放課後 (東野圭吾)
『放課後』(ほうかご)は、東野圭吾による日本の長編推理小説、またそれを原作としたテレビドラマ。1985年9月に講談社から単行本が発売され[1]、1988年7月に講談社文庫版が発売された[2]。 概要名門女子高を舞台に、女子高に勤務する教師・前島が女子高で起きた事件の真相に近づく様を描いた青春推理小説。第31回江戸川乱歩賞を受賞した[3]東野圭吾の作家デビュー作であり、作品が発表された30年後の2015年、マイナビ会員を対象にした“好きな江戸川乱歩賞作品”を選ぶアンケートでも人気1位を獲得する[4]など根強い人気のある作品でもある。 作中では著者が大学時代に部のキャプテンをしていたアーチェリーが取り上げられている。タイトルは著者が金沢を旅行した時、駅の近くにあった喫茶店の名前からとられた[5]。 1986年にテレビドラマ化され、2009年に漫画化された。 あらすじ私立清華女子高等学校に勤めるアーチェリー部顧問の前島は、最近、何者かに命を狙われていると感じ始めていた。校長に相談するも、事態は改善の兆しを見せない。前島の周囲には、わだかまりを抱える生徒、高原陽子と杉田恵子がいた。 そんな中、前島がアーチェリー部の練習に参加した日、生徒指導部の村橋が教師用更衣室で青酸中毒により死亡しているのが発見される。男性用更衣室は内側から心張り棒で塞がれ、隣の女性用更衣室は施錠されており、外部からの侵入は不可能と思われる完全な密室状態だった。 密室トリックの謎、そして真犯人、前島の命を狙う者の正体も不明なまま、体育祭当日、第二の殺人が発生する。 登場人物
書籍情報
テレビドラマ1986年3月27日、フジテレビ系列『木曜ドラマストリート』枠で放送された。主演は山下真司。 キャストスタッフ漫画『別冊フレンド増刊』(講談社)2010年1月号と同年3月号に前後編で、霜月かよ子による作画で漫画化された[6]。 書籍情報(漫画)
舞台2024年11月16日に、サンケイホールブリーゼで、なにげに文士劇2024 旗揚げ公演『放課後』が上演[8][9][10]。 キャスト
スタッフ
脚注
外部リンク『放課後』(東野 圭吾、水田 秀穂) - 講談社BOOK倶楽部. 講談社 |
Portal di Ensiklopedia Dunia