2002年日本の補欠選挙

2002年日本の補欠選挙（2002ねんにほんのほけつせんきょ）では、衆議院議員と参議院議員の欠員を補充するため2002年に行われた補欠選挙について取り上げる。

国政上の補欠選挙は、衆議院議員と参議院議員の辞職や死去などによる欠員を補充するために行われる選挙である。2000年の公職選挙法改正により、年2回、4月と10月に一括して行われる仕組みとなっている。

補欠選挙期日については、公職選挙法第33条の2において以下のように定めている^[1]。

• 9月16日から翌年の3月15日（第1期間）において衆議院議員及び参議院議員の再選挙または補欠選挙を行う事由が生じた場合は、当該期間直後の4月の第4日曜日に補欠選挙を行う。
• 3月16日からその年の9月15日（第2期間）までに衆議院議員及び参議院議員の再選挙または補欠選挙を行う行う事由が生じた場合は、当該期間直後の10月の第4日曜日に補欠選挙を行う。

衆院1選挙区と参院1選挙区で補欠選挙が行われた。

• 告示日：2002年4月11日（参議院）
• 告示日：2002年4月16日（衆議院）
• 投票日：2002年4月28日
• 選挙区：衆院1選挙区・参院1選挙区

和歌山県第2区

新潟県選挙区

和歌山県第2区

• 選挙事由：岸本光造衆議院議員（自由民主党）の死去
• 立候補者：3名

候補者一覧

候補者	年齢	党派	新旧	推薦・支持
石田真敏	50	自由民主党	新人
岸本健	31	無所属	新人
奥村規子	50	日本共産党	新人

参院新潟県選挙区

• 選挙事由：真島一男参議院議員（自由民主党）の死去
• 立候補者：3名

候補者一覧

候補者	年齢	党派	新旧	推薦・支持
桑原加代子	54	日本共産党	新人
塚田一郎	38	自由民主党	新人
黒岩宇洋	35	無所属	新人

和歌山県第2区

• 当日有権者数：235,618
• 投票者数：147,247
• 投票率：62.49%
• 当選者：石田真敏（自由民主党）

候補者得票

当落	候補者	党派	新旧	得票
当選	石田真敏	自由民主党	新人	71,631
	岸本健	無所属	新人	60,398
	奥村規子	日本共産党	新人	13,094
				145,123

新潟県選挙区

• 当日有権者数：1,978,821
• 投票者数：1,037,671
• 投票率：52.44%
• 当選者：黒岩宇洋（無所属）

候補者得票

当落	候補者	党派	新旧	得票
当選	黒岩宇洋	無所属	新人	541,881
	塚田一郎	自由民主党	新人	342,207
	桑原加代子	日本共産党	新人	132,672
				1,016,760

• 出典

衆議院和歌山県第2選挙区選出議員補欠選挙結果調 (PDF)

参議院新潟県選挙区選出議員補欠選挙結果調 (PDF)

衆議院5選挙区と参議院2選挙区の計7選挙区で補欠選挙が行われた。

• 告示日：2002年10月10日（参議院）
• 告示日：2002年10月15日（衆議院）
• 投票日：2002年10月27日
• 選挙区：衆院5選挙区・参院2選挙区

山形県第4区

神奈川県第8区

新潟県第5区

大阪府第10区

福岡県第6区

千葉県選挙区

鳥取県選挙区

山形県第4区

• 選挙事由：加藤紘一衆議院議員（自由民主党）、政治資金流用疑惑による辞職
• 候補者：3名

候補者一覧

候補者	年齢	党派	新旧	推薦・支持
斉藤淳	33	民主党	新人	自由党
寒河江孝充	57	無所属	新人	自由民主党・公明党・保守党
須藤美也子	67	日本共産党	新人

神奈川県第8区

• 選挙事由：中田宏（無所属）の横浜市長選挙出馬による辞職
• 候補者：5名

候補者一覧

候補者	年齢	党派	新旧	推薦・支持
山際大志郎	34	自由民主党	新人	公明党・保守党
宗田裕之	43	日本共産党	新人
折田明子	27	民主党	新人	自由党
大森興治	45	無所属	新人
江田憲司	46	無所属	新人

