『大江戸捜査網 』(おおえどそうさもう)は、1970年 10月から東京12チャンネルとテレビ東京 、同系列局 ほかで放送されたテレビ時代劇 作品 である。連続ドラマは全6シリーズ、全713話。
製作時期や配給形態で以下に分類されるが、本記事では全て説明する。
1970年 10月から1984年 3月まで途中2度の中断を挟み、土曜日の夜 に日産自動車 グループの一社提供による「日産劇場 」として放送[ 注釈 1] のシリーズ。日活 での制作当初はアメリカ合衆国のテレビドラマ『アンタッチャブル 』のコンセプトで連続時代劇を作ろうと企画されたために、番組の初期の第1シリーズ第1話 - 第39話には『大江戸捜査網 アンタッチャブル 』とサブタイトルがつけられていた。
この番組では、後に時代劇の大看板俳優となった杉良太郎 → 里見浩太朗 → 松方弘樹 が筆頭 同心 の演を務めた(杉;第1話(第1シリーズ#1) - 第130話(第3シリーズ#26)〔130話分〕、里見;第131話(第3シリーズ#27) - 第409話(第3シリーズ#305)〔278話分〕、松方;第410話(第3シリーズ#306) - 第640話(第3シリーズ#536)〔230話分〕)。ただし、これらの出演者達は、4-6人で演じ分けた複数主演の番組と述べている[ 1] 。なので、此の番組で主演と云う場合には、其の回でメインに活躍が描かれた役を演じた場合を云う。例えば十蔵がメインの時には瑳川哲朗 が主演となり、小波がメインの時には梶芽衣子 が主演となり、お吉がメインの時には江崎英子 が主演となる。勿論、珊次郎、音次郎、清次郎がメインの時には杉、里見、松方が主演となる。但し文面では解りやすくするため、筆頭同心を演じる俳優を主演とする時もある。
杉は、第1シリーズ、第2シリーズではどちらも全52話出演していたが、第3シリーズでは半分の第26話で次の者と交代し、降板している。
第1シリーズ、第2シリーズ、第3シリーズの話数は、各テレビ局での管理、解説等では、第1シリーズから通算で記している。映像ソフトとして発売されたDVDではそれぞれのシリーズ毎に#1話からにされている。以下には、テレビ番組の欄で使われている通算の話数と、それぞれのソフトでのシリーズ毎での話数とを並記する。
1984年 4月から半年間、前シリーズに引き続き、第4シリーズとして並木史朗の出演で『新・大江戸捜査網 』が放映されたが、前作までと差が多く、視聴率が低迷して打ち切った。
1990年 度と、1991年 度に、橋爪淳が出演のシリーズが、各年度の下半期半年間ずつ、金曜日夜に放送の計2シリーズ(平成版、第1シリーズ・第2シリーズ※第5シリーズ・6シリーズともされる)が製作放映される。
2015年 1月に、テレビ東京開局50周年企画 YAMADA新春ワイド時代劇 として、前作から実に23年ぶりに、高橋克典ほかの出演で『大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る! 』が製作、放映された。従来製作、撮影されてきた東京の時代劇撮影可能撮影所(日活調布撮影所、稲城撮影所、生田撮影所、三船プロダクション成城撮影所、生田オープン撮影所(移管)、狛江撮影所、多摩川堤防、奥多摩、青梅等)が閉鎖されているため、初めて本格的に京都の時代劇撮影所(東映京都時代劇撮影所)で撮影が行われた。
1979年 に、第3シリーズの松方出演時のキャスティングで製作された映画『隠密同心・大江戸捜査網 』が撮影公開された。
番組の概要
江戸時代 の町奉行所所属[ 2] の秘密潜入諜報捜査員の隠密廻り同心 をモデルとして斬り捨て御免が与えられた火付け盗賊改 方の役人の部分と、御庭番 のエッセンスを加えて考え出された秘密潜入捜査員「隠密同心 」たちが、変装、潜入、囮など様々な手段を駆使しながら探索、事件の裏にはびこる江戸 の悪を斬り捨てていく痛快時代劇。この中の隠密同心とは老中松平定信 が極秘に作った組織で、彼の命を受けた幕臣 (旗本 寄合席 、大番頭 、御側御用 等)が隠密支配 となって統括している。第1話(第1シリーズ#1)では、本来の隠密廻り同心のように、犯人である娘お菊(演:町田祥子 )を北町奉行所 の定町廻り同心島田又五郎(演:深江章喜 )へ引き渡し、市中引き回し が描かれた。ただし、共犯の侍 、大目付 ・生田内蔵丞(演:須賀不二男 [ 3] )は断罪している。話中では隠密同心であるが、放映話数によっては本来の名称であった隠密廻り同心[ 4] と、台詞で言われている回も存在している。本来の隠密廻り同心は、奉行所から貸与されている十手を所持しているが、この物語で描かれた隠密同心のメンバーは、普段は町人、浪人等として生活しているが、隠密支配[ 注釈 2] から賜った証である松平家 (時により徳川家 と言われる)の家紋 である梅鉢紋 、または三葉葵紋 入りの懐剣 を所持してもおり、ここぞというときに、犯罪者や下手人に見せつける場合もある[ 5] 。
テレビシリーズ本編で松平定信が直接隠密同心を統率したのは、橋爪編(平成版)の第1シリーズだけである。それ以前、松平定信が登場した時は、日活 製作編では堀雄二 、三船プロダクション 編では黒川弥太郎 、ヴァンフィル編では永井秀明 がそれぞれが松平定信役を、劇場版では三船敏郎 が演じている。
隠密同心の活動拠点(アジト )は、日活制作の第1,第2シリーズでは主に銭湯「桜湯」の2階、三船プロ(末期はヴァンフィル製作)製作の第3シリーズ杉編では浅草の小料理店で「矢場兼飲み屋桔梗屋」の地下である。その後里見編以降では「御料理桔梗屋」の奥座敷が使われていた。松方編は当初当店の雇われ板前であった清次郎が、店主に変わっている。話数によっては、少ないが空き屋敷等に集められ指示を受ける時があった。
劇中ナレーション
劇中のナレーション「隠密同心 心得之條」は、第105話(第3シリーズ#1)において、下手人である被疑者のところへ出向く場面に用いられたのが初出である。第1話から第104話(第1シリーズ、第2シリーズ)迄はこのナレーションは行われていなかった。第105話(第3シリーズ#1)以降の「隠密同心 心得之條」は、以下のとおりである。
「隠密同心 心得之條 その一つ わが命わが物と思わず 武門之儀 あくまで陰にて 己の器量を伏し 御下命 如何にても果すべし 尚 死して屍拾う者なし 死して屍拾う者なし 死して屍拾う者なし」(初出;第105話(第3シリーズ#1))
後(第113話(第3シリーズ#9)迄「その一つ」がアナウンスされて居る)に、冒頭の部分から「その一つ」の文言が取り除かれたものが使われた。
第3シリーズ以降に流されたもので、「その二つ」、「その三つ」はいずれも1回限りのものである。
「隠密同心 心得之條 その二つ およそ悪はその実態を見極め その根源を断つべきこと 虎穴に入らば 己の肉を斬らせ しかる後 敵を倒すべし この定め 忘れることなかれ」(第106話(第3シリーズ#2))
「隠密同心 心得之條 その三つ 行動は風のごとく速やかに いかなる窮地に陥るも みだりに狼狽することなく 一度 決すれば 必ず敵を斬るべし 一度 決すれば 必ず敵を斬るべし 一度 決すれば 必ず敵を斬るべし」(第109話(第3シリーズ#5))
劇中で死亡したとされる隠密同心
第105話(第3シリーズ#1)から加わった被疑者の巣窟へ行進する場面で流される「隠密同心心得之条」アナウンスでは「尚、死して屍拾う者無し!死して屍拾う者無し!死して屍拾う者無し!」とあるが、実際に物語の中で死んだとされる隠密同心(または隠密廻り同心)は、第27話(第1シリーズ#27)に於いて敵に回った赤間伝七郎(演:小林勝彦 )、第41話(第1シリーズ#41)で薩摩隠密党に倒され、小弥太の台詞で名を出された山科(演:中島正二)、第131話(第3シリーズ#27)に登場した山口太兵衛(演:左右田一平 )、胡蝶(くれないお蝶)(演:安田道代 )の4名である。隠密であることを抹消するため、処刑の後も弔うのではなく、「存在自体も無とするための処分」として火葬 される。
赤間伝七郎は、内藤勘解由から甲州金山の不正探索の命を受けたが音沙汰がなくなり、金山で酷使された採掘員が目安箱間近で殺された事件をきっかけに小弥太、十蔵、小波が再度探索した結果、隠し金山の金鉱石を横領している張本人が赤間と判明。説得にも応じず悪の道を薦め、3人に倒された。隠密廻り同心であったため火葬され、無とされた[ 6] 。
山口太兵衛は、初探索中に敵の浪人田尻(演;天津敏 )に討たれ、殉職となった。土葬が主だった時代だが「心得之条」[ 7] の通り存在を抹殺するため、火葬となった。この際、音次郎(伝法寺隼人/演;里見浩太朗 )は「家も無ければ身分も無い。これまで生きていた証し等の全てを、この世から抹殺しなければならない。隠密というのは、虚しいものだなぁ」と呟いた。
胡蝶は子供を庇って死亡したが、一般人の目の前での殉職となったため、音次郎に故郷へ運んでもらうことができた。
指令・集合・成敗時
日活製作の第1シリーズ・第2シリーズでは、報告を受けて犯罪被疑者のアジトへ向かうシーンや心得之条のアナウンスはなく、犯罪現場に捜査の過程で着いていることが多い。
初期は、小波が変装した珊次郎(十文字小弥太)に代金を渡すときや釣り針の先に引っかけるなどして手紙を渡したり、下駄の裏に書かれた文章を読ませるなど周囲に解らないように指令を受けていた。中盤以降から毎回ではないが地蔵の鉢巻きでの集散合図が始まった。
第1シリーズの集合の合図、断罪方法
第1シリーズでは、小弥太と十蔵への指令の書状を、小波から普通のしぐさで何気無く渡され、「〇〇〇を探索せよ。『例によって探索行動は密成るを以て、速やか成るべし。此の文は直ちに処分隠滅の事』」など、『スパイ大作戦 』の指令ような内藤の手紙を小波から受け取り、読み[ 8] 終わると破く、燃やすなどして隠滅していた。その後、二人が犯罪組織の潜入に成功すると、小波から内藤へ連絡をさせ、変装のまま犯罪現場で「とうとうこの目で見たぜ」や「ついに証拠を掴んだぜ」等といい、誰何されても名乗らず「さぁ、どこの誰かな」等とはぐらかして成敗をする。時には警護対象から下手人達の仲間と間違われ、共に捕われそうになったりして危険物等を取り除いたりする場面[ 9] もある。援助している者が自分自身で斬って倒しているように、物影から手裏剣や吹き矢等で敵を倒す等をしていた[ 10] こともあった。第3シリーズ以降より出演回数が格段に多かった、内藤勘解由だけが「旗本寄合席内藤勘解由。御老中、松平定信 様の命により、罷り越した。成敗致す」と宣言をし、隠密同心達に「それ!繋かれ!」と指図をしたり、相手が斬り掛かって来るのでそのままで断罪成敗に入ったり、既に薄々正体が割れて居たり[ 11] 、正体を明かす場合でも第3シリーズのように紋付きに変えず、髷の調えも行わずに、その場合は刀剣はなく、遊び人姿や百姓のような姿、いわゆる乞喰での、探索をしていたままの服装で終盤近くで「幕府隠密同心、十文字小弥太。天に代わって成敗いたす」等と名乗ったり、町人姿や浪人姿のまま戦いながら「隠密同心井坂十蔵」、「隠密同心小波」と、比較的早口で名乗り上げ、第3シリーズの名乗りのように、身分と姓名の間を開けて一呼吸おいて名乗るようにはせず、続けてさっと言っていた。この衣装交換、決め台詞は“水戸黄門 の印籠 [ 12] "のようなものでリアリティーはなくなる。後に順に名乗るようになる時とは異なり、順序も決まってはいない。小弥太(まれに十蔵も)が町人姿で忍び込んだ時には、大刀 は所持せずに戦い、戦いの最中に敵の脇差し等を素早く抜き取り、それを用いて逆手斬りで相手を討ち果たす時も多くあり、時には、内藤、十蔵から「小弥太!」と叫ばれ脇差しを投げ渡され使用したりし、小波のみ忍装服を着用していることも多く見られた。内藤が松平定信から探索を依頼されていることが知られている身分の者が犯罪を犯していた時には、「内藤勘解由配下だな!」と言われると、「如何にも、内藤勘解由配下、十文字小弥太」[ 注釈 3] 等と名乗ることもあった。第46話(第1シリーズ#46)では、レギュラーは全員出て居るが珍しく、瑳川哲朗演じる井坂十蔵のみが被疑者下手人役(演;潮万太郎)ヘ、「隠密同心、井坂十蔵。お前達は全て斬る!」と一人のみ名乗った回である。
初期に内藤が出向く時に首謀者を断罪をするのは、内藤であることが多くあった。又、第14話(第1シリーズ#14)「初姿 花の喧嘩状!」では、黒幕の元北町奉行は、十蔵が断罪を行なって居る。内藤が断罪の場合が一番リアリティーはあったが、視聴者の好みに応えて行くので、長寿番組はリアリティーはなくなって行くのはどれも同じである。第1シリーズでは、名乗らないものの方が多く造られている。珊次郎/十文字小弥太(杉良太郎)が武家髷に紋付きで断罪の実施も僅かであったが、無宿人の姿で現れ、紋付きの着流しに着衣と、武家髷に帯刀へ早替えが行われたものは、第42話(第1シリーズ#42)「夏祭り無法一代」が最初である。ただし、名乗り揚げは無い。小波はそれまでにも着物の中に忍装を着込み、さっと脱ぎ捨て戦っていたこともあった。
第2シリーズの集合の合図、断罪方法
第2シリーズになると衣装を断罪の立回り前に紋付に衣装チェンジを行って刀剣を整え、髪形を町人髷から御家人髷に変えて下手人である被疑者の前に現れ名乗る場面[ 13] が多い。名乗りの言い回しも「隠密同心、十文字小弥太」、「同じく、井坂十蔵」、「同じく、小波」、「旗本 寄合席 、内藤勘解由だ!」のように、第3シリーズに通じる演出が増えている。隠密同心ではない山猫お七も、集合の合図で内藤勘解由邸へ指令を聞きに集参、探索にも加わり、隠密同心の正式な手下として成敗に同行した時には小弥太、十蔵、小波の順に名乗りを上げた後、最後に「同じく、仲間の山猫お七だよ」と名乗りを言うようになり立ち回りのチャンバラシーンでは素早く建物の屋上等へ上ってから、犯罪者の眉間や首筋の動脈が表面に近い場所を通っている急所へ花札に見せ掛けの手裏剣を正確に撃ち込み、下手人を断罪し、絶命させる手助けも行っていた。
第2シリーズからは内藤が出向いても、小弥太が首謀者の断罪を実行することが多くなった。
第3シリーズの集合の合図、断罪方法
第3シリーズは、一番長期に渡っての放映が行われ、隠密同心の決め台詞、紋着きの綺麗な決め衣装等も統一化されて、被疑者の前に現れる方法も、行進を行いながら、心得之条がアナウンスされ、被疑者の前での罪状の羅列、ほぼ決められた順序での銘々の名乗り上げ等が整ったシリーズで、心得之条と各人の順序よく決まった名乗り上げ等、TBSの時代劇ドラマの水戸黄門 の印籠 [ 14] のようなものが全て整った人気シリーズ である。第3シリーズでは、犯罪人の黒幕らの談合や、犯罪が成功したと思い込んでの宴席が最高潮に盛り上がる最中や、手先が実行に失敗をして逃げて行くと、後を付けて行き、犯罪人の首謀者の屋敷等へ逃げ込むのを確認したら、支配や、筆頭者へ「〇〇は、~へ逃げ込んだのを確認した」と報告を受けると、支配から「お前達解っていような。行ってこい。そら!」と、声を掛けられたり、筆頭同心から「行こうか」(※杉編では「行くぜ!」との台詞も多)と、罪人の巣窟に向かう時に先の心得之条のアナウンスが流され、隠密同心が並んで成敗する相手の屋敷等へ向かう。支配が成敗に同行の場合、行進の中央[ 15] に並び一緒に向かう時と、隠密同心だけが行進をし、支配は別に来ている場合がある。逃げ帰った手先等からの「何しろ凄ぇ強ぇ妙な奴に邪魔をされて」等の報告を受けて「馬鹿者!此処へ逃げ帰って来たりする奴があるか!、後を付けて来たらどうする!」、「手先きの貴様が死ねば、知っている者はいなくなる。死ね!」、「汚ぇぞ!約束が違う」等と内輪揉めを始めている時等に、身なりを整え、刀剣を所持して入り込み、急に襖を開けて「罪状」を順次云い上げる。「何を証拠に?記憶に御座らぬ!」等と、白を切る下手人達へ「証拠(または捕えた下手人を、主に女性隠密同心がその中の一人を差し出して、「証人」)はこれだ」と示しながら、後で断罪を行う都合上犯罪者側へ渡す)と、後で斬られるのであるが、刀剣を構え向かい断罪されることになる。犯罪者の黒幕が「御主達は、何者だ!名を名乗れ!」※士分(もしくはそれに類する台詞で、町人は「やい貴様等!何処の誰奴だ?名前を言え!!」※杉編は「貴様は珊次郎!」が多く「如何にも!又の名を隠密同心十文字小弥太」が多く創られた)等と問い返し、それに各自が順に名乗って行く。この際、基本的に筆頭同心(杉;十文字小弥太 ,里見:伝法寺隼人 ,松方:左文字右京 .)から「(※例えば最初の杉編でいうと)隠密同心、十文字小弥太 」と名乗り、以下順次「同じく、井坂十蔵 」等と名乗っていく(※ごくまれに、その回の主演に回った者が、例えば「隠密同心、井坂十蔵」[ 注釈 4] と名乗った後で、改めて「隠密同心、伝法寺隼人」、「同じく、くれないお蝶」、等と続ける時や、「隠密同心、くれないお蝶」、「同じく、伝法寺隼人」、「同じく、…」となった場合も存在[ 16] )していた。隠密同心達と共に隠密支配も断罪成敗に出向いた時には、第1シリーズや第2シリーズでは、最初や、一人だけ名乗っている場合も多かった。第2シリーズでの後半から、名乗りの順序が最後に名乗ることが多く中村竹弥は「旗本寄合席、内藤勘解由だ」[ 注釈 5] 、大山克巳は「幕府大番頭 、藤堂対馬だ。そしてまたの役目は、隠密支配だ!」[ 注釈 6] と名乗っている。幻の御前こと御側 御用人 土屋伊賀守 の、立ち回りへの同行は無い。筆頭同心が名乗りを挙げる際に決め台詞(※下記参照)を言うパターンも存在する。杉良太郎編中版から後では「天知る」、「地知る」、「人ぞ知る」とお吉、十蔵、小弥太の順番で、言いながら順に現れることもある[ 17] 。最後まで名乗りが済むと、相手は「出合え!出合え!曲者ぞ!者共出合え!」と、手下、配下を呼び集め「曲者ぞ!者共構わぬ!斬れぇ!斬れぇ!斬って捨てぇい!」と刃向かい、戦いが始まる。時に一緒に出向いたゲスト(士分の役が主)に仇討ち等をさせる時等には、首謀者等の仇へ最後に刃を首筋等へ向けて動かせなくさせて、「〇〇、さぁ!止留めを!」等と呼び寄せ、討たせる時もあり、町人等へは「後の仇討ちは、きっと果たす。俺達に任せてもらおう」と言う時と、本当は仇討ちの許されていない筈の町人等にも「一緒に着いて来なせぇ」と連れて行き、仇討ちをさせている時[ 18] もある。
※第3シリーズと、第4シリーズに当たる新大江戸捜査網の筆頭同心の決め台詞は下記の通り。
杉良太郎(十文字小弥太):第3シリーズの初期で「俺達が知ったが最後、悪の華は咲かさん!」だけの場合と、この台詞の前に、先に記した「天知る!」、「地知る」、「人ぞ知る」を、十蔵(佐川哲朗)、お吉(江崎英子)、夕霧(古城都※此の台詞への参加は1回)が云い別けた後、十蔵(佐川哲朗),又はお吉(江崎英子)もしくは小弥太(杉)自身が「俺(私)達が全て知って居るんだ」の後に「俺達が知ったが最後、悪の華は咲かさん」が続く場合も多く有る。此の後に相手役が「貴様は珊次郎!」が多く「如何にも。又の名を隠密同心、十文字小弥太」との名乗りが多い。以降依り相手役の台詞の「貴様達は何者だ」が少ない。後の隠密支配藤堂対馬の名乗りに通じる点が窺える。
里見浩太朗(伝法寺隼人):第3シリーズでの、里見編の終盤で敵から「貴様達は何者だ?名を名乗れ!」と言われ、「聞きたいか!冥土の土産に聞かせてやろう!」此の後に「隠密同心、伝法寺隼人」と名乗りが始まる。
松方弘樹(左文字右京):「三途の川の渡し守」(以降、名乗り「隠密同心、左文字右京」へ。※この台詞は最後まで)、「鈴の調べは悪を斬る」、「許せねぇ、地獄の底へ叩き込んでやる」、「たとえ世間が黙って見逃したとしても、この懐剣が承知できねぇとよ」、「汚ぇ!反吐(へど)が出るぜ、てめぇらのような血も涙もねぇ人でなしに、明日のお天道様を拝ませるわけにはいかねぇ」(「三途の川」の前の台詞。松方編でも後期に用いられた)
並木史朗(新十郎):相手を斬り倒す際に「役儀により、冥土への速飛脚、ご案内仕る!」(※中期以降)
第3シリーズから、断罪成敗にむかう隠密同心 の行進のシーンをバックに、「隠密同心 心得之条」がナレーションで入るようになる。途中第169話、第195話、第216話、第269話、第290話、第311話(第3シリーズ#65、#91、#112、#165、#186、#207)と、第512話(第3シリーズ#408)以降では、断罪成敗の名乗りが終わって悪人たちとの立ち回りチャンバラが始まってから心得之条が挿入されることが多くなり、心得之条をバックに歩く場面はあまり見られなくなっている。第411話(第3シリーズ#306)から第434話(第3シリーズ#330)までは、成敗時に隠密同心は紋付きの白装束姿で現れた。
第4シリーズに当たる『新・大江戸捜査網』では、成敗時に隠密支配 日向主水正(演:瑳川哲朗 )から、流し目のお紺(演:大関優子 →佳那晃子 [ 19] )によって、あらかじめ敵に成敗書が投函される。大江戸捜査網と異なり、相手が1人であるなど数が少ない場合もある。悪人たちの間では、「御成敗書を受け取ったら最後、助かった者は一人もいない」と恐れられている。第1シリーズ・第2シリーズのように心得の条のナレーションがなく、隠密同心は名乗らずに成敗する。必殺シリーズ ばりに悪人を静かに成敗することもある。しかし中版から、前述のような、新十郎の決め台詞が入るようになった。
第3シリーズ以降では、筆頭同心を演じる俳優が、犯罪者の首謀者を演じる俳優の、断罪を演じる事が略固定化した。稀に其の回の主演を行った俳優が行う場合がある時には、筆頭同心を演じる俳優が「(例えば江崎英子が演じる時には)お吉!」と呼び寄せられ、断罪を行う様に変わって居る。
音楽
CD『大江戸捜査網アンタッチャブルオリジナルサウンドトラック』での作曲者玉木宏樹 の解説に拠ると、「第1,2シリーズ」から「第3シリーズ」に変わると、「第3シリーズ」の開始時とメンバーチェンジごとに、新たな編曲と録音が実施されたという。この玉木宏樹 作曲による『大江戸捜査網テーマ曲 』は、複合拍子である8分の6拍子のスペイン舞曲のシギリージャを用いた[ 20] フルオーケストラ の中で金管楽器 が主旋律 を奏でながらも軽快かつ緊張感に満ちたもので、立ち回りのチャンバラシーンでも用いられていた。前奏は、使用時期によって旋律が全く異なる複数のバージョンがある。前奏の後に主旋律に入ってからも、打楽器 のリズムパターンが違うものなども存在し、オリジナルの第1シリーズのものから第3シリーズの「杉編等」初期のものでは木琴 を使用している。演奏でも其の木琴の音色が聞き取れ、録音の都合で金管楽器ラッパの種類を増やされホルン だけではなくトランペット が併奏し、打楽器 の部分を代わりに弦楽器 であるコントラバス のピッツィカート の演奏で行っている[ 注釈 7] 部分も在った。「日活と東京12チャンネルでの製作に能って作曲の依頼が来て、何をやっても自由にさせてくれて、東映の撮影所でも同じ様に作曲したら、『雑音しか作れない奴はクビだ!』と、出入り禁止になった」[ 21] とのことである。
初めての編曲が「第2シリーズ」の後半で実施されたが、大幅な編曲は行われてはいないようであり、僅かに短縮が行われた位であった。この時の演奏では編曲の状態が余り判らない状態であった。日活で撮影の「第1シリーズ」と「第2シリーズ」との大きな演奏の変更を伴った編曲が、三船プロで「第3シリーズ」の撮影開始で、始じめて聴いていて編曲が判る演奏となった。三船プロで杉編の「第3シリーズ」の撮影開始に能って、新しく編曲を実施したものを使用したのである。更に編曲がはっきり判る「里見編以降」での異なる打楽器での演奏が行われるように、編曲されるよりも前のものである無編曲の状態での演奏になる、「第1シリーズ」と「第2シリーズ」のものとは全く異なった状態で演奏される「第3シリーズ杉編」の前奏と、主旋律の演奏もそれまでの「第1シリーズ」「第2シリーズ」と異なっている「第3シリーズ」の杉編でのみ使用される編曲後のバージョンである。「第1シリーズ初期(杉編第26話まで)」はエンディングでも、テーマ曲のエンディングバージョンが使用され、特に木琴の音色がはっきりと録音されていた。そのため、「第1シリーズ」、「第2シリーズ」の重厚な演奏での、効果音 やナレーション が入っていない演奏は、一応ではあるがDVD で聴くことは可能である。
「第3シリーズで」、杉良太郎 が引き続き演じるが、製作が変わるので、テーマ曲は編曲 を行い、演奏の録音を再度行っているのである。立ち回り時チャンバラのBGM にテーマ曲を流す。出演が里見浩太朗 に交代した時にテーマ曲は極僅かにアップテンポ [ 22] に編曲され打楽器の木琴は、全てドラムスの太鼓へ変えられて録音を行っている。だが、立ち回りのチャンバラシーンに使われるBGMは、内容が里見編になった後にも、前奏 がきちんとしていた、「第3シリーズの杉編」のテーマ曲が、そのまま里見編の立ち回りのチャンバラシーンでも使われている。BGMに使われるテーマ曲は、杉良太郎 が演じていた時のもの[ 23] を、それまでの時に丁度時間が合う時にはそのまま使用し、余る時には、途中で止めて仕舞い、足りない時には、前奏を除いた部分をそのまま繋いで繰り返していたのであるが、里見浩太朗が出演を交代して演じ始めた時から2か月位経てからは、立ち回り チャンバラが始まる時に、よく聴いていると、テンポと音程の変わる部分が判るのであるが、テーマ曲の主要部旋律を繰り返している部分は、新しく里見が交代した時に、編曲され再録を実施した音源に変えられたのである。其の、元々の、里見編のテーマ曲の前奏の部分でのオープニングの映像は、歌舞伎の獅子踊りである。其の画に併せた音楽になっているために、BGMとして使われるには、前奏の部分が立ち回りのチャンバラを始めるに能っては、似合わない曲であった。そこで、杉編の時に録音を行った前奏の再利用を行い、編曲がされた新たに録音のものとの継ぎ足しの時に、聴いていて一番違和感がないように継いでいる。少し音程も違っているため、1小節目の中程の位置継ぐと一番判りにくく、演奏の違いを感じさせないように、継ぎ足しているのである。他の編曲は、演じる俳優のメンバーチェンジ(主に女性俳優)[ 24] が行われる時には、主要旋律部へ、新しく録音を行った前奏の部分が付け足され、始めの里見浩太朗 編のオリジナルの演奏が聞けるのは、『「大江戸捜査網アンタッチャブル」オリジナルサウンドトラック』のCDで、である。立ち回りの時に流すテーマ曲のBGMには、「第3シリーズの杉編の前奏と最初の1小節」分を、「里見編の主旋律」部に付け足した形で利用されるようになっていた。
板前の清次郎(左文字右京)として松方弘樹 が里見浩太朗の推薦で、松方弘樹が演じ始める回に能って、テーマ曲に新しく編曲がなされ、軽快なドラムス の音色の入った演奏へ編曲を行い従来の演奏に代えて録音がなされた。この「第3シリーズ松方編」用に編曲がされたものの演奏が録音された後には、「平成橋爪編第1シリーズ中版以降」、「平成橋爪編第2シリーズ」、他局のバラエティー番組等で、この曲が使われる時には、当「第3シリーズ松方編曲版」が使われるようになっている。後年には他の放送局の別の番組(バラエティー番組等)ででも、この曲が使い回しをされて来るようになっており、時代劇で聴く以外にも多くの人々の耳へ馴染みの出ている曲の演奏となったのである。『大江戸捜査網』第3シリーズの主演が松方弘樹になった後でも、僅かの回数に留まるのではあるのだが、この松方編の立ち回りのチャンバラ時のBGM にも、里見編の時に行われていた「第3シリーズ初期の杉編」のテーマ曲がそのまま使われていたことや、「第3シリーズ杉編のテーマ曲の前奏と始めの1小節」が、「第3シリーズ里見編のテーマ」曲の主旋律 の部分に継ぎ足されているものが使われている回がある。
大江戸捜査網の画像ソフトとテーマ曲のレコード
第1シリーズでは、主題歌「江戸の夜明け」他1曲で、シングルドーナッツ盤45回転EPレコード[ 25] が発売。映像ソフトは、Aya Production+TV TOKYO-Medianetから、DVDBOXが発売された。第1シリーズの1話から19話までの収録で、原版破損で、欠番となった第11話を除いて18話分の収録での発売[ 26] であった。其の後暫くしてから再び、第1シリーズが破損している第11話を含めた全話のDVDSetが、東映ビデオより発売された。破損している第11話の完全な修復は、出来なかったようで、映像の乱れの断り書きを添付の上で収録をしている。しかし、映像の乱れで欠番にされた前回と比べ慶ばれているという[ 27] 。
第2シリーズの映像ソフトがDVDSetが東映ビデオより発売となった。第2シリーズでは初のソフトの発売となった。シングルドーナッツ盤は、第1シリーズと同じため、再発売は行われていない。
第3シリーズでは、各主題歌のシングルドーナッツ盤45回転EPレコード(もどり橋,砂の枕,微笑みをすてる時,他,8曲,)[ 28] 発売された。
第3シリーズの里見浩太朗 編がVHSで発売、第3シリーズ松方弘樹 編の『隠密同心/大江戸捜査網』の映画がVHS とDVD で発売された。ドラマは朝日新聞社[ 29] +TV Tokyo MedianetからDVDブックで雑誌の付録として、第3シリーズの発売を行った。第3シリーズの第1話である、杉良太郎が出演した通算第105話から最終回までの選り抜きでの発売だが、第3シリーズで杉良太郎の出演が2クールのみで極端に少なかった。26話中から24話分が収録されていた。エンディングは杉編の「江戸の夜明け」はそのまま流せていたが、里見編と、松方編のエンディングは、全て先に発売された、「大江戸捜査網アンタッチャブルオリジナルサウンドトラック」の中に収録されていた里見編のテーマ曲に差し替えられている。
この曲『大江戸捜査網』の「オープニングテーマ」曲の、ステレオ 録音での「フルバージョン」は、松方弘樹編の編曲演奏形態(大江戸捜査網のオープニングテーマ曲のフルバージョン自体が、松方編での編曲で創られているので、第1シリーズの時から、第3シリーズの杉編、里見編迄のバージョンではフルバージョンの譜面自体が存在がない)で入れられており、CD『ちょんまげ天国 ?TV時代劇音楽集?』(2002年 ソニー・ミュージックエンタテインメント 、MHCL-161)などで聴くことが出来る。
