ドイチェ・フースバルマイスターシャフト 1937-1938 はドイツ国で開催された第31回目のサッカー全国大会である。ハノーファー96が初優勝し、1回目のドイチャー・フースバルマイスターの座に就いた[3]。ハノーファー96の初優勝は、衝撃的な大番狂わせであった[4]。ガウリーガ・ニーダーザクセンにおいて得失点差で辛くもVfLオスナブリュックを振り切って優勝しドイチェ・マイスターシャフト出場を決めた、完全なダークホースだったからである。しかしDMでは無敗を貫き、決勝では優勝候補本命のFCシャルケ04を再試合の末に破った。
出場クラブ
アレマニア・アーヘンがガウリーガ・ミッテルライン優勝・DM出場を決めた後、すぐにSVボイエル06が2つの敗戦に対し抗議を行い、それ裁定で認められて勝ち点2を獲得、ミッテルライン王者となった。しかしDM出場チームを変更するには遅すぎた。
グループステージ
グループ1
対象地域:ノルトマルク、ポンメルン、ズュートヴェスト、オストプロイセン。
出典:
RSSSF順位の決定基準: 1) 勝ち点; 2) 平均得点率.
グループ1試合結果
開催日:1938年3月27日、4月3日・15日・18日・24日・30日、5月8日・22日
会場:リヒャルト=リンデマン=シュポルトプラッツ (シュテティーン)、ローテンバウム=シュターディオン (ハンブルク)、カゼルネンホーフ (インステルブルク)、シュターディオン・ホーエルフト、ヴァルトシュターディオン (フランクフルト・アム・マイン)
チーム #1
|
スコア
|
チーム #2
|
シュテッティナーSC
|
1:0 (0:0)
|
ヨルク・ボイエン・インステルブルク
|
ハンブルガーSV
|
2:0 (1:0)
|
シュテッティナーSC
|
ヨルク・ボイエン・インステルブルク
|
1:5 (1:2)
|
アイントラハト・フランクフルト
|
ヨルク・ボイエン・インステルブルク
|
0:6 (0:2)
|
ハンブルガーSV
|
シュテッティナーSC
|
5:6 (1:2)
|
アイントラハト・フランクフルト
|
シュテッティナーSC
|
1:3 (1:2)
|
ハンブルガーSV
|
ハンブルガーSV
|
5:0 (3:0)
|
アイントラハト・フランクフルト
|
ヨルク・ボイエン・インステルブルク
|
2:5 (1:1)
|
シュテッティナーSC
|
アイントラハト・フランクフルト
|
5:0 (1:0)
|
シュテッティナーSC
|
ハンブルガーSV
|
3:1 (3:0)
|
ヨルク・ボイエン・インステルブルク
|
アイントラハト・フランクフルト
|
5:0 (3:0)
|
ヨルク・ボイエン・インステルブルク
|
アイントラハト・フランクフルト
|
3:2 (1:1)
|
ハンブルガーSV
|
グループ2
対象地域:バーデン、ブランデンブルク、ミッテ、ヴェストファーレン。
順
|
チーム
|
試
|
勝
|
分
|
敗
|
得
|
失
|
得率
|
点
|
出場権
|
|
S04
|
MAN
|
BSV
|
SVD
|
1
|
FCシャルケ04
|
6
|
3
|
2
|
1
|
19
|
6
|
3.167
|
8
|
準決勝進出
|
|
—
|
1–2
|
3–0
|
6–1
|
2
|
VfRマンハイム
|
6
|
3
|
2
|
1
|
15
|
10
|
1.500
|
8
|
|
|
2–2
|
—
|
3–2
|
6–1
|
3
|
ベルリナーSV92
|
6
|
1
|
2
|
3
|
8
|
11
|
0.727
|
4
|
|
1–1
|
3–1
|
—
|
2–3
|
4
|
SVデッサオ05
|
6
|
1
|
2
|
3
|
6
|
21
|
0.286
|
4
|
|
0–6
|
1–1
|
0–0
|
—
|
出典:
RSSSF順位の決定基準: 1) 勝ち点; 2) 平均得点率.
グループ2試合結果
開催日:1938年3月20日・27日、4月3日・15日・18日・24日・30日、5月8日・22日
会場:シラーパルク (デッサウ)、シュターディオン (マンハイム)、オリンピアシュターディオン・ベルリン、ポストシュターディオン (ベルリン)、ミッテルドイチェ・カンプフバーン (ハレ・アン・デア・ザーレ)、グリュックアウフ=カンプフバーン (ゲルゼンキルヘン)、プロイセンシュターディオン (ミュンスター)
チーム #1
|
スコア
|
チーム #2
|
SVデッサウ05
|
0:0
|
ベルリナーSV92
|
VfRマンハイム
|
6:1 (2:0)
|
SVデッサウ05
|
ベルリナーSV92
|
1:1 (1:1)
|
FCシャルケ04
|
ベルリナーSV92
|
3:1 (1:0)
|
VfRマンハイム
|
SVデッサウ05
|
0:6 (0:2)
|
FCシャルケ04
|
FCシャルケ04
|
1:2 (0:0)
|
VfRマンハイム
|
VfRマンハイム
|
3:2 (2:0)
|
ベルリナーSV92
|
ベルリナーSV92
|
2:3 (0:1)
|
SVデッサウ05
|
VfRマンハイム
|
2:2 (1:2)
|
FCシャルケ04
|
FCシャルケ04
|
3:0 (2:0)
|
ベルリナーSV92
|
SVデッサウ05
|
1:1 (0:1)
|
VfRマンハイム
|
FCシャルケ04
|
6:1 (4:0)
|
SVデッサウ05
|
グループ3
対象地域:ニーダーライン、シュレージエン、ザクセン、ヴュルテンベルク。
出典:
RSSSF順位の決定基準: 1) 勝ち点; 2) 平均得点率.
