024年9月18日). 2025年1月19日閲覧。
  5. ^ 忍足亜希子 (2018年12月31日). “お知らせ☆”. 忍足亜希子のMy happy life. 2020年4月23日閲覧。
  6. ^ ろうの女優・忍足亜希子さんと俳優・三浦剛さんが共著本で大暴露した“面白夫婦”の実態。2人の逸話から伝わる歩み寄りの大切さ”. 日本財団ジャーナル (2021年6月29日). 2025年1月19日閲覧。
  7. ^ a b “ハマの番長”の弟 ちょっとドラマチックな結婚”. スポニチアネックス (2021年1月2日). 2025年1月19日閲覧。
  8. ^ a b 「違う世界も面白い」日本人初ろうの映画主演女優・忍足亜希子語る“にぎやかな家庭生活”「聴者の夫とは一度破局」「娘は言葉より手話を先に覚えてくれた」”. 女性自身 (2024年10月6日). 2025年1月19日閲覧。
  9. ^ 忍足亜希子 (2012年3月14日). “ご無沙汰してます☆”. 忍足亜希子のMy happy life. 2012年12月15日閲覧。
  10. ^ “今井絵理子のエッセイを映画化、中野郁海主演「親子劇場」が鳥取で先行上映”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年8月4日). https://natalie.mu/eiga/news/535602 2023年8月4日閲覧。 
  11. ^ 吉沢亮×呉美保「ぼくが生きてる、ふたつの世界」初映像、新キャストに忍足亜希子ら”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年4月23日). 2024年4月23日閲覧。
  12. ^ 財団法人 山路ふみ子文化財団|受賞者一覧 2012年12月15日参照。
  13. ^ キネ旬1位に「夜明けのすべて」「オッペンハイマー」、河合優実・松村北斗が主演賞”. 映画ナタリー. ナターシャ (2025年2月5日). 2025年2月5日閲覧。
  14. ^ 第16回TAMA映画賞 受賞作品・受賞者発表 最優秀作品賞は『夜明けのすべて』『ぼくのお日さま』”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年10月3日). 2024年2月10日閲覧。
  15. ^ 【全リスト掲載】吉沢亮・河合優実らが受賞、第34回日本映画批評家大賞の結果発表”. 映画ナタリー. ナターシャ (2025年4月24日). 2025年4月24日閲覧。

外部リンク

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