この時に編曲録音を行ったバージョンは、『平成橋爪淳 編第1シリーズ(通算第5シリーズ)』の中期依り再開され『平成橋爪淳編第2シリーズ(通算第6シリーズ)』の最終回まで使用された。
放送時の、オープニングバージョンは、CD 『大江戸捜査網 アンタッチャブル サウンドトラック』(2003年 キングレコード [ 30] )から里見浩太朗 バージョンが録音されており、音楽として聞ける。初版の発売当時には、題名に“アンタッチャブル”が標記されていたので、第1シリーズの時に演奏、録音された音源が、入っていると思われたようで、多数の問合せがあったと後の重版時の解説に記されていた。
『大江戸捜査網サウンドトラック』「大江戸捜査網アンタッチャブルオリジナルサウンドトラック」の重版であるがオリジナルサウンドの音源を増大された。
最初期の、『大江戸捜査網アンタッチャブル』第1シリーズ、第2シリーズ 時のオープニングテーマ 曲は、「DVDBOX」 で全話発売されたために、最初期のエンディングでも、オープニングテーマ曲が使用されていた時の分も含まれている。エンディングで使われたオープニングテーマ曲には、ナレーション や、効果音 が入れられていないため、同バージョンを音楽として鑑賞が可能な状態での発売であった。
最初期の、日活と組んで製作していた『大江戸捜査網アンタッチャブル』「第1シリーズ」、『大江戸捜査網』「第2シリーズ」で、使われていた無編曲のオープニングテーマ曲はレコードに録音はされてい無かった。しかし、人気の高かった当番組は『大江戸捜査網アンタッチャブル』「第1シリーズ」は、『DVD-BOX.3話×6枚 - 18話(第11話はフィルム状態悪化で欠番扱い)分.AyaProductionーTVTOKYO-Media Net』が、早くに「DVDBOX」が発売されていた。此の製品は一時期廃盤時に価格が高騰していた。通算の『第5~6シリーズ』の『平成橋爪淳編第1シリーズ』、『平成橋爪淳編第2シリーズ』、又、『第3シリーズ』が朝日新聞社+TVTOKYO-Media Netから「DVDBOOKS」として発売され、最後に、オリジナルフィルムの状態が悪化し上映不能とされ、欠番扱いとなっていた第11話[ 31] を含む『大江戸捜査網アンタッチャブル第1シリーズ全52話』と『大江戸捜査網第2シリーズ全52話』が東映ビデオから発売された。杉編の作品は第3シリーズの2話分が削除されているだけで他は残り「全128話」全て発売された。製作話数の多い『第3シリーズ』のみ、選り抜きになっている。ただし、第3シリーズでは出演の回数が全26話と極端に少ない杉良太郎 編の分は、半端になって仕舞う話数2話分のみ削除とされた。先に記した通り依り抜きのため、削除のされている話数があり、第3シリーズで杉が演じた編の削除は僅か2話のみであるにも係わらず、3人の中で一番少なく全26話の撮影で、2話の削除で全24話であり、他社製造の第1シリーズ、第2シリーズをも含めても少ない全128話の収録である。
『平成橋爪淳』編は「DVDBOX」で「全話」発売された。
別の曲になったのは、「第4シリーズ」に当たる、『新大江戸捜査網』並木史朗編と、「平成第1(通算第5)シリーズ」の橋爪淳編の初期のオープニングテーマ曲は、この馴染みのある曲ではない別の曲が使用された。
『大江戸捜査網』の昭和期の、番組打ち切りになった作品で、スタイルが異なったために[ 32] 、当時不人気で視聴率が下がって仕舞った第4シリーズの並木史朗 編の「新大江戸捜査網」は映像ソフトの製作、発売が、2021年現在までにはされていない。
玉木宏樹自身の編曲・演奏の『ヴァイオリンのための“大江戸捜査網”』が、CD『玉木宏樹の大冗談音楽会!!』(1995年 日本コロムビア 、COCO-78584)に収録。シエナ・ウインド・オーケストラ 演奏の、原曲にほぼ忠実な吹奏楽版((編曲:福田洋介))がCD『THE刑事 ☆究極の刑事ドラマ・テーマ集』ー(2009年 エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ 、AVCL-25459)に収録。その楽譜はウィンズスコア から発売。
玉木宏樹は、2010年 にジェイムズ・スウェアリンジェン 作曲の吹奏楽曲 『インヴィクタ序曲 』((1981年 発表))が大江戸捜査網のオープニングテーマ曲に似ていることがツイッターで指摘され、「これは、完全にパクられましたね。短三度 上の転調 、そして変拍子 、私は作曲家 ですから、パクリかどうかはすぐに判断出来ます。唯一の救いは、向こうは、カッコ良くないと言うことですね」とコメントしている。[ 33] 。
2014年 10月11日から2019年 9月7日までテレビ朝日 系列でレギュラー放送された『世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団 』のオープニングにも、本曲が使われている。
番組の歴史
日時は東京12チャンネル 、テレビ東京 基準
1970年
1971年
7月3日 - この日に放映の第40話(第1シリーズ#40)より「アンタッチャブル」 のサブタイトルがなくなった。オープニングのナレーションも変更 され、新たに録音をした。
1971年
9月25日 - 『大江戸捜査網第1シリーズ』 終了。後番組は『絵島生島 』(製作は、東京12チャンネル,歌舞伎座テレビ室,京都映画 協力.瑳川哲朗出演;10月~12月)、土曜邦画劇場 (第2期、1月~3月)
1972年
3月25日 - 『大江戸捜査網第2シリーズ 』開始。主要配役は「第1シリーズ」と同じで、杉良太郎 (十文字小弥太/相模無宿の珊次郎)、瑳川哲朗 (井坂十蔵)、中村竹弥 (内藤勘解由)、梶芽衣子 (小波)、岡田可愛 (山猫お七)※第78話(第2シリーズ#26)まで.周囲のセミレギュラーの配役、白木マリ (おかん)、太田とも子 (おせん)※第79話(第2シリーズ#27)から.他の人物は多少入れ替え。悠希千穂(樹木希林) (おとら)→古今亭志ん駒 (早耳の金太)、三ツ木清隆 (仙吉、※エンディングの最後は第78話(第2シリーズ#26)まで出ているが其より後には別人役でのゲスト出演になる)は第54話(第2シリーズ#2)までで降板となった等である。他にも日活ポルノ以外の作品の時代劇等の制作を撤退 することが決まったために、日活の所属であった岡田可愛[ 36] は事務所移籍のために第2シリーズの中盤の第78話(第2シリーズ#26)までで降板し、梶芽衣子は日活所属であった[ 注釈 8] ために、第104話(第2シリーズ最終#52)で、一休みに出掛ける小弥太(珊次郎)と十蔵へ勘解由が「必要が生じたら、小波に呼びに行かせる」と台詞があったが、梶芽衣子は本作品「大江戸捜査網」は『第2シリーズ』をもって降板した為に同系の役を第3シリーズでは、古城都 演じる夕霧(※但し、4回のみの出演)に交代した。
1973年
3月17日 - 『大江戸捜査網第2シリーズ』 (日活製作版)終了。後番組は杉良太郎 [ 37] 主演の『旅人異三郎 』(制作は東京12チャンネル,三船プロダクション )。
9月22日 - 『大江戸捜査網第3シリーズ』 開始。この当時に当番組のスポンサー であった日産自動車から『大江戸捜査網』の番組を継続 を望む意向が出されたのを受け、日活プロデューサー で、当番組の企画者の元村武 が日活 から三船プロダクション に移籍。東京の日活撮影所以外で、当時東京付近で時代劇が撮影可能な設備を誇っていた三船プロダクション に制作会社 を変更し、続編の製作を開始した。配役は、男性メンバーは杉良太郎(相模無宿の珊次郎/十文字小弥太)、瑳川哲朗 (井坂十蔵)、中村竹弥 (旗本寄合席 内藤勘解由) で代わらず、女性メンバーを江崎英子 (不知火のお吉)、古城都 (夕霧) に変更の上、セミレギュラーが古今亭志ん駒 (早耳金太)、白木万理 (おかん)、花ノ本以知子 (おあき)を配し第3シリーズがスタート。
12月29日 - 「第119話」・『第3シリーズ「#15」』の「大江戸残酷秘話」を、杉良太郎 が脚本を担当して執筆をした。
1974年
2月 - 3月 - 番組スタート時からの出演メンバーの1人だった杉良太郎 が「第130話」・『第3シリーズ「#26」』をもって十文字小弥太(相模無宿の珊次郎) の与力昇進で、出演回数が4回のみだったレギュラー・古城都(夕霧) が降板[ 38] 。杉良太郎(相模無宿の珊次郎/十文字小弥太) の最終出演回で、新メンバーくれないお蝶 (芸者胡蝶)として安田道代 を迎え、翌回新出演者里見浩太朗 を新筆頭同心伝法寺隼人(新内流しの音次郎) として迎えた。音次郎と共に新隠密同心として入った,山口太兵衛(演;左右田一平)は、初日で殉職となり、物語り上隠密同心で初の殉職者(※断罪された赤間伝七郎(演;小林勝彦)と薩摩隠密党に倒された山科(演;中島正二)は除き。)となった。赤間伝七郎は隠密廻り同心の、無い物として消すため、山口太兵衛は、一緒に加入した音次郎達が隠密であるので、一般的には土葬が中心であったが、無とするために火葬を行い完全な灰にし「家も無ければ身分も無い。此れ迄生きて来た全てを、無とされるんだなぁ、隠密とは。虚しいものだなぁ.」と音次郎の台詞があることで、弔いの火葬ではないことが判る。
11月23日 - 山口いづみ (いさりびお紺) が新メンバーに加わり6人になったが、一堂に会する回がないまま、翌1975年3月に安田道代(くれないお蝶/胡蝶) が、殉職という形で降板となった。以後レギュラーにおける隠密同心の殉職者は出ず。役が芸者で被る安田道代、山口いづみ の2人の共演は1回だけであった。
1976年
9月 - 10月 - 江崎英子 (不知火のお吉) が被疑者 から狙われている幼馴染み(演;久富惟晴 )を救うために、敵から散弾銃 の銃弾 を受けたということで重傷を負ったとされ、其の怪我の治療,療養を行うために幼馴染みと一緒に旅立つということで降板し、山口いづみ(いさり火お紺) も将軍付き護衛になるということで降板したため、女性メンバーを、土田早苗 (稲妻のお竜/芸者玉竜)、志穂美悦子 (風/お新) に変更。立ち回りと、アクションが強化された。
1977年
7月16日 - 「第301話」・『第3シリーズ「#197」』に、第1シリーズからの、シリーズ「通算300話」記念作品に三船プロダクション 代表 ・三船敏郎 がゲスト出演(大滝幽玄役)。
8月20日 - 第1シリーズ放映開始からの通算放送回数「300回記念」(第302話・第3シリーズ『#198』)長崎県 雲仙 地方ロケーション。
9月 - 志穂美悦子(風) が『明日の刑事 』(TBSテレビ )出演のため降板。後任に安西マリア (隼 お銀) が登板。
1978年
1979年
9月 - 里見浩太朗 (音次郎/伝法寺隼人) がTBSの水戸黄門で助さんを続けながら、10月スタートのテレビ朝日『長七郎天下御免! 』に主演するため、伝法寺隼人(音次郎)の上方栄転という形で降板[ 注釈 9] 。里見浩太朗 が降板時に同じ東映所属であった事で推薦 したことによって、3人目の出演者の1人に松方弘樹 (板前の清次郎/左文字右京) が決まり、迎えた。第432話(第3シリーズ#328)から小者 千代松親分(山田隆夫 ) が登場。以降早耳の金太(古今亭志ん駒 ) と、組んでコント的な小話に登場をしていく。
12月1日 - 映画 『隠密同心 ・大江戸捜査網』 が封切り(松方弘樹,瑳川哲朗 ,土田早苗 ,かたせ梨乃,中村竹弥 ,古今亭志ん駒,三船敏郎 ,他。)。
1980年
3月 - 5月 - 高瀬春奈 (火車おもん として)が土田早苗 の疾病休演代理メンバーとして短期出演。
1981年
5月 - 6月 - 第1シリーズ から数えて、通算500話 記念シリーズ。中島ゆたか (矢車お菊。芸者菊弥 として)が土田早苗 の疾病休演代理メンバーとして短期出演。
5月16日 - 第1シリーズの開始 から第493話(第3シリーズ#389 )で、通算放送回数500回 記念新潟県 佐渡 地方ロケーション敢行。この時期「心得の状」の口上が立ち回りチャンバラのシーンに流れるなど若干の作風の変化が起こり始める。第498話(第3シリーズ#394)で、早耳の金太 と絶妙なコンビネーションを誇った小者 千代松親分(山田隆夫 ) は降板となる。
9月26日 -千代松親分山田隆夫 に続いて 土田早苗 (稲妻のお竜/玉竜) と、番組スタート時からの隠密支配であった旗本 寄合席 内藤勘解由 役だった中村竹弥 、第1シリーズの悠希千穂(樹木希林) (おとら)からお笑い要素を入れて,第2シリーズで交代して来た、古今亭志ん駒 (瓦版 売りの早耳の金太) が降板。
10月3日 - 新隠密支配大番頭 [ 39] 藤堂対馬 役に大山勝巳 を迎え、新メンバーに岡江久美子 (吹雪)、南条弘二 (九條新太郎) が加入。
同時期に制作局である東京12チャンネルがテレビ東京へ改称。これ以降サスペンスドラマ色が強まる。
1982年
9月 - 10月 - 女性メンバーをかたせ梨乃 (片桐楓/ながれ星おりん)、岡江久美子(春香/吹雪) から、夏樹陽子 (風車のお菊)、山田由紀子 (はやてのおせん) に再び一新。番組制作は、社内の内紛騒動によるあおりから制作継続が困難になった三船プロダクション から、プロデューサー元村が自ら設立した制作会社、ヴァンフィル に移行する。
1983年
この年に入ると『積木くずし 』や『蒲田行進曲 』など当時のヒット作をストーリーに取り入れたエピソードや、「悪女シリーズ」「衝撃事件シリーズ」などの集中したテーマ、さらには小森和子 や大川栄策 など当時のテレビの人気タレントや流行歌手等を出演させる等エンターテイメントを重視した路線になる。大山勝巳 (大番頭藤堂対馬),山田由起子 (疾風のせん) 降板。
10月1日 - 山田由起子(疾風のせん) 降板の代役当シリーズ最後の主役の1人に新メンバーとして清原美華 (つばくろの茜)[ 40] ,黒沢良 (幻の御前;御側 御用人 土屋伊賀守)[ 41] が加入。
1984年
- 3月一杯で、10年半に及ぶ第3シリーズが終了 。続いて4月から第4シリーズ として、出演者を一新(並木史朗 (新十郎/飛脚屋新十郎)、三浦浩一 (銀次/お役者銀次)、大関優子 (お香/流し目のお香)、橋幸夫 (榊原長庵)、瑳川哲朗 (日向主水正) )した「大江戸捜査網の第4シリーズ 」として『新・大江戸捜査網 』 がスタート。しかし、之までのスタイルと作向きが異なることで、視聴率が著しく下降を続け、番組の製作的に苦戦を強いられた侭で半年後に打ち切りが決定した。足掛け14年にわたる『大江戸捜査網』シリーズ は一先ず之により製作が終了 をした。
1990年
10月 - 橋爪淳 (役;葉月裕之介) の出演で6年ぶりに第5シリーズが再開される。制作はプロデューサー元村武の新会社、G・カンパニー。隆大介 (松原蔵人),田村高廣 (松平定信),京本政樹 (町奉行所書き役同心 秋草新十郎),中村あずさ (華乃小路お香),が出演。隆大介 、田村高廣 は当シリーズのみの出演。(※本来の隠密廻り同心は、町奉行所の町奉行直属であったため、仮の職種を、定町廻り同心では無い書き役と云え此れ等の隠密廻り同心以外の役職ヘは、潜入する悪徳組織へ、余計な情報が漏れる恐れのあるような、仮の職種を行うことはない)『※平成第1シリーズとして知られる』
1991年
-『あばれ八州御用旅 (第2シリーズ)』終了後に「第6シリーズ」が再開。前シリーズから橋爪淳 (天龍寺隼人)、京本政樹(秋草新十郎)、中村あずさ (流星お蝶)、和崎俊哉 (旗本寄合席小笠原甚内)、若林豪 (松平定信)、荒井乃梨子 (矢車お仙)(※京本政樹の役名は前シリーズと同一だが、町奉行所同心を解雇ということになっている。橋爪淳 、中村あずさの役名は変更された。松平定信 を演じているのは、前シリーズの田村高廣 から若林豪へ交代し、隠密支配に和崎俊哉 が旗本寄合席小笠原甚内として配役。当初3名であった隠密同心役に、当シリーズの第1話より出演の荒井乃梨子を、隠密同心の矢車お仙として、途中から加入された。オープニングの画像は撮影されなかったため、ゲストと共にエンディングでのクレジットとなった)が加入。
1992年
3月 - 第6シリーズで『平成第2シリーズ』として知られる連続ドラマシリーズが終了となった。
2015年
1月 - テレビ東京開局50周年企画YAMADA 新春ワイド時代劇 として、高橋克典 等のキャスティングで『『大江戸捜査網2015!隠密同心、悪を斬る! 』を放送。前作から23年ぶり。元村武は監修として参加。番組制作はユニオン映画 と東映太秦映像 。『大江戸捜査網』は、東京の日活と東京12チャンネルが作製を始めた『大江戸捜査網アンタッチャブル』第1シリーズから、東京都近辺で、撮影作製 されて来ていた。三船プロダクション 撮影所も東京都内であったので、京都撮影所 を本格的に利用しての初めての撮影 となった作品である。平成第2シリーズまでの撮影は、それぞれ、東京都世田谷区、狛江市、調布市、稲城市付近の日活撮影所、三船プロダクション世田谷調布撮影所、火災の撮影や、農村部や山中の撮影は、東京都西多摩郡奥多摩町、五日市町、檜原村、八王子市、町田市等の山間部で、実際に町家や武家屋敷、城の一部を建設して、地元消防団[ 42] に消防車[ 43] を依頼して撮影した。
シリーズ一覧
昭和版
第1シリーズ
1970年10月3日 - 1971年9月25日放送(制作:日活、東京12チャンネル)。
第26話までのエンディングは、オープニングと同じテーマ曲(エンディングバージョン)が使用されていた。第27話から、杉良太郎 が歌う主題歌『江戸の夜明け』 が使用されるようになった。
スタッフ
主題曲
主題歌
『江戸の夜明け』(第27話から):発売 コロムビアレコード
作詞:川内康範、作曲・編曲:曽根幸明 、唄:杉良太郎、コロムビア男声合唱団
・杉がコロムビアレコード から、CBSソニー に移籍してから録音したセルフカヴァー版は演奏、歌い方がかなり異なっている。ソニー・ミュージック のCDでは放送当時に録音の音源で、収録されている[ 44] 。
登場人物
普段は、「相模無宿の珊次郎」として活動。「珊次郎兄貴 」、「珊次郎さん」等と呼ばれ、仲間内からの呼ばれ方は、里見浩太朗版以降と違い「小弥太 」、または「十文字 」と呼ばれ、小波からは「小弥太さん」である。髪型は、当初は町人月代 だったが第6話でムシリになって以降、交互に使い分けるようになる。任務に対する非情さと江戸庶民を愛する人情を持ち合わせている。村育ちで佐渡 帰りの筋者 犯罪者 の刺青刑罰 で、2本の筋 と佐渡へ流された印の、片仮名でサ の文字が刺青で彫られている。[ 45] だが、内藤勘解由 に拾われて隠密同心 となる。初期には決まった紋付きの着流しではなく、密偵で入り込んだままでの衣装で短剣のみの所持で、敵の脇差し等を素早く抜き取り、それを使い断罪成敗 を行ったり、黒の忍装束を着て成敗をし、名乗るのは一緒に登場する内藤勘解由 のみであることが多かった。日中の忍装束は薄い灰色を着用し、後期の隠密装束は黒の紋付きの着流しが増えてくる。
普段は、素浪人としての活動が多い。通称「十蔵旦那 」または「井坂の旦那 」と呼ばれ、仲間内からは「十蔵 」または、「井坂 」と呼ばれ、小波からは、「十蔵さん」である。髪型は、当初は御家人ムシリだったが第23話で総髪 になって以降、交互に使い分けるようになる。珊次郎とは対照的に情にもろく、対立したりすることがある。椿 の花を武器に愛用している。初期は紋付のつぎはぎの着物に袴姿が多かったが、次第に黒の着物に袴が多くなる。潜入時、日中は薄い灰色の、夜間は黒の忍装束の着用が多い。
勘解由 配下の密偵で勘解由と小弥太、十蔵との橋渡し的な役割も務める。「小波姉さん 」と呼ばれ、仲間内からは「小波 」と呼ばれる。身分は隠密同心であり、懐剣 も所持している。隠密装束は特に決まっていないが黒の忍装束が多いが、赤紫や、白色、薄い灰色の忍装束も着用。
山猫お七:岡田可愛 (第29,30,42,45,46,49,52話は休演)
男装の女摺り 師。17歳。珊次郎たちが隠密同心であることを知らずにいたが、第4話で見破ってからは協力するようになる。珊次郎を「珊次郎兄貴」と呼び、好意を抱いている。天涯 孤独 の身の上で、生き別れになった兄(政吉。演;夏八木勲)がいるらしい(第7話)。その後第2シリーズで語られるように年上の姉(りえ姉さん;葉山葉子)と呼べる子を持つ摺擦稼業の父親(辰巳柳太郎)が引き取って技を仕込みながら育てられたらしい。武器として常に伸縮自在の釣竿を携帯している。
四千石をたまわる旗本。無類の道楽 [ 46] 好きが祟り、無役 となり、旧友でもある定信の頼みで、隠密支配という裏の職に就き、隠密同心 に指令を送る。「御前 」、「内藤のお殿様 」と呼ばれる。
おとら:悠木千帆 (樹木希林) (第4,18,20,23,26,27,31,36,38 - 44,46,49 - 51話は休演)
将棋 の駒で占いをする占い師。何かとお七と行動を共にすることが多い。井坂に惚れている。
おかん:白木マリ (第1 - 17,21 - 27,34,37,38,40,42,46,47,49,51話に出演)
音吉の元・大工の師匠の女房。未亡人になり、居酒屋を営んでいる。どんな相手にも物怖じしない肝っ玉女将。
元大工でおかんの亭主の棟梁の下で働いていたが、酒の上の喧嘩で相手を傷付けたために、島流しの刑罰を終えて帰り着いた。刑罰で無宿人 となったので、おかんの家に居候している飴売り 。珊次郎が盗賊 一味の探索のため接近してきたので最初は煙たがっていたが、彼の男気に惚れて、義兄弟の契りを交わし、探索などに協力する。珊次郎を「兄貴」と呼ぶ。※第19話以降、野呂はやくざ の手先やチンピラ等の悪役等のゲスト出演に変わった。
第11話、“殴り込み風来坊”で珊次郎へ弟子入り希望として登場し、お七の友人となった。17歳。やくざ になっていた父親、伊三郎(演;内田良平)と巡り会ったのだが、小弥太が伊三郎にやくざの足を完全に洗うまで会うなと、会うことを遮られた。しかし十蔵は会わせようとして、刃を違えた時もあり、小波等が心を痛めた時もあった。彼も珊次郎を「珊次郎兄貴」と呼び、慕う。何かとお七を「姐御」と呼び行動を共にすることが多い。お調子者で減らず口を叩くことが多いが、友人のために命を捨てようとする一本気な面がある。
島田又五郎:深江章喜 (第1 - 3,5,6,8 - 11,14 - 17話に出演)
北町奉行所 の定町廻り同心 。事件の度に関わってくる無宿人 の珊次郎を怪しんでいる。責任感が強く、真面目な性格。演じていた深江は、第18話以降では忠義者や、悪役でのゲスト出演に変わった。
いつも島田又五郎と同行している。演じていた伊豆見と水木は、島田が登場しなくなった第18話以降はゲスト出演に変わった。
オープニング及びナレーション
第1話
第1話のみ効果音と、岡田可愛の「危ないよ!危ないよ!退いてくれぇぃ!」の台詞のみで、「隠密同心 それは┉」のナレーションが入らず、各出演者に役名の表記もなく、物語の中でテロップとナレーションで紹介されるが、山猫お七は紹介されず、十文字小弥太・井坂十藏が隠密同心(話数によっては隠密廻り同心 )とされ、小波は『内藤勘解由 の個人的な人物か? それは追って判明するだろう』と語られていた。
第2話 - 第39話
「隠密同心 それは時の老中 松平定信の命により、無役の旗本 内藤勘解由が悪の砦に向けて密かに放った、過酷非情の男たちだ。変装、囮、様々な手段を使い、彼らは身を挺(てい)して犯罪者及び、その組織に挑戦する。相手を殺すのは自由だが、我が命を失っても省みる者はない。これは生と死のデッドラインを突っ走るアンタッチャブル。彼らに明日は無い」
第2話ー第26話は、オープニングテーマ曲にアナウンスと発砲音の音声のみであり、第27話からオープニングのテーマ曲に、第2話から入れられたアナウンスの上に第1話で使用された他の効果音や岡田可愛の台詞が再度入れられて、梶芽衣子 の紹介のシーンの映像が変わった。第40話まで、タイトルにアンタッチャブル サブタイトル の表示がついている。
第40話 以降
「隠密同心 それは旗本寄合席内藤勘解由に命を預け、何時の頃からか人生の裏道を歩まねばならぬ宿命を自らに求めた者達である。凶悪な犯罪者を追求する一方、法の冷たさに泣く、大江戸八百八町の民衆を、ある時は炎の様な熱情を持って、又、ある時は影のように支えるこの男達。だが、彼等の生命を保証するものはない。」
オープニングの映像は第27話以降と変わらない。この回より、アンタッチャブルの文字が消える。
放送リスト(第1シリーズ)
放送局(東京12チャンネル→テレビ東京)では、以後の製作を通算で管理しているので、この第1シリーズでの話数の52を足した数が、第2シリーズの再放送時での話数となる。第2シリーズの第1話は通算第53話となる。
第2シリーズ
1972年4月3日 - 1973年3月17日放送(制作:日活、東京12チャンネル)。
スタッフ
脚本:中野顕彰(10回)、山浦弘靖(9回)、山崎巖 (8回)、小川英(4回)、胡桃哲(同)、武末勝 (同)、吉岡昭三 (同)、大和久守正 (3回)、蘇武路夫(2回)、中西隆三 (同) 他
監督:斎藤光正(16本)、西山正輝(12本)、樋口弘美(9本)、小沢啓一 (6本)、磯見忠彦(5本)、手銭弘喜(4本)
ナレーター:黒沢良
協力:金剛プロダクション
主題歌
『江戸の夜明け』:発売 コロムビアレコード
作詞:川内康範、作曲・編曲:曽根幸明、唄:杉良太郎
登場人物
前作と同じく、「相模無宿の珊次郎」の通り名で活動している。成敗時の衣装も黒色紋付きの着流しになり、名乗ることが格段に増えてくる。
前作と同じく素浪人姿で活躍をするが、第1シリーズのようなつぎはぎの袴姿は減り、黒の着物に袴が多くなった。珊次郎には‘山猫お七’が(第26話〔通算第78話〕まで)いるが、十蔵の‘おとら’は早耳金太と交代でいなくなった。成敗に着用の衣装は、前半はそのままが多く、後半では、黒色紋付き(家紋は第3シリーズとは違っている)の着流しに代わっている。成敗時に名乗ることが増えたのは小弥太と同じである。
隠密同心 (第26話〔通算第78話〕まで、芸者)小波:梶芽衣子
ポジションは前作と同じであるが、第27話(通算第79話)より隠密同心と正式に表記されるようになった。任侠一家の娘だった過去や当初から隠密同心であった(松平家の家紋入りの懐剣を所持)ことも、このシリーズで正式に明かされる。黒の忍装束の他、顔を隠さずに長髪ワンレングス姿の赤紫色の忍装束を着て参戦する。前2人と同じで、成敗時に名乗ることが増えている。
このシリーズでは内藤邸への出入りや、補佐 として正式に捜査を担当したり、名乗りを上げるシーンにも登場するが、あくまで隠密同心ではなかった。花札を摸した手裏剣を武器に使用する。生まれて幼子の時に実の兄(夏八木勲 )と生き別れになり、その後女児を持つ摺擦稼業の父親(辰巳柳太郎 )が引き取り、実子のりえ(葉山葉子 )と分け隔てなく技を仕込み乍ら育てた。双方とも足を洗ったが、技を使うところをお七に見られた。第26話(通算、第78話)を最後に、姿を消す。岡田可愛は第3シリーズで、娘瓦版売りのお花として、ゲスト出演(小弥太を「珊次郎兄貴」と呼ぶ他、髪型も同一である等、お七と共通であり、復活したような演じ方であった)をした。
前作と同じ旗本寄合席で、隠密支配をしている。第3シリーズ以降に比べ、出演話数も多かった。前作では1人で名乗ることが多かったのと、配下の名乗りがある時も最初に名乗っていたが、今作で、配下が名乗るのが増えると、最後に名乗るようになり、第3シリーズに演出が似て来た。
前作と同じく、居酒屋の女将である。ただし、居候の音吉は登場しない。
珊次郎、十蔵、小波、お七 達と旧知の瓦版売りで、「珊次郎兄ぃ」と呼んでいる。前作のおとらに代わり登場。お七を「姉御」と呼んでいる。
第27話から、山猫お七と交代で出演の、桜湯の娘役である。
内藤勘解由の(養女)娘。
第1シリーズと同じであったが、第2シリーズでは初期の2話分のみの出演とエンディングの映像に留まり以降の出演はなく、演じていた三ッ木清隆は別の登場人物として、ゲストでの出演に代わった。
オープニング及びナレーション
「隠密同心 それは旗本寄合席 内藤勘解由に命を預け、人知れず人生の裏道を歩かねばならぬ宿命を、自らに求めた者たちである。極悪非道の犯罪を憎み、過酷な法の冷たさに泣く、大江戸八百八町の人々を、ある時は助け、励まし、また、ある時は影のように支える男たち。だが、身をやつし、姿を変えて敢然と悪に挑む彼らに、明日と言う日はない」第1シリーズでの変更があったが、僅か12話分で新なナレーションが創られている。完成形の第3シリーズでの文言と、殆ど変わらない口上になっている。
放送リスト(第2シリーズ)
テレビ東京での管理では、東京12チャンネル時の第1シリーズから第3シリーズまでを通算で製作を行って来た。放送回数的に第3シリーズになってからではあるが、放送回数の第300回や、第500回の記念製作が行われ、特別ゲスト(三船敏郎 )を招いての製作や、地方ロケ(長崎雲仙、新潟佐渡)を行っていたが、第1シリーズからの通算放映回数で、話数は計上されている。そのために再放送や、CS通信衛星放送局の番組表などでは、このリストと違いテレビ東京(東京12チャンネル)の話数で表されており、第2
シリーズでは、第1シリーズからの通算話数(+52。※第1シリーズ話数を足した数)となっている。第2シリーズの第1話は通算第53話となる。
放送リスト
話数
放送日
サブタイトル
脚本
監督
ゲスト
備考
第1話
1972年3月25日
花のお江戸の喧嘩鳶
中野顕彰
斉藤光正
和泉雅子 、清川新吾 、木村元 、陶隆、石丸博也、高橋明、野村隆、加原武門、伊豆見英輔、山之辺潤一、久松洪介、白井鋭、小山内剛、溝口挙、氷室政司、谷口方昭、山岸恵美子、立花直樹
通算第53話にあたる
第2話
1972年4月1日
花吹雪いのち子守唄!