新潟県第5区

• 選挙事由：田中眞紀子衆議院議員（自由民主党）、秘書給与流用疑惑で辞職
• 候補者：3名

候補者一覧

候補者	年齢	党派	新旧	推薦・支持
桑原加代子	55	日本共産党	新人
石積勝	52	無所属	新人	民主党・自由党・社会民主党
星野行男	70	無所属	元職	自由民主党・公明党・保守党

大阪府第10区

• 選挙事由：辻元清美衆議院議員（社会民主党）、秘書給与流用疑惑で辞職
• 候補者：8名

候補者一覧

候補者	年齢	党派	新旧	推薦・支持
松浪健太	31	自由民主党	新人	公明党・保守党
高谷仁	45	無所属	新人
菅野悦子	59	日本共産党	元職
水谷洋一	49	無所属	新人
江村利雄	71	民主党	新人	自由党
吉田康人	38	無所属	新人
北岡隆浩	32	諸派（小泉の会）	新人
西村聡文	44	無所属	新人

福岡県第6区

• 選挙事由：古賀正浩衆議院議員（自由民主党）死去による
• 候補者：4名

候補者一覧

候補者	年齢	党派	新旧	推薦・支持
丸林秀彦	60	日本共産党	新人
古賀一成	55	民主党	前職	自由党
荒巻隆三	30	自由民主党	新人	公明党・保守党
延嘉隆	29	無所属	新人

千葉県選挙区

• 選挙事由：井上裕参議院議員（自由民主党）、元政策秘書の逮捕で辞職
• 候補者：3名

候補者一覧

候補者	年齢	党派	新旧	推薦・支持
若井康彦	56	諸派（クリーン政治ちば円卓会議）	新人	民主党・自由党・社会民主党
椎名一保	50	自由民主党	新人	公明党・保守党
浅野史子	32	日本共産党	新人

鳥取県選挙区

• 選挙事由：坂野重信参議院議員（自由民主党）、死去による
• 候補者：4名

候補者一覧

候補者	年齢	党派	新旧	推薦・支持
田村耕太郎	39	無所属	新人	自由民主党
藤井省三	61	無所属	新人
市谷知子	34	日本共産党	新人
勝部日出男	53	諸派（鳥取から変えよう県民の会）	新人	民主党・自由党・社会民主党・無所属の会

• 出典：「10月27日　全国衆参統一補欠選挙」-選挙情報専門サイト「ELECTION」

山形県第4区

• 当日有権者数：256,303
• 投票者数：111,590
• 投票率：43.54%
• 当選者：斉藤淳（民主党）

候補者得票

当落	候補者	党派	新旧	得票
当選	斉藤淳	民主党	新人	51,437
	寒河江孝充	無所属	新人	33,858
	須藤美也子	日本共産党	新人	20,877
				106,172

神奈川県第8区

• 当日有権者数：377,936
• 投票者数：127,230
• 投票率：33.66%
• 当選者：江田憲司（無所属）

候補者得票

当落	候補者	党派	新旧	得票
当選	江田憲司	無所属	新人	50,671
	山際大志郎	自由民主党	新人	29,267
	折田明子	民主党	新人	19,997
	大森興治	無所属	新人	13,108
	宗田裕之	日本共産党	新人	12,129
				125,172

新潟県第5区

• 当日有権者数：286,663
• 投票者数：148,650
• 投票率：51.86%
• 当選者：星野行男（無所属）

候補者得票

当落	候補者	党派	新旧	得票
当選	星野行男	無所属	元職	69,146
	石積勝	無所属	新人	60,045
	桑原加代子	日本共産党	新人	15,298
				144,489

大阪府第10区

• 当日有権者数：311,558
• 投票者数：129,154
• 投票率：41.45%
• 当選者：松浪健太（自由民主党）

候補者得票

当落	候補者	党派	新旧	得票
当選	松浪健太	自由民主党	新人	43,252
	吉田康人	無所属	新人	36,328
	菅野悦子	日本共産党	元職	23,795
	江村利雄	民主党	新人	15,876
	北岡隆浩	諸派	新人	2,722
	水谷洋一	無所属	新人	2,453
	高谷仁	無所属	新人	1,516
	西村聡文	無所属	新人	404
				126,346

