戸田 恵梨香(とだ えりか、1988年〈昭和63年〉8月17日 - )は、日本の女優、タレント。兵庫県神戸市灘区出身。フラーム所属。夫は俳優の松坂桃李[2]。一児の母[3]。愛称は「戸田ちゃん」。
略歴
小学5年生(11歳)の時から芸能活動を開始。テレビドラマのNGシーンを放送するバラエティ番組を見て役者たちの楽しそうな姿に惹かれ、その世界に興味を抱いた。このことがきっかけで両親が芸能事務所のオーディションに応募し、合格する[4][5]。上京する以前は大阪の事務所グレースに所属していた[6]。
2000年、NHK連続テレビ小説『オードリー』にて、大竹しのぶ演じるヒロインの養母・吉岡滝乃役の幼少時代として回想シーンに出演する[7]。
2003年、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)誌面で開催されるオーディション「制コレ」にて入賞し、制コレ03のメンバーに選ばれる。
2004年、中学を卒業する時に現在の所属事務所であるフラームから声をかけられて移籍[5][8]。高校には進学せず、単身で上京して本格的に女優業を開始する[9]。
2005年、ドラマ『エンジン』(フジテレビ系)や『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)にレギュラー出演。また、第26回「ビクター・甲子園ポスター」キャンペーンのイメージキャラクターに起用される。同年10月、このキャンペーンの企画として、ビクターエンタテインメントから初主演のDVDショートムービー「Calling you」が発売された[10]。
2006年6月公開の映画『デスノート』で映画に初出演する[11]。
2007年公開の映画『Presents〜うに煎餅〜』で映画初主演。同年放送のドラマ『LIAR GAME』(フジテレビ系)で連続ドラマ初主演を務める[11]。
2008年には『いのうえ歌舞伎☆號「IZO」』で初舞台を経験するほか、『流星の絆』(TBS系)など話題のドラマで活躍し、2009年のエランドール賞新人賞や東京ドラマアウォード助演女優賞を受賞した[12][13]。
2009年3月に公開された映画『恋極星』で長編映画初主演。2010年放送のドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』(TBS系)では新境地となる役柄に挑戦し、その後続編としてスペシャルドラマや映画でシリーズ化されるヒット作となった[14]。
2018年、日本人で初めてフランスの化粧品ブランド「ランコム」のミューズに就任した[15]。
2019年度後期のNHK連続テレビ小説『スカーレット』でヒロインを務める[16]。
2020年12月10日、俳優の松坂桃李と結婚したことをそれぞれの所属事務所を通じて明らかにした[2]。
2022年11月28日、第1子を妊娠したことを所属事務所を通じて明らかにした[17]。2023年5月4日、第1子を出産したことを所属事務所及び自身のSNSを通じて明らかにした[3]。
2025年4月15日、グッチのブランドアンバサダーに就任したことを、自身のインスタグラムにて報告[18]。
人物
- 趣味は映画観賞、スキューバダイビング[1]。
- お気に入りの本は、森下典子の『日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせ-』(新潮文庫)。この作品から、四季の景色や音の移り変わりを五感で感じることが自身にとっての幸せであると気づき、大きな影響を受けたという[19][20]。
- 好きな食べ物は寿司[21]。
- 6歳上の兄と6歳下の妹がいる[22]。自身が6歳の時に阪神・淡路大震災で被災し、家中の物が落ちてくるなか父親に助けられたが、親しくしていた近所の人々が亡くなってしまった[23]。
- チワックスの「ちくわ」とミニチュアシュナウザーの「ダブ」という名前の犬を飼っている。
- 憧れの女優は大竹しのぶや中谷美紀と答えたことがある[22]。また、ドラマW『この街の命に』(WOWOW)で共演した田中裕子の芝居に強く魅了されたという[4]。女優としては、「10年後も20年後も観る人の心に長く残るような作品に携わっていきたい」と述べている[19]。
- 新垣結衣とは互いを「がっちゃん」「トッティー」と呼び合う旧知の仲であり、『コード・ブルー 3rd season』では2人の絆によって生まれたシーンが存在する[24]。同ドラマで共演した比嘉愛未とも仲が良く、3人で女子会をすることもある[25]。また、大島優子とも親交があり、連続テレビ小説『スカーレット』では幼なじみ役で共演している[26]。