山浦弘靖
西山正輝
御木本伸介 、吉沢京子 、十朱久雄 、岡部健 、斉藤信也、池田忠夫、小泉郁之助、谷川玲子 、川野耕司、村上豪、中島一男、上地宝、楠良一
(54)
第3話
1972年4月8日
月夜に消えた女
蘇武路夫
斉藤光正
円山理映子 、工藤堅太郎 、福山象三 、二瓶秀雄 、河野弘、山口譲、三原博、七瀬真紀、荒木肇、多田幸雄、八代康二、浜口竜哉、溝口挙、中平哲仟、玉井謙介、森みどり、山岸恵美子、牧恵子、北上忠行、小山内剛、佐藤了一
(55)
第4話
1972年4月15日
さすらい殺法乱れ斬り!
山崎巌
下條正巳 、長内美那子 、草薙幸二郎 、剣持伴紀、天王寺虎之助 、早川研吉、古山義範、影山泉、水木京一、横田楊子、大谷木洋子、坂巻祥子、市原久、伊達満、足立義夫、金井千恵
(56)
第5話
1972年4月22日
峠に地獄の雨が降る
小川英 胡桃哲
手銭弘喜
川津祐介 、戸上城太郎 、杉江廣太郎 、植田峻 、大前均 、榎木兵衛 、雪丘恵介、隅田和世、星野謙二郎、島村謙二、三原博、木島一郎、上田侑嗣、木下雅弘、白井鋭、矢藤昌宏、近江大介、水木京一、衣笠真寿男、小山内剛、田畑善彦、荒木肇、佐川アキ、美山ゆみ、西原泰江
(57)
第6話
1972年4月29日
盗まれた花嫁
宮内婦貴子 大野武雄
西山正輝
川合伸旺 、葉山葉子 、鮎川浩 、田所千鶴子 、原田千枝子 、三島史郎、泉田洋志、伊豆見英輔、矢野間啓二、荒木肇、中島一男、本多昭夫
(58)
第7話
1972年5月6日
天狗を見た娘
小川英 胡桃哲
松原智恵子 、河原崎長一郎 、村上冬樹 、天草四郎、滝左太郎 、中島正二、中平哲仟、峯秀一、向正人、福井哲也、平沢信夫、小山内剛、国谷稔、平賀百合恵
(59)
第8話
1972年5月13日
傷だらけの決闘
中野顕彰
寺田農 、香川良介 、明星雅子 、水上保広 、遠藤征慈 、見明凡太朗、野村隆、津路情子、八代康二、小塙謙士、村上剛
(60)
第9話
1972年5月20日
帰って来た狼
山崎巌
手銭弘喜
佐々木功 、堀井永子 、黒木進 、田崎潤 、土方弘、船渡伸二 、久遠利三、柿崎修司、小泉郁之助、中庸子、平賀百合江、原信弘、下司広栄
(61)
第10話
1972年5月27日
恋と喧嘩の七変化
斉藤光正
夏純子 、見明凡太朗 、江見俊太郎 、倉田爽平 、野々浩介、吉水慶 、山之辺潤一、峰村銀、北上忠行、河合英二郎、吉田朗人、谷川玲子、中庸子、佐川アキ、坂巻祥子
(62)
第11話
1972年6月3日
過去を捨てた謎の女
中野顕彰
城野ゆき 、田村保 、市村昌治 、根岸一正 、土屋靖雄 、郷鍈治 、吉田柳児、久松洪介、八代康二、小山内剛、岡泰正、高山千草
(63)
第12話
1972年6月10日
花火の夜に狂った女
山浦弘靖
岩本多代 、織本順吉 、幸田宗丸 、遠藤征慈 、福山象三、城山順子、河野弘、長弘、森本景武、内海敏彦、村上豪、国谷稔
(64)
第13話
1972年6月17日
江戸っ子義賊夜に泣く
横田与志
小沢啓一
玉川良一 、亀井光代 、高品格 、日野道夫 、木島一郎、福田トヨ、柳瀬志郎、三原博、水木京一、西島達也、溝口拳、伊豆見英輔、桂小かん、小山内剛、皆川利一、大谷木洋子、高山千草
第65話にあたる。
第14話
1972年6月24日
おんな一代いのちの舞い
中西隆三
三浦布美子、鈴木やすし 、蜷川幸雄 、北上弥太郎、潮万太郎、河野弘、小泉郁之助、中島正二、久遠利三、槙ひろ子、松村良子、小山内剛、露木護、伊豆見英輔、山之辺潤一、大前田武、北上忠行
第66話にあたる。
第15話
1972年7月1日
三匹の用心棒
蘇武路夫 久保田圭司
樋口弘美
土屋嘉男、高木均 、八代順子 、冷泉公裕 、有馬昌彦、小園蓉子、真山達、晴海勇三、辻しげる、伊豆見英輔、井上博一、沢井三郎、吉本長平、小山内剛、堀部隆一 、池亀ひとみ、小見山玉樹、大泉隆二、加納愛子、平沢信夫、福井哲也、堀広幸、郷鍈治
(67)
第16話
1972年7月8日
十手をすてた男
山浦弘靖
富川徹夫 、光川環世 、長谷川明男、高城淳一 、大橋一元 、河野彰、雪丘恵介、伊藤漠 、武田正信、水木京一、小山内剛、柿崎修司、桂小かん、武田一彦、佐藤了一、谷口芳昭、横田楊子、大谷木洋子、大隅さとみ、宮野リエ
(68)
第17話
1972年7月15日
琉球の女
中野顕彰
斉藤光正
松原智恵子 、嘉手納清美 、高城丈二 、田口計 、村上豪、久遠利三、原恵子、野村隆、平沢信夫、三原博、又吉亜矢子、又吉奈津子、古家英高、福井哲也、玉井謙介、久松洪介
(69)[ 注釈 10]
第18話
1972年7月22日
女隠密故郷へ帰る
山浦弘靖
美樹克彦 、大山勝巳、河野秋武 、津々井和枝 、泉田洋志、伊吹聡太朗、木島一郎、安井寛、河村憲一郎、白井鋭、小山内剛、久松洪介、中島一男、水木京一、福井哲也、山岡正義、荻原実次郎、深町真喜子、横田楊子、沢村宗之助
(70)
第19話
1972年7月29日
瞼の花嫁衣裳
尾中洋一
樋口弘美
葉山葉子 、辰巳柳太郎 、郡司良 、幸田宗丸、長弘、藤森達雄 、上田侑嗣、平沢信夫、石原昭宏、福沢典子、横田楊子、平賀百合江、浅野由香
(71)
第20話
1972年8月5日
太陽に背いた男
大和久守正
磯見忠彦
団次郎 、浜田晃 、小栗一也 、沼田曜一、中台祥浩 、青空はるお 、青空あきお 、本田竜彦、高尾良岐、伊豆見英輔、桂小かん、露木護、大森不二香
(72)
第21話
1972年8月12日
血煙り代官屋敷
山崎巌
鷲尾真知子 、小野進也 、丹羽又三郎、宮口二朗 、斉藤信也 、池田忠夫、長弘、木島一郎、石丸博也、久松洪介、白井鋭、内田佳昭、原信宏、国谷稔、前田正治、寺島達夫
(73)
第22話
1972年8月19日
虹をつかむ男
大和久守正
品川隆二 、金井由美 、江見俊太郎 、福山象三 、黒部進 、中山昭二 、峰夕子 、西川敬三郎 、田所千鶴子、川野耕司、玉井謙介、水木京一、横田楊子、近江大介、伊豆見英輔、吉田朗人、佐藤了一、北上忠行、谷口芳昭、山岡正義
(74)
第23話
1972年8月26日
おふくろ慕情
中野顕彰
樋口弘美
下條アトム 、丹阿弥谷津子 、岸田森 、庄司永建 、高木二郎、相原ふさ子 、大川真一郎、宮本和男、小泉郁之助、島原謙次、小林亘、小塙謙二、近江大介、下塚一二、新井富夫、溝口拳、村上豪、熊谷進、前田正治
(75)
第24話
1972年9月2日
夏の終りに咲いた花
山浦弘靖
加茂さくら 、永井秀明 、細川俊夫 、大塚吾郎 、田畑孝、桂文朝、塩屋翼 、野村隆、翠準子、水木京一、桂小かん、坂巻祥子、内田佳昭、大山正明、永瀬清司、国谷稔、原信夫、荒木肇
(76)
第25話
1972年9月9日
走れ! 娘飛脚
西山正輝
ジュディ・オング 、石山 律 、松谷紀代子 、吉田義夫、陶隆、植村謙二郎、中島正二、久遠利三、河野弘、伊豆見英輔、白井鋭、山之辺潤一、峯秀一、吉田朗人、北上忠行、大泉隆二、大谷木洋子、佐川アキ
(77)
第26話
1972年9月16日
悪人と笛吹き少女
武末勝
麻田ルミ 、中谷一郎 、桑山正一 、中田浩二 、岡部健、泉田洋志、井上博一、長弘、蔵悦子、島村謙次、神山勝、衣笠真寿男、水木京一、矢藤昌宏、小林亘、玉井謙介、佐藤了一、谷口芳昭、氷室政司、菅原義夫、吉田朗人、横田楊子
山猫お七最終出演。第78話にあたる。
第27話
1972年9月23日
てまり騒動危機一発!
山崎巌
磯見忠彦
加藤嘉、島田淳子 、松原マモル 、小山源喜 、桂竜夫・竜子 、北川陽一郎、八代康二、近藤剛史、山口譲、野村隆、中神孝典、西村ひろみ、桂正子、西念示司
OPタイトル変更。第79話にあたる。
第28話
1972年9月30日
兄と妹の詩
中野顕彰
永井秀和 、田村亮 、隈田和代 、水上竜子 、伊達三郎、小山いく子、古川潤子、久遠利三、津野哲朗、小林亘、森みどり、三原博、横田楊子、中島一男、西公一郎、露木護
(80)
第29話
1972年10月7日
賭場荒し
大和久守正
西山正輝
磯野洋子 、古今亭志ん朝 、上野山功一 、河村弘二、伊吹総太郎、高山彰、木村博人、石山雄大 、関口英利子、高橋潔、桂小かん、近江大介
(81)
第30話
1972年10月14日
凧に恋風江戸の空
武末勝
岡田由紀子 、三島史郎 、松川純子 、池田忠夫 、宮本和男、小泉郁之助、木下ゆず子、河野弘、桑山幸子、坂巻祥子、山田政義、永尾英彦、有賀十、西群英利、亀田秀紀、小林けい子、辻村和子、大隅さとみ、加賀邦男
(82)
第31話
1972年10月21日
恋に生き海に泣く女
山浦弘靖
斉藤光正
佐藤友美 、北原義郎 、小笠原弘 、原田千枝子 、倉島襄、木島一郎、玉井謙介、島村謙二、森みどり、片野紀子、平沢信夫、福井哲也、中島一男、堀広幸
(83)
第32話
1972年10月28日
幸福を拾った娘
山崎巌
京春上 、花沢徳衛 、佐藤吉伸 、五藤雅博 、丸山修、井上博一、中島正二、山口譲、近江大介、佐藤了一、水木京一、加納愛子、深町真樹子、安藤繁子、高山千草
(84)
第33話
1972年11月4日
母の愛に泣いた男
山浦弘靖
小沢啓一
桜むつ子 、長谷川明男 、藤田弓子 、村上不二夫、榎木兵衛、小泉郁之助、八代康二、雪丘恵介、二宮さよ子、伊豆見英輔、小塙謙士、森みどり、露木護、伊藤圭亮、山岡正義、坂巻祥子
(85)
第34話
1972年11月11日
いのち捧げます
山崎巌
志摩みずえ 、夏八木勲 、早瀬久美 、清川新吾、幸田宗丸、木田三千雄 、桂小かん 、河野弘、峰裕介、神山勝、浜口竜哉、吉田朗人、安藤繁子
(86)
第35話
1972年11月18日
殺し屋がやって来る!
中野顕彰
西山正輝
花ノ本以知子 、安部徹 、小野恵子 、須藤健 、堀田真三 、加藤和恵 、泉田洋志 、山下哲男、木島一郎、多田幸雄、八代康二、水木京一、三原博、露木護、平沢信夫、森みどり、小林けい子、大隅さとみ
(87)
第36話
1972年11月25日
小指に賭けためおと傘
小川英 胡桃哲
佐々木功 、江見俊太郎 、二本柳敏恵 、市村昌治 、増田順司 、早川研吉 、久遠利三 、北九州男 、グレート宇野 、近江大介、荒木肇、村上豪、福井哲也、中島一男、堀広幸、横田楊子、橘田良江、大谷木洋子
(88)
第37話
1972年12月2日
庖丁殺人事件
吉岡昭三
斉藤光正
神田隆 、沢井孝子 、六本木真 、木村元 、樋浦勉 、水村泰三、土屋靖雄、杉義一、雪丘恵介、三上剛、浜口竜哉、伊豆見英輔、荒木肇、平沢信夫、中平哲仟、溝口拳、水木京一、佐藤了一、谷口芳昭、大谷木洋子、一の瀬安代、小林けい子、宗村秋子
(89)
第38話
1972年12月9日
大暴れ! 娘スリ
山浦弘靖
大原麗子 、村上冬樹、下條アトム 、広城さよ、榎木兵衛、河野弘、三好美智子、里見たかし、瀧義郎、石丸博也、久遠利三、長弘、小林亘、八代康二、小泉郁之助、安達由紀、橘田良江、国谷稔、鈴木富美子、大隅さとみ、坂巻祥子
(90)
第39話
1972年12月16日
不知火小僧は女でござる!
山崎巌
小沢啓一
田坂都 、成瀬昌彦 、茂木みゆき 、木島一郎 、増田順司、河野弘、平沢信夫、玉井謙介、伊豆見英輔、溝口拳、水木京一、北上忠行、大谷木洋子、坂巻祥子、近江大介、茂木みゆき、西村ひろみ、山崎理香、五藤義秀、佐藤雄介
(91)
第40話
1972年12月23日
図々しい男
中野顕彰
西山正輝
林成年 、金井由美 、山田吾一 、細川俊夫、木田三千雄、安田隆 、国景子、岡部正純、小泉郁之助、榎木兵衛、増田佳子、村上豪、中島正二、内田佳昭、大隅さとみ、一の瀬安代、辻村和子、福部久
(92)
第41話
1972年12月30日
除夜の鐘にて参上
武末勝
小沢啓一
和田浩治 、小栗一也 、玉川伊佐男、波多野憲 、倉島襄、三原博、岸井あや子、小倉雄三、中平哲仟、村上豪、矢藤昌宏、向正人、佐藤了一、谷口芳昭、高山千草、堀広幸、内田佳昭、本田昭夫、小宮慶子
(93)
第42話
1973年1月6日
恐怖の街の暴れん坊
服部一久
西山正輝
隈田和世、高品格 、京春上、丹羽又三郎、津路清子、須藤健 、雪丘恵介、玉井謙介、市村博、織田俊彦、片岡五郎 、水木京一、高橋信人、佐藤了一、谷口芳昭、露木護、近江大介、庄司三郎、横田楊子、大谷木洋子、森田蘭子、大隅さとみ、山岡正義、岡崎二朗
(94)
第43話
1973年1月13日
変死体におびえる女
神波史男
樋口弘美
松岡きっこ 、戸浦六宏 、有馬昌彦、雪丘恵介、神山勝、八代康二、河野弘、市村博、平沢信夫、中平哲仟、矢藤昌宏、三原博、小林亘、下地広栄、西公一郎、藤村正久、佐藤了一
(95)
第44話
1973年1月20日
女賊 暗闇のお竜
吉岡昭三
榊ひろみ 、高橋長英 、庄司永建、田口計、村田正雄、小山渚、木島一郎、林孝一、小泉郁之助、荒木肇、野村隆、北上忠行、久遠利三、福井哲也、中島一男、堀広幸、国谷稔、村上豪
(96)
第45話
1973年1月27日
御神火太鼓に男が燃える
小川英 胡桃哲
斉藤光正
真山知子 、林ゆたか 、黒木進 、田中春男 、京春上、野口元夫、河野弘、神山勝、榎木兵衛、大島章太郎、水木京一、衣笠真寿男、荒木肇、堀広幸、内田佳昭、近江大介、村上豪、国谷稔
(97)
第46話
1973年2月3日
明日を賭けた賞金首
中野顕彰
光川環世、剣持伴紀、杉江廣太郎、三原博、田畑善彦、矢藤昌宏、平沢信夫、長弘、福井哲也、西公一郎、中島一男、藤村正久、下地広栄、堀雄二
(98)
第47話
1973年2月10日
心やさしき暗殺者
武末勝
樋口弘美
峰岸隆之介 、波多野憲、井上博一、木下清、久遠利三、高橋明、神山勝、山之辺潤一、田畑善彦、長弘、谷口芳昭、北上忠行、野村隆、氷室政司、大谷木洋子、下地広栄、内田佳昭、福井哲也、村上豪
(99)
第48話
1973年2月17日
命を贈った男
吉岡昭三
藤竜也 、赤座美代子 、村上冬樹、勝部演之 、小林勝彦、中島正二、小林郁之助、神山勝、池田忠夫、糸見愛、荒木肇、福井哲也、平沢信夫、三原博、中島一男、堀広幸、国谷稔、藤村正久、内田佳昭
(100)
第49話
1973年2月24日
怒りをこめた殴り込み!
中野顕彰
斉藤光正
榊原るみ 、山本紀彦 、福山象三、木島一郎、泉田洋志、玉川長太、伊豆見英輔、田畑孝、朝倉宏二、野村隆、溝口拳、荒木肇、打田康比古 、菊地重治、久野栄里子、村上豪、中島一男、平沢信夫
(101)
第50話
1973年3月3日
般若を背負った女
吉岡昭三 岡部俊夫
水原麻記 、雪代敬子 、五藤雅博、三谷昇 、木村元、榎木兵衛、北川陽一郎、高松政雄 、河野弘、清水恵、山崎猛、長弘、三原博、八代康二、矢頭昌宏、浜口竜也、大隅さとみ、福井哲也、中平哲仟
(102)
第51話
1973年3月10日
裏切られた男の約束
中西隆三
手銭弘喜
御木本伸介 、小林勝彦、近藤宏、増田順司、津路清子、泉田洋志、河野弘、石丸博也、水沢有美、中島正二、阿部由加子、小林けい子、荒木肇、平沢信夫、桂小かん、山口博澄
(103)
第52話
1973年3月17日
勢揃い隠密同心
佐治乾
竜崎勝 、勝部演之、本間文子 、露原千草、杉義一、池田功、加原武門、内海敏彦、角本秀夫、浜田千尋、大谷木洋子、森みどり、深町真樹子、福井哲也、中島一男、内田佳昭、村上豪、下地広栄、渚まゆみ
第104話にあたる。
第3シリーズ
1973年9月22日 - 1984年3月31日放送。制作は三船プロダクションに移行するも、内紛分裂騒動の余波から、1982年10月より、ヴァンフィルに[ 48] 。2007年1月に発売されたパチンコ「CR大江戸捜査網」のモチーフになっているのは、このシリーズである。
2003年にキングレコードから発売された「大江戸捜査網オリジナ ルサウンドトラック」はジャケットに「アンタッチャブル」と記されているが、収録されているメインテーマの演奏は第3シリーズ 里見浩太朗 の主演時に編曲された時のものである。
スタッフ
原案:日活株式会社(第1 - 305話)
脚本:胡桃哲(126回)、山崎巌(123回)、中野顕彰(109回)、山浦弘靖(49回)、武末勝(24回)、小川英(22回)、大工原正泰(18回)、土橋成男 (15回)、服部一久 (12回)、中西隆三(10回)、 杉良太郎(1回)他
監督:江崎実生(72本)、宮越澄 (60本)、長谷部安春(55本)、斎藤光正(38本)、高橋勝 (37本)、松尾昭典(35本)、手銭弘喜(30本)、小沢啓一(24本)、岡康季 (20本)、外山徹 (19本) 他
企画:時崎克彦(東京12チャンネル→テレビ東京)、元村武(三船プロ→ヴァンフィル)
プロデューサー:岡哲男、小川清澄、小林尚武、石川博(東京12チャンネル→テレビ東京)、佐々木太郎、木村博人、内藤三郎、新藤次郎、田辺隆史(三船プロ→ヴァンフィル)
プロデューサー補:犬飼佳春
音楽:玉木宏樹
脚本協力:ジャック・プロダクション
選曲:鈴木清司 、合田豊
撮影:岩橋秀光、原一民 、山田一夫 、村野信明、斉藤孝雄 、小野進、坪井誠、森隆吉、有吉英敏、小泉一 、笹木欣二、緒方博
美術:川島泰造、福留八郎、筒井増男、上條文雄、石田良之、木村晃广
録音:近藤克巳、吉沢昭一、大野久男、宮永晋、秋山一三、八木多木之助、浜勝堂、宮永サウンド
照明:窪田彰、土井直之、遠藤克己、佐藤幸郎、釜田一、北爪勇、内田皓三、嶋田宜代士
編集:岡田三知夫、井上親弥、岡村博也
助監督:宮本淳郎、布施修、佐野正弘、宮越澄、鹿島章弘、下村優、北村武司、白井政一、岡康季、武内孝吉、大久保直実
記録:中川節子、内田絢子、石川恵与、浅野秀子、照井鈴子、黒岩美穂子、森靖子、東紀子、沢田享子、福島勇子、堀北昌子、小池美智子、小島秀子、広川貴美子、椎塚二三
演技事務:長崎洋二郎、石坂久美男、佐々木健一、前原満司、宮下博、真鍋和己、大場正弘、平林俊夫、松本清孝
製作主任:力武敏彦
製作担当:江成健、河井正一、守屋徹、平林俊夫、荻原静、高橋憲行、福塚孝哉、吉田由二
殺陣:林成二郎、渡辺高光 、山口博義 、伊奈貫太 、上野隆三、三好郁夫 、高倉英二
効果:東洋音響 、宮田音響
整音:星一郎 、アオイスタジオ 、トリッセン・スタジオ、黒丸治夫
レーザーサウンド:横浜シネマ (第513 - 536話)
現像:東洋現像所、東京現像所
装置:三船プロ、トリッセン、美建興業
小道具:高津映画装飾
装飾:三度屋美術工房
衣裳:京都衣裳
美粧:山田かつら店
協力:三船芸術学院(第409 - 510話)
ナレーター:黒沢良
製作協力:金剛プロダクション、六本木オフィス 、松プロダクション 、三船プロダクション(第460 - 510話)
主題歌
『江戸の夜明け』(第1 - 26話)/音源は発売用レコードより。
『ながれ橋』(第27 - 78話)
『砂の枕』(第79 - 131話)
『微笑みをすてる時』(第132 - 305話)
『燃えよ夕陽』(第306 - 408話)
『落日』(第409 - 442話)
作詞:なかにし礼 、作曲:浜圭介 、編曲:竜崎孝路、唄:南条弘二、発売:コロムビアレコード
『漂流者たち』(第443 - 510話)
『陽だまり』(第511 - 536話)
挿入歌
『愛しいバラのように』
作詞:大津あきら、作曲:小田裕一郎 、編曲・唄:ノーザン・ライツ
登場人物
隠密同心(レギュラー)
前シリーズ同様普段は佐渡帰の遊び人,相模無宿の珊次郎として活動。捕らえられ佐渡送りの島流しの刑を受けて、江戸へ帰って来ていた。流刑の付属刑左腕へ刺青で2本の筋と片仮名のサの文字も彫られているが、隠密廻り同心として内藤に入れて貰えたことを感謝し、熱心に仕事を続けていることに、丁度良く刺青刑を利用して悪人の組織に見せて入り込んだり、逆に不要な時には、化粧で完全に見えなくしたり、業と手拭いで巻いて隠す程度にし、同情を買って貰う等の作戦で潜入を成功に以て行く作戦等にしたり利用をしている。周囲からは「珊次郎兄貴 」や、「珊次郎さん」と呼ばれ、仲間から「小弥太 」、「十文字 」と呼ばれていた。第7話(通算112話)以降、能面をつけて悪人の前に現れることがある。野性味あふれる太刀さばきが特徴。第3シリーズでの隠密装束は、黒や紺の紋付き着流しを着用する。第26話(通算130話)で、松平定信を失脚させようとした若年寄の堀田(佐々木孝丸 )と北町与力の森川(勝部演之 )の野望を阻止し、吟味役与力に任命(200石加増)され一旦は「私だけ与力にはなれません、生きるも死ぬも一緒にと誓った仲間とは離れません」等と固辞したが、勘解由より「上様のお声掛かりだから、断ることは出来ぬ」と云われて仲間の前から去った。
小弥太の後任として、第27話(通算131話)から登場した。表向きは音次郎 として、新内流しや遊び人風体で活動、仲間からは「音さん 」と呼ばれ、成敗等で本名を名乗っている時に、危険等を知らせることが出来て呼ぶ時にも「音次郎」や、「音さん」と呼ばれており、表向きに刀を捨てる前に付き合いが在った、旧知の知り合いからは「隼人」や、「伝法寺様」等と呼ばれている。一刀流が中心だが、、実は二刀流の達人。元々は200石の旗本出身。第38話(通算第142話)の時点から8年前までは、矢作二刀流道場で親友の小早川(川地民夫 )と共に竜虎の異名をとるほどで、しばしば二刀流で戦うことがある(第27、28、30~32、38、46、53、54、62、80、116、127、178、194、205、220、243、300話(通算第131、132、134~136、142、150、157、158、166、184、220、231、282、298、309、324、347、404話)など)。その太刀さばきは華麗。遊び人では素手や鎖(第29、31、37、46、47、51、55話(通算第131、135、141、150、151、155、159話)または仕込み煙草入れ(第47話、第52話(通算第151、156話)、新内流しでは棹や撥に刃を内蔵した仕込み三味線で闘うこともある。隠密装束は青や紺、紫(第60・273話(通算第164・377話)の紋付き着流しを着用。リーダーシップに長け、使命感に強い。第305話(通算第409話)で、爆破事件の黒幕が将軍家 御家門 である筆頭若年寄の菅沼将監(菅貫太郎 )だったため、切腹を覚悟で成敗するが、定信の計らいで菅沼は病死となり、上方に新設される隠密同心組織の隠密支配に任命され、旅立って行った。
隼人の後任として、第306話(通算410話)から登場。表向きは板前・清次郎 で、向島の料亭で板前をしていたが、その店が火事でやけたため内藤勘解由に雇われ桔梗屋で働くことになった。普段は「清さん 」の愛称で呼ばれる。表向きに、刀を捨てる前に付き合いが在った知り合いからは「左文字様」等と呼ばれるが、「左文字様は止してくれ」と応えている。御家人の次男坊であったが、武士の仕組みに嫌気がさして刀を捨てた。だが、内藤勘解由にその腕を見込まれ、1年間、隠密同心としての修行を積んだ。直心影流の使い手で、野性味と華麗さを併せ持った太刀さばきを見せる。隠密装束は306話(通算第410話)の初登場から白の紋付き着流しで二刀流での立ち回りも多い。左投げでの目打ち投げで危機介入することが多い。第331話(通算第435話)からは毘沙門亀甲柄の浅葱色(水色)の着流し。さらに終盤は紗綾柄の紺の着流しで一本差になる。家紋鷹の羽紋。茶目っ気ある気さくな性格で江戸庶民との交友関係も幅広いが、許せぬ悪人に対しては荒っぽい言動をするほど直情的になる。第536話(通算第640話)で幻の御前の死と旧知の町人たちを自らの暗殺計画に利用された怒りから、隠密同心の証の懐剣を返上。全ての黒幕である将軍家御家門・・立花左馬介(宮内洋 )を成敗した後、いずこともなく去っていった。
比較的初期には「鈴の調べは悪を斬る」と言って成敗に乗り込み、罪状を暴きながら赤房の鈴をリレーする。その後罪状を述べた後に葵または松平家家紋付き懐剣を示して「たとえ世間は黙って見過ごしたとしても、この懐剣が承知出来ねえとよ」と言うと、大体、下手人の頭が「貴様等一体何者だ」と問い掛けると順次名乗りをあげるが、殆ど「者共出合え!曲者ぞ!構わぬ!斬れ斬れ!斬って捨てぇい!」等と刃向かうと成敗に入る。
名乗りは「三途の川の渡し守、隠密同心左文字右京」と名乗る。
前シリーズ同様、虚無僧や同心などの活動が多いが、第122話(通算第226話)で寺子屋の先生を始めてからはシリーズ後半の表向きとして定着するようになる。第27話(通算第131話)から椿の花の代わりに、太刀の柄と鞘を組み合わせた即席の長巻 を武器とし(第27、29、31~34、39、40、48 ~ 50、53話(通算第131、133、135~138、143、144、152~154、157話)、髪型も総髪の他に第1シリーズ初期の御家人ムシリや)(第27~39話(通算第131~143話))、月代の武家髷に一時期変更されていた。小弥太以外の仲間からは「旦那」 と呼ばれる。剣の流派は神明一刀流。かつて父親は普請方に勤めていたが、上役の賄賂による不正に巻き込まれ切腹し、お家断絶で天涯孤独となり、神明一刀流道場主の脇坂玄藩(加藤嘉 )に育てられた(第122話(通算第226話))。脇坂藩家中の女性と恋仲だったが、隠密同心としてスカウトされたため別れた過去がある(第34話(通算第138話))。にわかながら医術の腕もあるようで、負傷した仲間や町人の手当てを行ったこともある、隠密装束は初期は薄い灰色、第27~305話(通算第131~409話)は黒の紋付き着流し。第306~330話(通算第410~434話)は白の紋付き着流しに黒白の帯。第331話(通算第435話)からは薄い灰色や濃い灰色の紋付き着流しを着用。吹雪と新太郎が参入した後半辺りからは黒の着流し、終盤は紗綾柄→毘沙門亀甲柄の黒の着流しを着用。職人に化けるときは丸に十の半纏を着用。
家紋は浮線片喰。第536話(通算第640話。最終回)で清次郎らと共に江戸から姿を消した。第1シリーズから最終回まで出演した唯一のレギュラーである。
夕霧:古城都 (第1、17、18、23話(通算第105、121、122、127話))
第1話(通算105話)から登場。芸者、武家女中、男装の剣士などの顔を持つ女隠密。小波の後任。演じた古城のスケジュールの影響か、わずか4回の出演回数にとどまり、特に説明のないまま姿を消した。隠密装束は赤紫の忍装束。
不知火のお吉(しらぬいの おきち):江崎英子 (第132話(通算第236話)から江崎由梨に改名) ((第32、34 ~ 36、42、49、60、71 ~ 75、157話(通算第136、138~140、146、153、164、175~179、261話)を除く)
第1話(通算第105話)で隠密同心に加入。立場的には、お七の後任の位置だが正式の隠密同心である。初代魚屋隠密。盗賊・・不知火吉兵衛の娘。9歳の頃から掏りをしていたことがあった。幼い頃、内藤勘解由に拾われ、鞍馬山 のぜんこう和尚に預け、修行させた。隠密装束は初期は半袖の黒地上着に、黒のショ-ツと網タイツ、髪型はポニーテール。名乗りが「不知火の お吉」であった。中期からは下半身はパンツになり髪型も下ろした簡単な一つ結びになり名乗りも「不知火お吉 」となった。後期は黒地に朱色の墨流し模様柄の革製半袖上着に左手に手甲を装着、終盤は赤と黒の墨流し模様襟の黒地の長袖上着、赤と黒の墨流し模様の細い帯に両手首に黒のリストバンドを装着(装着していない回もある)、第158話(通算第262話)で、幼馴染の新吉(久富惟晴 )を救おうとして、屋形船で銃弾を浴びる。重傷の身でどうにか事件の黒幕を成敗した後、内藤勘解由の計らいもあり、新吉(久富惟晴)の故郷で治療するため、彼と共に江戸を去った。
くれないお蝶:安田道代 (第26~30、32 ~ 36、38、42~47、49、59、60、66、67、69 ~ 73、78話(130~134、136、140~142、146~151、153、163、164、170、171、173~177、182話))
戦力補充のため、第26話(通算第130話)から登場。普段は胡蝶((こちょう)) という名の芸者で活動。成敗時は、唯一紫色の仕込み和傘の刀を逆手持ちで戦う。初期の傘はやや太目の長い仕込み傘。傘の頭ろくろに刃が仕込んである。隠密装束は青の着物に赤地に白の胡蝶柄の帯。髪型はやや丸みのある結髪。第78話(通算第182話)で、敵の仕掛けた罠から少女を庇い、爆発に巻き込まれて死亡。屍は拾われて火葬された遺骨は、音次郎によって故郷へ連れ帰された。
いさり火お紺:山口いづみ (第66、67、69、70、78、110、114、125、137話(通算第170、171、173、174、182、214、218、229、241話)を除く)
第62話(通算第167話)から登場。これにより女性隠密がシリーズ唯一の3人体制になる(が、女性隠密が3人同時に出演することはなかった)。基本的にはお蝶の代役だが、第71話(通算第175話)では同じ芸者で諜報するお蝶(胡蝶)と唯一コンビを組んでいる。表向きは芸者で「お母さんに聞いてみないと」が口癖。酒豪で壷振りの名手でもある。隠密装束は、初期は桃色の着流しに髪はポニーテールで鍔ありの青い柄の刀だったが、第76話(通算第180話)からは鍔無し朱色の鞘の合口の小太刀を使用。第86話(通算第190話)からは真紅色の着物に髪は結髪に変更される。第158話(通算第262話)を最後に将軍の護衛につくため、隠密同心の任を退いた。
稲妻のお竜(名乗りは「稲妻お竜」。第203話(通算第307話)からはクレジットも稲妻お竜となる):土田早苗
第159話(通算第263話)から登場(第328話(通算第432話)から第336話(通算第440話)の間は急病のため、出演していない)。表向きは芸者玉竜(たまりゅう) として活動する。花札占いを得意とし、鉄火肌で男相手にも引けをとらない性格の持ち主。元々は武家の娘。隠密装束は、初期は黒の折り返し袖に白の紐飾りの付いた半袖の赤紫色の忍装束に両手首に赤紫色のリストバンドで、紫色の柄の刀を逆手(順手の時もあり)で使用。髪型は三人官女風の結髪。第203話?第305話(通算第307~409話)からは青の着物→紫の着物に白の帯に赤い帯紐(337・338話も紫色着用(通算第441・442話))を着用、髪はキッチリした結髪に変更、刀は鍔無しの紺色鞘の刀を使用。第306話(通算第410話)からは白の着物に紫白の帯で鍔無し黒の鞘の刀、第339話(通算第話)からは青紫色地に白い胡蝶柄の着物。対外的に玉と名乗っていることがあり、其の場合には、「お玉」、「お玉姉ちゃん」、「お玉小母ちゃん」等と呼ばれていた。第408話(通算第512話)で、事件に巻き込まれた少年の目を治すため、亡くなった母親に代わり、少年に付き添い共に長崎へ旅立った。
