京都市立西京高等学校・附属中学校
京都市立西京高等学校・附属中学校(きょうとしりつ さいきょうこうとうがっこう・ふぞくちゅうがっこう)は、京都府京都市中京区西ノ京東中合町に所在する市立中学校・高等学校。 エンタープライジング科に附属中学校が設置されており、中高一貫教育が行われている。 設置学科
沿革
未来社会創造学科エンタープライジング科全日制の専門学科として未来創造学科エンタープライジング科を開設している。これにより、京都府全域からの受験や通学が可能となっている。この系統をとっている公立高校は府内に京都市立堀川高等学校や京都府立嵯峨野高等学校があり、西京高校はこれらの高校とともに「公立高校復権の象徴」とされている[5][6]。 エンタープライジング科の名前は、英単語の名詞enterpriseの形容詞形であるenterprisingからきている。 教育理念“enterprising”は『進取の気性に富んだ』という意味であり、西京高等学校・附属中学校では、この『エンタープライズシップ』を6年間一貫教育の基本理念とし、大学を経て、やがては未来社会のリーダーとなる有為の『進取(進んでものごとに取り組もうとする気概)・敢為(あえて困難に立ち向かおうとする気性)・独創(自由な発想と果敢な実行力)性』にあふれた人材(グローバルリーダーシップ)の育成を目指す。 教育目標
生徒会活動全日制においては、伝統的に生徒会のことを生徒自治会という。生徒自治会執行部員には希望すれば誰でもなることができるが、生徒会長は選挙によってのみ選出される。 部活動中学
高校野球部は京都一商時代に第20回選抜高等学校野球大会で優勝し、第7回全国高等学校野球選手権大会では準優勝している。甲子園には春4回(京都一商時代の第11回,19回,20回大会、西京商時代の第54回大会)、夏3回(京都一商時代の第6回,7回大会、西京商時代の第30回)出場している。第1回全国中等学校優勝野球大会から現代まで地区大会の皆勤出場をしている15校の内の1校でもある。 当校にはかつてラグビー部が存在しており、京都一商時代の1925年(大正14年)の第8回全国大会で優勝している。 情報機器西京高校では、IT教育の一環として生徒全員が同じ種類のノートパソコンを1台ずつ購入する。このパソコンは、将来社会に出た際にこれを使いこなすためである。また、特別教室を含むすべての教室に無線LANアクセスポイントが設置されており、校内のどこでもインターネットにアクセスできる。そのほかにも普通教室には備え付けのノートパソコン、教材提示装置(OHC)、ビデオなどのAV機器があり、これらの映像などを、同じく備え付けのプロジェクターでスクリーンに映し出すことができる。 附属中学校附属中学校は、高等学校に専門学科「エンタープライジング科」が設置された1年後の2004年に創設された。6ヵ年中高一貫教育を採用しているため、生徒は附属中学校卒業後、自動的に同高校に進学できる。また、国内でも珍しく公立高校の専門学科に接続している。なお、京都市立西ノ京中学校とは無関係である。 選考試験選考試験(作文・製作・面接)が毎年1月に行われる。適性をみる検査はI、II、IIIの3種類があり、それぞれ国語的分野、算数的分野、社会・理科的分野で、試験時間はそれぞれ50分、50分、50分である。2012年度入試までは作文・製作と面接の結果が特に優秀だった60人ほどの受験生は無抽選で合格が決定し、次に優秀だった生徒の中から残りの合格者を抽選、合計120人を選抜し、生徒として入学を許可していたが、2013年度入試から無抽選となった。 施設商業高校からエンタープライジング科を要する中高一貫校へと校舎を改築するのに約100億円が投じられた[7]。 通学手段など
関係者著名な出身者
教職員脚注注釈
出典
関連項目外部リンク |
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