Wonder (中森明菜のアルバム)
『Wonder』(ワンダー)は、日本の歌手中森明菜のCD限定企画のミニ・アルバム。このアルバムは1988年6月1日にワーナー・パイオニアよりリリースされた (CD: 28XL-194, GOLD CD: 43XL-2001)。 背景『Wonder』は、1987年5月発売の『CD'87』に続いてCD限定でリリースされたミニ・アルバムで、CD盤 (28XL-194)に加えて完全限定盤として24金を蒸着したGOLD CD盤 (43XL-2001)の2形態で1988年6月1日に同時発売された[2][3][4]。 このアルバムの帯コピーには「NEW VOCAL WITH RE-MIXED VERSION」と記載されており、中森初のセルフ・プロデュースにして問題作とも言われたスタジオ・アルバム『不思議』の収録曲から「Labyrinth」、「燠火」、「ガラスの心」、「マリオネット」、「Teen-age blue」の5曲を選曲し、再録した作品である[4][5][6][7]。これらの再録楽曲に加えて、同スタジオ・アルバムでは未収録であった楽曲の「不思議」が新たに収録された[7][8][4]。本作発売後、1988年7月20日より開催された中森の全国コンサート・ツアーFemme Fataleにて、本作から「不思議」を披露している[9][4][10]。 ジャケット写真撮影時、樹木にかぶれて大変だったというエピソードが歌番組内で語られた。 批評『CDジャーナル』は本作について「全身でリゾートすることが、熱帯と温帯の入りまじった、観念としての女性の夏休暇を清涼かつ妖しく描くことだったとは。」と批評している[11]。『Hotwax presents 歌謡曲 名曲名盤ガイド 1980's』の馬飼野元宏は、スタジオ・アルバム『不思議』のレビューの中で、同スタジオ・アルバムに対して本作は中森の歌唱が明瞭に聴き取れるバージョンであると指摘した[7]。 チャート成績『Wonder』は、オリコン週間アルバムチャートの1988年6月13日付で初登場し、最高順位2位を記録した[2][12]。同チャートには、計8週に渡ってランクインしている[13]。オリコンのCDチャートでは、計10週に渡ってランクインした[13]。 収録曲
クレジットリリース履歴
参照
関連項目
外部リンク
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