埼玉県立大宮工業高等学校

埼玉県立大宮工業高等学校
地図北緯35度56分53.6秒 東経139度37分40.2秒 / 北緯35.948222度 東経139.627833度 / 35.948222; 139.627833座標: 北緯35度56分53.6秒 東経139度37分40.2秒 / 北緯35.948222度 東経139.627833度 / 35.948222; 139.627833
過去の名称 大宮町立工業学校
埼玉県大宮工業学校
埼玉県大宮工業高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者 埼玉県の旗 埼玉県
設立年月日 1925年5月1日
共学・別学 男女共学
課程 全日制定時制
単位制・学年制 学年制
設置学科 機械科
電子機械科
電気科
建築科
学期 3学期制
学校コード D111210000502 ウィキデータを編集
高校コード 11143A
所在地 331-0802
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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埼玉県立大宮工業高等学校(さいたまけんりつおおみやこうぎょうこうとうがっこう)は、埼玉県さいたま市北区本郷町に所在する、男女共学の工業高等学校である。略称は「みやこう」で、埼玉県立大宮高等学校(「おおこう」)との区別が図られている。

概要

全日制は2年生から4科とも「専門コース」と「カレッジコース」に分かれる。専門コースでは専門的知識・技術を深め、カレッジコースでは理工系の大学進学に対応する。

近年の全日制の卒業生の進路は、就職が最も多く約6割、大学は約2割、専門学校は約1割となっている。

定時制は2000年から単位制を導入し、工業技術科での募集だが、興味・関心に応じて機械・建築の科目が選択で学習できるように、1・2年では全員共通科目を学び、3・4年で「機械コース」と「建築コース」の2つに分かれる。

設置学科

全日制

    • 機械科
    • 電子機械科
    • 電気科
    • 建築科

定時制(単位制)

    • 工業技術科
      • 機械コース
      • 建築コース

沿革

出典(特記以外)…[1]

  • 1925年大正14年)
    • 5月1日:大宮町立工業学校と称し、大宮町大字大宮939番地所在の鉄道省東京鉄道局大宮工場技工見習教習所を借り受けて夜間授業を開始する。
    • 7月29日:文部省告示を以って、乙種工業学校として設立認可。
  • 1928年昭和3年)3月29日:同窓会組織として卒業生53名によって大宮工業会発足。
  • 1935年(昭和10年)
    • 2月13日:乙種工業学校から甲種工業学校に昇格する、昼間の第1本科と夜間の第2本科を設置。
    • 8月12日:東京鉄道局大宮工場技工見習教習所の仮校舎から大宮町大字大宮2857番地の新校舎へ移転(昭和10年8月9日落成)。
    • 10月6日:この日を開校記念日とする。
  • 1937年(昭和12年)7月:校歌を制定。
  • 1938年(昭和13年)8月31日:埼玉県大宮工業学校に改称。
  • 1948年(昭和23年)4月1日:埼玉県大宮工業高等学校と改称。
  • 1949年(昭和24年)4月1日:第1本科を全日制に、第2本科を定時制に改める。電気科を設置。
  • 1950年(昭和25年)7月20日:大宮市大字櫛引字三島678番地の新校舎へ移転(昭和25年7月12日落成)。
  • 1952年(昭和27年)4月1日:建築科を設置。
  • 1958年(昭和33年)7月10日:所在地番の呼称を大宮市櫛引町2丁目499番地と変更する。
  • 1959年(昭和34年)11月15日:第7回全日本吹奏楽コンクール人幡大会に優勝する。
  • 1961年(昭和36年)11月12日:第9回全日本吹奏楽コンクール東京大会に優勝する。
  • 1963年(昭和38年)1月1日:埼玉県に移管され、埼玉県立大宮工業高等学校に改称。
  • 1965年(昭和40年)11月:創立40周年記念並びに体育館落成記念の式典を挙行する。
  • 1968年(昭和43年):第40回選抜高等学校野球大会に初出場、初優勝[2]
  • 1980年(昭和55年) - 1982年(昭和57年):大宮市本郷町の新校舎(現在地)に移転。跡地は埼玉県立大宮中央高等学校(通信制・単位制通信制・単位制定時制)、さいたま市立大宮西部図書館などに転用。
  • 1982年(昭和57年)4月1日:全日制を男女共学とする(埼玉県男子校として初)。
  • 1990年平成2年)4月1日:全日制に電子機械科を設置。
  • 2000年(平成12年)
    • 4月:定時制に単位制を導入し、工業技術科を設置。
    • 11月:創立75周年記念式典を挙行。
  • 2015年(平成27年)11月:創立90周年記念式典を挙行。
  • 2017年(平成29年)6月23日:ラジオ部が2017 1RCモデルロケット国際大会(フランス大会)で準優勝する
  • 2018年(平成30年)7月20日:ラジオ部が2018 1RCモデルロケット国際大会(イギリス大会)で第3位となる
  • 2020年(令和2年)1月8日:第8回ものづくり日本大賞においてラジオ部が内閣総理大臣賞を受賞する。
  • 2021年令和3年)2月9日:ラジオ部が埼玉県埋蔵文化財調査事と連携した「最先端技術で太古と現代を結ぶ」が埼玉県キャリア教育実践アワード最優秀賞を受賞する。
  • 2022年令和4年)埼玉県立浦和工業高等学校と統合して、新しい工業高等学校へ移行する事が明らかとなる。
  • 2022年(令和4年)先進的な取組を行う「マイスター・ハイスクール」の指定校として選ばれる[3]
  • 2025年(令和7年)当年度をもって募集停止[4]
  • 2025年(令和7年)1月21日:埼玉県高校選手権において、柔道部男子団体が29大会ぶりに優勝[5]
  • 2025年(令和7年)2月28日:埼玉県の公立高校として初めて文部科学大臣表彰「コミュニティスクールと地域学校協働活動の一体的推進」を受賞[6]
  • 2025年(令和7年)3月28日:浦和工業高等学校と統合した新校名が埼玉県議会二月定例会において「埼玉県学校設置条例の一部を改正する条例」として可決され「大宮科学技術(おおみやかがくぎじゅつ)高等学校」に決定される[7]
  • 2025年(令和7年)11月22日:創立100周年記念式典をレイボックホールにて挙行予定[8]
  • 2026年(令和8年)当校の所在地に、浦和工業高等学校と統合した新しい工業高等学校である「大宮科学技術高等学校」が開校する[9]