風(かぜ):志穂美悦子 (第165話、第185話、第186話、第199話、第201話(通算第269、289、290、303、305話)を除く)
第159話(通算第263話)から登場。幼少時より、武術の心得がある和尚(加藤嘉 )の指導の下、山奥で兄弟子佐元太(郷瑛治 )と修行に励んでいたが、和尚の命にて江戸へ発ち隠密同心に。風では呼びづらいこともあり、勘解由からお新 の通り名を与えられ、二代目魚屋隠密として活躍。第159話(通算第159話)で、自身よりも先に江戸へ出て道場破りを行っていた兄及び黒幕だった和尚を成敗。空手と男勝りの大胆なアクションで、新風を巻き起こす。隠密装束は背中に風の文字が書かれた赤い袖なしの忍装束で、両手と下半身は紺のタイツ、髪型はポニーテール、刀は背中に差している。第202話(通算第306話)で、身分を明かしてまで恋仲になった友吉(寺田農 )の娘おさきを救出する際、爆風によって失明寸前になるが、自力で敵を討ち、友吉親子と共に治療のため、江戸を旅立った。
はやぶさお銀:安西マリア (第206話、第215話、第218話、第222話、第227話(通算第310、319、322、326、331話)を除く)
三代目魚屋隠密。第203話(通算第307話)から登場。年齢19歳。抜荷の疑いをかけられ死罪になった、長崎の回船問屋南海屋の娘。その仇を探し求めていくうちに、女郎屋の下働きとして売り飛ばされた過去がある。身請け寸前に手裏剣の師匠と出会い、その際に手裏剣技を会得。普段から目印・護衛用にくない型手裏剣を隠し持っている。隠密装束は上半身、赤色地の縦横白線一本線模様で、下半身は黒のレオタードスパッツ姿の岡っ引き風、髪型はポニーテール。左手首に棒手裏剣を携帯している。第230話(通算第334話)で、自分と似た境遇の千太(酒井修 )との出会いが縁で、役目を退いて彼と共に旅出った。
流れ星おりん:かたせ梨乃 (第326話(通算第430話)を除く)
第231話(通算第335話)から登場した、四代目魚屋隠密。お竜との女性隠密最強コンビは、シリーズ全盛期を支えた。松平定信の身代わりとなって、地雷の犠牲となった側近片桐十郎太の娘で、本名は片桐楓。亡き父の願いで、隠密になるべく修行を重ねていた。(時々、幼少期の時の幼馴染みが、「おりんちゃんと昔よく遊んだね」と内藤勘解由から名付けられた筈の、通り名での幼馴染みでは、あり得ぬおかしい設定の時がある)初期の武器は赤鞘の刀だが、第254話(通算第358話)で赤い短槍と脇差に変更、槍の先に鞘が付いていたが、数話で省略された。隠密装束は初期は、上半身赤色地の縦白線の二本線模様で、岡っ引き風の上着に黒の帯、両手に黒のリストバンドを装着。254話?305話(通算第358~409話)と331話?408話(通算第435~512話)は、真紅色地に細い不揃い花弁の花模様の、岡っ引き風上着に黒の帯に、両手首に黒のリストバンドを装着し、、前髪を下げたポニーテールから、整髪されたポニーテールに、第306話(通算第410話)からは、白の岡っ引き風上着で赤白の帯に、両手に黒の手甲当てを装着。第409話(通算第513話)からは真紅色地に六枚花弁模様の、岡っ引き風の上着で、黒の帯に両手黒色の手甲当てを装着、下半身は黒ショ-ツに膝下黒の足当て姿。。終盤では白頭巾に扮して活動することも多かった。。第459話(通算第563話)で、、私情から隠密同心の肩書を捨てた上に、敵の証拠を手に入れるため、吹雪と共に敵地に乗り込んだが、公儀御庭番・天馬一真たちの襲撃を受け、重傷を負う。それでも、自力で桔梗屋まで戻り、証拠を入手した。新太郎がおりんと吹雪の治療に当たり、清次郎、十蔵、新太郎、藤堂対馬が敵地に乗り込みに成敗して、二人のために、最後の真の黒幕を、半ば傷が回復したおりんと吹雪に成敗させた。そして治療のため春香と共に江戸を離れた。
第409話(通算第513話)から登場。隠密支配の座を退いた、内藤勘解由の置き土産という形で加入。表の顔は芸者春香 として、情報収集などに活動。新太郎とは対照的に金にはうるさいが、芸者の仕事は好きではない様子で、「違う方法での探索をしたい」と言っていたが、「やることが出来るのはお前だけだ」と説得され、渋々引き受けた。本当の名はお春 で、材木問屋の娘だったが、幼少の頃に両親を賊に殺され、危ういところを根来忍者の残党だった疾風の源次に助けられ、妹同然に育てられたが、江戸の父の知り合いによって引き取られた(第434話(通算第538話))。隠密装束は、紫の着物に黒の藤巻合口の刀で、着物の右の袖を外して、緑地に白の花柄の、肌襦袢を見せて立ち回る。第459話(通算第563話)で、おりんとともに負傷。涙ながらに隠密同心を引退した。
第409話(通算第513話)から登場。吹雪と同じ理由で加入。伊豆国 韮山(現、静岡県 伊豆の国市 )で代々続く医家の出身で、実家を飛び出し江戸に遊学中に、隠密同心としてスカウトされた。後に、母親佐和(演:馬淵晴子)が実家へ帰るよう江戸へ説得しに来たが、患者に慕われているところを見て理解を得ている(第430話(通算第534話))。表の顔は小石川養生所の見習い医者だが、表の仕事に積極的でなく、養生所にもあまり顔を見せないため、先輩達を困らせている。しかし腕は確かなようで、検視官役を買って出たり、仲間や町人の治療や手術を行う場面もあり助けられた町人から 「九條先生」 と慕われる時も。清次郎(左文字右京)や春香(吹雪)からは「新の字」 と呼ばれる。女性に目がなく、女郎屋に足繁く通い、清次郎(左文字右京)に前借りをすることもしばしばで、それが原因で、トラブルを起こしてしまうこともある。自分の身代わりで捕縛された左文字右京を、処刑寸前の危機に晒してしまう事態に発展したこともあった(第518話(通算第622話))。髪型は総髪髷だったが第423話(通算第527話)からポニーテールに変わり、普段の着物も灰色だったが、第423話から緑色、第511話(通算第615話)から紺色に変わった。成敗時の装束は、前半は青色の紋付き着流しで、太刀を武器を持つ。家紋は唐木瓜紋。第460話(通算第564話)からは紺色の半袖忍装束、白色の布帯に左腕に手甲を装着、武器も忍者刀に変更され、蹴りなどのアクションを多用。さらに終盤は緑色の半袖忍装、黒色の布帯に左腕に手甲を装着。第536話(通算第640話)で、左文字右京らと共に、江戸から姿を消した。韮山の実家にみよという妹がいる。
第460話(通算第564話)から登場。 吉賀衆出身の忍者崩れで、風車が装飾された簪を手裏剣代わりに使用する。忍者狩りの命を受け村を訪れた藤堂対馬の温情により、父の仲間の猿(ましら)の右源太によって実の娘同然に育てられ、成長した後隠密同心に任命された。普段は芸者菊丸 として、情報収集などに活動。隠密装束は藤色(薄紫色)地に白の白鷺柄の着物。帯は黒地に金の花柄。得物は紫の組紐の飾りの付いた鍔無し白い藤巻合口拵えの刀。吹雪という雑賀衆(さいかしゅう) の忍である双子の妹(夏樹陽子二役)がいる。第536話(通算第640話)で清次郎らと共に江戸から姿を消した。
五代目魚屋隠密、第460話(通算第564話)から登場。左腕に昇り鯉の刺青を施している。孤児であり、軽業師一座にこき使われていたところを、薬種問屋の信濃屋に引き取られて育てられた。その後信濃屋夫婦に実の娘が誕生したため、身を引くべく刺青を入れて店を飛び出すが、信濃屋に相談を受けた藤堂対馬の計らいにより魚河岸で働きながら武芸を習得した(第461話(通算第565話))。直情的な面があり、若さと感情に任せて発言・行動することが少なからず見受けられ、仲間から指摘されることもある。その姿勢が原因で敵に捕らえられ新太郎と共に処刑寸前の危機に発展してしまうこともあった(第477話(通算第581話))。悪党に名のる際の手を打つポーズは他の隠密同心には見られない彼女特有のものである。隠密装束は袖なしの黄色の忍び上着に黄色のショーツ、髪型はポニーテール、額は鉢巻代わりの三色三つ編みの組紐、オレンジ色の細い組紐が付いた特殊な小太刀とアクロバット戦法を得意とする。第499話(通算第603話)を最後に、プライベートな事情から降板。
第511話(通算第615話)から登場。幻の御前の命を受けて密かに御子神の動向を探り、その過程で清次郎たちと知り合う。幻の御前の隠密支配着任に合わせて隠密同心に加入。魚屋隠密ポジションではあるが、男装の遊び人が表向きの模様。かなりの酒豪で、渡り髪結いや桔梗屋の女中として働くこともある。3年前に不良集団の一味として荒んだ生活を過ごしていた過去が明かされているが、隠密同心にスカウトされた経緯が明かされることはなかった。隠密装束は赤地に金色の牡丹柄の岡っ引き風長袖に、黒の一本線入りの茶色とベージュの帯に、黒のショーツ姿に黒の足当てを着用、髪型はポニーテール。刀は逆手持ち。赤房付の短剣を投げて戦うこともある。第536話(通算第640話)で清次郎らと共に江戸から姿を消した。
隠密支配
第51話(通算第155話)で、7年前に勘定奉行 に任命されるが爆薬で妻子を殺され、政に対する自責の念から、勘定奉行の役職を退いた過去が判明している。同回で再び勘定奉行に推挙されるも「庶民を犠牲にする政には興味がない」との一念から拒否している。名乗りの際は初期の「旗本寄合席?」パターンと「そして隠密支配?」のパターンがある。隠密装束は特に決まっていないが、第306、307話(通算第410、411話)のみ白の着流し、後半は紫の着流しが多い。鳥を飼うのが趣味(第77話(通算第181話)ほか)。第404話(通算第508話)が最後の出演となったが、特に理由を説明されないまま姿を消した。井坂十蔵によれば家紋は「源氏車に八枚笹」とのこと(第124話(通算第228話))。
第409話(通算第513話)から登場。内藤勘解由より隠密支配を引き継いだ。隠密同心の雇い主。清次郎たちには「頭(かしら)」と呼ぶよう頼んでいる。第416話(通算第520話)で、佐竹藩藩主小池左馬介の義理の弟であることが明かされた。隠密装束は紫の着流し。名乗りの際は「そして大番頭、またの名を隠密支配?」などがある。前の大番頭だった中津川隼人の推挙によって大番頭に就いたが、その中津川が隠し金山に絡む悪事に加担していた疑惑で、良心の呵責から犠牲になった人足夫婦の仇討ちに躍起になっていた春香とおりんに手を引くよう警告した結果、2人に懐剣を返上させてしまう事態を招いたこともある。第497話(通算第601話)が最後の出演であるが、第511話(通算第615話)で御子神安房守から大坂城代となったため、隠密支配の職を辞したことが語られた。
第511話(通算第605話)から登場。本名や素性などは一切公表無し。普段は顔も編笠で隠したり、姿を見せず声だけだったりと正体不明の存在。御側用人 ・土屋伊賀守 [ 注釈 11] なる人物が正体であることを仄めかす描写がある(第513、525話(通算第607、629話))が、真相は不明。指令は大概口頭で行なうが、時に文書で事情を伝えることもある(第519話(通算第623話)など)。清次郎との初顔合わせでいずれ正体を明かすことを語ったが、その日が来ることなく、最終回にあたる第536話(通算第640話)で、清次郎たちの素性を立花左馬介(宮内洋 )の息のかかった若年寄・津島大膳に洩らし、それが敵の隠密同心抹殺計画に利用されたことを苦に切腹し、果てた。
サブメンバー
音次郎とともに隠密同心に加入。いささか堅物の武士で、隠密としては掟違反ながら、おはま(中村玉緒 )という情妻とその間にできた赤ん坊がおり、この点は内藤勘解由も黙認している。あかねこ探索中に事件に関わっていた浪人(天津敏 )の不意打ちを受け殉職。第27話(通算第131話)のみの出演。死後、音次郎、井坂、お吉、お蝶の4人が墓を掘り暴いて、棺桶から死体を取り出して焼く。この当時は棺桶をそのまま埋め込む土葬であるが、敵に掘り出され探られるのを防ぐための火葬のために、骨も残らないように完全に灰に成るまで焼き切っている。ただし、この世からの抹殺で、音次郎の台詞にそれが現れている。「折角この世に生まれながら、隠密としての全てが消される。隠密とは虚しいものだなぁ」と。之が火葬との違いを現している。内縁の妻の下へ帰すことが出来ないことも、音次郎の台詞に現せられていた。
実の父親は、南町奉行所与力で勘解由の将棋仲間だったが、抜荷の犯人に撃たれて死亡。勘解由の計らいで、町火消し「は」組の頭(かしら)辰造の娘として育てられた。辰造が殺された復讐を果たすべく、勘解由に懇願して隠密同心に加入した。芸者のときは染香名義。
土田早苗の急病で、第331~336話(通算第435~440話)の短期間の出演。隠密装束は赤紫色の地に白色の車輪と纏の柄の着物で、赤い鞘の刀(第331、332話(通算第435、436話))と紺の鍔なし鞘の刀(第333~336話(通算第437~440話))を使用。
根来忍者の生き残りで、菊弥 という名前で芸者をしている。内藤勘解由が隠密同心に入れようと育てていたが、悪阻で倒れていた所を町医者・高木新之助(河原崎長一郎 第356話(通算第460話))に救われ、彼に恋をしてしまい、隠密同心の申し出を一度は断った。しかし、高木新之助の死をきっかけに、隠密同心に加入する。隠密装束は赤紫色地に矢車柄の着物。おもん同様お竜の代理による臨時参加で、第388話~390話・第401、402話(通算第492話~494話・第505、506話)の短期間の出演だった。
若年寄。藤堂対馬が大坂城代となったため、後任が決定されるまでの間、暫定的に隠密支配の座に就いた。だがその実態は木暮藩に絡む砂金横領の黒幕で、差し向けた隠密を手にかけた兵助の抹殺を清次郎に指示するが、逆にからくりを知った隠密同心たちの刀の前に散った。第511話(通算第615話)のみの出演。
その他のレギュラー・準レギュラー
瓦版屋。第2シリーズより引き続き登場。事件解決のために貢献するが、大麻入りの煙草を吸わされたり、囮にされて殺されかけたりとロクな目に遭わない。いつも「桔梗屋」にいる珊次郎や音次郎、清次郎、井坂らの正体が隠密同心であることは知らない。第401話(通算第505話)までの出演。
住まいは「ほうづき長屋」(第53話(通算第157話))
当シリーズ初期における「桔梗屋」の雇われ女将。珊次郎たちの正体を知っている。
「桔梗屋」の女将。第1シリーズより引き続いて登場する。
「桔梗屋」の女中。
中期の第239話(通算第343話)『“泥沼に咲いた女郎花”』で登場当初は地回りであったが、第246話(通算第350話)『“音次郎を狙う狼の牙”』で、十手捕り縄を預かることとなり、御用聞きを勤め出したが、音次郎の考えを聴いてから「いやぁ俺もそうじゃねぇかと思っていた処だったんだよ」と、自分の考えのように言ったりしているお調子暫く出て来ていたが、いつの間にか出なくなるキャラクターの1人であった。
中期より後期に掛けての第328話(通算第432話)『“夫婦十手一番手柄”』で、孤児 であった左官職人 である千代松が、子供時分から自身の親代わりとなって育ててくれ、親代わりと慕っていた正式に奉行所から十手を授かった小者(目明かし)の親分(稲葉義男 )が下手人捕縛の際に死亡したが、その時に本当は手助けをした井坂を、余計な手出しをしたために、自分の親代わりと慕っていた目明しの親分の死を招いた仇と思っていたが、後に違っていたことがわかり、その目明しの親分の娘おしずとの祝言の仲人を依頼するに至る。千代松自身ものちに奉行所から小者(目明し)として召し抱えになり十手捕り繩を授かる。俸給は安く何時も清次郎に「今度の手柄を立てればお手当を頂戴するから、今日は付けで」とたかり、お調子者で清次郎達に大きなことを言っては空回りをするが、憎めない存在。手柄を立てることは、既に清次郎達隠密廻りが断罪しているから、千代松親分に捕縛は出来ないことを承知で、「親分!親分!お手当頂けたんでしょ?付けを払ってよ!」と清次郎に何時もからかわれ、千代松は「いやぁ大判小判をザクザク」とまで言った処で、清次郎に「じゃあ払って」と言われたら、「の予定だったんだけど、いつの間にか退治されちゃったんだよね。だからこの次。今日は付けで!」等清次郎と漫才をやるような出方だったが後に、早耳金太と共に姿を見せなくなる。(第394話(通算第498話))姫君七変化道中で、丈姫(風美圭 )を亀山藩へ送る途中で立ち寄った茶店で、姫が娘姿から川屋で侍姿に着替えて目の前を通り過ぎた時には、影で見ていた清次郎とおりんに姫の姿を「あれで変装したつもりかしら」と言われる状態だったが、気付かずに「長えなぁ。うひひひ」と言っている間に置いてきぼりにされ、そのまま姿を見せなくなった。松吉と同じようなキャラクターであった。
第409話(通算第513話)?。「桔梗屋」の女中。
おみつに代わって登場した「桔梗屋」の女中。清次郎と昔知り合ったことがある。491話(通算第595話)までの出演。
第508話(通算第612話)?。ある盗賊団の探索中に行方不明になった目明しの夫を探すため自らも十手を授かった小母の女目明しで、肝も据わっており、情に厚い。清次郎とは親子同然に仲がいいが、清次郎が只者でないことに勘付いている節がある。
内藤勘解由と旧知の幕府老中で隠密同心の創設者。
第71話(通算第175話)では実弟が鉄砲密輸に加担しているらしいことを知り、隠密同心たちに捜査解任を通告するも、懐剣を返上しながらも探索に乗り出す胡蝶の執念に心動かされた勘解由の「隠密同心は我が子以上の存在」という言葉に絆され、実弟の成敗の許可を下す。
第536話(通算第640話)では立花左馬介の陰謀に利用され、責任を取る形で自害した幻の御前の切腹に立ち会った。
第109話(通算第213話)「火花散る隠密七変化」で、美空ひばり が元隠密同心「葉隠れお雪」役で出演し、仇討ちを果たしている。
稲妻お竜役の土田早苗は、2回、長期病欠している。そのため、芸者隠密同心のピンチヒッターとして、火車おもんと矢車お菊が登場しているが、それぞれ約2?3か月しか登場していないため、オープニングには登場せず、エンドクレジットのゲスト扱いである。
オープニング及びナレーション
「隠密同心 それは旗本寄合席 内藤勘解由に命を預け、人知れず人生の裏道を歩かねばならぬ宿命を、自らに求めた者たちである。極悪非道の悪に虐げられ、過酷な法の冷たさに泣く、大江戸八百八町の人々を、ある時は助け、励まし、また、ある時は影のように支える彼ら。だが、身をやつし、姿を変えて敢然と悪に挑む隠密同心に、明日という日はない」
※隠密支配の変更に合わせ「大番頭 藤堂対馬に命を預け」(第409話 ~ 第510話(通算第513~614話))、「影の支配 幻の御前に命を預け」(第511話 ~ 第536話(通算第615~640話))、平成第1シリーズは「老中 松平定信に命を預け」と言い回しがそれぞれ異なっていた。
放送リスト(第3シリーズ)
テレビ東京の管理では第1シリーズから第3シリーズまでを通算で管理しており、第300回や第500回の放送回数の記念は、通算での計上によって、放送回数300回記念別ゲストに、当番組製作会社の三船プロダクションの社長でもあった三船敏郎 を招いての製作を行い、記念地方ロケ(300回は長崎雲仙、500回は新潟佐渡)を行って来ていた。このため、再放送時や、CS通信衛星放送の番組表などでは、このリストと違い第2シリーズ同様、第1シリーズからの通算話数となっていることが多い。朝日新聞出版から発売されている第3シリーズDVDコレクションの、杉良太郎のインタビュー映像内で示されるフリップにも第1シリーズから通算での105話、106話…と話数が記載されているのが確認が出来る。それは第3シリーズまでの管理を通算で行っているからである。放送での話数は、第1シリーズと第2シリーズの放映回数を足した数104を、更に足すと表せる。
※テレビ局で、第3シリーズが再放送される場合、番組表No.#○○○ から第1シリーズの話数の52話分と、第2シリーズの話数の52話分を足した104話を引いた数字がこのリストの各話の数字と一致する。逆にこのリストの話数に第1シリーズと、第2シリーズの話数を足した104話分を足せば、テレビ局での管理している話数となる。
1974年
1975年
1976年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
話数
通算話数
放送日
サブタイトル
脚本
監督
ゲスト
備考
第422話
1月9日
邪剣 つばめ返し
山崎巌
斎藤光正
桜町弘子 、菅貫太郎、永井秀和 、早川雄三 、小野武彦 、岩城力也、瀧義郎、草間璋夫 、阪田寿子、三浦裕子、鈴木実、伊勢将人、岡部明、矢野光洋、滝本雅幸、原隆彦、小堺寛子
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
菅貫はラスト前に左文字と一騎打ち
名乗り:左文字→井坂→吹雪→おりん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ(通算第526話)
第423話
1月16日
大奥に棲む 女夜叉
中野顕彰
永野靖忠
山本みどり 、二本柳俊衣 、外山高士、下塚誠、松本朝夫 、保科三良 、山崎猛 、早川研吉、戸塚孝、藤田康之、二家本辰巳、郷内栄喜、和田正義、草薙庄一郎、渋谷さだ子、保谷政子、小堺寛子
名乗り:左文字→井坂→吹雪→九条→おりん
藤堂立ち回り参加するも名乗らず
立ち回り中に心得の条ナレ
第424話
1月23日
易者は 殺しの暗号
土橋成男
江崎実生
久富惟晴 、堺左千夫 、麻生えりか 、上野山功一 、三夏伸 、森幹太、三上剛 、成田次穂、吉中六、河原裕昌 、武田博志、槇ひろ子、古田郷美、森岡隆見、増位山太志郎 、小堺寛子
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→九条→吹雪→おりん
立ち回り中に心得の条ナレ
第425話
1月30日
掟に泣く 隠密同心
山崎巌
木村弓美 、勝部演之、堀田真三 、三角八郎、堀礼文、吉岡ひとみ 、永井玄哉、里木佐甫良、篠田薫 、藤田洋右、穴原正義、近江信行、山中康司、宮廻華絵、桜井叫、小堺寛子
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→吹雪→おりん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
堀田は立ち回り前に井坂により成敗
三角は本筋に絡まず紋の情報を提供するのみの奥祐筆
第426話
2月6日
秘伝七ヶ條を追う 女武芸者
土橋成男
宮越澄
松原留美子、中山昭二 、庄司永健、八名信夫、大石はるみ、滝川潤 、北村大造 、檀喧太、花原照子 、小坂明夫、田辺洋、鹿島研、門脇三郎、加藤嘉 、小堺寛子
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→九条→吹雪→おりん
立ち回り中に心得の条ナレ
第427話
2月13日
母に託す 謎の印籠
山崎巌
楠トシエ 、保積ぺぺ 、森山周一郎 、吉田豊明、庄司三郎、稲川善一、山河連滉、大島光幸、大竹義夫、石崎洋光、大貫幸雄、有馬明良、甲斐武、北斗太郎、村上久勝、古川隆、小堺寛子
藤堂対馬登場
名乗り:左文字→井坂→吹雪→おりん→九条→藤堂
立ち回り中に心得の条ナレ
第428話
2月20日
女心が 悪を斬る
中野顕彰 蘇武道夫
松尾昭典
佐藤仁哉、千野弘美 、田中浩、高木二朗 、森章二、細川俊夫 、松浪志保、大島光幸、村上久勝、福岡正剛 、柿木恵至、森下明、草薙庄一郎、小海とよ子、小堺寛子
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→九条→吹雪→おりん
立ち回り中に心得の条ナレ
第429話
2月27日
娘十手もち 爆破魔を追う
山崎巌
岡康季
荒木しげる、仁和令子 、江見俊太郎、黒部進、加藤益弘、川部修詩 、田村貫、武田博、森下明、戸塚孝、森岡隆見、草薙庄一郎、星野晃、渋谷さだ子、里見千草
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 小堺寛子(みつ)休演
名乗り:左文字→井坂→九条→吹雪→おりん
立ち回り中に心得の条ナレ
第430話
3月6日
隠密大殺陣 母に別れを
胡桃哲
江崎実生
馬淵晴子 、柴田侊彦 、南道郎、小瀬朗、木島一郎、松井良樹、吉中六、大山豊、西屋東、丸山詠二、林弘造、篠田薫、戸塚孝、荻原紀、浅利智恵、小堺寛子
名乗り:左文字→井坂→吹雪→九条→おりん→藤堂「そして公儀大番頭藤堂対馬じゃ」
立ち回り中に心得の条ナレ
第431話
3月13日
おんな唐人拳 望郷の孤児
山崎巌
斎藤光正
早川絵美 、稲垣昭三 、小林勝彦 、藤江リカ 、福山象三、倉島襄、風美百、藤枝亜弥、中島元 、須賀沢真理子、戸塚孝、若原初子、加藤茂雄 、志村幸江、大島光幸、小堺寛子
かたせ梨乃(隠密同心:流れ星りん)休演
名乗り:左文字→井坂→吹雪→九条→藤堂
立ち回り中に心得の条ナレ
第432話
3月20日
幻の魔弓 激情に燃える女
胡桃哲
宮越澄
伊達三郎 、芦川よしみ 、潮哲也、外山高士、門脇三郎、高橋義治、藤山浩二、林孝一、阪東豊之助、都家歌六、山中康司、星野晃、藤田康之、小梅とよ子、谷口明子
名乗り:左文字→井坂→おりん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第433話
3月27日
父よ母よ、暴走娘愚連隊
土橋成男
長谷直美 、陶隆司 、弘松三郎、藤岡重慶 、武藤章生 、北原義郎 、丸山秀美 、かわいのどか 、下村節子、小坂明央、弘松三郎、森岡隆見、羽吹潤一、新谷英幸、古田郷美
岡江久美子(隠密同心:吹雪)休演
第434話
4月3日
妖艶女風呂殺し針
山崎巌
岡康季
長谷川明男、佐原健二 、風間舞子、内田勝正、萩原紀、長井悟、長谷川真弓、郷内栄喜、島崎由紀子、深作覚、福留幸夫、森下明
立ち回り中に心得の条ナレ
ラスボス前に名乗り:左文字→吹雪→井坂→九条→おりん(吹雪以外「同じく」は言わない)
第435話
4月10日
女郎花流転 禁断の白い罠
中野顕彰
江崎実生
佐藤允 、新谷由美子、長谷川弘、三夏伸 、一ノ瀬康子 、根岸一正 、中島元、記平佳枝、沢柳迪子、松浪志保、石崎洋光、有馬明良、藤谷博之、待田京介 、小堺寛子
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
ラスボス前に名乗り:左文字→井坂→九条→吹雪→おりん
立ち回り中に心得の条ナレ
第436話
4月17日
殺し屋軍団 逆転の切り札
胡桃哲
秋谷陽子 、堺左千夫 、清水めぐみ、高木二朗 、堀田真三 、堀礼文、三沢もとこ、戸塚孝、郷内栄喜、大貫幸雄、鈴木実、新井一夫、荻原紀、草薙庄一郎、里見千草、沼尻敬子、小堺寛子
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→吹雪→九条→おりん
立ち回り中に心得の条ナレ
第437話
4月24日
飛脚屋殺し 白い肌の裏切り
山崎巌
猪崎宣昭
伊吹剛 、竹井みどり 、伊藤敏孝、桜京美 、高野真二 、呉恵美子、八木隆、伊吹徹、葉山紘子、若原初子、武田博、近松敏夫 、藤田康之、大竹義夫、松本早苗、渋谷志加利、小堺寛子
かたせ梨乃(隠密同心:流れ星りん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→吹雪→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第438話
5月1日
待ったなし! 二万両の王手
土橋成男
松島稔
工藤堅太郎 、浅野真弓 、江見俊太郎、小瀬格、沖田駿一、小山友成、阿波地大輔 、長島隆一、滝川潤 、森岡隆見、芹沢博文 、小堺寛子
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 岡江久美子(隠密同心:吹雪)休演
名乗り:左文字→九条→おりん→藤堂(そして幕府大番頭藤堂対馬又の役目は隠密支配だ)
立ち回り中に心得の条ナレ
第439話
5月8日
お市乱れ花 三味線殺法
胡桃哲
長谷部安春
松山容子 、田中浩、山本百合子 、村松克巳 、灰地順、太刀川寛 、津山栄一 、波戸崎徹、大山豊、和泉喜和子、柿木恵至、大島光幸、和田正義、渋谷さだ子、里見千草、三浦由美子
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 小堺寛子(みつ)休演
名乗り:左文字→吹雪→九条→おりん→藤堂
立ち回り中に心得の条ナレ
第440話
5月15日
甘い誘惑 毒殺人名録
大工原正泰
梅宮辰夫 、井原千寿子 、小沢象 、保科三良 、友金敏雄 、相馬剛三 、中真千子 、杉欣也 、森岡隆見、鹿島研、甲斐武、大貫幸雄、星野晃、村上久勝
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 小堺寛子(みつ)休演
名乗り:左文字→井坂→九条→吹雪→おりん
立ち回り中に心得の条ナレ
第441話
5月22日
魔の刻参上! 夜の勝負師
中野顕彰 胡桃哲
松尾昭典
島田洋七 、島田洋八 、木村弓美、近藤宏 、上野山功一 、日野道夫 、北九州男、吉中六、酒井原豊広、門脇三郎、加藤茂雄 、大島光幸、藤田康之、石崎洋光、福留幸夫、小堺寛子
名乗り:左文字→井坂→九条→吹雪→おりん→藤堂
立ち回り中に心得の条ナレ
第442話
5月29日
おんな狩り 謎の人斬り狼
山崎巌
和崎俊哉、風美圭(宝塚 ・星組 )、西田健 、杉江廣太郎 、林孝一、沢木美伊子、仁科麗子、酒井原豊広、森岡隆見、村上久勝、古川隆、甲斐武、渋谷さだ子、三浦由美子
名乗り:左文字→井坂→九条→吹雪→おりん
立ち回り中に心得の条ナレ
第443話
6月5日
大乱戦 獲物を狙う小悪魔
胡桃哲
江崎実生
坂上味和 、垂水悟郎 、浜田晃、椎谷建治 、中村ブン 、石垣恵三郎、藤山浩二、久遠利三、永井玄哉、大島光幸、依田英助 、林弘造、篠田薫 、大貫幸雄、長塚美登、小堺寛子
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
頭と十蔵旦那は休養の設定
