和久井 映見(わくい えみ、1970年12月8日 - )は、日本の女優、元歌手。本名:和久井 良子[1]。神奈川県横浜市出身[1]。藤賀事務所を経て[2]、アルファーエージェンシーに所属[3]。
略歴
埼玉県立川口青陵高等学校在学中の16歳の時、東京ディズニーランドでスカウトされて芸能界入り[1][4]。
1987年11月、雑誌『UP TO BOY』において第10代「ミスUP」を受賞[5]。
1988年4月、ドラマ『花のあすか組!』で芸能界デビュー[1]。また同年、JR東日本「青春18きっぷ」のキャンペーンガールに起用された。
1990年1月、ポリスターから「マイ・ロンリィ・グッバイ・クラブ」をリリースし歌手デビュー。1997年までCDリリースは続き、康珍化が作詞を担当した。また、レコードレーベルとして当時同じくポリスター所属であったWinkと同様に音楽プロデュースを水橋春夫が手がけ[6]、大半の楽曲の編曲を門倉聡が担当している。歌手活動としては、『歌のトップテン』(日本テレビ)[注釈 1]や『スーパージョッキー』(同前)[注釈 2]、『歌謡びんびんハウス』(テレビ朝日)[注釈 3]のほか、いくつかのテレビ番組で歌唱を披露した[注釈 4]。
1991年、映画『息子』『就職戦線異状なし』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞。
1993年、映画『虹の橋』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞などを受賞。サントリー「モルツ」のCM「うまいんだな、これが」が流行語になった。
1994年、『夏子の酒』で連続ドラマ初主演[7]。
1990年代に主演した月9ドラマ、1994年の『妹よ』、1996年の『ピュア』、1997年の『バージンロード』は、いずれもヒットし、高視聴率を獲得した。
2013年2月、三谷幸喜作・演出の舞台『ホロヴィッツとの対話』で、渡辺謙演じるフランツ・モアの妻であるエリザベス・モア役で舞台初挑戦[8]。
私生活
妹がいる[9]。少女時代はベース、キーボード、ファゴットの楽器演奏が趣味で[9]、高校生時代にはバンドを組んでいたことがあった[9]。
1995年11月、テレビドラマ『夏子の酒』で共演した俳優・萩原聖人と結婚[1]。1999年10月、第1子となる長男が誕生[1][10]。2003年、萩原と離婚[1][10]。親権は和久井が持っている[10]。
出演
テレビドラマ
映画
アニメ映画
舞台
ナレーション
レギュラー
その他
- 神様レイくんをありがとう 歌手・水越けいこ ダウン症児と乗り越えた愛と涙の感動(1997年12月29日、TBS)
- 戦争を感じるいのちを描く・黒田征太郎(2002年6月24日、NHK総合『課外授業 ようこそ先輩』)
- 紛争と混乱を越えて〜アジアで生きる若者たち〜(2002年9月22日、NHK BS1『ウイークエンドスペシャル』)
- 画家ミロの残像(2002年10月20日、NHK BS2『世界・わが心の旅』)
- ジョン・レノン スーパーライヴ2002(2002年12月23日、NHK総合)
- 絢爛、阿波人形浄瑠璃の世界(2003年1月2日、NHK総合)
- 野生コウノトリ31年ぶりに舞う(2003年1月9日、テレビ朝日『ニュースステーション』内)
- My Dream is…〜高校生12人のアメリカ体験記〜(2003年3月28日、テレビ朝日)
- おばあちゃんは小学生(2003年5月18日、日本テレビ『NNNドキュメント'03』)
- 世界は歌う 世界は踊る(2003年11月16日、NHK BS2『BSエンターテインメント』総集編)
- 喜多郎の音遍路(2004年2月15日、日本テレビ『NNNドキュメント'04』)
- ふた組の姉妹 アテネへの夢(2004年5月9日、NHK総合『スポーツ大陸』)
- 三十一音 いのちの歌(2004年9月20日、NHK総合)
- 完全実録!夜回り先生(2005年1月21日、TBS『スーパーフライデー』)
- 不屈のトルネード〜野茂英雄 200勝の原点(2005年7月16日、NHK総合『スポーツ大陸』)
- 妖怪・水木しげるのゲゲゲ幸福論(2006年3月18日、BSジャパン)
- 幸せを撮る 幸せを考える・綿井健陽(2006年1月18日、NHK総合『課外授業 ようこそ先輩』)
- 見えないから見えるもの・梯剛之(2006年7月29日、NHK総合『課外授業 ようこそ先輩』)
- 女王イサベル 終の楽園アルハンブラ(2006年10月2日、NHK BShi『ハイビジョン特集』)イサベル女王の声
- 13歳の遺言(2006年12月17日、日本テレビ『NNNドキュメント'06』)
- 病院が消えた(2007年10月21日、日本テレビ『NNNドキュメント'07』)
- 民族をつなぐラジオ局 -インドネシア カリマンタン島-(2009年7月25日、NHK総合・BS1『アジアンスマイル』)
- 全身"役者魂"大滝秀治〜84歳 執念の舞台〜(2010年1月23日、NHK BShi『ハイビジョン特集』)
- 目を向ければ 見えてくる!?・湯浅誠(2011年1月30日、NHK総合『課外授業 ようこそ先輩』)
- 第25回民教協スペシャル「母の衣に抱かれて〜津軽袰月ものがたり」(2011年2月、民間放送教育協会)
- サッカーW杯、夢のメダルをめざして(2011年6月20日、NHK総合『アスリートの魂』)