福岡県第6区

• 当日有権者数：366,845
• 投票者数：179,761
• 投票率：49.00%
• 当選者：荒巻隆三（自由民主党）

候補者得票

当落	候補者	党派	新旧	得票
当選	荒巻隆三	自由民主党	新人	84,740
	古賀一成	民主党	前職	61,080
	延嘉隆	無所属	新人	24,123
	丸林秀彦	日本共産党	新人	7,820
				177,763

千葉県選挙区

• 当日有権者数：4,816,224
• 投票者数：1,162,590
• 投票率：24.14%
• 当選者：椎名一保（自由民主党）

候補者得票

当落	候補者	党派	新旧	得票
当選	椎名一保	自由民主党	新人	509,688
	若井康彦	諸派	新人	422,185
	浅野史子	日本共産党	新人	197,699
				1,129,572

鳥取県選挙区

• 当日有権者数：490,111
• 投票者数：276,201
• 投票率：56.35%
• 当選者：田村耕太郎（無所属）

候補者得票

当落	候補者	党派	新旧	得票
当選	田村耕太郎	無所属	新人	90,274
	藤井省三	無所属	新人	86,562
	勝部日出男	諸派	新人	73,383
	市谷知子	日本共産党	新人	22,187
				272,406

• 出典

衆議院山形県第4区選出議員補欠選挙結果調 (PDF)

衆議院神奈川県第8区選出議員補欠選挙結果調 (PDF)

衆議院新潟県第5区選出議員補欠選挙結果調 (PDF)

衆議院大阪府第10区選出議員補欠選挙結果調 (PDF)

衆議院福岡県第6区選出議員補欠選挙結果調 (PDF)

参議院千葉県選挙区選出議員補欠選挙結果調 (PDF)

参議院鳥取県選挙区選出議員補欠選挙結果調 (PDF)

• 衆議院議員及び参議院議員補欠選挙結果 - 総務省
• 選挙情報専門サイト「ELECTION」

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表 話 編 歴 日本の国政選挙・国民投票
衆議院議員 総選挙 帝国議会 普通選挙法施行前 1890 1892 1894 (3月) 1894 (9月) 1898 (3月) 1898 (8月) 1902 1903 1904 1908 1912 1915 1917 1920 1924 普通選挙法施行後 1928 1930 1932 1936 1937 1942 1946 国会 中選挙区制 1947 1949 1952 1953 1955 1958 1960 1963 1967 1969 1972 1976 1979 1980 1983 1986 1990 1993 小選挙区 比例代表並立制 1996 2000 2003 2005 2009 2012 2014 2017 2021 2024 補欠選挙 ・再選挙 帝国議会 普通選挙法適用前 1890 1891 1892 1893 1894 1895 1896 1897 1899 1900 1901 1905 1906 1907 1909再 1910 1911 1913 1914 1916再 1917再 1918再 1919 1920 1921 1922再 1923 1924 1925再 1926再 1927 普通選挙法施行後 1929再 1931再 1934 1935 1938再 1939再 1940再 1943 1944再 1945再 1946再 国会 中選挙区制 1947 1948 1950再 1952 1954再 1956 1957再 1958 1959 1964 1968 1972 1973 1979 1983 1992 小選挙区 比例代表並立制 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2010 2011 2012 2014 2016 2017未 2019 2020 2021 2023 2024 特別選挙 1954奄美 1970沖縄
参議院議員 通常選挙 1947 1950 1953 1956 1959 1962 1965 1968 1971 1974 1977 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 2004 2007 2010 2013 2016 2019 2022 2025 補欠選挙 ・再選挙 1947 1948 1949 1950 1951 1952 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 1960 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967 1968 1970 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992合 1993 1994再 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2002 2003 2005 2007 2009 2013 2019 2021再 2022合 2023 2024 2025合 特別選挙 1970沖縄
最高裁判所裁判官国民審査 1949 1952 1955 1958 1960 1963 1967 1969 1972 1976 1979 1980 1983 1986 1990 1993 1996 2000 2003 2005 2009 2012 2014 2017 2021 2024
国政選挙が未実施の年 1984 2015 2018
合：合併選挙（参議院議員通常選挙と合併した補欠選挙）が実施された年 再：再選挙が実施された年 未：補欠選挙が予定されたが、実施されたなかった年