サテライト (アニメ制作会社)
株式会社サテライト(英: SATELIGHT Inc.)は、日本のアニメ制作会社。日本動画協会正会員。 社名のSATELIGHTはSapporo(札幌)、Animate、Technology、Entertainmentのそれぞれの頭文字を組み合わせたもの。設立当初からデジタルアニメーション制作に特化した制作会社である。 沿革前身はソフトウェア開発を行うビー・ユー・ジー(北海道札幌市)の関連会社、バイスのサテライト事業部である。1993年、ビー・ユー・ジーはグループ・タックと共同で世界初の全編CGアニメーションによる連続テレビシリーズ『ビット・ザ・キューピッド』を制作開始。制作にあたりアニメーション監督の前田庸生を迎え、サテライト事業部はデジタルパートを担当した。 1995年12月、『ビット・ザ・キューピッド』の成功によりサテライト事業部はバイスより独立。「株式会社サテライト」として発足した。代表取締役の佐藤道明はビー・ユー・ジーの経理出身で、イラストレーターの佐藤道明とは同姓同名の別人である。 1996年、グループ・タックの依頼で『イーハトーブ幻想〜KENjIの春』のCG制作を担当。アニメーション制作への本格参入にあたり、1998年に東京都杉並区に制作スタジオを設立した。 2001年9月、ビー・ユー・ジー傘下より独立。リンクキューブ社が資本参加し、同社CEOの内田善之がサテライト会長に就任した。同年に初の元請制作作品として、『イーハトーブ幻想〜KENjIの春』で監督を務めた河森正治による『地球少女アルジュナ』を制作。河森は2003年に同社の取締役に就任し、「マクロスシリーズ」や「アクエリオンシリーズ」などを制作する。 2006年8月、本社を北海道札幌市から東京都杉並区阿佐谷南へ移転。遊技機製造大手のSANKYOと資本提携し系列化に入る。代表作は上記の河森が関わった『CRフィーバー創聖のアクエリオン』など、パチンコ機種の演出映像制作、また音楽集団Elements Gardenの上松範康とワイルドアームズシリーズの金子彰史が関わった「CRフィーバー戦姫絶唱シンフォギアシリーズ」パチンコやパチスロのタイアップを行った。 2007年、旧札幌本社のスタッフがDebris札幌を設立。2008年に大阪スタジオ及び第二スタジオ(東京)の一部スタッフが分社独立しGoHandsを、第一スタジオ(東京)の一部スタッフが分社独立しエイトビットをそれぞれ設立した。 2014年より阿佐ヶ谷アニメストリートに開店したアニメコラボカフェ「SHIROBACO」をプロデュースしていたが、2019年1月20日に閉店した[2]。 2019年6月に設立されたスタジオKAIに「戦姫絶唱シンフォギアシリーズ」のアニメーションプロデューサー、キャラクターデザイン、総作画監督、作画監督陣などプロデューサー、主要アニメーター陣が移籍した。そのため、2020年9月に公開された『戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED』のOPアニメーション制作はスタジオKAIが請け負っている。 2020年6月、SANKYOとの資本提携を解消[3]。同年7月、中国のIT企業であるNetEaseとの資本業務提携を開始[4]。同年11月、本社と制作スタジオを東京都杉並区阿佐谷北へ移転[5]。 新型コロナウイルス感染症の影響で2021年10月に作品公開のタイミングが重なり、10月7日にテレビアニメ『サクガン』が放送スタート、8日に映画『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』と『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』が封切りとなる。 2022年11月、音響制作会社のダックスプロダクションと共同で音響スタジオ「株式会社Studio Sound Bee」を設立[6]。 受賞歴
作品履歴テレビアニメ
劇場アニメ
OVA
Webアニメ
ゲーム
制作協力
同社スタッフ・OBが独立・起業・移籍した会社
脚注注釈出典
参考文献
外部リンク
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