森崎 博之(もりさき ひろゆき、1971年〈昭和46年〉11月14日 - )は、日本の俳優、タレント 、声優、ナレーター、映画監督、演出家、脚本家、劇作家、ディレクター、歌手、ラジオパーソナリティ、スーツアクター。愛称は「リーダー」、「モリ」。所属事務所はCREATIVE OFFICE CUE[1]、業務提携先はアミューズ[2]。演劇ユニット・TEAM NACSを主宰し、地元・北海道のローカルタレントとして活動する。北海道上川郡東川町出身[1]。血液型はO型[1]。既婚[3]。
経歴
北海道上川郡東川町で産まれる[4]。公務員である父の都合で、2歳の時に同道札幌市に引っ越す[4]。その後、8歳の時に東川町に戻る[4]。推薦で北海道旭川西高等学校理数科に入学し、1990年に卒業(高校の後輩に後のTEAM NACSメンバーとなる音尾琢真がいる)[4]。
1990年4月、指定校推薦で北海学園大学法学部法律学科に入学し、演劇研究会に所属する[4]。演劇研究会に入った動機は、文化系でみんなで一緒に作りたいと考えていたところ、当時の会長が「ミス小樽」であったためであったという[4]。
1993年からは、学生時代から演劇研究会活動の傍ら、稲田博が主宰する劇団イナダ組に所属(2006年まで)[5]。この他、鈴井貴之主宰のOOPARTSに所属したこともあった[注釈 1][6]。1996年、演劇研究会で出会った後輩の安田顕、佐藤重幸(現・戸次重幸)、大泉洋、音尾琢真の4人と共に、大学を卒業する自身と安田[注釈 2]の卒業公演を行うための1回限りの演劇ユニットとして「TEAM-NACS」[注釈 3]を結成。公演終了後に解散[4]。
大学卒業後は演劇から離れ上京し、証券会社に就職[4]。証券会社では、1年目から社長賞でハワイ旅行をもらうほど優秀な成績であった[4]。
のちに体調を崩し、札幌でかつての演劇仲間と会ったことからホームシックに陥り、祖父の死を機に就職から9ヶ月で会社を辞め、北海道に戻る[4][7]。
こうして、1997年にTEAM-NACSを再結成。TEAM-NACSの主宰として脚本・演出・出演をこなし、TEAM-NACSの精神的支柱を担う。フリーの活動を経て、1999年に冠番組である『いばらのもり』(北海道テレビ)[8]の放送を機に、TEAM-NACSの大泉洋と安田顕が所属するCREATIVE OFFICE CUEに加入[9]。
所属後は、『ドラバラ鈴井の巣』(北海道テレビ)、『YASUのえき☆スタ@noon』(北海道文化放送)、旅コミ北海道(テレビ北海道)をはじめとした北海道ローカル番組に出演する。
2004年5月にTEAM-NACSの第10回公演として行われた舞台「LOOSER〜失い続けてしまうアルバム〜」のサンシャイン劇場での東京公演で東京に初進出。
同年12月には、大手芸能事務所であるアミューズと業務提携[10]。道内の仕事はCREATIVE OFFICE CUE、道外の仕事はアミューズが手掛けるようになる[11]。
2010年3月25日、講演を行う森崎
2006年『おかしなふたり』で全国区のテレビドラマに初出演[12]。この他『受験の神様』(日本テレビ、2007年)など他のメンバーと同様に全国区のテレビドラマなどに出演していたが、2008年4月から農業番組『森崎博之のあぐり王国北海道』(現・『あぐり王国北海道NEXT』、北海道放送)の放送を機に「自分は北海道に残り、TEAM NACSのメンバーとは違う形で仕事をすることで、チームの活動の幅も広がるのでは」と考えるようになり、主に北海道に残って活動を続ける事となった[13]。
ただし、現在でも『下町ロケット』(TBS、2018年)など、不定期で全国ネットのドラマやバラエティに出演することもある。
また、同番組への出演を機に、北海道フードマイスターや、ごはんソムリエなどの資格を取得し、自身を「農業タレント」と称して農業や食育に関する活動・講演も行い[14][15]、2020年にはホクレンアンバサダーに就任した[16]。
私生活では、2005年10月10日に結婚を発表[3]。2009年4月に長男[17]、2011年5月に次男[18]、2018年3月に長女が産まれ、現在では二男一女の父親となっている[19]。
人物
出演
テレビドラマ
映画
舞台
- 劇団イナダ組 第7回公演「バブリスト」(1993年4月15日 - 18日、ルネッサンス・マリア・テアトロ)[42]
- 劇団イナダ組 第9回公演「TAKEDA2」(1994年10月14日 - 16日、ルネッサンス・マリア・テアトロ)[42]
- 劇団イナダ組 第10回公演「NO FUN」(1995年6月2日 - 4日、ルネッサンス・マリア・テアトロ)[42]
- 劇団イナダ組 第13回公演「ノータリン・タンバリン」(1997年5月3日 - 10日、ルネッサンス・マリア・テアトロ)[43]
- 劇団イナダ組 第14回公演「PRIMITIVEビーム」(1997年10月23日 - 26日、ルネッサンス・マリア・テアトロ)[43]
- 劇団イナダ組 第16回公演「改編サンチョパンサのバカ」(1998年7月24日 - 26日、道新ホール)[44]
- 劇団イナダ組 第17回公演「アイドルを探せ」(1998年11月25日 - 12月4日、ルネッサンス・マリア・テアトロ)[44]
- 劇団イナダ組 第18回公演「アルツハイパーJ」(1999年7月8日 - 30日、道新ホール)[45]
- 劇団イナダ組 第19回公演「ホットロード」(1999年12月1日 - 19日、共済ホール)[45]
- 劇団イナダ組 第20回公演「絶叫2000~碧き狼」(2000年5月1日 - 6日、教育文化会館)[46]
- 劇団イナダ組 第21回公演「カラビナ」(2000年9月27日 - 10月4日、Zepp Sapporo)[46]
- 劇団イナダ組 第22回公演「ドナドナファミリープラン~命の契約書」(2001年6月16日 - 8月12日、道新ホール・富良野演劇工場)[47]
- 劇団イナダ組 第24回公演「このくらいのLANGIT」(2002年9月3日 - 10月27日、やまびこ座・函館市芸術ホール・富良野演劇工場・道新ホール)[48]
- 劇団イナダ組 第26回公演「ライナス」(2003年7月26日 - 8月3日、道新ホール)[49]
- 水曜どうでしょうpresents 水曜天幕團旗揚げ公演2003 「蟹頭十郎太」(2003年10月10日 - 19日、北海道テレビ放送新館駐車場内 特設テント会場) - 神州無二斎・盗人侍・法師 役
- 劇団イナダ組 第29回公演「カメヤ演芸場物語」(2004年11月18日 - 23日、道新ホール)[50]
- 「陥人ーどぽんどー」(2006年9月6日 - 9月10日、東京グローブ座) - アントーニオ 役[51]
- 劇団イナダ組 第34回公演「亀屋ミュージック劇場(ほおる)」(2006年11月1日 - 5日、道新ホール)[51]
- 「NECK」(2010年2月12日 - 14日、青山円形劇場) - 大塚 役
- 「LOOSER6」(2011年5月3日 - 5月4日、道新ホール・2011年5月11日 - 5月15日、サンシャイン劇場・2011年5月21日 - 5月22日、森ノ宮ピロティホール) - 主演・サラリーマン 役(作・演出も担当)
- 「KACHI BUS」(2014年1月5日 - 13日、下北沢 本多劇場・2月12日、札幌市民ホール(追加公演)・2月14日 - 15日、帯広市民文化ホール(追加公演)) - 主演・吉沢文太 役[52][53]
- TAKAYUKI SUZUI PROJECT OOPARTS vol.3「HAUNTED HOUSE」(2016年2月12日 - 21日、池袋サンシャイン劇場・2月26日 - 28日、大阪シアターBRAVA!・3月18日 - 20日、札幌道新ホール)
- 「ラヴ・レターズ 〜2016 The Climax Special〜」(2016年8月5日、パルコ劇場) - アンディ役
- 「ラヴ・レターズ〜SAPPORO PARCO 50th Anniversary Special〜」(2025年10月8日・9日〈予定〉、共済ホール)[54]
- 札幌演劇シーズン 2017冬 劇団千年王國「狼王ロボ」(2017年1月28日 - 2月4日、北海道立道民活動センター かでる2・7 かでるホール) - 主演・シートン 役[55]
- 音楽劇「ピーターと狼」(2021年10月27日、特設ライブエールシアター)[56]
