PlayStationのゲームタイトル一覧 (-1995年)
PlayStationのゲームタイトル一覧 (-1995年) (プレイステーションのゲームタイトルいちらん (-1995ねん))では1994年と1995年のPlayStation対応として発売したゲームソフトを発売順に列記する。ただし追加要素のない廉価版は含まない。 発売ソフトの形態・変遷1994年1994年12月3日に発売されたPlayStationは3DCGの描画機能を目玉としていた[1]。 ローンチタイトルの一つであり、アーケードゲームからの移植作品である『リッジレーサー』はPlayStationのマシンパワーを知らしめた[1]。同じくローンチタイトルの『A列車で行こう4 EVOLUTION』も、作成した街並みがフルポリゴンで観賞できる「車窓モード」が搭載され3DCGの強みが活かされた。また、ソニーからはローンチタイトルとしてアクションRPGとシューティングを組み合わせた『クライムクラッカーズ』が発売され[1]、Motion JPEGによるアニメーションムービーが話題になった。 一方、もう一つのローンチタイトルである『麻雀ステーションMAZIN〜麻神〜』はコンピュータが操作する雀士が3DCGで描かれており、雑誌「電撃PlayStation」においてはお笑い目的でポリゴンが採用された例として評価されている[2]。 クリスマス商戦に投じられたタイトルのうち、フロム・ソフトウェアのアクションRPG『KING'S FIELD』はダークファンタジーの世界観を特徴としており、のちに同社が開発した『DARK SOULS』シリーズへと受け継がれていった[1]。また、12月22日に発売された対戦型格闘ゲーム『ツインゴッデス』は主人公2名とラスボスのみが実写取り込みで登場する一方、それ以外はアニメーションで描かれているため、奇抜な作品として知られるようになった[3]。 1995年この年の元日(1月1日)には、PlayStation用ソフトとしては初めてとなる3DCG格闘ゲーム『闘神伝』が発売された[1]。 一方で、このころまでのPlayStationはRPGが少ないとの指摘もあった[4]。6月30日にはPlayStation初の大型RPGである『アークザラッド』が発売され、 ムービーシーンの導入や、プロの声優によるキャラクターボイス、日本国外のオーケストラによるメインテーマの収録など、発売当時としては先駆的な手法が複数取り入れられた[5]。また、コナミから1995年12月15日に発売されたRPG作品『幻想水滸伝』は、悲劇を乗り越えて前に進む主人公の姿が話題を呼んだ[4]。 他機種からの移植作品においては、アーケードゲーム『鉄拳』がPlayStationとの互換基板を用いていたことで、アーケード版から3カ月後にPlayStation版を発売するというスピード移植を実現し、ファンを驚かせた[注釈 1][6]。このほかにも、『ナムコミュージアム VOL.1』(1995年11月22日発売)は、その後のレトロゲーム集の手本となった[4]。6月30日にはアーケードゲーム『エアーコンバット』を原作とするフライトシューティングゲームである『エースコンバット』が発売され、以降は続編のリリースを重ねるとともにナムコの看板シリーズとなっていった[7]。 この年も、『ストリートファイター リアルバトル オン フィルム』や『超兄貴 〜究極無敵銀河最強男〜』[3][8]、『爆笑!! オール吉本クイズ王決定戦DX』[9]など、実写取り込みを用いた作品があった[注釈 2]。 一方、元ソニー・インタラクティブエンタテインメントの吉田修平は、1995年の序盤は良かったものの、1995年5月[注釈 3]以降のPlaySationの売れ行きが思わしくなく、10月に発売された『ときめきメモリアル〜forever with you〜』が目玉になったものの年末は厳しく、『バーチャファイター2』や『真・女神転生 デビルサマナー』といった人気作を擁していたセガサターンが大きな脅威となっていたと述懐している[10]。 また、欧州と北米でPlayStation本体が発売されたのもこの年である[11]。ローンチタイトルの一つである『レイマン』は欧州を中心に大ヒットし、発売元であるユービーアイソフトが国際的なパブリッシャとして躍進するきっかけとなった[12]。 凡例
1994年(全17タイトル)
1995年(全132タイトル)
脚注注釈出典
参考文献
|
Portal di Ensiklopedia Dunia