ドイチェ・フースバルマイスターシャフト 1936-1937 はドイツ国で開催された第30回目のサッカー全国大会である。FCシャルケ04が優勝し、3回目のドイチャー・フースバルマイスターの座に就いた[3]。
概要
第30回大会の決勝戦は、ドイチャーマイスター最多記録を持つ前回王者1.FCニュルンベルクと、1930年代の最多優勝クラブ・FCシャルケ04の対戦となった。3年前の決勝戦の再現である[4]。オリンピアシュタディオン・ベルリンには10万1000人の観衆が詰めかけ、昨季準決勝のリベンジを期して臨んだシャルケが2-0で勝利、3度目のドイツ制覇を成し遂げた[5]。シャルケは通算4度目、ニュルンベルクは通算9度目の決勝進出であった。また、シャルケは1937年1月に行われたチャマーポカール1937(ドイツ語版)決勝でもフォルトゥナ・デュッセルドルフを下して優勝し、史上初の2冠を達成した[6]。
出場クラブ
グループステージ
グループ1
対象地域:ノルトマルク、オストプロイセン、ザクセン、シュレージエン。
出典:
RSSSF順位の決定基準: 1) 勝ち点; 2) 平均得点率.
グループ1試合結果
開催日:1937年4月4日・11日・18日・25日、5月6日・9日・16日・23日
会場:シュターディオン・ホーエルフト (ハンブルク)、ヴァルトシュターディオン (アレンシュタイン)、プラッツ・アム・フリートレンダー・トーア (ケーニヒスベルク)、ヒンデンブルク=シュターディオン (ボイテン)、シュターディオン・アム・オストラゲヘーゲ (ドレスデン)、シュターディオン・アン・デア・ゲレルトシュトラーセ (ケムニッツ)、ローテンバウム・シュターディオン (ベルリン)、インドゥストリー・シュターディオン (ハルタ)、ライターカゼルネ (アレンシュタイン)、アルトナ93・シュターディオン (アルトナ)
チーム #1
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スコア
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チーム #2
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ハンブルガーSV
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6:0 (2:0)
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ボイテナーSuSV
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SVヒンデンブルク・アレンシュタイン
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1:1 (1:1)
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BCハルタ
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SVヒンデンブルク・アレンシュタイン
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2:5 (1:3)
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ハンブルガーSV
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ボイテナーSuSV
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2:4 (0:3)
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BCハルタ
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ボイテナーSuSV
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2:2 (2:0)
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SVヒンデンブルク・アレンシュタイン
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BCハルタ
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0:3 (0:0)
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ハンブルガーSV
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BCハルタ
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2:6 (0:4)
|
ボイテナーSuSV
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ハンブルガーSV
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6:1 (2:0)
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SVヒンデンブルク・アレンシュタイン
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ボイテナーSuSV
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1:4 (1:2)
|
ハンブルガーSV
|
BCハルタ
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6:2 (2:0)
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SVヒンデンブルク・アレンシュタイン
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SVヒンデンブルク・アレンシュタイン
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2:1 (0:1)
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ボイテナーSuSV
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ハンブルガーSV
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3:0 (1:0)
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BCハルタ
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- ヒンデンブルク・アレンシュタインの3つのホームゲームの会場:ヴァルトシュタディオン (アレンシュタイン)、フリートレンダー=トーアプラッツ (ケーニヒスベルク)、ライターカゼルネ (アレンシュタイン、軍所有のグラウンド)
(出典: Kicker – Deutsche Sportillustrierte Nr. 13 vom 31. März 1937 Seite 5 und You-Tube-Video über das Waldstadion Allenburg aus Polen)
グループ2
対象地域:ブランデンブルク、ニーダーザクセン、ポンメルン、ヴェストファーレン。
出典:
RSSSF順位の決定基準: 1) 勝ち点; 2) 平均得点率.