名乗り:左文字→吹雪→九条→おりん
立ち回り中に心得の条ナレ
新ED
第444話
6月12日
花一輪 哀しく舞う白い肌
土橋成男
林未来、梅津栄、三角八朗、三夏伸 、木島一郎、松浪志保、郷内栄喜、村上久勝、槙ひろ子、円浄順子 、松本弓、永野明秀、甲斐武、石崎洋光、星野晃、羽吹潤一、小堺寛子
この回をもって、小堺寛子(みつ)降板、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
第445話
6月19日
品川遊郭 おんな蟻地獄
中西隆三
吉川一義
加藤純平 、佐藤恵利 、早川雄三 、北原義郎 、潮健児 、棟理佳、山本清 、原田千枝子、貴井みどり、西屋東、大竹義夫、高杉哲平 、酒井郷博、大島光幸、村上久勝、星野晃、藤田康之、深作覚、鹿島研
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→吹雪→九条→おりん
立ち回り中に心得の条ナレ
第446話
6月26日
金貸し座頭 秘薬責めの罠
山崎巌
根岸季衣 、八名信夫、外山高士 、吉田豊明 、江幡高志 、大川義幸、兼松隆、晴海勇三、田辺洋、柿木恵至、奥寺麻衣子、本庄和子 、福留幸夫、古川隆、高橋正昭、新谷英幸
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→吹雪→おりん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第447話
7月3日
白昼夢 過去を暴く脅迫状
長谷部安春
葉山葉子 、佐原健二 、辻萬長 、平野稔 、都築宏一郎、利根はる恵 、圓山淳也、重盛てる江、照井克也、志村幸江、河原英行、梅沢千代、富井朋二、藤田康之、甲斐武、鈴木実、村上久勝、石崎伴光
岡江久美子(隠密同心:吹雪)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
第448話
7月10日
お白州無用! 孤独の暗殺者
胡桃哲
郷鍈治、三浦真弓 、森山周一郎、吉原正皓 、滝川潤 、佐藤了一、氷室浩二、八代康二、川野孝司、浪川拓也、荻原紀、五所勝彦、柿木恵至、森岡隆見、中瀬博文、森下明、郷内栄喜
かたせ梨乃(隠密同心:流れ星りん)休演
名乗り:左文字→井坂→吹雪→九条→藤堂
立ち回り中に心得の条ナレ
第449話
7月17日
尼僧が誘う 妖艶やわ肌蜘蛛
芦沢俊郎
伊藤秀裕
三崎奈美 、剣持伴紀 、山本昌平、武藤英司 、江藤漢 、市川夏江 、山岡八高、三上瓔子、森下明、柿本恵至、二家本辰巳、森岡隆見、大貫幸夫、星野晃、郷内栄喜、村上勝久
名乗り:左文字→井坂→吹雪→おりん→九条→藤堂
立ち回り中に心得の条ナレ
第450話
7月24日
おんなの決闘 くの一対女隠密
胡桃哲
猪崎宣昭
島村佳江 、草薙幸二郎、高杉玄 、南城竜也、真田健一郎 、永井玄哉、寄山弘 、伊藤哲哉 、中真千子 、若原初子、市丸和江、浅野美奈子、中瀬博文、大島光幸、大貫幸夫、石崎洋光、甲斐武、藤田康之
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→吹雪→九条→おりん
立ち回り中に心得の条ナレ
第451話
7月31日
女狩り 黒い十手の怨み節
山崎巌
宮越澄
和田浩治 、丸山秀美 、庄司永建、保積ペペ、穂高稔 、高木二朗 、八木隆、岩城力也 、鹿島信哉、水沢摩耶、大田弘昭、若林味香、甲斐武、森岡隆見、大貫幸夫、藤田康之、八木和子、郷内栄喜
かたせ梨乃(隠密同心:流れ星りん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→吹雪→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第452話
8月7日
井戸掘り異聞 殺しの水脈
中西隆三
頭師佳孝、舟倉たまき 、原口剛、下塚誠、伊沢一郎 、鈴木和夫 、伊達三郎 、小坂明夫、荻原紀、岡幸次郎、熊谷卓三、八木和子、高橋正昭、中瀬博文、石崎洋光、深作覚、柿木恵至、大竹義夫、新井一夫
岡江久美子(隠密同心:吹雪)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→おりん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第453話
8月14日
悪役志願 替え玉一発勝負
胡桃哲
松島稔
森川正太 、南道郎 、島めぐみ、戸澤佑介 、湯沢勉 、倉島襄、中屋敷鉄也 、高橋義治、中島葵 、杉欣也、三輪義治、浪川拓也、大竹義夫、二家本辰己 、菊川予市、石崎洋光、北斗太郎、早瀬さとみ
この回より、早瀬さとみ(夏)加入 かたせ梨乃(隠密同心:流れ星りん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→吹雪→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第454話
8月21日
女が燃えた! 非情の用心棒
芦沢俊郎
伊吹剛 、野平ゆき 、北原義郎 、田口計、早川研吉、田原千之右、小林文隆、大村一郎、野母一平、河原英行、深作覚、森岡隆見、石崎洋光、大貫幸夫、柿木恵至、中瀬博文、郷内栄喜、早瀬さとみ
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→吹雪→おりん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第455話
8月28日
女がさまよう 禁断の迷路
山崎巌
江崎実生
長谷直美 、柴田侊彦 、片桐竜次 、堀田真三 、横山エミー 、郷内栄喜、中瀬博文、城野勝巳、高橋正昭、二家本辰己、藤田康文、鈴木実、有馬明良、鹿島研、深作覚、早瀬さとみ
かたせ梨乃(隠密同心:流れ星りん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
ラスボスは風魔崩れ
名乗り:左文字→井坂→吹雪→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第456話
9月4日
乱れ大奥 いけにえの姫君
中西隆三
仁和令子 、小林昭二 、睦五郎 、堺左千夫 、木島一郎、槙ひろ子、岩瀬祐美、亜蘭美香、大島幸夫、打出親五 、門脇三郎、笹尾幸世、高橋信輝、大竹義夫、甲斐武、森岡隆見、北斗太郎、鹿島研
岡江久美子(隠密同心:吹雪)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→おりん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第457話
9月11日
密室を暴く 恐怖の魔術師
芦沢俊郎
長谷部安春
御木本伸介 、中田博久 、高野真二 、三沼慶、有馬明良、野口祐子、若原初江、音羽千佳子、戸塚孝、北斗太郎、柿木恵至、角川博子、一宮由英、二家本辰巳、中瀬博文、郷内栄喜、城野勝巳、村上久勝、早瀬さとみ
かたせ梨乃(隠密同心:流れ星りん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→吹雪→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第458話
9月18日
おんな武士道 赤い暗殺網
土橋成男
浅野真弓 、深江章喜、三角八朗、北條清嗣、草薙良一、徳弘夏生、入江正徳、折尾哲郎、照井克巳、杉欣也、花原照江、高山千佳子、小俣孝子、石原愛美、二家本辰巳、城野勝巳、森岡隆見、大竹義夫、早瀬さとみ
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
九条は緊急手術執刀のため成敗に不参加
名乗り:左文字→井坂→吹雪→おりん
立ち回り中に心得の条ナレ
第459話
9月25日
さらば友よ 傷だらけの挽歌
胡桃哲
猪崎宣昭
中山昭二 、内田勝正 、外山高士 、森幹太 、秋谷陽子 、関戸純、矢野間啓二 、大山豊、谷本小夜子 、高橋なづき、中瀬博文、森岡隆見、大竹義夫、大貫幸夫、郷内栄喜、二家本辰巳、高橋明良、柿木恵至、村上冬勝、早瀬さとみ
この回をもって、 岡江久美子(隠密同心:吹雪)、 かたせ梨乃(隠密同心:流れ星りん)降板
名乗り:左文字→井坂→九条→藤堂
立ち回り中に心得の条ナレ(行進はあり)
第460話
10月2日
新登場 炎のおんな隠密
山崎巌
江崎実生
青木義朗 、久富惟晴 、伊達三郎、椎谷健治 、西田良 、堀礼文、吉田豊明 、大竹義夫、荻原紀、岩瀬裕美、那須のり子、羽吹正吾、蟹沢良恵、二家本辰巳、戸塚孝、大貫幸夫、甲斐武、郷内栄喜、早瀬さとみ
この回より、 *夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)、 山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)加入 *それに伴いオープニング、クロージングの変更 *製作がテレビ東京とヴァンフィルの連名となり、三船プロダクションは製作協力になる
名乗り:左文字→井坂→お菊→おせん→九条→藤堂
立ち回り中に心得の条ナレ
510話まで名乗り前「たとえ世間は黙って見逃したとしてもこの懐剣だけは承知できねぇとよ」
第461話
10月9日
妖艶 やわ肌刺青針
土橋成男
原田雄一
谷川みゆき 、早川保 、小林勝彦、松村彦次郎 、江幡高志 、滝川潤 、長谷川初範 、勝野賢三、戸塚孝、田村貫、西朱美 、柄沢英二 、大貫幸夫、内藤路代、竹田えり子、中瀬博文、郷内栄喜、城野勝巳、村上久勝
早瀬さとみ(夏)休演
第462話
10月16日
兇弾! 白い肌の狙撃者
胡桃哲
朝加真由美 、川合伸旺 、長谷川哲夫 、辻萬長 、結城真、三輪猛雄、林弘造、森下明、柿木恵至、高橋正昭、郷内栄喜、二家本辰巳、城野勝巳、森岡隆見、大竹義夫
早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条→おせん→藤堂
立ち回り中に心得の条ナレ
第463話
10月23日
女郎花恋歌 逃亡の昼と夜
山崎巌
長谷部安春
片桐竜次 、八名信夫、上原由恵 、森大河 、玉村駿太郎、相馬剛三 、水木薫 、三重街恒二 、大竹義夫、藤田康之、中瀬博文、柿木恵至、藤原益二、深作覚、有馬明良
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→おせん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第464話
10月30日
鈴の音は おんなの忍び泣き
胡桃哲
高橋元太郎 、郷鍈治、伊沢一郎 、加藤大樹 、佐藤恵利 、保科三良 、大山豊、倉富勝士、浜口竜哉、岡田和子 、森下明、中瀬博文、石崎洋光、早瀬さとみ
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ
第465話
11月6日
乱れからくり 偽美術品の罠
土橋成男
猪崎宣昭
里見奈保 、佐原健二 、北公次 、伊豆肇 、福山象三、天草四郎、永井玄哉、穂高稔 、荻原紀、穴戸一郎、川村繁代、会田由来、甲斐武、大貫幸夫、大島光幸、森岡隆見、早瀬さとみ
夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→おせん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第466話
11月13日
おんなの肌は 二度燃える
山崎巌
松島稔
風美圭、高橋長英 、稲葉義男 、南雲佑介 、原田千枝子、倉島襄、川野耕司、鹿島信哉 、門脇三郎、田原千之右、倉富勝士、柳家小八
山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条
第467話
11月20日
牢破り 皆殺しの包囲網
胡桃哲
水野晴郎 、星正人 、林泰文 、幸田宗丸 、三島史郎、沖田駿一 、富山真沙子、伊藤公子、相原巨典 、久遠利三、木村翠 、深見博 、氷室浩次、山口正一郎、立川良一、甲斐武、八幡源太郎、早瀬さとみ
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条→おせん
第468話
11月27日
くノ一殺し 禁断の白い肌
津田幸於
江崎実生
荒木しげる、梅津栄 、西田良 、伊達三郎 、木島一郎、黒部進、橘田良江、小林ルリ子、柿木恵至、村上久勝、大竹義夫、高瀬将嗣 、羽吹正吾、長塚美登、保谷政子、甲斐武、森下明、早瀬さとみ
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ
第469話
12月4日
妖艶! 熱い肌は殺しの匂い
山崎巌
松原留美子、堺左千夫 、上田忠好 、中村孝雄 、三夏伸 、野口貴史 、槇ひろ子、森蔵人、中島元、若原初子、都家歌六、志村幸江、加藤茂雄 、林佳子、森岡隆見、石崎洋光
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→お菊→九条→おせん
第470話
12月11日
逆襲! 熱血同心一番長い日
宮越澄
堤大二郎 、小沢象 、一柳みる 、加瀬悦孝、友金敏雄 、沢田勝美、都築宏一郎、大島宇三郎 、若林哲行 、照井克也、曽雌達人、大島光幸、古川隆、城野勝巳、内ヶ崎福太郎、打越秀一、山下勝
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→おせん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第471話
12月18日
炎の誘惑 爆発魔を斬れ!
胡桃哲
椎谷建治 、榊ひろみ 、伊藤克 、河合絃司 、江藤漢 、石垣恵三郎、津路清子 、穴戸久一郎、西屋東、大竹義夫、立川博、西内彰、深作覚、二家本辰巳、菊川予市、中村光次郎、沼尻敬子、保谷政子
早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→井坂→おせん
菊丸、九条は爆弾探索のため不参加(最後に到着)、藤堂も遅れて登場し名乗りなし。
立ち回り中に心得の条ナレ
第472話
12月25日
悪徳おんな市場 不倫の罠
津田幸於
長谷部安春
井原千寿子 、清川新吾 、中山昭二 、唐沢民賢 、福岡正剛 、早川研吉、桜京美 、三上剛仙、岩瀬威司 、成田次穂、新山真弓 、藤山洋佑、賀川幸史郎、仁科麗子、郷内栄喜、早瀬さとみ
南条弘二(隠密同心:九條新太郎)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ
1983年
話数
通算話数
放送日
サブタイトル
脚本
監督
ゲスト
備考
第473話
1月8日
妖花一輪 男殺しの手毬唄
佐藤繁子
長谷部安春
風祭ゆき 、伊沢一郎、大木正司 、倉島襄、北條清嗣 、灰地順 、伊吹徹 、徳弘夏生 、佐藤了一、和田正義、田付貴彦 、斉藤みよ子、立木アリサ、中瀬博文、北斗太郎、藤田康之
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ(通算第577話)
第474話
1月15日
毒花一輪 獲物を狙う赤い唇
胡桃哲
猪崎宣昭
志麻いづみ 、石山律雄 、井上博一、高野真二 、剣持伴紀、庄司三郎、山口正一郎、久保晶 、久木念 、武田ヒロシ、会田由来、田村元治、三川雄三、杉山孝、瀧義郎、山中康司
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
ラスボスは盗賊
名乗り:左文字→お菊→九条→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ
第475話
1月22日
艶花一輪 闇を濡らす赤い殺意
山崎巌
岡康季
松本留美 、内田勝正、粟津號 、辰馬伸 、山口ひろみ、荻原紀、石田紀子 、里木佐甫良 、五十嵐美恵子、若尾義昭 、大原真理子 、横尾加代子、坂本由英、森岡隆見、吉田昌美 、福野博美
山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
ラスボスは始末屋
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第476話
1月29日
絶唱! 夜霧に燃えた女郎花
大工原正泰
江崎実生
岡本広美 、保積ペペ、上野山功一 、吉田豊明、矢野間啓二 、天草四郎、高杉玄 、田村貫、小倉雄三 、町田政則 、石崎洋光、高橋正昭、二家本辰巳、羽吹正吾、村上久勝
山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第477話
2月5日
処刑直前! 獄中の隠密同心
和久田正明
汐路章 、沖田駿一 、麻生えりか 、原田千枝子、堀礼文、兼松隆、星野光司、橘比呂子、甲斐武、森岡隆見、蟹沢良恵、城野勝巳、深作覚、中瀬博文、砂田篤志、菊川予市、清水進一、早瀬さとみ
名乗り:左文字→井坂→お菊のみ
九条とおせんは蔵に閉じ込められて立ち回り不参加
第478話
2月12日
遊女に賭けた 孤独の一匹狼
柏原寛司
長谷部安春
清水章吾 、小林勝彦、佐藤恵利 、成瀬正 、新井和夫 、五十嵐美恵子、佐藤了一、飯島大介 、田中逸、安見あいか、小泉麻衣子、吉宮君子、円城寺衛、田口和政、森下明、村上久勝、荻原紀
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→おせん→お菊→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第479話
2月19日
少女が襲う! 八才の殺人者
山崎巌
堀越陽子 、西沢利明 、幸田宗丸 、松本朝夫 、若林味香、会田由来、河合絃司 、相原巨典 、江川久仁夫、磯辺真佐子、寺内よりえ 、世良ジュン、大島光幸、郷内栄喜、森岡隆見、藤田康之、早瀬さとみ
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→お菊→おせん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第480話
2月26日
おんなの肌は 密室の切り札
大工原正泰
斎藤光正
島村佳江 、和崎俊哉 、遠藤征慈 、富田浩太郎 、剛たつひと 、松村和美、井村昴、永野明彦、大島光幸、柿木恵至、森岡隆見、藤田康之、大貫幸雄、渋谷さだ子、里見千草、沼尻敬子
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→お菊→九条→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ
第481話
3月5日
刺青殺人 妖艶やわ肌秘図
津田幸於
寺島まゆみ 、武藤英司 、宮口二郎 、北原義郎 、福山象三、城所英夫 、桜川梅八、川村一代 、麻生みちこ、照井克也、森下明、甲斐武、坂田寿子、羽吹正吾、有馬明良、香川由美
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→お菊→九条→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ
第482話
3月12日
子の刻参上! 帰って来た鼠小僧
山崎巌
猪崎宣昭
小林かおり 、黒部進、久里みのる 、山口征一郎、大竹義夫、二宮寛、田村貫、伊達弘、武田ヒロシ、林弘造、岡田和子 、沢柳廸子、細川隆一郎 、下川辰平 、早瀬さとみ
山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第483話
3月19日
八百屋お七 魔性の肌が燃える
胡桃哲
岡康季
永島暎子 、木村元、南城竜也、内田喜郎 、山岡徹也、森章二、荻原紀、尾曳伊都子、代志住正、大矢兼臣 、三村大介、森岡隆見、荒谷明
南条弘二(隠密同心:九條新太郎)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ
第484話
3月26日
華魁秘録 花の吉原百人斬り
山浦弘靖
手銭弘喜
二宮さよ子 、佐藤仁哉 、金井大 、永井秀明 、小沢象 、豊田充里、成田次穂、南祐輔、谷本小代子 、坂本由英、橘家圓平 、池田功、一瀬浩道、小寺大介 、羽吹正吾、橋本芳美、早瀬さとみ
山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第485話
4月2日
連続暴行魔 おんな風呂の罠
山崎巌
長谷部安春
石田純一 、竹井みどり 、垂水悟郎 、川辺久造 、伊豆肇 、賀川雪絵 、外山高士 、小坂明央、立川良一、荒瀬寛樹、竹田恵利子、山口征一郎、川村万里阿、森下明、二家本辰己、大隈銀造、岡戸結花
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→おせん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第486話
4月9日
尼僧乱れ肌 首なし死体の謎
山浦弘靖
岡康季
麻丘めぐみ 、長谷川弘 、磯村健治 、岡本麗 、森下哲夫 、辻伊万里 、森孝太、中真千子 、森卓三、穴戸久一郎、櫛田純男、柏尾賢史、清水千恵子、宮内洋 、早瀬さとみ
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ
第487話
4月16日
女牢しのび肌 禁断の闇化粧
胡桃哲
手銭弘喜
倉田まり子 、松橋登 、佐藤恵利 、早川雄三 、倉島襄、長尾深雪、新井和夫、大島宇三郎 、会田由来、久保晶、西屋東、山口ひろみ、篠田薫 、戸塚孝
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ
第488話
4月23日
少年が襲う! 横浜無宿人狩り
山崎巌
長谷部安春
入川保則 、菅貫太郎 、田鍋友啓 、津田和彦、田浦智之、深見博 、小池雄介 、中川みづ穂、溝口舜亮 、入江正徳、井上三千男、平野稔 、杉山孝志、水木まゆみ、依田英助
大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→おせん→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第489話
4月30日
女を狩る通り魔 陶酔の宴
山浦弘靖
江崎実生
柴田侊彦 、三浦リカ 、汐路章 、岩瀬威司 、松川ナミ、堀礼文、神山卓三 、湖条千秋 、森孝太、中島元、保科三良 、稲川善一、側見民雄 、大山豊、山田博幸、竹田恵利子、早瀬さとみ
夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
井坂道場破り→参った作戦
名乗り:左文字→井坂→九条→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ
第490話
5月7日
危険な吐息 闇に誘う妖女
黒土三男
宮越澄
中西良太 、中村竜三郎、三角八朗 、丘野桃子、茜ゆう子、原田千枝子、吉中六、若林哲行 、大竹義夫、荻原紀、関根久恵、奥村樹理、羽吹正吾、戸塚孝、川崎直也、菅原紀彦、山本秦三
南条弘二(隠密同心:九條新太郎)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)、 早瀬さとみ(夏)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ
第491話
5月14日
父が叫ぶ! 非行少女暴走絵図
村尾昭
和崎俊哉 、田口計、松木路子 、牧口昌代 、高木二郎 、草薙良一、八木隆、田辺洋、吉田充、佐藤義昭、大宮美由起、秋山百絵、佐藤了一、若林味香、早瀬さとみ
この回をもって、早瀬さとみ(夏)降板 瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)休演
名乗り:左文字→お菊→九条→おせん
立ち回り中に心得の条ナレ
第492話
5月21日
夫婦崩壊! 妻が酒に溺れる時
山崎巌
手銭弘喜
本阿弥周子 、清川新吾 、粟津號 、森幹太 、外山高士 、三上瓔子、久里みのる 、甲斐みどり、村上幹夫、丸山永二、酒井郷博、山中康司、逸見慶子、梓葉子、照井克也
山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第493話
5月28日
悪徳人妻市場 裏切りの情事
胡桃哲
三ッ木清隆 、浅見美那 、西田良 、剣持伴紀、堀田真三 、稲吉靖司 、吉水慶 、河合絃司 、田原千之右、辰馬伸 、朝森稚佐子、益田愛子、池田功 、一瀬浩道、小林健一 、佐野アツ子
山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
お菊は浅見を逃がすため立ち回り不参加。ただし追ってきた堀田と一騎打ち。
第494話
6月4日
告白! 若妻が秘めた不倫の子
山浦弘靖
長谷部安春
丸山秀美 、林ゆたか 、片桐竜次 、五味龍太郎 、橘雪子 、伊藤克 、小池栄、花原照子 、斉藤吏絵子、磯田俊比古、宍戸久一郎、海一生、田口和政、猪股左知子、長谷川奈穂
南条弘二(隠密同心:九條新太郎)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第495話
6月11日
母が哭く 津軽三味線呪い節
山崎巌
磯見忠彦
京春上、大木正司 、水木薫 、重松収 、早川研吉、原田千枝子、佐藤友枝、谷口友里子、折原のぞみ、一色美江、山口征一郎、小寺大介 、川口節子、西屋東、竹内靖、酒井郷博、西川東希
山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
ラスボスは僧、商人
立ち回り中に心得の条ナレ
第496話
6月18日
女殺し 八王子千人軍団の謎
和久田正明
江崎実生
松居一代 、岡本達也 、林亜里沙、内田勝正 、武藤英司 、怪物ランド (平光琢也 、赤星昇一郎 、郷田ほづみ )、高山千草、吉沢健 、岡本プク、井上三千男、側見民雄 、山田博幸、宮川せい六、甲斐武、二家本辰己、田城英子
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 南条弘二(隠密同心:九條新太郎)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
通常通り立ち回り前に心得の条ナレ
第497話
6月25日
隠密狩り! 殺しに誘う美女
土橋成男
長谷部安春
小林幸子 、神田隆、小沢象 、北條清嗣 、友金敏雄 、倉崎青児 、福岡正剛 、岡幸次郎、亀井三郎 、大竹義夫、宮川恵子、滝義郎、奈良井恵子、荻原紀、大熊敏志、佐藤美和
8年前のアヘン抜け荷による隠密同心潮田源三郎(うしおだげんざぶろう)殺しと現在の米の買い占めをめぐるストーリー
名乗り:左文字→井坂→九条→お菊→おせん→藤堂(罪状暴露時から登場)
立ち回り中に心得の条ナレ
第498話
7月2日
母を許して! 花街子連れ唄
村尾昭
江崎実生
朝加真由美 、堺左千夫 、南城竜也、沖田駿一 、上田絵美、信実一徳、千種かおる、鶴岡修、中島元、倉沢暎子、槙ひろ子 、山岡八高、山川弘乃、宅間恵津子、寺尾いづみ
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
通常通り立ち回り前に心得の条ナレ
第499話
7月9日
泣くな妹よ! 岡っ引行進曲
山崎巌
松島稔
平田満 、深江章喜 、堀之紀 、稲吉靖司 、川村一代 、北町喜朗 、藤山律子 、岩城力也 、田原千之右、河合絃司 、里木佐甫良 、大山豊、田山涼成 、川瀬修三、杉山孝志、大城戸義晴、山田由起
南条弘二(隠密同心:九條新太郎)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
ラスボスは商人
立ち回り中に心得の条ナレ
第500話
7月16日
絶唱! 涙に濡れた女郎花
胡桃哲
芦川よしみ 、佐藤仁哉 、宮口二朗 、江幡高志 、唐沢民賢 、浅見小四郎 、村上正次、山吹まゆみ 、進藤幸 、福田麻知子、田村元治、津野哲郎、井村昴、三浦大、市川浩
山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 南条弘二(隠密同心:九條新太郎)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
成敗前、行進・BGMあり。ナレのみ立ち回り時
第501話
7月23日
我子を返せ! 母二人の対決
山浦弘靖
長谷部安春
今出川西紀 、遠藤真理子 、沢田勝美、森塚敏 、平田守 、成田次穂、和沢昌治 、飯田テル子、崎田美也 、小池栄、猪野剛太郎、阿部光子、藤堂貴也、羽吹正吾、大島光幸、田城英子
山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第502話
7月30日
哀愁別れ唄 さざんかの宿
山崎巌
大川栄策 、山内絵美子 、石田信之 、浜田晃 、福山象三、西田良、滝川潤 、畑中猛、大島宇三郎 、風戸ひろし、永井英里、柿木恵至、大貫幸雄
夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)、 山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第503話
8月6日
刺青連続殺人! 宿命の父娘
胡桃哲
杉村六郎
浜田朱里 、前田昌明 、外山高士 、南雲佑介 、穂高稔 、保科三良 、後藤いずみ、秋山武、石川裕美、磯崎亜紀子 、川西立子、石崎洋光、森岡隆見、郷内栄喜
夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)、 山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第504話
8月13日
八丁堀情話 夫よ許して!