- TAKAYUKI SUZUI PROJECT OOPARTS 特別公演「天国への階段 北海道re-mix」〜ありがとう道新ホール〜(2024年6月21日 - 23日、道新ホール)[57]
テレビ番組
現在のテレビレギュラー番組
過去のテレビレギュラー番組
特別番組
ラジオ番組
現在のラジオレギュラー番組
なし
過去のラジオレギュラー番組
声の出演
アニメーション映画
テレビアニメ
- チビナックス(2006年4月13日 - 9月28日、制作:CREATIVE OFFICE CUE・電通北海道、放送:札幌テレビ) - リーダー 役
- チビナックス 2.0(2007年4月14日 - 10月13日、制作・放送:上に同じ) - リーダー 役
- チビナックス シーズン3(2008年6月3日 - 11月18日、制作・放送:上に同じ) - リーダー 役
- 銀の匙 Silver Spoon(2013年7月11日 - 9月19日、フジテレビ) - 獣医 役
人形劇
CM
MV
監督・脚本・演出
舞台
- 脚本・演出
- 演出
- *pnish* 本公演vol.12 「ウエスタンモード」(2010年)
ラジオドラマ
映画
CD
作詞・作曲
作品タイトル
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JASRAC作品コード
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作詞
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作曲
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備考
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オヤシラズノヨウニ
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107-9574-0
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森崎博之
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森崎博之
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『ドラバラ鈴井の巣』「山田家の人々」挿入歌。
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つぼみ
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112-6030-1
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森崎博之
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森崎博之
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『ドラバラ鈴井の巣』「VS〜禁断の対決企画〜『Have a nice day』」エンディング。
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onちゃん音頭
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115-8200-6
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新田弘志
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新田弘志・大泉洋・森崎博之
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『いばらのもり』の企画で制作。
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恵織村中学校校歌
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143-3977-3
|
森崎博之
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NAOTO
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TEAM NACS ふるさと公演「HONOR〜守り続けた痛みと共に」挿入歌。
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EOUCH
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145-6243-0
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森崎博之
|
NAOTO
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校歌スペシャル
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145-6270-7
|
森崎博之
|
NAOTO
|
アルバム
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151-1550-0
|
森崎博之
|
NAOTO
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最初のクリスマスソング
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165-2050-5
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森崎博之
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森崎博之
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「Merry CUEristmas」収録。
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ハリケーンマーチ
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169-7518-9
|
森崎博之
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森崎博之
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泣いて笑ってハラへって
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170-5376-5
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森崎博之
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テツヤ
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侍ロマン
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183-5760-1
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-
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森崎博之・テツヤ
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TEAM NACS ニッポン公演「WARRIOR〜唄い続ける侍ロマン」主題歌。
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大一輪
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202-3276-4
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森崎博之・テツヤ
