2011年世界フィギュアスケート選手権
2011年世界フィギュアスケート選手権(2011ねんせかいフィギュアスケートせんしゅけん)は、2011年4月24日から5月1日にかけて、ロシアのモスクワのメガスポルトで行われた。本来は2007年大会以来4年ぶりに日本の東京で開催する予定であったが、開催直前に発生した東日本大震災の影響により一旦中止・約1か月間延期され、モスクワでの代替開催となった。 今大会より予選会が復活した。(ただしペアは出場者がエントリー数が少なかったため実施せず)またアイスダンスでは他の国際スケート連盟主催競技会と同様に、従来のコンパルソリーダンスとオリジナルダンスに替わって、ショートダンスが行われた。 東日本大震災への反応当初は、長野市のホワイトリングが開催地に予定されていたが、老朽化に伴い2010年1月21日に開催地が東京に変更され[1]、2011年3月21日から27日にかけて、日本・東京の国立代々木競技場第一体育館で行われる予定であった。 しかし、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響や[2][3]、この地震による福島第一原子力発電所事故の為東京電力がその後実施を発表した計画停電の影響などを考慮して、3月14日に日本スケート連盟(JSF)は大会の中止を一旦発表した[4](同大会が中止されるのは1961年大会以来50年ぶりで、同年は延期・代替開催も行われなかった)。 JSFは9月もしくは10月に開催することも検討していたが[5]、これを断念[6]。大会スタッフ用の防寒着は被災地に送られた。ISU側はコロラドスプリングス、レークプラシッド(共にアメリカ)、トリノ(イタリア)、マルメ(スウェーデン)、モスクワ(ロシア)など代替開催地の検討をした結果[7]、3月24日にモスクワでの代替開催の決定を発表した[8] 。 この大会では、ロシア首相のウラジーミル・プーチンが東日本大震災に被災した日本への連帯感を示すことを表明し[9]、開会式では、白いリンクに大きな日の丸が映し出され、参加国の民族衣装を着たスケーターが連帯を示して黙とうするなど、様々なセレモニーが行われた[10]。 出場選手枠国際スケート連盟に加盟する各国のフィギュアスケート統括団体に対し出場枠が与えられ、各国に対する出場枠は種目ごと前年大会の結果により1人から3人までと決められた。
出場人数ルール詳細については世界フィギュアスケート選手権#出場枠を参照。 競技結果各国メダル数
男子シングル![]()
女子シングル![]()
ペア![]()
アイスダンス![]()
獲得出場枠今大会の結果により、2012年世界選手権で複数の出場枠を得た国は次の通り。
賞金
脚注
外部リンク |
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