- 水川あさみとも親友であるが、マスコミによって不仲説が報道された。それに対して戸田は水川とそれぞれにコメントを発表。戸田は「どれだけの人を巻き込んだら気が済むのだろう。どれだけの人を傷つけたら気が済むのだろう。どれだけ物語りを広げるのだろう。どんな写真を撮ったら満足するのだろう。嘘をつき続けて苦しくはありませんか?あなたの心が心配です、私を追いかけて、どうか車の事故を起こさぬようお気をつけください」と報道陣に釘を刺し、続けて「これから先、プライベートの事で何かをご報告する事があるのか分かりませんが、私に関する事は私から発信されるもの以外そこに事実はありません」と伝えた[27]。
- 死への恐怖心が幼少期の頃から異常に強い[28]。
出演
主演作品は役名を太字で表示
テレビドラマ
映画
舞台
Webドラマ・ムービー
声優
DVDムービー・ドラマ
情報・ドキュメンタリー
- 闘うナースSP "コード・ブルー"が見た奇跡の物語(2010年3月21日、フジテレビ)
- アスリートの魂「サッカー "挫折を成長に変えて" サッカー日本代表 香川真司」(2011年10月10日、NHK総合) - ナレーション
- 輝く女(2013年1月23日(前編)・2013年1月30日(後編)、NHK BSプレミアム)
- ドキュメント72時間「恐山 死者たちの場所」(2014年6月6日、NHK総合) - ナレーション
- 中国王朝 よみがえる伝説「悪女たちの真実 西太后」(2017年1月25日、NHK BSプレミアム) - ナビゲーター[70]
- 中国王朝 よみがえる伝説「悪女たちの真実 楊貴妃」(2017年2月22日、NHK BSプレミアム) - ナビゲーター[71]
- 中国王朝 よみがえる伝説「悪女たちの真実 始皇帝の母 趙姫」(2017年3月29日、NHK BSプレミアム) - ナビゲーター[72]
- ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。「角田光代とトト」(2017年3月30日、NHK Eテレ) - 朗読
- よみがえる藤田嗣治〜天才画家の素顔〜(2018年8月26日、NHK総合) - ナビゲーター[73]
- 中国王朝 英雄たちの伝説「巨大遺産の謎 都・長安〜劉邦から西太后へ〜」(2019年3月13日、NHK BSプレミアム) - ナビゲーター
- 私と神戸ルミナリエ(2020年12月13日、サンテレビ) - ナビゲーター[74]
- 最後の講義「医師 吉岡秀人」(2022年3月13日、NHK BS1) - ナレーション
- 中国王朝 英雄たちの伝説「悪女たちの裏切り」(2022年3月28日、NHK BS4K / 2022年6月4日、NHK BSプレミアム・BS4K) - ナレーション[75]
クイズ番組
PV
CM
広告
ラジオ
ラジオドラマ
イメージDVD
- Sweet(2002年12月25日、三和出版)
- 妖精の泉〜陽だまりをかんじながら〜(2004年7月30日、ベガファクトリー)
- Sweet 完全版(2005年9月30日、三和出版)
- NOTE(2007年5月25日、フォーサイド・ドット・コム)
書籍
写真集
トークエッセイ集
受賞
2008年度
2009年度
2010年度
2012年度
2017年度
2018年度
2019年度
2020年度
脚注
注釈
- ^ このPV映像は2010年3月27日に日本テレビと新潮社から発売中の『月刊女優』シリーズとの合同企画として、番組用に編集され、女優を目指して研修中の少女たちをテーマにした番組『女優力』で放映された。なおこの編集用の映像は、バラエティ番組の構成作家、倉本美津留が監督を担当している。
- ^ この曲はTBS系で2008年10月 - 12月に放送されたドラマ『流星の絆』の挿入歌として使用されたことから、ドラマ本編にも中島美嘉が出演することになった。
出典
関連項目
外部リンク
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代表取締役:井上義久 |
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※2008年度をもって終了。 |
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受賞 |
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*は複数回の受賞。男性は1992年から、60代以上は97年から、10代は99年から対象 |
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※は授賞式中止
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