ディオメディア
株式会社ディオメディア(英: diomedéa inc.)は、日本のアニメ制作会社。日本動画協会正会員。 本項では事実上の前身にあたる有限会社スタジオバルセロナについても述べ、作品履歴も同一のものとして扱う。ただし、後述の通り、登記上においてディオメディアとスタジオバルセロナは別法人である。 概要有限会社スタジオバルセロナ旧企業情報
グループ・タックの制作出身である須賀信行が2005年10月5日に設立したアニメ制作会社。社名を考えていた時、須賀の好きなサッカークラブであるFCバルセロナのポスターが目に入ったことから命名された。設立時より里見哲朗(バーナムスタジオ)と関わりが深く、里見がプロデュースするテレビシリーズやOVAを中心に手掛けた。 翌2006年にアニメーターの小原が取締役社長(共同代表)に就任[1]。小原はスタジオ九魔、シャフトで活動しており、シャフトでは新人アニメーターの育成を担当していた。その経験からスクールを兼ねたアニメスタジオ設立の構想を持っていたが、グループ・タックで仕事を共にした須賀に作画部門の強化を依頼され経営に加わった。 しかし2007年に入り、須賀が体調を崩したため代表取締役を辞任。小原はバルセロナとして業務を続けるより、改めて会社を立ち上げた方がよいと判断[1]し、ディオメディアを設立。同時期に事業を停止した。須賀はディオメディアの経営には関与せず、アニメ業界を退いて行政書士に転じている。 尚、沿革では株式会社ディオメディアに改組[2]したとされるが、設立に際し登記変更はされておらず[3]、2012年1月20日付での株主総会の決議により会社が解散するまで法人格は存続していた。 2023年1月24日、登記官により登記記録閉鎖。 株式会社ディオメディアスタジオバルセロナの取締役社長を務めていた小原充が同社の事業・資産を承継するため新たに2007年11月28日に設立したアニメ制作会社。設立当初は制作部と作画部のみだったが、2010年に彩色部、2012年に撮影部を新設し、順次制作会社としての規模を拡大。また、社内にオフライン編集室を併設している。 福利厚生の整備と収益の安定化を目指して2011年に版権事業部を設立し、自社オンラインショップ(ディオメディアショップ)を開業する。アニメ制作用品及びディオメディアが手掛けた作品のキャラクターグッズ開発・販売、原画展の開催、コミックマーケットほか大型イベントへの出展など事業を展開している。版権事業部は2013年12月にディオメディアの関連会社である株式会社アズメーカーとして分社設立[4]し、オンラインショップも「きゃらON!」に名を変えて、ディオメディア作品以外のグッズも取り扱うようになる。 2013年には自社テレビCMを制作し、『ぎんぎつね』で自らスポンサーとなりこれを放送した。 2014年9月に事業拡大につき自社ビルを落成し、本社機能を移転。旧社屋(東京都練馬区関町北3丁目23番16号)を武蔵関スタジオとした。その後、旧社屋には同業他社であるスタジオブランとエンカレッジフィルムズが入居したが、2021年までに移転した。 作品履歴テレビアニメ
劇場アニメ
OVA
制作協力
その他
別名義production dóA2017年に『ご注文はうさぎですか?? 〜Dear My Sister〜』で初元請として表記。スタッフにはディオメディアとエンカレッジフィルムズに関連する人物が主に関わっている。下請けとして携わったWishの公式サイトでは株式会社としての表記は行われていない[7]。
Ezo'la2018年から2020年の期間に一部作品にて使用。漢字での表記は「絵空」。 2023年に下記の3作品に関わっていた渋谷亮介のツイートで、ディオメディアとその出身プロデューサーである江里口武志が設立したスタジオブランとの共同制作時の名前として使われていたことが明かされた[8]。
関連人物アニメーター・演出家
制作
脚注注釈
出典
外部リンク
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