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テツヤ
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そんなのNACS応援歌
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202-3280-2
|
森崎博之
|
森崎博之
|
|
仲間のうた
|
221-4776-4
|
森崎博之
|
森崎博之
|
|
HOME
|
239-3756-4
|
森崎博之
|
森崎博之
|
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HONOR~守り続けた痛みと共にBGM
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247-1734-7
|
森崎博之
|
NAOTO
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TEAM NACS ふるさと公演「HONOR〜守り続けた痛みと共に」挿入歌。
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ともに生きよう
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256-5287-7
|
森崎博之
|
森崎博之
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幌筵島の唄
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721-2211-1
|
森崎博之
|
NAOTO
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TEAM NACS 第16回公演「PARAMUSHIR〜信じ続けた士魂の旗を掲げて」挿入歌。
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もじゃもじゃ
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728-0926-4
|
森崎博之
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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
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TEAM NACS 全国公演「COMPOSER〜響き続ける旋律の調べ」挿入歌。
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書籍
連載
- さっぽろタウン情報[80]
- じゃらん北海道「行き着けない隠れ名店」(2005年 - 2013年、リクルート)
- 演劇ぶっく「森崎博之の感激ぶっく!」(2005年 - 2006年、演劇ぶっく社)
- 読売新聞北海道版朝刊「遠望眺望」(2011年 - 2013年、読売新聞社)
- じゃらん北海道「ママじゃらん 北海道」(2011年 - 2013年、リクルート)
- 広報ほくれん(2010年 - 、ホクレン)
その他
脚注
注釈
- ^ 入団後、OOPARTSの公演に出演することなくすぐに、掛け持ちしていた劇団イナダ組に専念するため退団。後釜として、演劇研究会の後輩であった、安田顕を紹介している。
- ^ 入学当初、安田は森崎の2学年下だったが、森崎が2留したため、同時に卒業となった。
- ^ 2005年に「-(ハイフン)」が抜け、現在「TEAM NACS」表記となった。
出典
外部リンク
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メンバー 森崎博之(リーダー) | 安田顕(初代・3代目サブリーダー) | 戸次重幸(2代目サブリーダー) | 大泉洋 | 音尾琢真 |
本公演 | |
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出演 |
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シングル | |
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アルバム | |
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各メンバーの項目 |
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関連項目 | |
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関連人物 | |
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代表取締役社長:伊藤亜由美 / 取締役会長:鈴井貴之 |
俳優・タレント | | |
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ミュージシャン | |
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スペシャリスト | |
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旧所属タレント・アーティスト | |
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制作・制作協力番組・作品 |
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関連団体 | |
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総合司会 |
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情報[† 15] | |
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「ココ調」 | |
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ニューヨーク中継 | |
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マンスリーエンタメプレゼンター | |
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- ^ a b 放送開始当初から出演。
- ^ 大塚の病気休養時の総合司会代行。
- ^ 三宅→伊藤とダブル体制。
- ^ 2022年4月から『めざましどようび』を兼務するため、月 - 木曜担当。
- ^ a b 時期によって曜日変動あり。
- ^ a b 木・金曜担当。
- ^ a b c 月曜 - 水曜担当。
- ^ 2008年3月まで木・金曜担当。
- ^ a b 「めざまし600ニュース」は担当しない。
- ^ 担当曜日は変動あり。
- ^ 月・火曜担当。
- ^ 月・木曜担当。
- ^ 火・水曜担当。
- ^ 金曜担当。
- ^ 2002年4月から設置、2009年3月で廃止。
- ^ 木曜パーソナリティー、イノ調として出演。
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監督・脚本・演出作品 |
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企画・構成・出演作品 |
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関連項目 | |
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関連人物 | |
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