長濱ねる
長濱 ねる[注 1](ながはま ねる、1998年〈平成10年〉9月4日 - )は、日本のタレント、女優であり、女性アイドルグループけやき坂46および欅坂46の元メンバーである[5][6]。長崎県長崎市出身[7]。フラーム所属[8][4]。 略歴1998年(平成10年)9月4日、長崎県長崎市で生まれる[9]。3歳から7歳まで五島列島・中通島(南松浦郡奈良尾町(現在の同郡新上五島町))で育ち[10][11]、誕生日に町に一軒だけあったケーキ屋でキャラクターのケーキを買ってもらうのが楽しみだった[11]。奈良尾小学校に入学し、通販で買ってもらったピンクのランドセルを愛用[11]。小学1年生の時、五島列島のロードレース大会で3位に入賞[11]。小学校高学年になるとAKB48のファンになり、パソコンクラブでAKB48の動画を閲覧し始める[12]。中学生時代は乃木坂46(特に伊藤万理華)のファンになり[13]、国際交流団体のプログラムでアメリカ・モンタナ州にホームステイもした[11]。高校進学後、全国高等学校クイズ選手権に出場し、長崎県大会の決勝まで進出[14]。高校1年生のお正月に巫女のアルバイトをしていた時、ストーブで衣装を焦がして給料から天引きされた[11]。高校生時代は空港のグランドスタッフ(地上勤務職員)になりたいと考えていた[15]。 2015年、両親は「受かるはずがない」と考え、鳥居坂46(後に欅坂46と改称)の1期生オーディション応募を許可した[16]。オーディションでは伊藤万理華の「まりっか'17」を歌った[17]。あくまでも記念受験であり、長濱は今まで通り長崎の高校に通い続けるものだと思っていた[15]。しかし、両親の思惑を超えて2次審査を順調に突破し、長濱自身も落ちるだろうと思っていた3次審査も合格した[16][15]。しかし最終オーディションを目前にして、母親の反対によって地元の長崎に連れ戻され、都内で開催される最終審査に参加出来なかった[16][18]。そんな家族の様子を見た父親が運営スタッフに相談すると、後日、長濱が一人で参加するつもりだった乃木坂46福岡公演のライブに両親も招待し話し合った[15][16]。結果、長濱は最終オーディションを受けていない為、けやき坂46(ひらがなけやき)で活動することを条件に特例で遅れて欅坂46に加入した[15][16][19]。後日、グループ卒業後にMCを務める番組『セブンルール』(関西テレビ)の番宣用YouTube公式チャンネル[20]で、17歳の時に上京することができたきっかけとして、現在教師として働く姉が、「失敗する前に止めるよりも失敗してから手を貸してあげたほうがいいんじゃない?」と言ってくれて、それにすごく助かったというエピソードを明かした[21]。同年11月、欅坂46の冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京)に初出演し、欅坂46の新メンバーとして加入することを発表し[19]、アンダーグループ的なけやき坂46(ひらがなけやき)のひとりメンバーとして活動開始[18][22]。ひらがなけやき発足から日向坂46へ改名してから約一年の軌跡は集英社発行のノンフィクション書籍『日向坂46ストーリー』に綴られている。 2016年4月、欅坂46の1stシングル「サイレントマジョリティー」に収録されているユニット曲「乗り遅れたバス」でCDデビュー[注 2]。同年6月、『欅って、書けない?』で欅坂46の2ndシングル「世界には愛しかない」から、けやき坂46と欅坂46での活動を兼任することが発表された[23]。同年8月、「世界には愛しかない」の収録曲「また会ってください」で初のソロ曲を務めた[24]。 2017年9月、欅坂46の5thシングル「風に吹かれても」からけやき坂46との兼任解除が発表され、欅坂46専任となった[25][26]。同年10月11日、写真集の発売に先駆け、公式Twitterを開設[27]。同年12月19日、長濱の故郷、長崎・五島列島を中心に撮影された初のソロ写真集『ここから』(講談社)を発売[28]。写真集は週間推定売上9万8000部を記録し、2018年1月1日付オリコン週間“本”ランキングの写真集部門で1位、女性ソロ写真集の週間売上部数で歴代2位を記録[29]、オリコン2018年上半期BOOKランキング「写真集ジャンル」で期間内売上17万5000部を記録し1位を獲得した[30]。オリコン2018年度年間BOOKランキングの写真集部門において年間推定売上19万1000部を記録し2位を獲得した[31]。 ![]() 2018年2月、地元の長崎で開催された長崎ランタンフェスティバルのメインイベント『皇帝パレード』に皇后役で出演し、長崎市観光大使に就任することが発表された[32]。同年3月10日、平手友梨奈に代わってラジオ番組『欅坂46 こちら有楽町星空放送局』(ニッポン放送)のメインパーソナリティに正式就任することが発表された[33]。同年3月14日、AKB48の51stシングル「ジャーバージャ」に収録されている坂道AKB第2弾「国境のない時代」でセンターを務めた[34]。同年6月8日、九州旅客鉄道(JR九州)の『第3回 九州魅力発掘大賞』で写真集『ここから』や長崎ランタンフェスティバルの話題性が評価され、特別賞を受賞した[35]。 