- 挑戦は終わらない、なでしこジャパン五輪最終予選(2011年9月5日、NHK総合『アスリートの魂』)
- 国宝 平家納経〜平清盛 その美の世界〜(2012年1月1日、NHK総合)
- 声は聞こえなくても 家族のことば・3年の記録(2024年6月7日、NHK北海道『北海道道』)
ドキュメンタリー番組
- オランダファンタジー紀行(2002年9月16日、TBS) - レポーター
- ゆめの瞬間 いのちの一枚(2007年2月12日、フジテレビ) - ナビゲーター
ラジオ
- ステレオ・ファンタジー・シアター(1992年4月 - 10月、TBSラジオ)
- 和久井映見 ファンタジー・シアター(1992年10月 - 1993年3月、TBSラジオ)
- 和久井映見 もう一つのおもちゃ箱(1990年4月 - 1991年4月、ニッポン放送)
- カモン映見バディ!(1993年4月 - 1994年3月、TOKYO FM)
- 和久井映見プロデュース・スーパーエディション(1996年4月、JFN)
- コズミック・ラバーズ(1994年7月 - 1996年3月、J-WAVE)
CM
受賞歴
- 1991年
-
- 1993年
-
- 1994年
-
- 1996年
-
- 2004年
-
- 2005年
-
- 2008年
-
- 2017年
音楽
すべてポリスターから発売。
シングル
- マイ・ロンリィ・グッバイ・クラブ (1990年1月1日)
- 天使にスリルを教えてあげて (1990年9月5日)
- アキラが可哀想 (1991年7月1日)
- 作詞:康珍化 / 作曲:小倉博和 / 編曲:門倉聡
- (c/w) 花で言えばバラのようなあなた
- わかっているわ、ダーリン (1992年1月25日)
- 作詞:康珍化 / 作曲:亀井登志夫 / 編曲:門倉聡
- (c/w) なぜ愛されてるふりをするの?
- 抱きしめたいのはあなただけ (1992年10月25日)
- さよならを言わなかった (1993年7月25日)
- 作詞:康珍化、本木紀子 / 作曲:林哲司 / 編曲:門倉聡
- (c/w) どこにいてもだれといても
- 結婚しないでね (1994年3月25日)
- 作詞:康珍化 / 作曲:石川Kanji / 編曲:門倉有希
- (c/w) カサノバ・サーカス
- キスしたい (1994年7月10日)
- 作詞:康珍化 / 作曲:後藤次利 / 編曲:門倉有希
- 「日本テレコム」CMソング
- (c/w) あなたはひとりだけしかいない
- 赤と緑のリボン (1994年11月2日)
- 作詞:康珍化 / 作曲:柴野繁幸 / 編曲:門倉聡
- テレビ東京系『TVチャンピオン』エンディングテーマ
- (c/w) いつまでも愛せそう
- 毎日会いたい (1995年5月25日)
- Living In The Town (1995年11月25日)
- 作詞・作曲:五島良子 / 編曲:門倉聡
- 熊本「鶴屋百貨店」CMソング
- (c/w) HOPE
- だきしめてあげる。(1997年1月25日)
- 雨にもっと打たれて (1997年5月25日)
- 作詞:只野菜摘 / 作曲・編曲:菅原弘明
- (c/w) 話をしよう
アルバム
- FLORA(1990年7月21日)
- LUNARE(1991年7月25日)
- なぜ愛してるふりをするの(1992年1月25日)
- だれかがあなたにキスしてる(1992年11月26日)
- PEARLY(1993年8月25日)
- 愛しさのある場所(1994年11月26日)
- Dearest(1996年1月25日)
- 心に花が咲くように(1997年7月25日)
ベスト・アルバム
- ふたりは夢であいましょう(1992年7月1日)
- あなたがわたしにくれたもの(1994年4月25日)
- SINGLES(1995年6月25日)
ビデオ
書籍
写真集
脚注
注釈
- ^ 1990年2月5日放送分で「マイ・ロンリィ・グッバイ・クラブ」をゲストとして歌唱。
- ^ 1990年3月11日放送分で「マイ・ロンリィ・グッバイ・クラブ」、1991年8月11日放送分で「アキラが可哀想」を歌唱。
- ^ 1990年2月18日放送分で「マイ・ロンリィ・グッバイ・クラブ」、同年10月7日放送分で「天使にスリルをおしえてあげて」を歌唱。
- ^ その他として、1990年10月12日放送の『SOUND ROOF』(日本テレビ)における「天使にスリルをおしえてあげて」の歌唱など。
出典
関連項目
外部リンク
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
|
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
|
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
※は授賞式中止
|
|
---|
1回 - 10回 | |
---|
11回 - 20回 | |
---|
21回 - 30回 | |
---|
31回 - 40回 | |
---|
41回 - 50回 | |
---|
51回 - 60回 | |
---|
61回 - 70回 | |
---|
71回 - 80回 | |
---|
81回 - 90回 | |
---|
91回 - 100回 | |
---|
101回 - 110回 | |
---|
111回 - 120回 | |
---|
121回 - 130回 | |
---|