グループ2試合結果
開催日:1937年4月4日・11日・18日・25日、5月9日・23日
会場:ゲルマニア=プラッツ (シュトルプ)、グリュックアウフ=カンプフバーン (ゲルゼンキルヘン)、ヴェーザーシュターディオン (ブレーメン)、オリンピアシュターディオン・ベルリン、ポストシュターディオン (ベルリン)、シュターディオン・ローテ・エアデ (ドルトムント)、プロイセン=プラッツ (シュテッティン)、シュターディオン・アン・デア・カストロパー・シュトラーセ (ボーフム)、アイントラハト=シュターディオン (ブラウンシュヴァイク)、シュターディオン・アム・ゲズントブルネン (ベルリン)
チーム #1
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スコア
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チーム #2
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ヴィクトリア・シュトルプ
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0:4 (0:2)
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ヘルタBSC
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FCシャルケ04
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5:1 (2:1)
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ヴェルダー・ブレーメン
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ヴェルダー・ブレーメン
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5:0 (2:0)
|
ヴィクトリア・シュトルプ
|
ヘルタBSC
|
1:2 (1:1)
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FCシャルケ04
|
ヘルタBSC
|
1:3 (0:2)
|
ヴェルダー・ブレーメン
|
ヴィクトリア・シュトルプ
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0:8 (0:4)
|
FCシャルケ04
|
FCシャルケ04
|
2:1 (1:0)
|
ヘルタBSC
|
ヴィクトリア・シュトルプ
|
0:4 (0:1)
|
ヴェルダー・ブレーメン
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FCシャルケ04
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12:0 (8:0)0
|
ヴィクトリア・シュトルプ
|
ヴェルダー・ブレーメン
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5:2 (3:1)
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ヘルタBSC
|
ヴェルダー・ブレーメン
|
2:2 (1:0)
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FCシャルケ04
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ヘルタBSC
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3:1 (2:1)
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ヴィクトリア・シュトルプ
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グループ3
対象地域:ヘッセン、ミッテ、ズュートヴェスト、ヴュルテンベルク。
出典:
RSSSF順位の決定基準: 1) 勝ち点; 2) 平均得点率.
グループ3試合結果
開催日:1937年4月4日・11日・18日・25日、5月9日・23日
会場:VfBプラッツ (シュトゥットガルト)、ヴォルマティア=シュターディオン (ヴォルムス)、シュターディオン・アン・デア・アシャッフェンブルガー・シュトラーセ (ハナウ)、シュターディオン・アム・ツォー (ハレ・アン・デア・ザーレ)、クーアヘッセン・プラッツ (カッセル)、アドルフ=ヒトラー=カンプフバーン (シュトゥットガルト)、シュテーティッシェス・シュターディオン (ハイルブロン)、ミッテルドイチェ・カンプフバーン (ハレ)、ヴァルトシュターディオン (フランクフルト・アム・マイン)、Hinter den 3 Brücken (カッセル)、シラーパルク (デッサウ)
チーム #1
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スコア
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チーム #2
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VfBシュトゥットガルト
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3:0 (1:0)
|
SV06カッセル
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ヴォルマティア・ヴォルムス
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1:0 (0:0)
|
SVデッサウ05
|
SV06カッセル
|
1:3 (1:1)
|
ヴォルマティア・ヴォルムス
|
SVデッサウ05
|
2:1 (2:0)
|
VfBシュトゥットガルト
|
SV06カッセル
|
2:0 (1:0)
|
SVデッサウ05
|
VfBシュトゥットガルト
|
0:0
|
ヴォルマティア・ヴォルムス
|
VfBシュトゥットガルト
|
2:0 (1:0)
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SVデッサウ05
|
ヴォルマティア・ヴォルムス
|
3:1 (1:0)
|
SV06カッセル
|
SVデッサウ05
|
4:2 (3:1)
|
SV06カッセル
|
ヴォルマティア・ヴォルムス
|
0:1 (0:0)
|
VfBシュトゥットガルト
|
SV06カッセル
|
1:5 (1:3)
|
VfBシュトゥットガルト
|
SVデッサウ05
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0:4 (0:0)
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ヴォルマティア・ヴォルムス
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- 4月4日のシュトゥットガルト-カッセル戦はアドルフ・ヒトラー・カンプフバーンではなく、収容人数の少ないVfBプラッツでの開催。
(出典 : Kicker Nr.13 ;Seite 18 und Kicker 32 vom 10.August 37 , Seite 3 (VfB Platz))
- 4月11日のデッサウ-シュトゥットガルター・キッカーズ戦は、ハレ・アン・デア・ザーレの98プラッツでの開催。
(出典: Kicker, Nr. 13, Seite 18)
- 5月23日のカッセル-シュトゥットガルト戦は、SV06カッセル所有のシュピールフェアアイニングングプラッツでの開催。
(出典: Kicker, Nr. 13, Seite 18)
グループ4
対象地域:バイエルン、バーデン、ミッテルライン、ニーダーライン。
出典:
RSSSF順位の決定基準: 1) 勝ち点; 2) 平均得点率.