2019年3月7日、欅坂46の8thシングル「黒い羊」の活動をもって同グループから卒業することを公式ブログで明かした[36]。同年3月30日、メインパーソナリティを務めてきた『欅坂46 こちら有楽町星空放送局』を同日未明の放送で降板[37]。同年7月30日、幕張メッセで開催されたイベント「ありがとうをめいっぱい伝える日」で卒業した[38][6]。同年7月31日未明に放送された『長濱ねるのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)にパーソナリティとして出演した[6] 。卒業後の活動について当初は未定であった[36]。 2020年7月7日、芸能界に復帰[39]。同日、『セブンルール』(関西テレビ)に尾崎世界観とともに同番組MCに就任し、芸能活動を再開した[40]。同日、公式サイトおよび長濱とスタッフが運営するTwitter公式アカウントを開設[41][42][43]。同年9月4日、インタビューで「作り手さんとしてのお仕事も柔らかくやっていけたら」 ということを発言していた長濱はKADOKAWAが出版する雑誌『ダ・ヴィンチ』で長濱本人のエッセイ「夕暮れの昼寝」を連載開始。このエッセイの題字、内容は長濱本人が書いたものである。また、このエッセイには長濱本人が撮影した写真、もしくは関係者が撮影した写真もあわせて紹介される[44]。 2021年4月から1年間、幻冬舎文庫のフェアキャラクターを務める[45][46][注 3]。同年4月3日、ラジオ番組『POP OF THE WORLD』(J-WAVE)にツインナビゲーターとしてレギュラー出演開始[47]。同年4月26日、スマホゲーム『ソード&ブレイド』(ファイブクロス)の宣伝大使に就任[48]。同年7月12日、アイドルフェス『TOKYO IDOL FESTIVAL 2021』の2代目チェアマンに就任することが発表された[49]。同年10月9日、西九州新幹線の開業を翌年秋に控えた地元長崎県より『西九州新幹線長崎県広報大使』に任命された[50]。 2022年4月12日、地元の長崎・五島列島が舞台の2022年度後期放送のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』にレギュラー出演することが発表された[51]。同年4月27日、『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022』のチェアマンに2年連続で就任した[52]。同年9月9日、JR九州は同年9月23日の西九州新幹線開業日の長崎駅の一日駅長を発表した[53]。その後、2023年9月23日にも開業1周年を迎えたことから一日駅長を務めた[54]。 2023年3月25日、公式ファンクラブを開設した[55]。同年4月19日、『TOKYO IDOL FESTIVAL 2023』のチェアマンに3年連続で就任[56]。 2024年4月10日、『TOKYO IDOL FESTIVAL 2024』のチェアマンに4年連続で就任[57]。同年8月2~4日に東京・お台場の青海周辺エリアで行われるアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」の開催に先駆け、同年7月24、31日にフジテレビで放送されるアイドルフェス音楽番組「TIF presents ONE SONG FES.」では「TIF2024」のチェアマンを務める長濱ねる自身がMCを、フジテレビアナウンサーの原田葵(元欅坂46(現櫻坂46))が進行を担当して共演をした[58]。 2024年10月23日、 2025年9月14日から11月30日まで開かれる国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭「ながさきピース文化祭2025」のアンバサダーに水上恒司らと共に委嘱された[59] 。委嘱にあたり「長崎県民として、全国に大好きな長崎の魅力を発信していきたいと思います」とコメントした[60]。 2025年8月5日、約10年間在籍したSeed & Flower合同会社を退所し、フラームに移籍することを発表した[8][4]。 人物・エピソード
欅坂46・けやき坂46長濱がMCを務めるラジオ番組『欅坂46 こちら有楽町星空放送局』にけやき坂46の1期生・佐々木美玲が出演時、お互いの好きな食べ物を言い合ったところ、それぞれが苦手な食べ物を挙げ続けるすれ違いトークが展開された[16]。長濱は日向坂46メンバーの1期生にとって、誰にも代えがたい存在と言われている[16]。サイリウムカラーは紫×紫[16]。 作品→欅坂46の作品については「櫻坂46 § 作品」を参照
シングル
アルバム
映像作品
出演→欅坂46メンバー複数による出演については「櫻坂46 § 出演」を、けやき坂46メンバー複数による出演については「日向坂46の出演一覧」を参照
テレビドラマ
ネット配信ドラマ
バラエティ
音楽番組
その他のテレビ番組
ラジオ
イベント
CM・広告
MV
書籍→「けやき坂46 § 書籍」、および「欅坂46 § 書籍」も参照
雑誌連載
写真集
エッセイ集
ネット連載脚注注釈出典
外部リンク
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