DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る
『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』(ドキュメンタリー オブ エーケービーフォーティエイト ショウ マスト ゴー オン しょうじょたちはきずつきながら、ゆめをみる)は、2012年の日本のドキュメンタリー映画。AKB48のドキュメンタリー映画第2作。2011年の1年間を扱っている。 解説監督は、AKB48のメジャーデビュー間もない頃の「軽蔑していた愛情」から本作公開時点での最新作「上からマリコ」にいたるまでミュージック・ビデオを多く手がけてきた高橋栄樹。ナレーションは声優の能登麻美子が担当。主題歌「ファースト・ラビット」が映画用に書き下ろされた。 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)復興支援のため、AKB48と姉妹グループが同年5月から開始した「誰かのために」プロジェクト被災地訪問ライブ活動の様子と、宮城県仙台市出身で当時のメンバー唯一の被災者だった12期研究生(当時)岩田華怜へのインタビューを軸に、前田敦子が大島優子から1位の座を奪回した『AKB48 22ndシングル 選抜総選挙』や、過呼吸と脱水症状で倒れるメンバーが続出した西武ドームコンサートの凄絶な舞台裏、そして新たに研究生から昇格したメンバーだけで結成されたチーム4の紆余曲折などが描かれた。高橋監督には、AKB48総合プロデューサーの秋元康から「被災地支援活動に対する彼女たちの思いや西武ドーム公演を柱として、AKBの持っている"光と影"の部分を捉えてほしい」という指示があったという[2]。 映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では初登場第7位を記録している[3]。それまでAKB48に関心のなかったような人が高く評価したり、中には「これは一種の戦争映画」などと形容するツイートも見られた[4]。ラッパーで映画評論家の宇多丸は「日本アイドル史上に残る日本型アイドルの進化史の一つの到達点。臨界点といっていい」と絶賛した[5]。しかし監督の高橋自身は自ら作った作品であるにもかかわらず、震災から13年が経過した2024年3月11日の時点でも、公開以来いまだに見ることができないと明かしている[6]。 スタッフ
脚注
関連項目
外部リンク
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