NHK札幌放送局
NHK札幌放送局(エヌエイチケイさっぽろほうそうきょく)は、北海道札幌市中央区にある日本放送協会(NHK)の地域放送局。 所在地![]() ![]() ![]() 所在地:札幌市中央区北1条西9丁目1-5(郵便番号:060-8703) 放送会館の移転NHKでは築50年を超えて老朽化した札幌放送会館の移転先を探していて、当初隣接するさっぽろ創世スクエアへの移転を検討していたが、2012年3月に再開発計画から離脱[注釈 1]。2013年11月にNHKと札幌市との間で、NHKが所有する現放送会館用地と札幌市が所有する市立札幌病院跡地(札幌市中央区北1条西9丁目)を等価交換することで基本合意した[注釈 2][1]。 その後、「いかなる事態にも対応し、安全・安心を道民に届ける会館」「NHK北海道のキーステーションとして相応しい機能を有する会館」「将来の新サービスや業務の変化にもフレキシブルに対応できる会館」「地域文化の発展に貢献し、道民とつながる会館」「人と環境にやさしく"北海道らしさ"を活かした会館」「営業コールセンターの新設」の6点をコンセプトに整備計画を検討していたが、その計画が2015年5月にまとまり、同月中にNHKの理事会および経営委員会に諮られ、正式に新放送会館整備計画が動き出した[2]。 計画では地上6 - 7階規模の本棟(23,990平方m)と地上2 - 3階規模の別棟(3,480平方m)の2棟建てで、中には放送センターとして報道・制作の各セクションとテレビニューススタジオ(60坪と30坪の2室・いずれも2層)、そして2つのラジオスタジオを設置。また1 - 2階のエントランスフロアにはテレビ制作スタジオ(140坪・3層)と公開スタジオスペース(60坪)を併設。その他、営業コールセンターや高音質ラジオスタジオ(2層)も整備される予定[3]。 その後2015年(平成27年)度中に設計業者の選定と基本設計を実施、2016年(平成28年)度中に実施設計を行い、2017年(平成29年)8月に着工。2020年(令和2年)1月31日に竣工し、同年10月中の運用開始を目指すとしていたが[4][5]、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう影響で、移転のための設備工事や新局舎で使用する機材の製作が遅れたため、移転完了の時期が延期となる。すでにこの時点で施設の一部の運用は開始しているが、新局舎の移転は2021年6月1日を以て完了し、同月7日から新局舎から放送開始した[5]。なお新会館は8Kに対応した大型スクリーン付きの公開スタジオを整備する計画である[2]。 この移転をもって、北1条通り沿い、または近接する場所にFM NORTH WAVEを除くすべての北海道のNHKおよび民放のテレビ・ラジオ局が集約された。 なお大通西にあった旧放送会館は新放送会館運用開始後に解体され、跡地には現在北1条西2丁目にある札幌市役所の新庁舎を建設し、移転する計画となっている。 スタジオ・取材用ヘリコプター
支局・営業センター2015年度NHK全体で行われた職制改正により、全国各地の報道室と通信部が廃止され「支局」に統合。併せて業務の外部委託を強力に推進してきた営業部門では拠点整理が行われ、道内各放送局の営業部が全廃され札幌局営業推進部に集約。4営業センター体制に再編された[8]。 2022年春より北海道内7局がそれぞれ担当するローカル枠の放送エリアを再編し、関係局の業務と体制の大幅な見直しを進める方針である。札幌放送局は室蘭放送局と統合し放送時間を拡大、7局体制を維持し地域サービスの強化を掲げる[9][10]。また、2023年4月1日付で組織改正を行い、「経営管理センター」と「メディアセンター」の2センター制に再編すると同時に道央以外の営業センター機能を函館局・旭川局・帯広局にそれぞれ移管する予定となっている[11]。 支局営業センター
地上デジタルテレビジョン放送に向けての対応
音声多重放送
チャンネル・周波数
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アナログテレビ放送の※は、2011年7月24日に運用を終えた中継局(他中継局のカバーによって置局不要または有線放送に代えてカバーされる地域)。 札幌市内のテレビ中継局については札幌送信所、芦別市内は芦別中継局、小樽市内は小樽市内テレビ・ラジオ中継局を参照。なお、黒松内中継局はデジタルテレビが札幌局管轄、斜字体にあるFMラジオが室蘭局管轄となっているが便宜上、一括掲載。
沿革
主な札幌局制作番組2024年4月1日以降[32]。現在の番組の詳細は、公式サイトの北海道 地域の番組を参照。 総合テレビ北海道向け番組のうち、太字はNHKプラスの「ご当地プラス」において見逃し配信を実施している番組。 全国放送
北海道向け放送
ミニ番組曜日を問わず随時放送される(土曜10時台、金曜19時台が中心)。
特別番組
北海道石狩・空知・後志・胆振・日高地区向け放送
ラジオ第1放送
過去の番組総合テレビ平日朝
平日午前
平日夕方
平日夜
その他
ラジオ第1放送
FM放送
BS(旧BS1)アナウンサー・キャスター
アナウンサー
キャスター・リポーター
その他著名在籍者
NHK北海道ネットワーク北海道では、札幌放送局を中心として各放送局がネットワークを構成している。北海道は地域が広大であることから、地域に密着した放送を行う必要があるため、時間帯により各放送局独自制作の番組を放送する。民間放送事業者ではテレビが札幌テレビ放送、AMラジオはHBCラジオとSTVラジオが同様にネットワークを構成しているものの、札幌放送局以外の各放送局が独自番組(CMを含む)を放送する比率はNHKの方が高い。 NHKでは旧アナログ放送・デジタル放送ともに各放送局別の差し替えを行っている。民間放送事業者は札幌テレビ放送(ワンセグは除く)が4地域で、AMラジオはHBCラジオが4地域、STVラジオは5地域で地域別ローカル放送を行っている。旧アナログ放送では札幌テレビ放送のほか、北海道放送も地域別ローカル放送を行っていた。 かつての旧アナログ放送時代、教育テレビジョンの放送開始・終了時の局名告知[33]は、道内の全放送局のコールサインを一括して表示していた(総合は各放送局別に表示)。 旧小樽放送局・旧岩見沢放送局
マスコットNHK北海道ネットワークは函館放送局を除く6局に独自のマスコットキャラクターが存在しない。 函館放送局は、胸に「VK」と表示しているマスコット「う〜みん」となっており、函館放送局のホームページで見ることができる。 しかし民間放送事業者各社が独自のマスコットでステーションカラーの布石に一役買っていることから、全国に先駆けて、衛星放送15周年記念マスコット「ななみちゃん」の各放送局版『ご当地ななみちゃん』を北海道ネットワーク全局に投入した。
脚注注釈
出典
外部リンク
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