村尾昭
志垣太郎 、山下洵一郎 、園みどり 、中丸新将 、紗貴めぐみ、小原初美 、石田紀子 、中屋敷鉄也、滝義郎、松浪志保 、掛田誠 、岩城和男、小松明義、名刕慶子、相原巨典 、泉よし子、櫛田純男
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
成敗前、行進・BGMあり。ナレのみ立ち回り時
名乗り:左文字→お菊→九条
第505話
8月20日
恐怖! 妖しく誘う魔性剣
山浦弘靖
白井政一
和崎俊哉 、神田紅 、竹井みどり 、南城竜也、長谷川弘 、伊達三郎 、大塚国夫 、金親保雄、柄沢英二、大竹義夫、久保晶、大村一郎、新井一夫
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
長谷川:善、和崎:悪
名乗り:左文字→九条→お菊
立ち回り中に心得の条ナレ
第506話
8月27日
妹慕情 怒りのまむし剣法
山崎巌
手銭弘喜
柳田真宏 、鈴鹿景子 、久富惟晴 、辰馬伸 、江藤漢 、大林丈史 、井上高志 、伊藤豪 、八雲慶子、田村貫、伊吹礼一、篠田薫 、有馬明良、奈良井恵子、沼尻敬子、小林和子
夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)、 山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第507話
9月3日
美女必殺剣! 非情の果し状
小川英 四十物光男
早川絵美 、広瀬昌助 、田島義文 、井上博一 、幸田宗丸 、江角英明 、奈辺悟、稲川善一、風間信彦 、星野晃、有馬明良、二家本辰巳、深作覚
山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第508話
9月10日
下手人は 父ちゃんだ!
胡桃哲
江崎実生
丹阿弥谷津子 、大門正明、三角八朗 、川崎絵美里、剣持伴紀、桜京美 、沖田駿一 、河合絃司 、大山豊、本庄和子、野呂瀬初美、森岡隆見、小森和子
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
おたねは清次郎と贋金作業場(夢想庵)に行き黒幕の正体を暴くが、清次郎早変わりの間に退場したと思われる
名乗り:左文字→九条→お菊
立ち回り中に心得の条ナレ
小森和子は2シーン出演
第509話
9月17日
一番手柄! 涙の母恋唄
山崎巌
宮越澄
丹阿弥谷津子 、森川正太 、堀田真三 、倉島襄、高木二朗 、中川みず穂、吉中六、石井茂樹 、深江章喜
夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)、 山田由紀子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第510話
9月24日
純愛に賭けた 娘掏摸
山浦弘靖
丹阿弥谷津子 、田島真吾 、伊藤美由起 、中村竜三郎、船水俊宏、森章二、団巌、田原千之右、磯田俊比古、寺本慎吾、戸塚孝、星野裕輝、藤原益二、星野晃、三浦由美子
この回をもって、 山田由起子(隠密同心:疾風のせん)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)降板 山田由起子(隠密同心:疾風のせん)、 南条弘二(隠密同心:九條新太郎)、 大山勝巳(大番頭:藤堂対馬)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
「たとえ世間は黙って見逃したとしてもこの懐剣だけは承知できねぇとよ」終了
第511話
10月1日
新隠密登場! つばくろの茜
胡桃哲
長谷部安春
手塚理美 、星正人 、児玉謙次 、福山象三、椎谷建治 、大竹義夫、側見民雄 、神大介、高村連太郎、後藤健、柿木恵至、石崎洋光、葉山良二
この回より、 *清原美華(隠密同心:つばくろの茜)加入 *それに伴いオープニング、クロージングの変更 *主題歌が「陽だまり」となる *三船プロダクションが製作協力からはずれる
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条→茜
第512話
10月8日
嘘か誠か? 花嫁の赤い疑惑
山崎巌
大場久美子 、伊沢一郎、成瀬正 、黒部進、高野真二 、灰地順 、徳弘夏生 、田村貫、森岡隆見、知念亮子、森江里奈、星ひとみ
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条→茜
立ち回り中に心得の条ナレ
第513話
10月15日
二万両が舞う 十蔵花嫁騒動
土橋成男
江崎実生
丹阿弥谷津子、金沢碧 、森幹太、西田良、小池雄介 、玉村駿太郎、岩瀬威司 、木島一郎、畑中猛、島村卓志、岸本功、菊川予市
夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第514話
10月22日
母さんと 呼んでいいかい?
和久田正明
大信田礼子 、宮内洋、藤江リカ 、石山雄大 、前田正人、大前田武、俵一、益富信孝 、成田次穂、鈴木弘一、杉欣也、加藤茂雄 、立原繁、鈴木実
南条弘二(隠密同心:九條新太郎)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第515話
10月29日
姫が消えた! 非情の囮作戦
山浦弘靖
宮越澄
北原佐和子 、堺美紀子、梅津栄 、玉川伊佐男 、木村夏江 、三上剛仙、宗方奈美 、西朱美 、久保田理恵、きくち英一 、八木隆、浅見小四郎 、門脇三郎、池田生二 、高崎蓉子 、麻生美子、川口圭子、有馬光貴、服部多香子、高田幸二、二家本辰己、甲斐武
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 清原美華(隠密同心:つばくろの茜)休演
梅津:善、玉川:悪
名乗り:左文字→お菊→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第516話
11月5日
美女誘拐! 涙の居残り野郎
山崎巌
岡崎二朗 、山内絵美子 、松井きみ江 、外山高士 、石山かつみ 、小林健一、猪熊恒和、大磯学、大貫幸雄、鈴木実、菊川予市、福永喜一、有馬明良
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)休演
名乗り:左文字→お菊→九条→茜
立ち回り中に心得の条ナレ
第517話
11月12日
孤島に燃える! 悲恋の挽歌
胡桃哲
杉村六郎
倉田保昭 、風祭ゆき 、森下哲夫 、森大河、保科三良 、市村昌治、本間夕斗、滝義郎、大念寺誠 、稲川善一、海一生、重松収 、尾鷲富雄、野田勇、大貫幸雄、鈴木実、有馬明良、戸塚孝、柿木恵至
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条→茜
立ち回り中に心得の条ナレ
第518話
11月19日
処刑寸前! 清次郎命の賭け
和久田正明
猪崎宣昭
浅見美那 、江角英明 、砂塚英夫 、倉島襄、有働智章、高杉哲平 、大竹義夫、森下明、関口佳保里
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)休演
名乗り:左文字→お菊→九条→茜
立ち回り中に心得の条ナレ
第519話
11月26日
隠密同心狩り! 涙で結ぶ絆
村尾昭
長谷部安春
小林伊津子、竹田光裕、田鍋友啓 、村松勝巳 、北九州男、加藤大樹 、佐藤了一、田原千之右、青木万理子、前田博、丸林昭夫、桑名良輔、川瀬修三、高杉良、工藤聖一、二家本辰巳、柿木恵至
南条弘二(隠密同心:九條新太郎)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第520話
12月3日
悪夢に泣く 少年の叫び!
山崎巌
丹阿弥谷津子 、内田勝正 、田口計、小林勝彦、泉晶子 、滝川潤 、小松明義、古川真澄、松下信、小林文隆、大村一郎、宮沢元、田村哲郎、原田南店、今井耐介、中山直一、松重貢一郎
夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)休演
井坂の寺子屋は浅草馬道にある
名乗り:左文字→井坂→茜→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第521話
12月10日
兇悪軍団怒る! 偶然の恐怖
江崎実生
丹阿弥谷津子、本郷直樹 、清水めぐみ、草薙幸二郎、左右田一平 、小宮健吾 、北見治一 、里木佐甫良 、高山千草、児玉謙次 、高木崇、相原巨典 、刀原章光、清水忠一、鹿島信哉
南条弘二(隠密同心:九條新太郎)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第522話
12月17日
女の決闘! くの一美女変化
胡桃哲
深江章喜 、宮口二朗 、堺左千夫 、野瀬哲男 、熊谷卓三、小林幸枝、郷内栄喜、大貫幸雄、星野晃、石崎洋光、靏野晃弘、菊川予市、清水進一、高橋正昭
清原美華(隠密同心:つばくろの茜)休演
屋外立ち回り中に心得の条ナレ
第523話
12月24日
俺は殺せない! 涙の雪化粧
山浦弘靖 胡桃哲
猪崎宣昭
佐藤仁哉 、前田昌明 、吉田友紀 、柿崎澄子 、唐沢民賢 、相川圭子 、深大寺敏之、岸本功、不知火艶、西屋東、岩城和男、門脇三郎、大木史朗、伊藤健、久慈英明、波多江清、吉田英樹、山下由香里、柿木恵至、石崎洋光
清原美華(隠密同心:つばくろの茜)休演
名乗り:左文字→井坂→九条→お菊
立ち回り中に心得の条ナレ
1984年
話数
通算話数
放送日
サブタイトル
脚本
監督
ゲスト
備考
第524話
1月7日
おんな風呂 殺しの湯煙り
和久田正明
手銭弘喜
五月みどり 、浜田晃、井上博一 、堀内正美 、徳弘夏生 、山根久幸 、相沢治夫 、井上三千男、戸塚孝、菊川予市、中瀬博文、森岡隆見、星野晃、鈴木実、有馬明良、村上久勝
清原美華(隠密同心:つばくろの茜)休演
ラスボスは商人(盗賊)
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条
屋外立ち回り中に心得の条ナレ
エピローグから「陽だまり」がスタートしそのまま2コーラス目からエンドクレジットへ(通算第628話)
第525話
1月14日
私を妻に! 十蔵女難騒動
土橋成男
芦川よしみ 、西田良、石田太郎 、篠塚勝 、信実一徳、大島宇三郎 、石山かつみ 、時田優 、吉中六、加藤茂雄 、中真千子 、磯部稲子、原田千枝子、角間進、杉浦宏俊、菊川予市、大貫幸雄、大島光幸
清原美華(隠密同心:つばくろの茜)休演
井坂の寺子屋は駒形の六兵衛店
名乗り:左文字→井坂→九条→お菊
立ち回り中に心得の条ナレ
第526話
1月21日
遊女流転! 津軽おんな恋唄
和久田正明
斎藤光正
島村佳江 、長谷川明男 、沢田情児、江幡高志 、阿部寿美子 、中村孝雄 、石崎洋光、保科三良 、逢坂秀実 、大貫幸雄、有馬明良、菊川予市、関根あけみ、片野洋子、島崎玲子
南条弘二(隠密同心:九條新太郎)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第527話
1月28日
私を離縁して! 逃亡者の妻
山崎巌
服部妙子 、亀石征一郎 、原口剛 、黒部進、松山照夫 、大場順 、西尾ふじ美、磯崎洋介 、生田目純子、甲斐武、中瀬博文、深作覚、星野晃
南条弘二(隠密同心:九條新太郎)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第528話
2月4日
生か死か! 傷だらけの女豹
胡桃哲
関本郁夫
大村波彦 、田中浩、石橋雅史 、水島美奈子、永井秀明 、南雲佑介 、陶隆司 、成田次穂、三島新太郎、有馬明良、高橋正昭、武田のり子、北斗辰典、菊川予市、相沢真由美、玉木弓子、三園さゆり
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 南条弘二(隠密同心:九條新太郎)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第529話
2月11日
涙の再会! 素浪人はぐれ唄
山崎巌 胡桃哲
佐藤允 、佐藤恵利 、頭師佳孝 、櫻京美 、北原義郎 、稲吉靖司 、内田タクマ、北町嘉朗 、浅見小四郎 、小泉麻衣子、小寺大介 、西屋東、玉川良一
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)、 南条弘二(隠密同心:九條新太郎)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第530話
2月18日
俺も男だ! 落ちこぼれ親父
土橋成男
長谷部安春
和田浩治 、千野弘美 、山本清 、椎谷建治 、早川純一、加瀬悦孝、石山かつみ 、田原千之右、新山真弓 、加藤大樹 、会田由来 、戸川暁子 、岡田和子 、大竹義夫、郷内栄喜、賀川幸史朗、海野弘昌
清原美華(隠密同心:つばくろの茜)休演
名乗り:左文字→井坂→お菊→九条
立ち回り中に心得の条ナレ
第531話
2月25日
凍る夜 殺人者は眠らない
和久田正明
田島令子 、柴田侊彦 、菅貫太郎 、佐藤晟也、砂塚英夫 、玉村駿太郎、宮城健太郎 、辻伊万里 、福原秀雄、入江正徳、大木史朗 、八幡源太郎、本田昭雄、大貫幸雄、山崎あかね
夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第532話
3月3日
宿命の絆 父と娘の別れ唄
山崎巌
手銭弘喜
坂上二郎 、寺田農 、高橋恵子 、江見俊太郎 、増田順司 、森下哲夫 、吉原正皓 、依田英助 、大熊敏志、星野晃、菊川予市、城野勝己、森岡隆見
瑳川哲朗(隠密同心:井坂十蔵)休演
名乗り:左文字→お菊→九条→茜
立ち回り中に心得の条ナレ
第533話
3月10日
狙撃! 姉様人形は血の匂い
胡桃哲
松本留美 、和崎俊哉 、西田健 、小池雄介 、武内文平、兼松隆、望月太郎 、村松勉、村上幹夫、野口ひろとし、藤岡大樹 、木村栄 、横内直人 、靏野晃弘
夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)休演
5年前左文字はまだ旗本
左文字は直新陰流
ラスボスは商人(元武士)
立ち回り中に心得の条ナレ
第534話
3月17日
泣き笑い清次郎 隠し子騒動
土橋成男
井上梅次
森次晃嗣 、風見圭、灰地順 、瀧義郎、小林伊津子、水島秦三、松川信、小林荘、鈴木謙一、伊藤浩之、葛原光正、清水愛、正木花奈、菊池由子、古川千江美、伊藤ゆきみ、本間夕斗
夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
第535話
3月24日
振り袖お玉 情炎ふたり旅
和久田正明
猪崎宣昭
服部まこ 、下塚誠 、流健二郎、丹古母鬼馬二 、江幡高志 、水木薫 、青木万里子、原ひさ子 、柄沢英二 、早川研吉、井上三千男、鶴田忍 、小寺大介 、田村貫
夏樹陽子(隠密同心:風車の菊)休演
立ち回り中に心得の条ナレ
丹古母:勘助
江幡:嘉兵衛
原:お千代
鶴田:雨之丞
第536話
3月31日
隠密同心 暁に去る
山崎巌
宮越澄
宮内洋 、清水めぐみ 、福崎和広 、深江章喜 、永井秀明 、吉中六、大念寺誠 、夕崎碧 、河合絃司 、清嶋智子、三鈴栄子、折尾哲郎、武藤積弘、松尾文人 、永谷悟一
(通算第640話)
新 大江戸捜査網
オープニングクレジット(レギュラー出演者)
表稼業は飛脚 だが、雇われているわけではなく、住まいである長屋の軒先に「手紙・送金、戀の橋渡し、文の代筆、その他よろず引受候」と掲げ、入り口には「飛」と大書してあり、自営のようである。備後福山藩 の隣国の、取り潰された浅尾藩 藩主の落胤 (妾腹)で、備後福山藩の下級武士の娘であるお袖と恋仲になるも、身分の差で引き裂かれ、山寺に1年間閉じ込められたあと、武士 の身分を捨て江戸 に来た(第17話)。第26話(最終話)で、敵(松平定信 を逆恨む尾張藩 江戸家老 南原守膳)に正体がばれ、知り合いの子供が人質に取られる。瓦版に新十郎が隠密同心であり、子供が人質に取られたことを書き立てられ窮地に陥る。日向主水正から、御三家たる尾張藩へ乗り込むことを止められたため、隠密同心を返上、敵を成敗し江戸から姿を消した。
楽天家で「お役者銀次」を自称しているが、定職に就いておらず、いてふ屋につけをためている。そのためいつも、松五郎の斡旋で、さまざまな仕事を請け負っているが、いずれもまともなものではない。「お役者」を自称するだけに、さまざまな変装をする。第26話(最終話)で、敵を成敗し江戸から姿を消した。
表稼業は、「流し目のお紺」という通り名のはぐれ芸者。主に情報収集と、日向主水正から受け取る成敗書を敵に届けるのが役目で、成敗には参加しないことが多いが、第7話では簪で成敗したり、第26話(最終話)では、新十郎たちとともに成敗し江戸から姿を消した。成敗書を矢文 にして飛ばす際に敵を倒すこともある。演じた佳那晃子は、「大江戸捜査網」時代には大関優子名義で多数ゲスト出演をしていた。
隠密同心の行きつけのめし屋「いてふ屋」(いちょうや)の主。喧嘩っ早い性格で、時折、感情的になると相手を殴ってしまうことがある。いつも、銀次に仕事を斡旋している。新十郎たちが隠密同心であることは知らない。第26話(最終話)で、新十郎のことが瓦版に書き立てられたことで、裏切られた気になり冷たい態度をとる。しかし、最後に人質の子供を救い出した新十郎に、そのことを謝罪している。
松五郎の妻。松五郎との仲は良く、喧嘩をすることもあるがすぐに仲直りする。たまに新十郎に気があるかのようなことを口にする。
新十郎たちから御支配と呼ばれているが、表の役職は不明。老中 松平定信からの、丸に三つ葉葵の紋が入っている、罪状を記した成敗書を紺に渡している。新十郎たちと繋ぎを取る場面で出ることが多く、成敗には参加せず、立ち回りもしない。第26話(最終話)で、敵に正体がばれた新十郎及び他の隠密同心に手を出さないよう命令するが、隠密同心を返上されてしまう。
長屋に居を構える医師で、貧しい人からは治療代を取らず、患者からの信頼も厚い。その反面、悪人には厳しく、口より先に手を出し、手荒なことも厭わない。人差し指で相手の体を貫通したり、関節を外したりする秘術の使い手でもある。第26話(最終話)で、敵を成敗し江戸から姿を消した。
準レギュラー出演者
長庵の手伝いをしている子供。両親は亡くなっており、代わりに育てている長庵を父と慕っている。
いてふ屋の女中。第1回と第2回の役名クレジットは小女であるが、劇中ではときと呼ばれていた。
オープニングナレーション
「風が鳴る、殺気が走る、きらめく刃が闇を裂く。大江戸八百八町が眠る頃、隠密同心、推参仕る」
放送リスト
1984年
放送リスト
話数
放送日
サブタイトル
脚本
監督
出演
備考
第1話
4月0 7日
激闘! 御成敗書が闇に舞う
山崎巌
長谷部安春
おみつ:三原順子 、宗吉:丹波義隆 、おかね:三條美紀 、伝兵衛:内田勝正 、菊地:片岡五郎 、仙造:千波丈太郎 、宅次:内田喜郎 、大谷:原田君事、相原:三島新太郎、長崎屋:深大寺敏己、職人:賀川幸史朗、町娘:藤崎和子、三太:岩瀬威司 、小女:江崎洋子、手代:甲斐武、編笠:戸塚孝
第2話
4月14日
走れ炎のごとく 新隠密軍団
小川英 胡桃哲
お葉:斉藤慶子 、飛八方:鹿内孝 、太助:星正人 、女郎蜘蛛の政:片桐竜次 、親方:人見きよし 、三州屋:小笠原弘 、角屋:花上晃 、黒岩兵部:久富惟晴 、利助:奥村公延 、高島甚内:石山雄大 、広川弥三郎:三島史郎、遊び人:庄司三郎、三太:岩瀬威司、小女:江崎洋子、商人:宮川せい六、職人:小島和夫
第3話
4月21日
からくり極悪絵図
和久田正明
猪崎宣昭
血桜のお京:金沢碧 、和泉屋卯之助:亀石征一郎 、巨漢:サンダー杉山 、袈裟三:砂塚英夫 、勘兵衛:稲吉靖司 、年寄:吉田義夫 、海坊主:兼松隆、三太:岩瀬威司、おとき:江崎洋子、やり手婆:谷本小代子 、女中:香川ゆみ、荻原紀 、村上久勝 、高橋正昭、大貫幸雄、若狭厚
江崎洋子の役名を変更。
第4話
4月28日
密会は殺しの誘い
土橋成男
岡康季
おひろ:千野弘美 、平戸屋源蔵:犬塚弘 、徳次郎:保積ペペ 、田丸豊後守:佐原健二 、奈良屋重兵衛:大林丈史 、武藤:中村孝雄 、儀平:岡部正純 、おまき:姫ゆり子 、おくめ:上野綾子、お米:野川愛 、お政:金子勝美 、岡部隼人正:黒沢拓、治平:中島元 、吉岡:若林哲行 、おとき:江崎洋子
第5話
5月0 5日
女房殺し疑惑の刃
山崎巌
小澤啓一
文字春(お信):大信田礼子 、佐倉直次郎:長塚京三 、辰次:沖田駿一郎 、佐倉忠信:外山高士 、おかよ:新谷由美子 、相田:高崎隆一、瓦版売り:石山かつみ 、高品正宏 、玉井謙介、大竹義夫、中島恵美子、長江英和 、曳地伸之 、新富重夫 、石崎洋光、小林加奈子
瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第6話
5月12日
女隠密やわ肌勝負
胡桃哲
長門半四郎:志垣太郎 、伊之助:加納竜 、おしま:大塚良重 、大黒屋吉右衛門:増田順司 、岡ッ引き:稲吉靖司 、役人:田原千之右、役者:都家歌六 、瓦版売り:鹿島信哉 、お夏:原田千枝子 、橘田良江、梶草介、世上真、小島正、川上久枝
瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第7話
5月19日
鬼同心獄中の標的
和久田正明
手銭弘喜
寺尾文蔵:伊吹剛 、羅宇屋円蔵:小鹿番 、お房:亀井光代 、寺尾美音:佐藤恵利 、盛岡又七:桑原大輔、おりう:長尾深雪、古川源吾:渕野俊太 、修験僧:坂田金太郎 、おいね:斉藤吏絵子、三太:岩瀬威司 、無宿 :星野晃、浪人 イ:深作覚、浪人ロ:戸塚孝
第8話
5月26日
変幻殺し屋人別帳
土橋成男
おりん:山本みどり 、吉岡:宮口二朗 、浅野主計亮:石橋雅史 、肥前屋滝蔵:高木二朗 、隼の竜:中田譲治 、阿部:池田武志 、甚太:一ノ瀬浩道、捨吉:池田功、三太:岩瀬威司 、おとき:江崎洋子、人斬り源次郎:甲斐武、深沢:荻原紀 、野沢:大貫幸雄、川合:森岡隆見 、岡村:中瀬博文
瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第9話
6月0 2日
鈴の音は女の涙唄
和久田正明
長谷部安春
一色縫殿助:佐藤仁哉 、おつる:丸山秀美 、喜三太:不破万作 、与平次:森大河、鏑木主膳:松本朝夫 、綱五郎:鶴岡修、伝兵衛:河合絃司 、松尾左内:望月太郎 、大旦那 :喜田晋平、同心 :小島和夫、目明し :番哲也、番頭 :高杉良、丁稚 :砂子祐輝
瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)、 橋幸夫(隠密同心:長庵)休演
第10話
6月0 9日
涙の子連れ犯科帳
山崎巌
宮越澄
おきぬ:松本留美 、大月良順:船戸順 、向井:椎谷建治 、黒田修理亮:北原義郎 、常吉:溝口舜亮 、片山:吉中六、相原:大竹義夫、多助:岡幸次郎、藤沢将監:大木史朗 、三太:岩瀬威司 、おとき:江崎洋子、女中:深尾真理
ガッツ石松(松五郎)、 瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第11話
6月16日
暴走娘五千両の涙
胡桃哲
長谷部安春
お文:小林聡美 、勝造:佐藤京一 、秋葉屋惣兵衛:中山昭二 、喜三郎:中田博久 、暁大五郎:伊達三郎 、関川軍兵衛:森幹太 、利助:玉村駿太郎、千次:剣持伴紀 、大女:船場牡丹、主人:宮沢元、手下:永井政春、お光:田野倉智英、住人:木田愛子、三太:岩瀬威司 、少女:今村エリ香、手代:海野弘昌、お文(子供時代):高橋亜規子
瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第12話
6月23日
さらば極道情け節
和久田正明
宮越澄
お軽:香坂みゆき 、朝吉:森川正太 、樽屋仁吉:瀬川新蔵 、大田黒の久六:南道朗、おらん:牧れい 、神主:人見きよし 、仙之助:大下哲矢 、大文字の勘兵衛:高杉玄 、ホラ竹:粟津號 、唐辛子 売り:晴乃ピーチク 、玩具 売り:横山あきお 、芸者 イ:小沢雅子、芸者ロ:尾形明美、蟹三:大念寺誠
*アイキャッチ が変更される *ガッツ石松(松五郎)、 瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第13話
6月30日
花と嵐と鉄拳一家
土橋成男
白井政一
お絹:香山まり子 、庄田隼人:平泉成 、弥吉:和崎俊哉 、山城屋重兵衛:福山象三 、沼沢:沢田情児、清太郎:内田喜郎 、武内:田原千之右、須藤:新海丈夫 、関本:中屋敷鉄也 、島村:伊吹礼一、おまつ:岸井あや子 、三太:岩瀬威司 、おとき:江崎洋子、おさと:三宅加代子、倉田:大前田武、特別出演:仏の義助:白井義男 、さるとびの功一朗:輪島功一 、情けの国造:柴田国明 、ハブの高助:具志堅用高
瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第14話
7月0 7日
浮草慕情おんな節
大工原正泰
山城新伍
おその:風祭ゆき 、おくみ:藤吉久美子 、佐吉:星正人 、弥平:唐沢民賢 、田島主水:浜田晃 、西尾勘助:黒部進 、おみつ:三崎奈美 、木曽屋市兵衛:汐路章 、牢番:八幡源太郎、千吉:サイトウヒロシ、吉村左近:荻原紀 、牢同心:大島光幸、手代:宮脇敏
*新内指導 :新内仲三郎 *ガッツ石松(松五郎)、 甲斐智枝美(清)、 瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第15話
7月14日
決闘!会津急ぎ旅
山崎巌
宮越澄
おかよ:秋谷陽子 、宗吉:川崎公明 、西條頼母:庄司永建 、阿部主膳:苅谷俊介 、源造:丹古母鬼馬二 、大井:きくち英一 、西村:高崎隆二 、八木:野瀬哲男 、用人:松本ひでき、相原:野坂信一、高山:森下明、芸者:赤坂長治、長島豊紀、大貫幸雄、高橋正昭、郷内栄喜、甲斐武
*福島県 にてロケーション撮影 *協力:リステル1猪苗代、会津武家屋敷 *ガッツ石松(松五郎)、 甲斐智枝美(お清)、 瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第16話
7月21日
父子星さすらい旅
和久田正明
加賀爪兵庫:宮内洋 、登勢:根本律子 、仙三:多々良純 、加賀爪外記:伊沢一郎 、伊太八:江幡高志 、与三郎:浅見小四郎 、おせき:原田千枝子 、小りん:松井きみ江 、お仲:堺美紀子、小一郎:多賀基史 、徳松:武藤積弘
ガッツ石松(松五郎)、 瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第17話
7月28日
初恋飛脚別れ唄
土橋成男
手銭弘喜
お袖:白都真理 、浦部政之助:伊吹剛 、荒瀬将監:高城淳一 、淡路屋藤蔵:早川雄三 、伊沢:姿鐵太朗、賀川:鶴賀二郎 、三太:岩瀬威司 、おとき:江崎洋子、岩村:杉山孝、大西:小野田充利、手島:甲斐武、長屋の女房:竜のり子
*踊り指導:川原緑濤 *ガッツ石松(松五郎)、 瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第18話
8月0 4日
おんな牢しのび肌
山崎巌
おさと:新藤恵美 、香山健太郎:柴田侊彦 、蔦之家勝造:佐藤晟也、辰次:沖田峻一郎 、吉兵衛:灰地順 、木曽屋仙造:長沢大 、石出帯刀 :北町嘉朗 、多平:近藤準、己之吉:畑中猛、お春:木村寿美代、女郎:橘雪子 、そば屋:松尾文人 、野田:戸塚孝、おしげ:藤崎和子、小染:川上久枝
ガッツ石松(松五郎)、 甲斐智枝美(清)休演
第19話
8月11日
夜霧の津軽三味線
下飯坂菊馬
吉田啓一郎
