どんなときも。
「どんなときも。」は、日本の男性シンガーソングライター・槇原敬之の楽曲。1991年6月10日、WEA MUSICより3枚目のシングルとして発売。 解説槇原の代表曲の1つで、シングルでは最大のヒット曲。本楽曲により槇原の名が広く知られる。発売日は従来の水曜日ではなく月曜日。 CDシングル発売日から2週間後の1991年6月25日にオリジナル・カラオケを追加収録した上で、カセットテープ盤が発売になっている[1]。 同曲を作るきっかけとなったのは、槇原がある音楽関係者から「今、織田裕二主演の映画の主題歌を募集しているから槇原も送ってみれば?」と勧められたことによる。その時にふと頭に浮かんだフレーズが『どんなときも』であった。槇原は当初、あまりに単純でストレートなフレーズに「捻りがない」と思い、このフレーズがダサいと思って最初自信が無かったが、他の語彙やフレーズを模索したがしっくりこなかったことに加え、この『どんなときも』というフレーズが脳裏から離れなかった。直感を信じて楽曲を制作して応募、そして主題歌に選ばれることになった[2]。 後にケンタッキーフライドチキンのCMソングに起用。3作目のシングルにして初のオリコン週間チャート100位以内(49位)にチャートイン。発売から約1ヵ月半後の同年7月29日付のオリコンシングルチャートで1位を獲得。オリコン集計による累計売上枚数は167.0万枚[3]。累計出荷枚数は約200万枚[4]。1999年の不祥事以降しばらく音楽活動を自粛、メディアへの露出が激減。2002年「世界に一つだけの花」をSMAPのアルバムに提供してから槇原の楽曲が注目されたこともあり、同曲も再び売上が伸びた。 シングル発売前、極少数のレコード店が『槇原敬之“ちょっと聴いてみてカセットテープ”』と銘打った10分テープをフライヤーとアンケート用紙と一緒に配布した店舗が存在。内容は、A:「どんなときも 」フル、B:「NG〜ANSWER〜北風」(1stからのダイジェスト)、WEA MUSICが正規にカセットとして配布したものではなく、独自にプロモーションCDを録音して配布されたものと推定できる。 2015年に「超えろ。」が発表された際には「槇原の楽曲のタイトルに句点がつくのは『どんなときも。』以来」と報じたメディアもあったが、実際は『君は誰と幸せなあくびをしますか。』収録「僕は大丈夫。」[5]、『SELF PORTRAIT』収録「困っちゃうんだよなぁ。」が制作されている[6]。 発売後1992年の春、第64回選抜高等学校野球大会の入場行進曲に採用される。それから27年後、2019年春の第91回選抜高等学校野球大会でも「平成時代を象徴する曲」として、「世界に一つだけの花」とのメドレー形式として再採用された[7]。 2007年、ニューバージョンが、NTT東日本のコマーシャルソングとなった。ちなみに、このニューバージョンは、2007年8月15日に発売されたシングル『GREEN DAYS』のカップリング曲として収録されている。 2011年10月25日、森永製菓の「プリンキャラメル」発売に際し、キャラメルVer.をセルフカバーした。 2016年、ヤマハ発動機の「めざせ、ころばないバイク。LMW 雨上がりのタンデム篇」のコマーシャルソングとなった[8]。 2017年、大塚製薬の「賢者の食卓」のコマーシャルソングとなった(「現代の賢者 大原千鶴」篇を除く)。 2019年、「どんなときもWiFi」のCMソングに使われる。テレビアニメ『八月のシンデレラナイン』で、出演女性声優達によるカバーバージョンがエンディングテーマとして使われている。 収録曲全作詞・作曲 - 槇原敬之
バージョン
カバー
脚注
外部サイト【公式】槇原敬之「どんなときも。」(MV)【3rdシングル】 (1991年) Noriyuki Makihara/donnatokimo 【1位】 - YouTube |
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