大相撲令和2年11月場所
大相撲令和2年11月場所(おおずもうれいわにねんじゅういちがつばしょ)は、2020年(令和2年)11月8日から11月22日までの15日間、東京都墨田区の国技館(両国国技館)で開催された大相撲本場所である。 概要新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、本来であれば福岡国際センター(福岡市博多区築港本町)での開催となるが、7月場所のように国技館開催とし[1]、人数制限をかけての開催となった[2]。また、通常「九州場所」の通称を用いているメディアでも、本場所は「大相撲11月場所」と称した。
番付・星取表幕内
十両
優勝争い2横綱が初日から休場したこの場所は、大関・朝乃山が3日目から、新大関・正代が5日目から休場となり、貴景勝が一人大関となる波乱の幕開けとなった。その貴景勝が初日から8連勝で自身初の中日勝ち越しを達成。中日の時点で全勝の貴景勝を1敗で小結・照ノ富士、平幕・宝富士、志摩ノ海が追う展開となった。 9日目に貴景勝は翔猿に敗れ、1敗に後退。照ノ富士は髙安に敗れ2敗になったことで、貴景勝、宝富士、志摩ノ海が1敗で並ぶ形となった。10日目以降、宝富士は連敗し、優勝争いから脱落。貴景勝、照ノ富士、志摩ノ海が連勝を続けた。 13日目に貴景勝と志摩ノ海の1敗同士の取り組みが組まれ、これに勝利した貴景勝が1敗で再度単独トップに立った。 14日目には照ノ富士と志摩ノ海の2敗同士の取り組みが組まれ、照ノ富士が勝利。貴景勝は御嶽海を破り、1敗をキープ。優勝争いは貴景勝(1敗)と照ノ富士(2敗)の2人に絞られ、千秋楽結びの一番にゆだねられた。 千秋楽、本割で照ノ富士が貴景勝を浴びせ倒しで下し、優勝決定戦に持ち込むも、決定戦では貴景勝が立ち合いから照ノ富士を圧倒、押し出しで破った。貴景勝は2年ぶり2回目、大関としては初の優勝を13勝2敗で飾った。大関の優勝は平成29年1月場所の稀勢の里以来、22場所ぶりのことであった。 脚注
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