鯉千代(鬼薊のお鯉):丘祐子 、貉の金兵衛:南利明 、勘兵衛:稲吉靖司 、おらく:茜ゆう子、佐伯:兼松隆、留造:信実一徳、弥七:うえずみのる 、常六:青木卓、弥平:竹中蔵司、老人:永谷悟一、望月采女:竜崎勝
*津軽三味線 指導 :小山満 *瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第20話
8月18日
男を誘うはぐれ蝶
和久田正明
長谷部安春
おはん:沢井桂子 、お鈴:浅沼友紀子 、嶋屋治兵衛(望月伊織):小林勝彦 、島造:友金敏雄 、矢崎:三島史郎、富松:鶴岡修、勘五郎:早川研吉、丑之助:上地雄大、酒屋の親爺:高杉哲平 、町娘:今村エリ香、お鈴の少女時代:山田由起、若い男:戸塚孝
三浦浩一(隠密同心:銀次)、 瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第21話
8月25日
深川隠れ宿無頼帖
土橋成男
半兵衛:垂水悟郎 、清次:石田信之 、おゆう:優ひかり 、和泉屋源蔵:三角八朗 、松吉:千田孝之、高田備前守:石山雄大 、音松:佐藤了一、友蔵:芹沢常夫 、かわら版 売り:鹿島信哉 、三太:岩瀬威司 、多十:賀川幸史朗、大月軍蔵:森下明、お光:田野倉智英、大念寺誠 、永妻晃、倉屋烈、鈴木実、大村一郎
三浦浩一(隠密同心:銀次)、 ガッツ石松(松五郎)、 瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第22話
9月0 1日
恐怖!妖女軍団
山崎巌
手銭弘喜
加納安之助(美津):ミミ萩原 、佐竹庄太郎:本郷直樹 、芝田主膳:田中浩 、おまき:ジャガー横田 、おはる:デビル雅美 、おたき:立野記代 、木曽屋:近藤準、倉田仙之助:相原巨典 、大場:伊吹徹 、兼元:大木史朗 、刀剣屋主人:永谷悟一、美津の子供時代:土井千恵子、佐竹の子供時代:山本日出一、坂本由英 、小野田充利、小林一帥、黒田正貴、世上真
ガッツ石松(松五郎)、 甲斐智枝美(清)、 瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第23話
9月0 8日
色街おんな怨み歌
胡桃哲 富田富美
お遊:三浦真弓 、花菱屋:江角英明 、野上陣十郎:高野真二 、太田黒の寅蔵:伊藤豪 、美保代:牧口昌代 、三沢:小池雄介 、菊弥:原口三知子、吾妻屋:鶴田忍 、利助:天草四郎 、和泉屋:津野哲郎、安次:森大河、一ノ瀬浩道、竹内久和、川口千晴、坂田祥一朗
ガッツ石松(松五郎)、 甲斐智枝美(清)、 瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)、 橋幸夫(隠密同心:長庵)休演
第24話
9月15日
魔の甲州路暴れ旅
和久田正明
岡康季
揚羽のお蝶:風祭ゆき 、京極雅楽頭:木村元 、お房:紗貴めぐみ、小山田:中村竜三朗、仁吉:北條清嗣 、梶川安兵衛:倉島襄、道円:北九州男 、伊佐山久蔵:溝口舜亮 、隠密の武士:戸塚孝、若い女:中原美樹
ガッツ石松(松五郎)、 甲斐智枝美(お清)、 瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)、 橋幸夫(隠密同心:長庵)休演
第25話
9月22日
絶唱!幻の夫婦花
土橋成男
大久保直実
秀松:丹波義隆 、お京:秋谷陽子 、般若の勘五郎:浜田晃 、松浦甲斐守:大林丈史 、源造:中田譲治 、江藤:石崎洋光、幸兵衛:保科三良 、三太:岩瀬威司 、とく:泉よし子、若旦那:大蔵晶、孫兵衛:江藤漢 、渡辺有希子、芨川豊英、本名陽子 、岡村真美、萩野直樹
瑳川哲朗(隠密支配:日向主水正)休演
第26話
9月29日
さらば隠密同心
山崎巌
長谷部安春
おしん:早川絵美 、柳生仙之助:下塚誠 、多吉:柴田侊彦 、おみね:今出川西紀 、片倉:吉中六、相原:加藤大樹 、瓦版売り:鹿島信哉 、三太:岩瀬威司 、孝太:武藤積弘、若い女:竹部かほり、町人:五味正雄、南原守膳:和崎俊哉
甲斐智枝美(お清)休演
大江戸捜査網(1990年度版)
オープニングクレジット(レギュラー出演者)
本作品の主役 。浪人。万福寺の山門の前で拾われた捨て子。小判3枚を縫い付けられた立派な産着を着せられており、身分の高い武士ではないかと推測されている。8月に拾われたので、葉月とされた。真善和尚に育てられ、寺子屋を開いているが、義憤から悪人狩りをしている。そのことは真善和尚も承知しており、葉月裕之介に殺された者の供養をしている。うち一件は、松平定信に目撃され、言葉を交わしている。ある悪徳商人を成敗し、町方に追われているところを、松平定信と敵対する元老中田沼主殿頭意次配下の、元秋月藩剣道指南役で道場主である大山勘助に助けられ、悪の元凶(松平定信)を絶たねばならぬと吹き込まれ、入門し小鈴と知り合う。しかし、未遂に終わった松平定信襲撃時の違和感と、教え子の父親である花火職人が、大山勘助たちに騙されて、松平定信襲撃のための爆弾を作らされた挙句、口封じに殺されたことで、自身の間違いに気付き、大山勘助とは袂を分かつ。そして小鈴にもさらなる襲撃から手を引かせようとする。親代わりの真善和尚が大山勘助配下の川辺に襲われ、死に際に自分に対し「友を持て。1人で地獄を行くのはもうやめろ。友を持て。」と言い残したことを、看取った光から伝え聞き、隠密同心に加入した。隠密装束は青色の着流しを着用し、髪型も総髪に変わる。家紋は真向き月に星(左)月に星(右)。
第1話と第23話(最終話)のみ登場した松平定信の娘。大山勘助の道場に通っている。葉月裕之介同様に松平定信暗殺に加担していたが、松平定信の用人である西澤半兵衛と、育ての親である山中忠次郎から実の父が松平定信であること、田沼主殿頭意次との戦いで危害が及ぶのを避けるために預けられたことを知り、松平定信とのわだかまりが解けた。しかし、最終回(第23話)で松平定信は「小鈴はのう、幼い時に母親を亡くして、わしが育てて参った」と発言している。同じく最終回(第23話)では、業平町に家を借り、踊りを教えている。
当初の設定は、南町奉行所の高積み見回り役同心(材木改めとも。材木(荷物)の高さを監視し、荷崩れ事故を防止する役目。)であり、上司の南町奉行所与力たる白壁桂馬から、定町廻のようなことをするなと言われていたが、途中からその咎めがなくなり、定町廻のようになっている。うだつの上がらぬ様子を演じているため、「与太郎」と白壁桂馬から揶揄されている。隠密同心結成前から松平定信の隠密として働いていた。同心のため、過去の事件の洗い出しにはもってこいの切れ者で、女形役者、太鼓もち、若旦那などに変装する。十手術や居合を得意とする。灰色の着流し着用。
剣道場の主。隠密同心結成前から松平定信の隠密として働いていた。腕は立つが道場が火の車なので、道場破りや傘張りで小銭を稼いでいる。浪人故か、家柄やしきたりにとらわれる武家を嫌っている節がある。隠密装束は、黒色の着流しを着用していたが、途中から茶色の着流し着用。槍も使用する。家紋は笹竜胆。
渡世人「花の小路一家」の娘。徳川家ゆかりの血筋である桑原家に見初められ、嫁ぐも夫に先立たれる。徳川家にゆかりがあったため、否応なしに出家させられ、公儀の監視の下、夫の菩提を弔う身となる。生活のため賭場荒らしを行う。2年の喪が明けたのを機に、密かに習い覚えた小太刀の技と、捨て身の度胸を旧知の松平定信に買われ、光明尼から光と名を変え隠密同心となる。探索時には、芸者として振舞う。隠密装束は薄紫色の尼頭巾に紫色の着物、手には数珠を携帯。刀は黒色鍔無しの鞘の刀を、普段は逆手持ちで戦う。刀の柄の下部と鞘の下部は接続でき、薙刀のようにすることが可能。
隠密同心4人は成敗時には、額に正の一文字の入った金属性の額当て鉢巻を巻いている(光は尼頭巾に縫いつけている)。
老中着任後、田沼政権がもたらした悪政を根絶やしにし、江戸庶民に平和と安らぎを与えるべく、伝説の存在だった隠密同心を結成。自らその支配として直接、隠密同心たちを束ねている。
準レギュラー出演者
「一膳めし屋六助」の主人。義賊と謳われた盗賊「霞小僧」だったが、町方与力 小野寺作左衛門に捕縛された際、情けを掛けられ足を洗う。やくざを成敗し、町方に追われていた葉月裕之介を助け匿い、彼の悪人狩りのための情報収集をするようになる。葉月裕之介が隠密同心となった後は、隠密同心たちの情報収集などの補佐を担当する。
六助の過去にまつわる話は、第11話で語られている。
六助の妻。たまには喧嘩もするがおしどり夫婦である。隠密同心の素性は知らないが、六助同様に何かと世話を焼いてくれる。
秋草新十郎の上司の南町奉行所 与力であるが、評価は低いようである。お姉言葉な上に訛ってしゃべる男色家、あるいは両刀使いのようである。秋草新十郎に「相撲取りみてぇな体形しやがって」と陰で言われている。
魚の行商を営む。隠密同心結成前から松平定信の隠密として働いていた。松平定信と隠密同心との繋ぎ役。その他情報収集。
六助の女中。
葉月裕之介の寺子屋で助手を務める。
松平定信の用人。
オープニングナレーション(第1話を除く)
「隠密同心 それは、老中 松平定信に命を預け、人知れず、人生の裏道を歩かねばならぬ宿命を、自らに求めた者たちである。極悪非道の悪に虐げられ、過酷な法の冷たさに泣く、大江戸八百八町の人々を、ある時は助け、励まし、また、ある時は影のように支える彼ら。だが、身をやつし姿を変えて、敢然と悪に挑む隠密同心に、明日という日はない」
劇中ナレーション(隠密同心 心得之條)
「隠密同心 心得之條 我が命、我がものと思わず、武門之儀、あくまで陰にて、己れの、器量伏し、御下命、如何にても、果す可し。尚死して屍、拾う者なし。死して屍、拾う者なし」
放送リスト
1990年 - 1991年
このシリーズから、金曜日21:00~21:54
大江戸捜査網(1991年度版)
オープニングクレジット(レギュラー出演者)
隠密同心 天竜寺隼人(てんりゅうじ はやと):橋爪淳
本作品の主役 。料理屋 「桔梗」の板前 直次郎(なおじろう) として働く。親切で面倒見がよく、女子供に慕われていると評判。元は忍 の出身で、いち丸が本名。隠密装束は白い着流しを着用。家紋は月に星。
隠密同心 秋草新十郎(あきくさ しんじゅうろう):京本政樹
前作より引き続き出演。呑む打つ買うの三拍子で、南町奉行所 を馘になり、浪人 となる。女には滅法弱い。易者 や虚無僧 に変装 する。情報 収集 の際、元上司 の与力 白壁桂馬から聞きだしているが、相変わらず詰め寄られている。隠密装束は濃紫の着流しを着用。家紋は丸にニ引き紋。
隠密同心 流れ星お蝶(ながれぼしおちょう):中村あずさ
辰巳 の自前芸者 として、常磐津 、三味線 、踊り の諸芸に通じ、気が強くて、気に入らぬ客 には、粋な啖呵 を切る。小太刀 の名手。7歳の時に両親を亡くし、父親の知り合いの源蔵に引き取られる。源蔵は紀伊国 根来衆 忍者 の頭で、蝶は2つ年下の妹分で、同じく両親を亡くした、はなと共に修行 させられていた。しかし、源蔵亡き後、頭になった佐平太は、大金を積まれ、蝶を武家に養女に出す。隠密装束は、赤の着物。刀は濃い茶色の鍔無し竹鞘の刀。
準レギュラー出演者
矢車お仙(やぐるまおせん):荒井乃梨子 [ 注釈 12]
魚屋。第19話までは、情報収集と小笠原甚内との繋ぎ役の隠密補佐を務める。第20話で、幼馴染 で将来を誓った、飛脚 の庄吉の父親の遺体の傷を見た時、かつて女中奉公していた、相良藩 江戸屋敷にて目撃した、側用人 向井竜太郎を怪しむ。そして、小笠原甚内からの打診を受け、隠密同心になる。隠密装束は黄色地に赤い風車柄の岡っ引き風の上着に、黒のショートパンツに膝下は黒の足当て。成敗時は、手槍を使用して戦う。
旗本寄合席(隠密支配) 小笠原甚内(おがさわら じんない):和崎俊哉
第1話では、都築という姓の浪人として、隠密同心たちに内密で、敵に潜入し内偵していた切れ者。
筆頭老中 松平定信 :若林豪
前作より引き続き隠密支配を兼任していたが、その役目を小笠原甚内に譲った。演者は変更されている。
お涼:山本リンダ
直次郎が働く「桔梗」の女将。酒癖が悪く第1話では、山本リンダの持ち歌である「狙いうち 」を十八番として熱唱する。直次郎に好意を持っている。
白壁桂馬:龍虎
前作より引き続き出演。南町奉行所与力 。キャラクターは前作と同じ。秋草新十郎とは、依然つながりがある。
お千代:北原歩
「桔梗」の女中 。博打 で50両の借金を作った兄がいる。駕籠 留の駕籠かき、草太と恋仲であるが、草太は、譜代大名 5万石奥州山代藩の世継ぎの双子の弟として、家来の下男 に里子に出され江戸 へ来たことが判明し、前述の兄が行方をくらませたことも相まって、騒動に巻き込まれる。
おそめ:古手川伸子
放送リスト
1991年 - 1992年
映画『隠密同心・大江戸捜査網』
東京12チャンネルの開局15周年企画として、1979年 12月1日に劇場版が公開された。配給は東宝 。併映は岡本喜八 監督『英霊たちの応援歌 最後の早慶戦 』。
物語は将軍の御落胤 を巡る、松平定信 失脚を図る鳴神鉄山と、松平定信・隠密同心達の暗闘を描いている。芦田が鉄山を、三船が松平定信を演じた。
ストーリー
寛政11年、秋、10数人の侍たちが、武州小牧村を襲い、村人達を斬殺した。そのころ、江戸では、老中松平定信の邸に、将軍家斉の御落胤と称する徳川信吾と用人・稲村重兵衛が訪れ信吾は2年前に亡くなった家斉側室・お牧の方の子で、18歳だと言い、将軍との対面を6日以内に取りはからうように申し入れた。
出演者
テレビ放送
1981年 1月3日(土曜)に東京12チャンネルで放送。放送時間は20:00 - 21:48(JST)[ 51] で、21:00以降は本作を休止して放送した。
新春ワイド時代劇『大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る!』
『大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る! 』(おおえどそうさもう2015 おんみつどうしん あくをきる)のタイトルにより、テレビ東京系で毎年正月 に放送されている「YAMADA 新春ワイド時代劇 」で、同局の開局50周年記念特別番組として2015年1月2日に放送した。
従来の時代劇に見られた、松平定信 =善、田沼意次 =悪という設定を逆にし、田沼意次を国の将来を案じ、民のために改革を行った善人に、松平定信を自らが将軍になり、権力を握ろうと暗躍する悪人として描かれている。
次作『信長燃ゆ 』の放送時間が3時間に縮小、枠名も「新春時代劇 」に変更されたため、2015年作品の本作が「新春ワイド時代劇」の通称で放映された最後の作品となる。
キャスト
本作での隠密同心は、歴代のシリーズに登場した隠密同心の名前を再利用している。
十文字小弥太:高橋克典
表向きは珊次郎(さんじろう) として、粋な江戸の遊び人を名乗っているが、その腕前を内藤勘解由に見込まれて隠密同心となる。
元来は名字帯刀を許された豪士 (豪農 ともいう。多くの土地を所有する地主 で、小作人 をに貸与したり、作業員を雇って大規模農家を経営し、世話役を兼ね、庄屋 を務めたりすることが多い。)の出だったが、凶賊に一家を惨殺された際に侍が役に立たなかったことから、侍嫌いとなり無宿人 になる。剣の腕前も一流であり頭脳明晰 な、隠密同心の筆頭格である。
井坂十蔵:村上弘明
剣の腕も確かな実直な人情肌の浪人。元々は、歴とした侍だったが、目付 の人足締め上げによる暴動の責任を取らされ、お家は断絶 され妻も自害した。そのため浪人となった過去があるため、幕府を毛嫌いしている。
稲妻お竜:藤原紀香
剣術も学んだ御家人 の家の娘だが、貧しい暮らし故に芸者となる。
表向きは玉竜(たまりゅう) という芸者 として、情報探索の役目を負う。
不知火お吉:夏菜
父は義賊 の不知火吉兵衛であり、内藤勘解由 の計らいで減刑された恩義から、いち早く隠密同心となる。錠前破り もお手の物で、普段は男勝りの鯔背な魚屋である。
榊原長庵:柄本時生
飄々とした若者だが、杉田玄白 に師事した優秀な蘭学医 であり、優れた検死官 でもある。元々は内気な性格であり、町道場で稽古に励んでいた。お結に思いを寄せていた。
秋草新十郎:松岡昌宏
御家人 の冷や飯食いだったが、養子に出された先の義父が同心株を買ったことから、同心となって北町奉行所 勤めとなる。陰口を叩かれる辛さから逃れたい一心で剣の腕を磨き、問答無用で悪人を斬りまくっていた。当初は何かと珊次郎と対立するも、北町奉行の町村に裏切られたことで隠密同心となる。
田沼早苗:波瑠
意次の娘。並外れた記憶力(瞬間記憶能力)を持ち、珊次郎に惹かれる。
平賀源内 :小林稔侍
表向きは死罪となっていたが、田沼意次の計らいで生きており、早苗を匿っている。
春朗(後の葛飾北斎 ):永井大
源内と早苗と行動を共にする若者。元は、田沼意次に仕える間者であった。絵師としての腕も確かである。
松平定信 :加藤雅也
田沼意次に代わって老中となり、内藤勘解由に隠密同心を結成させた。
内藤勘解由:里見浩太朗
旗本寄合席で隠密支配。江戸の治安を守るべく、珊次郎達を集めて隠密同心を結成した。
表だって感情を露わにすることはないが、誰よりも珊次郎達を案じている。
田沼意次 :瑳川哲朗
経済と文化を活性化させたが、賄賂が蔓延る政治をもたらしたとして、老中の座から失脚した。
松島(御中﨟 ):かたせ梨乃
御台所付き。家斉の女癖の悪さを案じ、憤りこぼしていたが御台所に窘められた。
お栄:山口いづみ
病のため、代わりに年頃である娘のお道を奉公に向かわせたが、悪党達の襲撃でお道を失ってしまう。
一橋治済 (御三卿 一橋家当主):西村雅彦
松平定信と手を組んで田沼を失脚させたが、次の老中を狙い松平失脚を画策する。
伊兵衛(隠密同心の集合場所 わび助の主人):笹野高史
元は吉兵衛の配下で、お吉をお嬢と呼ぶ初老の主人。隠密同心の集合場所としてわび助を提供する理解者。
町村典膳(北町奉行):榎木孝明
巴屋忠兵衛(吉原の楼主):鶴田忍
蔦屋重三郎 (版元):山田純大
お結(伊兵衛の孫娘):新川優愛
わび助の看板娘。珊次郎に惚れているため、長庵の気持ちに気づいていない。
山川喜八郎(十蔵の元部下):宮川一朗太
近衛寔子 (家斉の正室(御台所)):小芝風花
家斉の御台所となるが、夫は女癖が悪くあまり省みられていない様子。
松島が家斉の女癖の悪さに憤っていたが、「将軍家には跡継ぎが必要です」と窘めた。
五十鈴屋の女将:滝沢沙織
山川智寿(喜八郎の娘):谷花音 (当時子役)
幼くして女衒に連れていかれ、五十鈴屋に売られていた。父が亡くなったことを知らないまま祈り続けていたが、それを新十郎から聞いた時は涙を流していた。五十鈴屋が焼かれた後は、新十郎によって身を寄せることになる。
善太(瓦版 屋):林家三平
平太(瓦版屋):スギちゃん
田沼意知 :高知東生
意次の嫡男。江戸城内で、佐野(後述)に斬殺された。
佐野善左衛門 :佐野圭亮
江戸城内で、田沼を斬殺。その後、江戸市民から「世直し大明神 」と褒め称えられた。
川路左太夫(根来衆の棟梁、治済の配下):小沢和義
孫六(寄場の人足):近藤芳正
島津重豪 (寔子の父、薩摩藩 第8代藩主):伊吹吾郎
徳川家斉 (江戸幕府 11代将軍):小澤亮太
先の将軍・家冶の後を継ぎ、征夷大将軍 となるが女癖が悪い。そのせいか『オットセイ将軍』と渾名された。
中瀬彦十郎:和田聰宏
松原裕之介:嘉島典俊
切見世の遊女:宮地真緒
お道(お栄の娘):松本花奈
幼い弟妹が4人いる年頃の娘。病の母の代わりに奉公へと向かっていたが、母と弟妹達を残して悪党達に斬殺される。
海原かなた 、増田修一朗 、ひろみどり 、白井滋郎 、峰蘭太郎 、稲田龍雄 、田村ツトム ほか
スタッフ
本作は、シリーズ開始以来東京のスタジオとスタッフで作られた過去作と異なり、東映京都サイドがプロダクション、しかしシリーズ生みの親の元村武が監修し、プロデューサーの元信克則はかつてGカンパニーに所属した。
隠密同心の組み合わせ
時期ごとの隠密同心の組み合わせを以下に記す。1980年3月22日と1980年5月3日には高瀬春奈 演じる火車おもんが、1981年5月9日 - 1981年9月26日には中島ゆたか 演じる矢車お菊が(それぞれ約1月分で6日ずつ位)出演して来るが、これは稲妻お竜:土田早苗 の一時的な(疾病に拠る)休演による代役であり、OPにはクレジットされていないためこの表からは除外した。
ネット局
このシリーズはTXN 誕生前から放送し、TXN系列局も同時ネットしていない回が多く、各地域ごとに解説する。
関東広域圏
東京12チャンネル→テレビ東京(制作局、1973年11月以降は同一法人。1981年10月1日社名変更)
昭和:土曜 21:00 - 21:56→21:55→21:54(『新‐』並木編を含む)「日産劇場」の字幕は、提供スポンサー表示テロップベースでオープニング画面から後付けされて表示された。
平成:金曜 21:00 - 21:54
その後同時ネットに移行した地域は上記時間で放送。
近畿広域圏
毎日放送 (MBS、当時12ch系列の準キー局。1981年末まで)→一時休止→TXN テレビ大阪 (開局は1982年3月)
MBSは日曜15:00 - 15:55→土曜13:00 - 13:55の枠で放送した。ネットチェンジ前は日産自動車提供の「日産劇場 」としての放送だったが、ネットチェンジ後はローカルスポンサーによる放送だった。
再放送は朝日放送 (ABC) で実施されることが多かった。
1975年4月編成は、ABCで平日16:00 - 16:55に帯放送したが、同局で同時期に放送されたNET・TBSの再放送番組と異なり(再)マークがないため、MBSから一時的に初回放送を移譲されたのか、過去の再放送を実施したのかは不明。
MBSの打ち切り後、テレビ大阪が土曜夜のサービス放送を開始するまでは放送が無かった。
中京広域圏
中京テレビ →TXN テレビ愛知 (1983年9月開局)
中京テレビは系列外にもかかわらず、当時出資していた日本経済新聞 との関係や、当時の名古屋テレビ との変則クロスネットの名残から、12chとは準系列局的な関係があったことから、初期は日曜20:00に放送。土曜の同時間帯を経て木曜21:30に変更となる。
第3シリーズから土曜22:00の放送となり、1975年4月に日本テレビで放送を開始した『ウィークエンダー 』を当初同時ネットせず、深夜枠での放送としていたが、半年後に『ウィークエンダー』を同時ネットしてからは、金曜19:00に移動[ 注釈 13] 。その後、1977年4月から金曜22:00での放送となり、中京テレビでの末期は土曜23:55からの放送となった。
中京テレビはキー局と同じく「日産劇場 」として、冒頭の『世界の恋人 』入りの提供クレジットも含めての、日産グループの一社提供という形でネットしていた。後に継承したTXN系のテレビ愛知も同様。岐阜放送 や三重テレビ への継承はなかった(版権が切れた後は放送)。
岡山県・香川県
山陽放送 (RSK、現在のRSK山陽放送 )→テレビせとうち (平成橋爪編のみ放送、1985年10月開局)
山陽放送は1970年10月18日から1971年10月10日まで第1シリーズを、1972年4月16日から1973年4月8日まで第2シリーズを、1973年10月28日から1978年3月19日(第222話)まで第3シリーズを、それぞれ日曜15:00 - 15:55の枠で放送した。1978年4月15日から土曜15:00 - 15:55の枠へ移動し、1979年3月31日(第276話)まで引き続いて放送された。1979年5月8日から火曜23:35 - 24:30枠へ移動して第279話から放送し、1981年9月22日まで放送。1981年10月3日から土曜14:00 - 14:55枠へ移動して第396話から放送し、土曜日の中で枠移動を繰り返しながら1985年3月30日(第531話)まで放送した。編成の都合により飛ばされた回も多い。
岡山放送 (OHK) も再放送した。
テレビせとうち開局後は、昭和編を1990年代半ばまで平日14:00から放送していた。2013年2月より朝のドラマ再放送枠【おはようドラマ】にて、杉良太郎出演版を再放送。2014年12月から2015年8月21日まで、松方弘樹版を再放送していた。
2015年8月24日から、里見浩太朗版を再放送していたが、2016年9月26日に終了。現在は『名奉行 遠山の金さん 』を放送している。
現在は瀬戸内海放送 (KSB)が平日4:35 - 5:25に再放送している。
北海道
北海道放送 (HBC、第1シリーズのみ水曜日10:00から放送[ 52] )→北海道文化放送 (uhb、昭和編のみ放送)→TXN テレビ北海道 (TVh、平成橋爪編のみ放送、1989年10月開局)
放送開始当時、HBCで毎週土曜日の午後に放送されていた。
uhbは水曜(1976年9月まで)と木曜(1982年3月まで)の22:00 - 23:00の時間帯をローカルセールス枠としていたため、昭和編を1976年まで木曜22:00 - 22:54の枠で放送し、水曜日のフジ系列同時枠化に伴い、同じく東京12チャンネル制作の『金曜スペシャル 』を水曜から移動させたため[ 注釈 14] 、土曜正午からの放送に移行した。スポンサーは、北の誉酒造 とダイヤグロ紋付だった。この関係で、関西テレビ 制作の全国ネット番組『凡児の娘をよろしく 』→『恋のトリプルチャンス 』→『三枝の爆笑美女対談 』が、土曜午後に遅れネットとなっていた。
uhbで昭和編ネットが終了した後、HBCが再放送扱いで平日の17時に放送していた。
テレビ北海道は平成編をフルネットしたが、全道ネットワークの整備が困難だったため見られない地域の方が多かった。
福岡県
RKB毎日放送 (RKB、昭和編のみ放送)→休止→TXN TVQ九州放送 (TVQ、最終シリーズのみ放送、1991年4月開局)
昭和編放送期間中、福岡県 苅田町 に日産九州工場(現:日産自動車九州 )が開業したという事情があり、RKBが開始時期不明ながら昭和編を最後まで日産自動車をメインスポンサーとして日曜10:00 - 10:55→日曜23:56 - 月曜0:51→金曜深夜→土曜13:00 - 13:55(里見編の途中まで金曜日の深夜での放送。2週遅れが基本。松方編は場合によって1ヶ月遅れ)に放送していた[ 注釈 15] 。
TVQ開局が平成橋爪編第1シリーズ終了後のため、同時ネットは最終シリーズのみで、ほかは朝9時台のアンコールドラマ枠で放送した。
TVQ開局後の再放送で杉編に関しては、日曜日の早朝に放送されていた。これは『眠狂四郎シリーズ 』も同様の再放送となった。
1980年代前半(昭和50年代後半)には、午前中に杉編を九州朝日放送 とテレビ西日本 で時差放送されていた時期もあり、一方のRKBでは、1985年(昭和60年)頃から1986年(昭和61年)夏ごろに里見編を平日9:55 - 10:55枠や17:00 - 18:00枠で再放送。1985年以降(昭和60年代)には福岡放送 でも、平日10:30 - 11:30枠で第1シリーズのみを再放送している。
2017年7月13日から2018年1月26日までTVQで月 - 金16:00 - 16:54枠で131話から268話まで放送。
その他地上波
青森県 は青森テレビ が第2シリーズは約11か月遅れの日曜22:30から、その後は土曜夕方に放送。「…2015」は、青森朝日放送 が2015年6月の平日9:55 - 10:55に分割して放送。
宮城県 は12ch時代からの作品を1970年11月から1982年頃まで仙台放送 で放送(水曜深夜0:00 - →日曜15:00 - →土曜13:00 - )していた[ 53] 他、東日本放送 が1980年代に初期作品(杉,里見編)の再放送を平日10:00から行っていた。橋爪編は東北放送 で2009年 4月から5月にかけてpart1を、2009年8月からPART2を『ドラマシアター』枠の9:58 - 10:50に放送。
秋田県 は秋田放送 が第1シリーズを約9ヶ月半遅れの土曜22:30から放送。