学校行事

全日制には競歩大会があり、埼玉スタジアム2002で開催される。男女とも12(11.8) kmを徒歩やジョギング、またはランニングで制限時間3時間以内でゴールしなければならない。

また、球技大会は1学期と3学期にあり、1学期はサッカー・バレーボール・卓球 、3学期はサッカー・バスケットボール・卓球となっている。

クラブ

ラジオ部は2017モデルロケット国際大会(IRC)で世界2位、2018モデルロケット国際大会(IRC)で世界3位となり、第8回ものづくり日本大賞(内閣総理大臣賞)を受賞した[10]

運動部

野球部・柔道部・剣道部・自転車競技部・ソフトボール部男女・硬式テニス部・ソフトテニス部・ サッカー部・陸上競技部・バスケットボール部・バドミントン部・バレーボール部・卓球部・山学[注釈 1]

野球部

野球部は春・夏1回ずつ甲子園出場経験があり、1968年の第40回選抜高等学校野球大会で初出場・初優勝を飾り、埼玉県初の春の選抜大会優勝校となった。

文化部

建築研究部・写真部・美術部・内燃部・文芸部・ラジオ部・電気研究部・釣り

愛好会

鉄道愛好会・アニメーション愛好会・模型愛好会・茶道愛好会・軽音楽愛好会・インターアクトクラブ

著名な卒業生

プロ野球選手

その他

その他

  • 2019年1月、柔道オーストラリアジュニアチームが来校し、本校生徒と一緒に練習を行った。この様子はテレビ埼玉の「埼玉で開催!Tokyo2020」で放送された[14]
  • 2023年7月4日、埼玉新聞の「高校入試対策特集 夏号」に本校授業風景が掲載[15]
  • 2024年2月20日、TBS『THE_TIME,』全国!中高生ニュースにて本校の「アニメーション愛好会 ヲタ芸班」を紹介[16]
  • 2024年7月、埼玉の逆襲J:COMチャンネル埼玉 地デジ11ch)にて「【世界2位の部活】大宮工業高校ラジオ部は“あるモノ”で世界を目指す」で本校ラジオ部が取り上げられた[17]
  • 2024年8月11日、テレビ朝日「ナニコレ珍百景」にて「アニメーション愛好会 ヲタ芸班」を紹介[18]
  • 2024年9月3日、埼玉県高校入試系YouTuberノグジュンによる、輝く!塾説グランプリ2024で大宮工業高校が2位に選出[19]
  • 2024年10月4日、文部科学省「ミラメク」にて「次世代マイスターを育成する専門高校の挑戦(埼玉県の事例)」にて紹介[20]
  • 2025年1月18日、テレビ埼玉 県政広報テレビ番組「いまドキッ!埼玉」の「全国植樹祭まであと何日?」にて建築科が紹介される[21]
  • 2025年1月25日、1月25日に開催された教育ジャーナリスト梅野弘之氏が解説[22]
  • 2025年1月26日、1月25日に開催された第一回新校説明会を埼玉県高校入試系YouTuberノグジュンが解説[23]

交通

次の3つの駅が最寄り駅として案内されている[24]