グループ3試合結果
開催日:1938年3月13日・20日・27日、4月3日・15日・24日・30日、5月8日・22日
会場:カンプフバーン・オーバーシュレージエン (グライヴィッツ)、アドルフ=ヒトラー=カンプフバーン (シュトゥットガルト)、ラインシュターディオン (デュッセルドルフ)、インドゥストリー・シュターディオン (ハルタ(ドイツ語版))、VfBプラッツ (シュトゥットガルト)、シュターディオン・アン・デア・ゲレルトシュトラーセ (ケムニッツ)、フォークトラントシュターディオン (プラウエン)、シュターデイオン・ニーダーライン (オーバーハウゼン)
チーム #1
|
スコア
|
チーム #2
|
フォアヴェルツRaSpoグライヴィッツ
|
0:3 (0:1)
|
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
|
VfBシュトゥットガルト
|
1:1 (1:1)
|
BCハルタ
|
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
|
3:0 (3:0)
|
VfBシュトゥットガルト
|
BCハルタ
|
2:2 (1:1)
|
フォアヴェルツRaSpoグライヴィッツ
|
VfBシュトゥットガルト
|
7:1 (2:1)
|
フォアヴェルツRaSpoグライヴィッツ
|
BCハルタ
|
1:1 (0:1)
|
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
|
フォアヴェルツRaSpoグライヴィッツ
|
0:5 (0:2)
|
VfBシュトゥットガルト
|
BCハルタ
|
2:1 (0:1)
|
VfBシュトゥットガルト
|
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
|
2:2 (1:2)
|
BCハルタ
|
フォアヴェルツRaSpoグライヴィッツ
|
5:0 (1:0)
|
BCハルタ
|
VfBシュトゥットガルト
|
0:2 (0:0)
|
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
|
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
|
3:1 (0:1)
|
フォアヴェルツRaSpoグライヴィッツ
|
- シュトゥットガルト-グライヴィッツ戦はアドルフ・ヒトラー・カンプフバーンではなく、収容人数の少ないVfBプラッツでの開催。
(出典: Kicker Nr. 14 vom 5.4.38 , Seite 19)
- フォアヴェルツRaSpoグライヴィッツのホームスタジアム、カンプフバーン・オーバーシュレージエンは当時改修中であった。(出典: Kicker Nr. 16 vom 20.4.38 , Seite 15)
グループ4
対象地域:バイエルン、ヘッセン、ミッテルライン、ニーダーザクセン。
出典:
RSSSF順位の決定基準: 1) 勝ち点; 2) 平均得点率.
グループ4試合結果
開催日:1938年3月27日、4月3日・15日・18日・24日・30日、5月8日・22日
会場:ツァボ (ニュルンベルク)、ラートレンバーン・アム・プフェルデトゥルム / ヒンデンブルク=カンプフバーン (ハノーファー)、シュターディオン・アン・デア・アシャッフェンブルガー・シュトラーセ (ハナウ)、ヘッセンカンプフバーン (カッセル)、ヴァルトシュターディオン (アーヘン)、シュテーティッシェス・シュターディオン (ニュルンベルク)
チーム #1
|
スコア
|
チーム #2
|
1. FCニュルンベルク
|
4:2 (2:0)
|
アレマニア・アーヘン
|
ハノーファー96
|
1:0 (0:0)
|
FCハナウ93
|
ハノーファー96
|
2:1 (0:0)
|
1. FCニュルンベルク
|
FCハナウ93
|
2:4 (2:2)
|
アレマニア・アーヘン
|
FCハナウ93
|
1:3 (1:1)
|
ハノーファー96
|
アレマニア・アーヘン
|
1:3 (0:2)
|
1. FCニュルンベルク
|
1. FCニュルンベルク
|
2:1 (2:1)
|
FCハナウ93
|
アレマニア・アーヘン
|
1:2 (1:2)
|
ハノーファー96
|
FCハナウ93
|
1:4 (1:3)
|
1. FCニュルンベルク
|
ハノーファー96
|
6:1 (2:0)
|
アレマニア・アーヘン
|
1. FCニュルンベルク
|
1:2 (1:1)
|
ハノーファー96
|
アレマニア・アーヘン
|
2:0 (2:0)
|
FCハナウ93
|
- アレマニア・アーヘンはティヴォリ・シュタディオンの収容人数が不十分な為、ヴァルトシュタディオン (アーヘン) で全ホームゲームを開催した。
(出典: Kicker Nr. Nr.17 vom 26.4.38 , Seite 38 und Wikipedia alter Tivoli )
準決勝
会場:ミュンガースドルファー・シュターディオン、シュターディオン・アム・オストラゲヘーゲ
三位決定戦
会場:ヴェーザーシュターディオン
再試合
決勝
再試合
脚注
注釈
出典
- ^ “Deutsche Meisterschaft 1937/1938 » Finale” (ドイツ語). weltfussbal.de. 2025年2月5日閲覧。
- ^ リヒテンベルガー/秋吉 2005, 101頁
- ^ German championship 1938 – Semifinals (ドイツ語) Weltfussball.de, accessed: 28 December 2015
- ^ German championship 1938 – Third place (ドイツ語) Weltfussball.de, accessed: 28 December 2015
- ^ German championship 1938 – Final (ドイツ語) Weltfussball.de, accessed: 28 December 2015
参考文献
外部リンク