岩手県 はIBC岩手放送(当時:岩手放送) が、第1シリーズを、水曜日16:00から本放送 、水曜日23:40から再放送 を行っていた。その後、時期は不明だがテレビ岩手 に移り、土曜22:00から放送した。
群馬県 は1990年代と2000年代に群馬テレビ で放送した。
埼玉県 はテレビ埼玉 が1986年頃第1シリーズから第3シリーズ通算第130話までの杉良太郎編を繰り返し放送した。後年は2012年6月から2021年10月に、杉良太郎出演の昭和編第3シリーズから順次継続して放送した。
TOKYO MX では2009年8月から、杉良太郎出演の昭和編第1シリーズより順次継続して放送されていた。
新潟県 は12ch時代から新潟総合テレビ で日曜15:15(1983年10月以降は15:00)から約2か月遅れで放送。
長野県 は12ch時代から長野放送 で第1シリーズは日曜13:00、第2シリーズ以降は日曜14:00[ 54] から放送
静岡県 は静岡放送 (SBS) が当初、里見編の途中まで水曜16時台に放送していたが( - 1979年 6月)、同年7月に静岡第一テレビ (SDT)が開局するのを受けて、それまで火曜日22時台のローカルセールス枠で放送されていた「グランド劇場 」が、SDTの土曜21時台に移動するのに伴い、SBSでの同番組の後番組として火曜日22時枠に移動し、放送した[ 注釈 16] 。平成橋爪編は第1・第2シリーズともに、土曜10時30分から放送していた。1986年 から1987年 に掛けて、杉編の第1・第2シリーズがSDTの平日10時30分から時代劇枠で放送した。
富山県 は12ch時代から富山テレビ で日曜12:45から放送[ 55] 。
石川県 は石川テレビ で放送[ 56] 。
福井県 は福井テレビ で放送[ 56] 。
奈良県 は奈良テレビ が2012年1月から、杉良太郎出演の昭和編第3シリーズより順次継続して放送。
広島県 は中国放送 が土曜午後に放送し、広島テレビ ・広島ホームテレビ ・テレビ新広島 が、初期作品(杉,里見編)を再放送した。
山口県 は12ch時代からテレビ山口 で日曜0:30(土曜深夜)から放送。
愛媛県 は南海放送 が木曜深夜に放送した。
長崎県 はテレビ長崎 が土曜深夜に放送した。
沖縄県 は沖縄テレビ が昭和編第1シリーズのみを土曜深夜に放送した。
神奈川県 はテレビ神奈川 が1988年頃杉良太郎編第1シリーズから第2シリーズを繰り返し放送した。2022年に昭和杉良太郎編第1シリーズを金曜12時から放送した。
衛星波
『時代劇専門チャンネル 』は、2004年 9月7日から2007年 7月11日まで、第11話を除く、全715話[ 注釈 17] が再放送された。同チャンネルは2007年9月18日から2010年9月30日にかけて第1話から再放送した。第11話は原版が腐食して破損のため、現在は放送[ 57] できない。保存状態が比較的良くない作品を放送するときは、冒頭及び末尾に説明テロップを挿入する。
テレビ東京系列のBSデジタル放送局・BSジャパン は、出演者の肖像権 で(BSジャパンの当該項参照)開局以来放送できずにいたが、2010年 4月4日から放送を開始した。当初は日曜正午枠で毎週1話ずつ放送し、その後、月 - 木曜の正午枠で2011年12月5日まで連日放送した。視聴契約が必要な有料系専門局の放送を除いて初めての全国放送で、BSデジタルの受信に対応した受信設備があれば日本全域で視聴可能であった。
2014年1月6日から里見編第3シリーズ第27話から月 - 金曜の朝に再放送が開始した。2014年の1月から3月まで、月初めの1週間は2話連続で放送した。開始日は後述のDVDコレクション発売日の前日である。
2015年12月下旬から大江戸捜査網の後枠で新大江戸捜査網(並木編)を放送し、2016年1月20日から大江戸捜査網(平成版橋爪編)を放送した。
2017年1月から松方編シリーズから月 - 金曜の朝に再放送した。主演した松方の他界に伴い、2017年1月24日放送回は冒頭に追悼テロップを表示した。
2022年 3月26日に開局したBS松竹東急 は、3月28日から9月22日に杉良太郎主演の全話(第1話から第130話)を放送した。2023年12月16日からBSフジ は里見浩太朗主演シリーズ(第131話 - )を放送し、2023年 3月6日(第182話)まで放送した[ 注釈 18] 。
2023年2月20日から『時代劇専門チャンネル 』で里見浩太朗 主演のシリーズ(第131話から)を放送予定。
パチンコ
藤商事 からパチンコ 台『CR大江戸捜査網』がリリースされ、2007年1月から全国のパチンコ店に設置された。
制作事情
スポンサー
放送開始時の日産自動車 宣伝部長だった石原俊 (後の同社社長・会長)が時代劇ファンで「土曜日 の夜に時代劇が無いのは寂しい」という後押しから制作が決定し、結果的に14年のロングランとなった[ 58] 。
番組開始冒頭では日産のコマーシャルソング 「世界の恋人 」(シンガーズ・スリー バージョン。作曲:芥川也寸志 /編曲:大野雄二 )が30秒流れ、最後の数秒で「人とクルマの明日をめざす、技術の日産グループの提供でお送りします」のあとに、オープニングとなった。キー局で本放送時のオープニング冒頭に『日産劇場 』というテロップを挿入していた時期もあった。
『大江戸捜査網』の後輩番組(『テレビあっとランダム 』など)は、日産が筆頭スポンサーになっているが、複数社提供になっている。
題名
放送開始時の時代劇ドラマは股旅物 や主人公が単独のものが主流であり、複数人の主人公による集団捜査劇は異例である。そのため、初期はエリオット・ネス率いる捜査チームがアル・カポネ を追い詰める、米国の集団捜査テレビドラマアンタッチャブル のタイトルを借りて、「大江戸捜査網 アンタッチャブル」という題名だった(杉編・第1シリーズ 第1話 - 第40話まで)。当時の日活は現代劇中心の制作体制を取っていたために、時代劇の制作ノウハウがなかったので、それを逆手に取り、現代劇の手法で時代劇を作ることを狙ったのが背景にあったという[ 59] 。
OP(横書き)では「捜査網」の下、台本(縦書き)では右に「アンタッチャブル」の文字があった[ 60] が、それをルビ と解釈している関係者もいる。杉良太郎へのインタビューによると、「初めは『大江戸アンタッチャブル』であり、世間から『時代劇にアンタッチャブルとは何事だ』と言われ、大江戸捜査網に変更をした」と語っている。作曲家の玉木宏樹も最初は大江戸捜査網に「大江戸アンタッチャブル」のルビ があったと述べている[ 61] 。ただし、初期から次回予告では単に「大江戸捜査網」と読まれていた。
日活と杉とテレビ局
杉良太郎 はもともと、日活 での映画出演歴がありながらも、他社で時代劇スターとしての知名度が上がりつつあった。この番組は、彼を再び自社制作で育てるために企画された、日活初のテレビ時代劇である。日活はテレビ時代劇の制作では後発だったために、東京12チャンネル(現:テレビ東京 )に放送を依頼せざるを得なかった。
生みの親
『大江戸捜査網』の生みの親は元村武である。日活のプロデューサーとして本作を企画した元村は、日活の事情で製作が打ち切られた後も、東京12チャンネルと日産自動車の意向で放送復活が決まると、三船プロダクションに移籍して『大江戸捜査網』の制作を続けた。その後、三船プロダクション重役にまで登りつめた元村は1981年、伊藤満らとともに、自ら制作会社・ヴァンフィルを設立し独立。三船プロの実質製作は松方弘樹版で終了し、ヴァンフィルに移行した。半年で終了した『新・大江戸捜査網』から数年後にヴァンフィルは解散したが、1988年に新会社「Gカンパニー」を設立。1990年から平成復活版を手がけた。
スタッフ
本作は東京を本拠にして制作された。日活調布撮影所 、東宝ビルト 、自社所有の時代劇のオープンセットをもった三船プロ、同様のオープンセットをもった国際放映 、生田スタジオ の各所が使われた。火事のシーン等は奥多摩の山奥に、実際の家屋を建設の上ガソリンを撒いて火を着け炎上させて、火消しや証拠捜しのシーンが撮影されていて、消防車も来ていてもらっていたと、朝日新聞のDVDマガジンの第2巻の附録のDVDへ収録されている、杉良太郎が特典映像のインタビューで、述べている。隅田川とされる川は多摩川であるので、江戸の町から眺める大川~隅田川とは、流れる向きが逆さであるのも川面をよく見れば判る。山越え等も五日市(現;あきる野)~檜原村,青梅、奥多摩の東京都内の山岳地帯での撮影といわれ、京都撮影所での撮影の作品とは、風景が異なるのもよく見れば判る筈である。時代劇の量産体制が整っている京都の撮影所とは違い、東京の撮影所では見合うロケ地やスタッフが限られている中ではあるのだが、黒澤組のスタッフ、東宝・大映のスタッフたちが集結して、東京に於いて京都での撮影に依る時代劇の作品に、決して劣らない良質の時代劇の作品を作り続けていた。
出演俳優
流れ星おりん役のかたせ梨乃は売れっ子のCMモデルだったが、役者になりたい、大江戸捜査網に出たいと売り込みに来て出演することになった。胸が大きいため激しく動くとさらしがずれて胸が露出しそうになることが良くあり、何か所もピンで留めさせられた[ 62] 。
設定年代
作中の設定年代は、松平定信の老中在任期間から1787年(天明 7年)-1793年(寛政 5年)となる。当時の東京12チャンネル側プロデューサー・神山安平(映画製作部長)は、番組開始当初「歴史的背景、出演者が使う小道具など時代考証はきちんと守りますが、セリフ回しやアクションなどは現代風に」と語っている[ 63] 。ただし、設定年代より後の1830年代に実用化されたリボルバー式拳銃 [ 注釈 19] が登場するなど、必ずしも時代考証は徹底されてはいなかった。
ソフト化
第1シリーズ
2004年にポニーキャニオン から発売。欠番の第11話を除き、第1話から第19話まで次回予告を含め収録。各巻単品の発売はされていないが、DMM 、ぽすれん で宅配レンタルは行われている。
2020年にベストフィールドが発売し、東映、東映ビデオが販売する、HDリマスター版が第11話を含めてリリース [1] 。
第2シリーズ
2020年にベストフィールドが発売し、東映、東映ビデオが販売する。
第3シリーズ
2000年にバップビデオ から里見浩太朗主演期の厳選エピソードを2話ずつ収録したVHSが3巻発売。
2014年1月7日から、第3シリーズを厳選し各号4話ずつ収録した『大江戸捜査網DVDコレクション』(分冊百科 )が、朝日新聞出版 から月2回刊行した。全75号。次回予告は収録されておらず、DVD冒頭の断りの通り一部の台詞の音声がカットがされている。
平成シリーズ
映画版
サウンドトラック
2002年にキングレコードからCD『大江戸捜査網 オリジナル・サウンド・トラック』(KICS-2376)が発売。ジャケットに「アンタッチャブル」の文字があるが、第3シリーズの里見編製作の際に新録されたBGMを収録。これは、玉木が曲の注文は「俺が注文を受けたときは、大江戸アンタッチャブルだったからつけよう」といったからであると、2回目のCDの解説に書かれている。全曲モノラル。オープニングテーマはTVサイズ1種のみ収録し、エンディングテーマは未収録。エンディングテーマ『ながれ橋』のアレンジBGMは「挿入歌いろはにほへと バリエーション」と誤って表記されていると思われていたが、2回目のサウンドトラック解説によると、現場では<いろはにを使おう>などと言われていたため、初めのCD制作時に、「いろはにほへとバリエーション」と、玉木自身が命名したと書かれている。
ブックレットには玉木宏樹(作曲)と合田豊(選曲)のメッセージを掲載。チャンバラシーンで多く使用された曲[ 注釈 20] などが未収録のため、選曲の不備にファンから不満の声が上がっている[ 64] 。2014年10月に、これに新たに発掘された音源を20トラック追加して再発売された(KICS-3083)[ 65] 。
『新世紀エヴァンゲリオン 』(テレビ東京系)の監督として知られる庵野秀明 がテレビ東京ミュージック 社長(当時)の金子明雄 と飲んだ際、「金子さん!是非とも大江戸捜査網をLD化してくださいよ!それが駄目ならせめて番組音楽のCDだけでも出してください。お願いします!」と懇願し、金子が真剣に検討したという逸話がある[ 66] 。
脚注
注釈
^ 番組販売 による遅れネットで放送した社では、日産自動車 と競合する自動車メーカー(トヨタ自動車 系の地元ディーラー・マツダ 、三菱自動車工業 など)がスポンサーだった例もある。
^ この物語での支配は旗本寄合席、大番頭、御側御用衆。本来の隠密廻り同心の支配は町奉行である
^ 身分である「“隠密同心」とは言わない時と、「如何にも、内藤勘解由配下、隠密同心 十文字小弥太」等の様に、身分を言う時とがあった
^ (※女性隠密同心の場合もあり)
^ 中村竹弥の後期には「そして、隠密支配、内藤勘解由だ」
^ 「隠密支配、藤堂対馬」と名乗ることもあり。
^ 昔の、SPレコード の機械吹き込みと云われるアコースティック録音の時代では、オーケストラでの弦楽器のピッツィカートの音が、録音出来ないので、代わりに太鼓を叩いた音に変更をして、機械式の吹き込みで、録音を行っていた。独奏の場合は,録音用の喇叭の直前で演奏するので,打楽器の変更は無い
^ 但し、日活ロマンポルノ 開始迄に契約を打ち切り東映に移籍する。
^ 本作出演当時の里見は京都での撮影の『水戸黄門 』と東京での撮影の本作との掛け持ちのために、毎週京都と東京を往復して撮影をしている状況だった。『長七郎天下御免! 』 は京都での撮影で以降の黄門と重複していた期間の作品(1988年 まで)も同様に京都での撮影だったので、撮影での移動負担は減少した。
^ 3日間の沖縄ロケが行われた。ロケ地は那覇市 内の名所、玉城村 の玉泉洞 、奥武島 など。沖縄本土復帰 に合わせる予定が出演者のスケジュールが合わなかったという。(瑳川は第2シリーズ放送当時、『ウルトラマンA 』で竜隊長役でレギュラー出演していて本作と掛け持ちで収録をしていた)前年12月までは第1シリーズが沖縄テレビで放送されていた事もあり、見物にファンが押し寄せた。ロケを伝える新聞記事では「美しき哉、琉球」というタイトルだった[ 47] 。
^ 表記は異なる可能性がある。
^ 隠密同心になった第20話以降もオープニングクレジットには登場しない。
^ この改編によって、これまで金曜19:00で放送されていた『日米対抗ローラーゲーム 』は、土曜17:00に移り、同時間でそれまで放送されていた日本テレビ系列の『金曜10時!うわさのチャンネル!! 』は『ウィークエンダー』が放送されていた土曜23:45に移動した。
^ 『金曜スペシャル』は成人向けの内容が多く、昼間の放送に適さないためと考えられる。1982年4月以降は金曜深夜に移動
^ 昭和編終了後のTXN日産枠番組『テレビあっとランダム 』も、遅れネットで放送された福岡放送 (FBS)で、日産がメインスポンサーとなっていた。
^ 『そこが知りたい 』が同枠に移動してからの放送枠の扱いについては不明
^ 2時間スペシャル版が3話存在し、それぞれ1時間枠で分割放映しているため、全体の話数713話より多くなる。
^ 2023年1月30日から2月3日の放送は豊川悦司版藤枝梅安 公開記念の特別編成で休止
^ 作中では短筒(たんづつ)、連発銃と呼ばれる。
^ 第3シリーズ第1話では隠密同心心得の条のシーンで使用。
出典
^ 『大江戸捜査網第3シリーズDVDマガジン』③、⑦特典映像『里見浩太朗特別インタビュー』で「この作品は、僕が一人の単独の主役ではなくて、全員が主役ですから」「チャンバラの2分間を、いかに4人が綺麗に演じ分けるか、編集が鋏を入れやすく出来るかを常に考えましたね」と言っている。
^ 江戸では、南北両町奉行所に2人ずつ配置され、与力を通さず奉行と面会し報告。捕縛は与力配下の定町廻り同心、臨時廻り同心、小者、同心配下の御用聞き、下引きが出向く。隠密廻り同心は周囲の悪者に身分がばれるのを防ぐ為に、捕縛には出向く事は無い。
^ 里見浩太朗の出演初回第131話(第3シリーズ#27)の悪人の元締め兵法学者駒根木順慶も同氏が演じて居た
^ ※第27話(第1シリーズ#27)
^ 第166話(第3シリーズ#62)他
^ 第27話(第1シリーズ#27)
^ 心得之条の「死して屍拾う者無し」と云うのは、骨を拾いお墓に納める事はしないと云う意味であり、存在は抹消するの意味である。
^ 読む声は中村竹彌 (内藤)である。読んで居る小弥太(杉 )の声では無い。此れも『スパイ大作戦』に通じる。指令する方の声である。
^ 第1シリーズ第44話「狂った狼の群れ」下手人に狙われている行列に着いていた十蔵は、「隠密同心井坂十蔵」と名乗った等
^ 第1シリーズ第2話「裏街道に命を賭けて」等
^ 第15話、「花吹雪暴れ獅子」では、相手(不破伝八郎;演;睦五郎 )に「こやつは十文字小弥太に相違無い」と云われ「居かにも十文字小弥太は此の俺だ」と町人姿の侭で云い、戦いも素手で行ない素手で絞首して断罪した。
^ 本来は行われ無かった全国行脚に於いて、悪事を行った代官等へ屋敷に乗り込み、手下の従身に刃を交えさせた後に、徳川光國が従身に自分の家紋入りの印籠を渡し、相手に紋所を見せて身分を明かす事を、TBSのテレビ時代劇水戸黄門で行い人気が出て、其が行われ無い時には苦情が来たり、行われる時間帯だけ視聴率が上がる等した為、各番組でも人気の出た行いを毎回行う様に成ったので、それらを❬水戸黄門の印籠❭と呼ばれる事になって行った。
^ いわゆる水戸黄門の印籠が取り入れられ始めたのである
^ 第1シリーズの様な忍装服や、探索時の継ぎ接ぎの、野良着等での立ち回りチャンバラでは無くなった事で、此の結果リアリティーは減った。
^ オープニングやエンディングでの時には、筆頭同心を演じる俳優が中心の事が多い。しかし、話の最中である被疑者の下へ出向く時には、上司に当たる支配が中心でないと、話がおかしくなる為、支配を演じる俳優が中心に立つ
^ 「“週間新潮”ペリー荻野が出会った時代劇の100人#12,降りる切っ掛けを失って演じ続けた『大江戸捜査網』の井坂十蔵」
^ 夕霧は第1話にのみ参加。順序が十蔵,お吉,小弥太の場合もあり,他に出演者の人数によっては、2人で「天知る,地知る」(江崎)、「人ぞ知る」(杉)と言い分ける回も存在する
^ 第1シリーズ第4話「火を吐く幻の罠」等、第3シリーズ通算第107話「天狗の館が燃えた」、通算第108話「裁くのは俺だ!」、通算第113話「裏切り者の子守唄」、通算第121話「無礼討ち返上」等
^ ※芸名改称
^ アランフエス協奏曲 やミュージカルウエスト・サイド物語 のアメリカが有名。
^ 『大江戸捜査網アンタッチャブル』「オリジナルサウンドトラック」CD解説書
^ 各リズムで1~2秒程度早い。全体で1分15~8秒で、オープニングが終了するように調整されて居る。テンポが違うのはチャンバラ時のBGMで前奏を繋げた時に、よく聴いて居なければ判らない程である。併し聞き分けられる為、テンポは明らかに異なる。
^ 里見編ではドラムスが叩かれる旋律が、杉編の場合には、弦楽器のコントラバスのピッツィカートと、木琴の音色で聞こえるので、よく聴いて居れば、聞き分ける事が可能である。
^ 第3シリーズのDVDブックの里見浩太朗の話に拠ると、「番組を卒業しだ降板する時に、女性のメンバーが皆泣くんですよ。もう、ワンワンと、化粧が取れちまうってのに」の様に、女性俳優は、1~3年置きに交代があった。
^ レコードについては第3シリーズの主題歌の項目で詳細に解説している。
^ 此のAya Production+TV TOKYO-Medianetから発売されていたDVDBOXが廃盤になった後,橋爪版の2SeriesのDVDBOX,里見版,松方版のVHSのソフトは発売されていたが,朝日新聞とTV TOKYO-MedianetからDVD付きマガジンが発売されたが,第3Seriesの選り抜きであった為,Aya Production+TV TOKYO-Medianetから発売されていたDVDBOXが中古値段で¥100000以上に値上がりし,未開封では¥250000以上するまで価格高騰して居たが,後東映ビデオが,原盤破損で欠番の11話込みで第1話から通算104話迄の全作品が発売されるに及び,価格高騰は落ち着いた(※其程人気のSeriesであった)。ヤフオク,メルカリ参照
^ 出演俳優のオフィシャルサイトに依る。
^ 後の項目の第3シリーズの主題歌を参照の事。
^ 朝日新聞出版社
^ 重版の解説で「玉木宏樹氏の存命中に訊いた処では『俺が注文された時は,此の題名だったからだ』と述べて居た」とされる
^ ※「映像が乱れている」との断り付き
^ 視聴者が期待している所謂、「水戸黄門の印籠」の「“隠密同心心得之条”がなくなった」ことと、“被疑者の前で、「何物だ?名を名乗れ!」、「隠密同心、十文字小弥太」、「同じく、井坂十蔵」が無くなった事”で、『水戸黄門での「此の紋処が目に入らぬか!物共控えぃ!御老公の御前で在る!頭が高い!」此の時間にのみ、視聴率が極端に上がっていたと云う。』之と同じ事が『大江戸捜査網』でも起きていたのである。
^ トゥギャッター インヴィクタ序曲は @tamakihiroki 「大江戸捜査網のテーマ」のパクリか? 玉木宏樹の2010年11月15日のツイート 2014年1月27日閲覧
^ 「注釈2」を参照の事。
^ 当作品の撮影年の、1970年10月迄には1966年燃えよ剣;沖田総司役(東京12チャンネル),1967年,文五捕物絵図;文五役(NHK総合),1969年,水戸黄門第1シリーズ;助さん(佐々木助三郎)役 (TBS / C.A.L),1970年,大岡越前;定町廻り同心中山新八郎役 (TBS / C.A.L),1970年,水戸黄門第2シリーズ;助さん(佐々木助三郎)役 (TBS / C.A.L.) ※後の里見浩太朗と同じく、水戸黄門の助さんと大江戸捜査網の筆頭同心とを京都と東京の撮影所で、同時期で撮影が重なっていた。)等が「大江戸捜査網アンタッチャブル」以前でのレギュラーとして出演している。
^ 第3シリーズでゲストとして、第3シリーズ初期の杉編への出演があり、娘瓦版屋のお花であったが、珊次郎を「珊次郎兄貴」と呼んだり、髪形の髪結いの形等、これまでの山猫お七とほぼ同じような姿での金太との絡み方等、山猫お七が復活した演技であった。
^ ポルノ製作に変わる日活から金剛プロダクションへ転属
^ 『デイリー新潮』《ペリー荻野が出会った時代劇の俳優100人》「#12,{瑳川哲朗}.降りる切っ掛けを失って,演じ続けた『大江戸捜査網』の井坂十蔵」(※井坂十蔵役の瑳川哲朗も,杉良太郎、古城都と一緒に降板を願い出たが,一度にそんなに降板されると,此の番組らしさが無くなるので,其れは認められない。と断られ,次の里見浩太朗が降板する事が決まった時にも(続け過ぎると、他の役が出来なくなると思って),一緒に降板する事を願い出たが,此の時も一度に降板されると,此の番組らしさが無くなると,断られた事で,逆に好きな役では有ったので,最後まで演じ切ろうと思った。と云う。)
^ おおばんがしらと読みおおばんとうとは読まないが、幕府での大番頭=おおばんとうとしての役回りである。
^ “燕岳”で,“つばくろ”と読む。
^ 姿は見せる事が在るが、顔は見せる事や、断罪に立ち会う事も一切無かった。
^ 消防団は消防局では無く、ボランティア的な組織である
^ ポンプ車であり、取水用の河川等へ取水ホースを入れて、万一の延焼に備えて居たので,片付けも大変であった
^ 「ちょんまげ天国 in DEEP 大江戸サラウンド仕様」(2003年ソニーミュージック、MHCL-289)など
^ 探索などのために刺青が邪魔になる時には、他人に判らないように、刺青がある腕に化粧を施しており,見えない場合がある。逆にある方が探索の相手に都合が良い場合には、わざと見えるような動きをしている。
^ 表向きには道楽で、御役御免となったことになってはいるのだが、以前に勘定奉行に任命されたおりに、妻子皆殺しに遭ってから、全ての表向きの公儀の御役回りは、一切引き受けることを辞している。第3シリーズでの音次郎達に、御役回りに着いてほしいと言われた時にも断っていた。その理由は定信から音次郎達に伝えられた。
^ 読売新聞1972年6月18日朝刊21面『隠密同心、沖縄に参上 東京12「大江戸捜査網」ロケ 一行、暑さに悲鳴』
^ ただし「制作協力」として、三船プロダクションのクレジットは終盤近くまで続けられた。
^ 第1話では、筆頭老中松平越中守定信と表記。
^ a b c 再放送の際は、前後編に編集されたもので放送することがある。
^ 『朝日新聞 縮刷版 』朝日新聞社 、1981年1月3日付ラジオ・テレビ欄。
^ 出典:東奥日報1972年3月21日から4月10日のHBCテレビ欄から
^ 決定版 懐かしのせんだいCM大百科(せんだいCM特捜隊、株式会社mori) オジサマ人気『大江戸捜査網』と『ボンボン会館』のCM(当時宮城県での単独スポンサー、現在は閉館)より。
^ 『信濃毎日新聞 』1974年1月6日付朝刊、テレビ欄。
^ 富山新聞 1974年9月1日付朝刊テレビ欄
^ a b 北國新聞 1980年10月5日付朝刊テレビ欄
^ 東映ビデオ発売のDVDSetに採録されている。
^ 「東京12チャンネルの挑戦」([[金子明雄 (テレビプロデューサー)|]]著、三一書房 )p.140
^ 「東京12チャンネルの挑戦」p.139
^ 立命館大学ARCシナリオ検索システム 大江戸捜査網(アンタッチャブル) 初姿、花の喧嘩状 (2015年2月11日閲覧)
^ 『大江戸捜査網 オリジナル・サウンド・トラック』(キングレコード)解説書
^ 「東京12チャンネルの挑戦」p.140-141
^ 読売新聞1970年9月10日朝刊23面『大江戸捜査網 東京12の型破り捕り物帳 アクションは現代風に』
^ カスタマーレビュー: 大江戸捜査網 オリジナル・サウンド・トラック/Amazon.co.jp 2014年1月23日閲覧
^ 大江戸捜査網 オリジナル・サウンド・トラック - Amazon.co.jp
^ 「東京12チャンネルの挑戦」p.141
関連項目
世界の恋人 :日産自動車のテーマ曲。『大江戸捜査網』で初めて放送された。
外部リンク
東京12チャンネル→テレビ東京 土曜21:00 - 21:54枠
前番組
番組名
次番組
大江戸捜査網(第1シリーズ)
大江戸捜査網(第2シリーズ)
旅人異三郎
大江戸捜査網(第3シリーズ) ↓ 新大江戸捜査網 ※本番組まで時代劇枠
東京12チャンネル 土曜20:55 - 21:56枠
旅人異三郎 (21:00 - 21:56)
大江戸捜査網(第3シリーズ) (1973.9 - 1974.9) 【1分縮小して継続】
天気予報 (21:55 - 22:00)
【1分拡大して継続】
東京12チャンネル 土曜20:54 - 21:55枠
大江戸捜査網 (第3シリーズ) (21:00 - 21:56)
大江戸捜査網 (第3シリーズ) (1974.10 - 1975.9) 【更に1分縮小して継続】
天気予報 (21:54 - 22:00) 【更に1分拡大して継続】
テレビ東京 金曜21時台の時代劇枠
大江戸捜査網(1990年)
あばれ八州御用旅 (第2シリーズ)
大江戸捜査網(1991年)
テレビ東京 新春ワイド時代劇 (本作まで)
大江戸捜査網2015 (2015年)
1988年10月 - 1995年3月(夜9時台 )
1988年 1989年 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年
2006年10月 - 2008年9月(夜8時台 )
セガサミーシアター
藤沢周平時代劇
金曜時代劇
サミーシアター
2016年10月 - 12月(夜8時台)
関連項目
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