脚注

注釈

  1. ^ 「山を学び山で学ぶ」をモットーとして活動しているので、「山岳」ではなくあえて「山学」と表記する。

出典

  1. ^ 沿革 - 埼玉県立大宮工業高等学校”. omiya-th.spec.ed.jp. 2021年8月11日閲覧。
  2. ^ Company, The Asahi Shimbun. “甲子園の戦績 | バーチャル高校野球 | スポーツブル”. バーチャル高校野球. 2021年8月11日閲覧。
  3. ^ “令和6年度マイスター・ハイスクール指定事業(5件)の事業計画書・ビジュアル資料”. 文部科学省. https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shinkou/shinko/mext_02800.html 
  4. ^ “埼玉県立高12校を6校に 統合方策案 19日から意見募集”. 東京新聞. (2022年7月17日). https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/190154 2022年7月17日閲覧。 
  5. ^ “柔道県高校選手権 個人 団体 結果”. 埼玉新聞. https://saitama-np-jukennavi.com/column-news/%E6%9F%94%E9%81%93%E7%9C%8C%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9%E3%80%80%E5%80%8B%E4%BA%BA%E3%80%80%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%80%80%E7%B5%90%E6%9E%9C/ 
  6. ^ “令和4年度「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進」に係る文部科学大臣表彰、第75回優良公民館表彰等について”. 文部科学省. https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01149.html?_fsi=XcE0MApL 
  7. ^ “県立高校6校の設置について”. 埼玉県. (2025年3月28日). https://www.pref.saitama.lg.jp/f2219/dai2ki/koumeikettei.html 2025年3月28日閲覧。 
  8. ^ 100周年記念事業・記念式典・祝賀会の開催
  9. ^ 令和8年度開校新校情報
  10. ^ 第8回ものづくり日本大賞(内閣総理大臣賞)受賞者一覧』(PDF)(プレスリリース)経済産業省、2019年12月27日、3頁https://www.meti.go.jp/press/2019/12/20191227001/20191227001-1.pdf2020年1月11日閲覧 
  11. ^ 1967年の本日、ザ・テンプターズが「忘れ得ぬ君」でデビュー”. 大人のMusic Calendar (2017年10月25日). 2017年10月25日閲覧。
  12. ^ メモ:テンプターズ結成まで”. もうれつ先生 (id:discussao) (2009年8月27日). 2009年8月27日閲覧。
  13. ^ 埼玉県教育局. “Sexy Zoneの菊池風磨さん、佐藤勝利さんによるテレビ取材がありました”. omiya-th.spec.ed.jp. 2021年8月11日閲覧。
  14. ^ 埼玉県教育局. “柔道オーストラリアジュニアチーム来校及び放映について”. omiya-th.spec.ed.jp. 2021年8月11日閲覧。
  15. ^ 【専門学科の学び】県立大宮工業高校”. 埼玉新聞社 高校受験ナビ (2023年6月30日). 2023年6月30日閲覧。
  16. ^ TBS『THE TIME, 』2024年2月19日のポスト
  17. ^ 【世界2位の部活】大宮工業高校ラジオ部は“あるモノ”で世界を目指す【埼玉の逆襲】”. LOVE埼玉チャンネル (2024年7月12日). 2024年7月12日閲覧。
  18. ^ ナニコレ珍百景. “ナニコレ珍百景 ヲタ芸を披露する高校生 埼玉県さいたま市 埼玉県立大宮工業高等学校”. ナニコレ珍百景. 2024年8月11日閲覧。
  19. ^ 【埼玉県公立高校図鑑・新校編】大宮工業★浦和工業【北辰テスト】”. 塾講師ノグジュンの埼玉県高校入試突破 (2024年9月3日). 2024年9月3日閲覧。
  20. ^ ミラメク. “ミラメク現場から 専門高校の挑戦 次世代マイスターを育成する専門高校の挑戦(埼玉県の事例)”. 文部科学省. 2024年10月4日閲覧。
  21. ^ 工業高校生の技と情熱の結晶!~汗と涙の製作秘話を添えて~【いまドキッ!埼玉】2025.1.18放放送”. 埼玉県公式チャンネル(サイタマどうが) (2025年1月23日). 2025年1月23日閲覧。
  22. ^ 新・大宮工業高校、ライバルは理数科か”. 梅野弘之オフィシャルブログ (2025年1月25日). 2025年1月25日閲覧。
  23. ^ 【埼玉県公立高校図鑑・新校編】大宮工業★浦和工業【北辰テスト】”. 塾講師ノグジュンの埼玉県高校入試突破 (2025年1月27日). 2025年1月27日閲覧。
  24. ^ アクセス・周辺地図 - 埼玉県立大宮工業高等学校”. omiya-th.spec.ed.jp. 2021年8月11日閲覧。

関連項目

外部リンク

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