グループ4試合結果
開催日:1937年4月4日・11日・18日・25日、5月9日・23日
会場:シュターデイオン (マンハイム)、シュターデイオン・ニーダーライン (オーバーハウゼン)、ツァボ (ニュルンベルク)、ラインシュターディオン (デュッセルドルフ)、シュターディオン・オーバーヴェルト (コブレンツ)、ミュンガースドルファー・シュターディオン (ケルン)、フリンガー・ブロイヒ (デュッセルドルフ)、シュターデイオン・ニュルンベルク (ニュルンベルク)、KFVプラッツ・アン・デア・テレグラフェンカゼルネ (カールスルーエ)、ハインリヒ=ツィッシュ=シュターディオン (ミュンヘン)、シュターディオン・ヘーエンベルク (ケルン)
チーム #1
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スコア
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チーム #2
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SVヴァルトホフ07
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1:4 (0:3)
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1. FCニュルンベルク
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フォルトゥナ・デュッセルドルフ
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2:1 (1:0)
|
SVヴァルトホフ07
|
1. FCニュルンベルク
|
3:1 (2:0)
|
VfRケルン04
|
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
|
1:3 (0:1)
|
1. FCニュルンベルク
|
VfRケルン04
|
0:1 (0:1)
|
SVヴァルトホフ07
|
VfRケルン04
|
0:1 (0:1)
|
1. FCニュルンベルク
|
SVヴァルトホフ07
|
1:1 (1:1)
|
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
|
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
|
0:2 (0:1)
|
VfRケルン04
|
1. FCニュルンベルク
|
0:0
|
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
|
SVヴァルトホフ07
|
1:0 (0:0)
|
VfRケルン04
|
1. FCニュルンベルク
|
7:1 (3:1)
|
SVヴァルトホフ07
|
VfRケルン04
|
1:5 (1:2)
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フォルトゥナ・デュッセルドルフ
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- ニュルンベルク-デュッセルドルフ戦はシュタディオン・ニュルンベルクでの開催。
(出典: Kicker, Nr. 13, Seite 19)
準決勝
会場:オリンピアシュターディオン・ベルリン、ミュンガースドルファー・シュターディオン
三位決定戦
会場:プロープスタイダー・シュターディオン
決勝
脚注
注釈
出典
- ^ “Deutsche Meisterschaft 1936/1937 » Finale” (ドイツ語). weltfussbal.de. 2025年2月5日閲覧。
- ^ “Germany - Championships 1902–1945”. rsssf.org. 2018年11月9日閲覧。
- ^ リヒテンベルガー/秋吉 2005, 101頁
- ^ リヒテンベルガー/秋吉 2005, 104頁
- ^ German championship 1938 – Semifinals (ドイツ語) Weltfussball.de, accessed: 29 December 2015
- ^ German championship 1937 – Third place (ドイツ語) Weltfussball.de, accessed: 29 December 2015
- ^ German championship 1937 – Final (ドイツ語) Weltfussball.de, accessed: 29 December 2015
参考文献
外部リンク