ジェレミー・アイアンズ
ジェレミー・アイアンズ(Jeremy Irons, 1948年9月19日 - )は、イギリスの俳優。 生い立ちイングランド・ワイト島にて、ジェレミー・ジョン・アイアンズ(Jeremy John Irons)として生まれる。父親は公認会計士[1]。母親はアイルランド人の家系で、曾祖父は初代ロンドン警視庁のメンバーの一人[2]。 ブリストルのオールド・ヴィック・シアターで演技を学び、卒業後も同劇団に所属する。 俳優活動『ゴッドスペル』で舞台デビュー。1971年にロンドンに移り、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの一員として活躍。1984年にはブロードウェイでの演技が認められ、『Real Thing』でトニー賞を受賞。 1980年公開の『ニジンスキー』で映画初出演する。1986年の『ミッション』で演じた神父役や、1988年の『戦慄の絆』で演じた双子役(一人二役)が高く評価され、以降はハリウッド作品にも多数出演。1990年公開の『運命の逆転』でアカデミー主演男優賞を受賞。その際の受賞スピーチで、『戦慄の絆』の監督であるデヴィッド・クローネンバーグに対し、機会を与えてくれた事への謝辞を述べていた。 1996年の放送のドキュメンタリー番組『The Great War and the Shaping of the 20th Century』と、2005年放送のテレビ映画『エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜』でエミー賞を受賞。これにより、史上14番目のトニー賞・アカデミー賞・エミー賞の三冠受賞者となった。 ![]() 2003年Comic Reliefというチャリティイベントにおいて、映画ハリー・ポッターのパロディ「Harry Potter and the Secret Chamberpot of Azerbijian」(「ハリーポッターとアゼルバイジャンの秘密のおまる」)にセブルス・スネイプ役として出演した。 2022年3月30日にはロンドン市内で行われた「ウクライナ難民のための夕べ」で、ロシアの詩人マリア・ステパノヴァの『プーチンの想像の産物としての戦争』を朗読した[3][4]。 私生活1969年に女優のジュリー・ホールマンと離婚。1978年に女優のシニード・キューザックと再婚し、キューザックとの間に二人の息子をもうけた。長男のサム・アイアンズは写真家であり、次男のマックス・アイアンズはモデル・俳優として活躍している。 1995年、BMWオートバイを走行中にスピード違反を犯し、225.00ドルの罰金と3ヵ月の間オートバイ乗車停止を言い渡された。また、いくつもの慈善団体の後援者であり、アイルランドの城などを所有し、地方政治にも関与している。アムネスティ・インターナショナルの活動にも携わっており、死刑廃止を訴えるビデオクリップに出演している。 日本では袴田事件の袴田巌の支援も行っておりビデオメッセージを投稿している。[5] 出演作品映画
テレビ
日本語吹き替え主に担当しているのは、以下の二人である。
このほかにも、池田秀一、金尾哲夫、津嘉山正種、田中秀幸、松橋登、菅生隆之なども複数回、声を当てている。 また、アイアンズが声優を務めた『ライオン・キング』のスカー役は壤晴彦が担当している。 出典
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