ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう
『速報ドラフト会議 THE運命の1日』(そくほうドラフトかいぎ ザ・うんめいのいちにち)[1]は、TBS系列で2010年から年に1回のペースで10月のゴールデンタイム・プライムタイム(JST)に放送されているプロ野球ドキュメンタリー番組。放送当日の17:00から開催されるプロ野球ドラフト会議と連動した生放送の特別番組で、2010年から2020年までは『ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう』(ドラフトきんきゅうなまとくばん おかあさんありがとう)として放送されていた。 単独番組としての放送は2022年で終了したが、2023年以降は『プロ野球ドラフト会議』(会議の生中継番組)の「第2部」(ドキュメンタリーパート)として編成されている[2]。 概要TBS系列で2010年からプロ野球ドラフト会議の生中継を実施したことを機に放送を開始。同会議での指名が予想される選手から数名に焦点を当てたうえで、その選手たちに関する知る人ぞ知るエピソードを、密着取材や再現ドラマを通じて紹介する。 毎年10月のドラフト会議開催日に合わせて編成されるため、2018年までは第4木曜日、2019年のみ第3木曜日に放送されていた。新型コロナウイルスへの感染拡大の影響で日本プロ野球(NPB)レギュラーシーズンの開幕が当初の予定からおよそ3ヶ月延期された2020年には、シーズン終盤の10月26日(月曜日)にドラフト会議が組まれたことに伴って、初めて月曜日に編成された。 なお、TBS系列ではドラフト会議の生中継枠を『Nスタ・第1部』の休止代替枠(2020年の時点では16:50 - 17:50)に設定している関係で、実際には上位(大半は1位)指名の選手しか中継で紹介できない。会議自体は各球団の指名状況によって20時台にまで及ぶことが多いため、当番組では中位以下の指名状況をある程度フォロー。番組で取り上げた選手が指名された場合には、指名された瞬間の当該選手や関係者の様子を映したVTRを流してから、司会者やゲストがスタジオから選手や関係者に祝福のメッセージを送る。ただし、紹介した選手が全員指名されるとは限らない。 『ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう』(2010 - 2020年)VTRを放送した後に、当該選手や家族の待つ場所とスタジオを二元(または三元)中継でつないだうえで、選手が家族(主に両親)やお世話になった人々に向けて直筆の手紙を読み上げることが特徴。中継先によっては、TBSまたは系列各局のアナウンサーが、リポーターとして登場していた。ただし実際には、「お母さん」(実母)をドラフト会議の前までに亡くした選手や、複雑な家庭環境の下で育った選手を取り上げることが多かった。 2011年までは全編ローカルセールス枠の『スパモク!!』内で編成されていたため、JNN系列局の一部では放送されなかった。『スパモク!!』が終了した2012年以降は、該当時間帯の放送枠がネットセールス枠に変わったため、TBS系列の全局で放送されている。また、2015年以降は放送枠を年々延長。中居正広が単独でMCを初めて担当した2017年から2019年までは、3時間(19:00 - 22:00)枠[3]で放送されていた。前述した事情で放送曜日を変更した2020年には、2時間(19:00 - 21:00)枠で編成されたこと[4]に伴って、紹介する選手の人数も過去最少の3名にとどめている。 『速報ドラフト会議 THE運命の1日』(2021年以降)2021年・2022年2021年には、ドラフト会議が前年に続いてプロ野球レギュラーシーズンの終盤(10月11日=月曜日)に開催されたことから、同日の19:00 - 21:00に生放送。『速報ドラフト会議2021 THE運命の1日』というタイトルで、中居が引き続きMCを務める。また、指名候補選手や関係者への取材映像に基づく構成に変更するなど、『お母さんありがとう』から企画を一新[1]。この年には、『お母さんありがとう』時代を上回る人数(10名)の選手を取り上げていた。 2022年には、プロ野球のレギュラーシーズンが2019年以前と同じ期間に設定された。ドラフト会議も日本シリーズの直前(10月第4木曜日=20日)に開催する体制へ戻ったため、当番組は木曜日での放送を2019年(『お母さんありがとう』時代)以来3年振りに復活。もっとも、放送の時間帯は、前年に続いて19:00 - 21:00の2時間に設定された。この年までは単独番組として放送されていて、番組のタイトルには、放送年の西暦を表す4桁の洋数字を『速報ドラフト会議』と『THE運命の1日』の間に入れていた(2022年の場合は「速報ドラフト会議2022 THE運命の1日」)。 2023年以降2023年には、TBSテレビがドラフト会議中継と『THE 運命の1日』の放送枠を統合したうえで、放送時間を3時間20分(16:40 - 20:00)に拡大。また、前年まで1巡目の「終了」(指名選手への入団交渉権が全12球団で確定した)時点で放送を終えていた中継を、2巡目の「終了」にまで延長させた。このような変更に伴って、放送上は『THE 運命の1日』にドラフト会議の中継を内包。前年まで中継と当番組の間(17:50 - 19:00)に組み込まれていた『Nスタ』(JNN全国ニュースパートおよび、TBSテレビ以外のJNN加盟局によるローカルニュースへの差し替えに対応した関東ローカルパート)の放送枠を、中継の前(基本として15:49 - 16:40)と後(18:10 - 18:25)に設定していた[5]。 2024年には、ドラフト会議が10月24日(木曜日)に開催されることを受けて、前年(2023年)と同じ構成でこの日の16:40 - 19:54に生放送。当日のテレビ番組表に掲載された当番組の紹介文(全12行)では、各行の頭文字を縦方向につなげたうえで、最終行の先頭から2個目の文字を組み合わせることによって『きみは未来のスーパースター』というメッセージが浮かび上がるようになっていた[6]。TBSテレビでは『Nスタ』の第0部(任意ネット枠)を通常より10分短く15:49 - 16:40に編成していたものの、JNN向けの全国ニュースについては、ドラフト会議の中継を終えた直後(18:10 - 18:15)に『JNN NEWS』(全国の天気予報とセットの単独番組)として挿入していた。 出演者MC
アシスタントMC(進行)いずれも出演の時点では、TBSテレビの現職アナウンサー。
「プロ野球ドラフト会議」速報・情報リポーター2023年から新設されたポストで、TBSテレビのスポーツアナウンサーが担当。 音楽放映リスト
取材を受けた選手
主なスタッフ『ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう』(2020年10月26日放送分)
過去のスタッフ
脚注
外部リンク
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