TBS木曜9時枠の連続ドラマ
TBS木曜9時枠の連続ドラマ(ティービーエスもくようくじわくのれんぞくドラマ)は、1971年10月から2011年9月まで計3期にわたってTBS系列で、毎週木曜日の21:00 - 21:54(JST)に放送されたテレビドラマ枠である。この枠は2009年3月26日の渡る世間は鬼ばかり(第9シリーズ)をもっていったん水曜21時へ枠移動となったが、2010年10月より再開して2011年9月まで放送(ドラマ枠自体は2015年9月まで放送)。この時間帯にTBS→TBSテレビが制作した35の番組が放送されている(シリーズは一つと考える)。 概要1971年10月の改編で、それまで分かれていた2つのドラマ枠が統合する形で新設。元々この枠は、朝日放送 (ABC) 制作の連続ドラマ[注 1]が放送されていた(代表作は『日本の嫁』シリーズ、『おしどり右京捕物車』ほか)。1975年4月の東京・大阪間のネットチェンジ(いわゆる『腸捻転』解消)で大阪のネット局は毎日放送 (MBS) に変更され、それに先駆ける同年2月の放送から、TBS系列の木曜9時枠はTBS制作によるドラマ枠に変更された。 1976年10月改編にスタートした『トップスターショー・歌ある限り』からこの時間枠は音楽番組枠に変更された。1978年1月から『トップスターショー』の後継番組として『ザ・ベストテン』がスタート、1980年代のTBSを代表する人気番組となった。1989年9月末に『ザ・ベストテン』が終了し、同年10月改編で連続ドラマ枠に移行した[注 2]。第1作は武田鉄矢主演の『愛し方がわからない』だった。 同枠を代表する主な作品に『3年B組金八先生[注 3]』『HOTEL』シリーズ『橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり』シリーズなどがある。 2009年4月の改編で木曜21時台がバラエティ番組枠[注 4]に充てられたため、ドラマ枠は水曜21時台に移動する形で一旦廃枠となったが、1年半後の2010年10月より再度ドラマ枠に復帰。 本枠の特徴としてシリーズ作品と2クール以上の放送期間の作品が多いことがあげられる。全体的にファミリー向けの作品が主流となっているが、日曜劇場で放送されていた『サラリーマン金太郎』(第4シリーズ)や、『夏の嵐!』『白夜行』といったサスペンス物も放送されていた時期もあった。 2011年の『渡る世間は鬼ばかり 最終シリーズ』をもって、本ドラマ枠は路線を一新し、これまでのホームドラマ形式から、若者向けの作品を中心に構成した『木曜ドラマ9』[注 5]として放送される。 作品リスト制作プロダクション名のない作品は以下の各局の局制作。
1970年代
1975年〈TBS〉
1976年〈TBS〉 1980年代1989年〈TBS〉 1990年代1990年〈TBS〉
1991年〈TBS〉
1992年〈TBS〉
1993年〈TBS〉 1994年〈TBS〉 1995年〈TBS〉
1996年〈TBS〉 1997年〈TBS〉
1998年〈TBS〉
1999年〈TBS〉
2000年代2000年〈TBS-E〉
2001年〈TBS-E〉
2002年〈TBS-E〉
2003年〈TBS-E〉
2005年〈TBS TV〉
2006年〈TBS TV〉
2008年〈TBS TV〉
2010年代2010年〈TBS TV〉
参考項目・以前の木曜9時枠30分連続ドラマ参考までに、1時間体制になる前の21:00 - 21:30枠で放送された30分ドラマを紹介する。 1960年代
(ドラマ中断。この間は「植木等ショー」などのバラエティ番組を放送)
(ドラマ中断。この間は「みんなでヨイショ」などのバラエティ番組を放送) 1970年代
(ドラマ中断。この間はバラエティ番組「スターはまかせろ!」を放送)
歴代ネット局
その他また、ハワイの地上波放送局KIKU-TVで、この枠のドラマの大半(少なくとも1997年本放送の金のたまご以降の全て)が英語字幕付放送されている。ただし、ブラザー☆ビート、エ・アロール、夫婦道については、主にアメリカ(ハワイ・アラスカを含む)・カナダ地域を放送対象とするNHKの国際放送テレビジャパンが放送した。2008年2月17日から、「地獄の沙汰もヨメ次第」が放送開始され、それまで日本での本放送から1年-1年半以上遅れて放送されたものが最短7ヶ月強まで短縮された(テレビジャパンが放送した「夫婦道」も約9ヶ月遅れで放送、「ブラザー☆ビート」は3年3ヶ月遅れで2009年1月から放送開始)。但し、3年B組金八先生 第8シリーズ以降については未放送かつ放送時期未定(日本国外で放送された日本のテレビドラマ参照)。 朝日放送制作分については、1975年3月31日のNETテレビ(現:テレビ朝日)系列のネットチェンジ以降、広島ホームテレビ(UHT→HOME・広島県)・九州朝日放送(KBC・福岡県)など同系列の放送局で再放送された事例がある。 脚注注釈
出典関連項目
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